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2015年・冬アニメ、御かんそ…2月分、最後。

 投稿者:ゆ~さく  投稿日:2015年 3月 1日(日)16時04分37秒
返信・引用
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 ☆「ガルパン」関連。
 25日の朝日夕刊1面で「ガルパン」が紹介されたみたいで
 今回は「愛され続ける聖地」と題した町おこし記事で「らき☆すた」鷲宮と「ガルパン」
 大洗の併記。アニメファンにとっては「ナニを今更?」というネタですし、「ガルパン」も
 もうコレで何度、何十回目になるか判らないマスコミ取り上げですが、取り敢えず1面
 ていうのは四大紙では結構珍しいので触れておかないと。まぁ、両"聖地"のファンの
 書かれようは…鷲宮は「自閉症経験者の心の拠り所」、大洗(移住者)は「職を転々してた
 若者が定住」とか、毎度のアサヒらしい上から目線(笑)は堅持しておりますが、総じて
 「聖地の皆さんとファンとの暖かい交流」なんて文脈で綴ってあるのでよろしーかと。
 で、ジブンがこの情報を通じて書きたかったのは…まだ1回も大洗を訪れてないヒト、
 「どんな様子なんだか一度見てみたい」と思うでしょ?だったら何をおいても祭りの
 時に訪れなきゃダメでしょ!!もう間も無くに迫った海楽フェスタ!!コレ逃す
 テはないよ!!
というコトでして(笑)。普段も楽しいけど、十倍も二十倍も楽しめます。
 ああ…かくゆうジブンも一度、「たまゆら」の竹原へ行ってみたかったんですがねぇ~。
 尾道(アタシにとってはあくまで「かみちゅ!」の尾道)、「ポニョ」の鞆の浦と共に巡る、
 しまなみ街道ドライブ。でも、今の身体じゃちょっと無理かなぁ~~。

 ←(クリックで記事全文を表示します)


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☆2015年・冬アニメ、御かんそ…2月分、最後

○「寄生獣 セイの格率」・20話
"戦争"です。
一般市民…非戦闘員の中に目に見えぬサブマシンガンを潜ませたテロリストが混じってるような状況。当然、
目標の掃討が目的ですから邪魔になるようなら民間人も一緒に排除します。そんな「戦争原理」が判って無い、
普段交通違反取締をやってるオマワリサンと同じくらいに思って食って掛かろうとした男は射殺され…また、
犯罪者と最前線で戦って来たはずなのに、この事態の法的解釈に悩む刑事、などが描かれ。…なんかコレ観てる
と…21世紀に入って本格的になって来たテロ戦ってのは、ホント「一般市民の中に人間そっくりのバケモノが
混じってる」のと同じ状況なんですな。そんなのを、9.11より遥か前の昭和晩年に克明に描いていた岩明均氏…。
しかし、やはりサスガに今回はジブンも不満に思いました。このアニメ版はコレまで「日常」をベースに描いて
来ただけに実直な人間芝居と、その中に潜む「不可視の恐怖」は上手く描けてたと思うんですが…こーゆーシチ
ュエーションになっちゃうと、あまりにも物足りない。まぁ、仕方無いですか…「リング」などの映画でジワジワ
迫る形無き影を描いていたのに、突然に貞子が人喰い怪物化して本格的市街戦になっちゃうような展開、コレ
まで「怪談」をベースに描いて来た演出家氏は不得手でしょう。ココで特殊部隊のゲリラ戦を描く実力のある方
…例えば「R.O.D」の舛成監督、「攻殻機動隊S.A.C」の神山監督などにバトンタッチ出来たらどんなにモノスゴい
モノが仕上がるだろうと想像すると、大変悔しくもあります。「ガメラ2」で地下鉄内に展開する部隊のシーン
みたいに、「戦時下」の風がドッと雪崩れ込むような描き方してくれたらなぁ…まぁ、無いモノねだりしてたって
しょうがない。現在連載中の商品の後押しばかりに専念し、カネさえ掛ければ大ヒット確実な、過去の「名作」の
映像化に潤沢な予算を用意出来ない企画者側が悪い。また、あくまで「"日常"側に軸足を残しておきたい」監督の
意図も判ります。ともあれ…特殊部隊・山岸、怪物を見分ける"野生のカン"を身に付けました。"超能力"じゃない
です、コレ。シリアルキラー浦上や、半怪物化後の新一が持つのと同じモノ。そうして"日常"と"野生"の境い目を
ジックリ描いておいて…。ほら、いつもの「日常の美しさ」を描くED映像に戻ると、ホッとします。血肉滾るような
「戦場のダイナミズム」に力点を置いて描いちゃうと、こんな"日常"が「取るに足らないモノ」に見えちゃうから
コワい。この監督、「どちらに重点をおいて描かないとならないか」判っておられます。軸足が揺らぎません。

