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優にゃん、こんばんは。今日は夾竹桃が、まるでハワイからの潮風を浴びているかのように、白やピンクの花を大きく揺らして喜んでいました。松林を吹き抜けた熱風は、青々と広がる芝生の真ん中にどっしり構えるソテツのとげとげの葉すら強気に煽っていました。夏の風は来週の海開きを待ちきれないようでした。ソテツはそれを大きい心で毎年受け止めているようでした。賢治が見ていた過酷な地とはだいぶ異なるわたしの海辺の一日でした。
「...幾本かの小さな木片で
HELLと書きそれをLOVEとなほし
ひとつの十字架をたてることは
よくたれでもがやる技術なので
とし子がそれをならべたとき
わたくしはつめたくわらった
(貝がひときれ砂にうづもれ
白いそのふちばかり出ている)
やうやく乾いたばかりのこまかな砂が
この十字架の刻みのなかをながれ
いまはもうどんどん流れている
海がこんなに青いのに
わたくしがまだとし子のことを考へていると
なぜおまへはそんなにひとりばかりの妹を
悼んでいるのかと遠いひとびとの表情が言ひ
またわたくしのなかでいふ
(Casual observer! Superficial traveler!)...」
−宮澤賢治 オホーツク挽歌
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