○「SHIROBAKO」・20話
アヴァン、声だけ聞いてると「あ、忙しさのあまり誰かがついに狂ったか!?」…と思っちゃうような、みどりの
一人ブレーンストーミング姿から。そう…かつて大ヒットアニメを作った、ある脚本家の息子氏が「ボクも脚本
家になる!」と言い出した際に、その脚本家は…こういった三題噺、ただし「ヒトをアッと言わせられるもの」を
毎日数本必ず書け、とか命じたらしいです。脳の引き出し(雑多な知識)を確かめ、ソレを有機化合する"発明"を
日に数本しろ、という命令。ネット小説家を目指すアナタも、「傑作三題話」を日に数本書く、なんて出来ますか?
それほど…そう今回、脚本家・舞茸がキツいスケジュールでシリーズのシメを依頼されたように…アニメ脚本
家に求められるフットワーク(即応力、即興性)、および発想力(凡人には出せないアイデア)は膨大なんです…。
スケジュールは超切迫、原作の供給も無い…。そんな四面楚歌の中なのに、みんな軽口叩いて仲良さげ。「クサっ
ていたってどうにもならない」と皆、知っているから。そんな中でも人物の"心"とその関係式は紡いで行きます。
つい険悪なムードになりそうな会議を方向修正し、その場をシキる宮森の成長に「うんうん」と満足げな葛城P。
逃げ道を探す監督・木下が「飛ばさないで終わり」とか世迷言を吐くと「嫌です!」と止める若き二人の情熱。特に
宮森は木下の操縦法を心得て来てます(^ω^)。再び満足げな葛城。ああ~。こうしてテンポ良くポンポン進めつ
つも、その中にシコマレる「全体の動向」と「キャラ関係」の多重な情報、ドラマが心地イイんですよなぁ。ああ…。
会議はやがて、作劇上突っ掛かってる障害・「主人公の動機」を確認し(テンポはイイのに全員が一瞬シン、とする
コトでさり気無く句読点を打っておくのが上手い(^四^)!)、なぜ己らがこんな苦労を重ねてまでアニメを作る
のか、という流れに。作品の"大テーマ"を出してイイムードにしておいて、直後にそんな上向きムードに舌打ち
する平岡の小憎らしさをカウンターとして配置します。ああ…ホント「アニメで描く連続ドラマ」ですわ(^四^)。

ネタと、テーマと、アイデアがガッチリ噛み合ってブンブン音を立てて回ってます。だから惹き込まれる。だから
観た者全員が…細かい部分を評する語彙を持たぬ者さえ含めて…何だか判らないけど感動させられてしまう。
エンジンの動作原理を知らぬ者でも、巨大なチカラを剥き出しに回る実物を至近で見れば「スゲえ!」と思うで
しょう。本作にはソレだけの"チカラ"があるんです。こんなニッチな題材で…。この作家氏(監督・脚本)でしたら
例えタクシー業界やパン工場を舞台にしても面白いモノが作れてしまうでしょう。作る気になるか、は別の話と
して。…で。ああ…。もう終わりも近い本作、静かな中、「なんでアニメを作る?」という話題がムサニ社内に伝播
してゆくコトで「シリーズのマトメ」に取り掛かってますね…なんかしんみりします。しかし、何故こんなギッチ
ギチに詰まった尺の中で「静かな、(忙殺されてるけど)何事も無い時間」の雰囲気が出せるんだろう。あ、ついで
にココで解説しときますと、こーいった「作内に流れる時間、雰囲気」ナドを操作する役職がコンテと編集です。
コンテの仕事を、あのコンテ用紙の狭い枠内に描かれる"場面の絵"(レイアウト原図)だけだ、と思っている方が
多いみたいなので…。そんなレイアウトも重要ですが、同様に重要なのは芝居の指定とカットの「秒数」です。
で、そんな脇道はともかく…。ああ…「"物語"が必要無いヒトもいる」のセリフの後にボソッと付け加えられる
「うちの親みたいに…」のセリフでみどり、親に反対されてたんか…と判ります。そういや、大学は中退したのか
な…。他のしょーも無い連中(笑)…BL好きのつばき、相変わらず見てくれだけのタロー(^▽^)や、矢野に手痛
いボディブローをこうむる監督らの様子なんかも描いて笑わせておいて…おお、演出の山田は己の動機を「自分
の存在確認」なんて堂々と言っちゃうんだ(^血^)。頑固なコイツらしいな…とか、フと気付くと、脇役まで含めて
愛すべきムサニの面々が既に脳内に住み着いちゃってるコトが再確認もされて。ああ~終わらないでくれぇ~。

そして…始まります。ああ…コレまでのシーンのムサニの面々を「ほのぼの」と呼んじゃってもイイ位に暖かい
ムードに描いておいたのは、このシーンの"辛味"を浮き立たせるためでしたか…。平岡が振り撒く不協和音が
次第にやかましくなり、遂に演出・円と激突。この間にも「「三女」最終話脚本、なにか釈然としない(改善どころ
がある)ままGOサイン」などの制作進捗状況も忍ばせ、平岡のイヤミを溜め込んだみどりの突拍子も無いモノ
言いにギョッとした舞茸が、チラッと「会議中にも帽子を脱がない理由」を覗かせる(笑)なんて小ネタも挿んで
おくとか、なんとまぁ内容がギュッと詰まった濃縮ぶりなんでしょうか。そして…「大ゲンカ」に及びます…が、
こんな激しいシーンの中でも「アニメ制作に勤しむ者」のデリケートな"本音"もが忍ばされていたりします。
1.みんな睡眠時間を削って頑張ってる時に、ナメた仕事マガイをするヤツがどんなに精神負担をかけるか
2.演出家は、何度リテイクを出しても己の演出プランを汲んでくれずに「ナニ考えて仕事やってんだ!?」と
 叫びたくなるような原画を戻して来るアニメーターに本気でキレかかっている

…ナドの「現場の本音」です。身に覚えのある方は、注意致しましょう。
本作初めての"本気のケンカ"を描きながらも、その間も荒事にオビエまくる監督・木下とか、罵り声に自分の名
が出て来たからって「呼んだッスかぁ~♪」なんて顔を出すタローとか、本作のコメディ基調の符丁も忘れずに
入れ込んでおく…ホント丁寧な仕事です。…本来、こうでないと「コメディとアクション
の同居」なんて出来ませんよ
。今の世、ソレがどんなに高度な仕事か知りもせずに手を出すド素人
原案者や、そんなデタラメ商品でも原作ゲームを妄信するあまりにカラッポの頭で「フツーに面白いよ!」とか
ヌカシ出しやがるニワカの"シロアリ"どもがいるのでホント困ったモンです。

平岡は、本作最大の人格者・丸川社長に諭されただけで静まります。そして…ココからが今回の修羅場の処理。
彼の独り言での主張と、ソレを聞いちゃった久乃木の動揺とが、今回(個人的行き掛かりは別にして)争われた
アニメ制作上の"論点"として浮き立たされます…。「引き写しを使うな」とのリテイク文句が書かれたカット袋
を見て、「客は首から上しか観てねェよ」と、独りブツブツの平岡。ああ…最も先鋭化された作画上の"論点"です
ね、コレ。平岡の主張は「客はキレーなおねーちゃんの顔さえ観てれば満足なんだから、その他の部位はナニやら
"動いてさえいればイイ"だろう」というコト。演出・円の出したリテイクは「ココは"人間らしい"芝居が必要な
トコだから"紙芝居"にはしないで、ちゃんと"人間らしい"動きにして下さい」というコトです。アナタは、どちら
の主張の方が正しいと思いますか?作品の方向性としても、意見が分かれるトコでしょうけど…一つヒントを
いうなら、今回問題にしている作品はエロゲ原作ではなく「第三飛行少女隊」…。けっこリアル目な芝居ですね。
ココで「反論」を唱えるのが、本作で最もケナゲな…絵麻と久乃木の二人、というのが上手い…。泣かせます…。
絵麻のビンボーなアパート(アパートというより下宿といった方が近い)を尋ねる、コレもまた…差し入れの
焼き芋を買うくらいが精一杯なんでしょう(一時期と違って、今は一本100円ですもんね)久乃木。食うや食わず
で必死に激務に付いて行こうとしている、共に臆病な二人が話し合います。「ホントに、作画は手を抜いても良い
のかな。私たちがしている苦労に、意味なんて無いのかな」「違うよ。一生懸命描けば、きっと思いは伝わるよ」。
…その通りです。世の中、シビアなもの。どんなに懸命に仕事しても、ソレが実にならないコトもある…しかし、
この場合は違います。アタシが↑上で揶揄した"シロアリ"さん方も、作画の質だけは一生懸命問おうとします。
彼らには、ソコしか見分けるチカラが無いから。味の分からない者が、ケーキのデコレーションだけでああこう
言うようなモノ…。だから現代では、作画の見てくれは観客に訴求する最も重要な部署です。頑張れ、二人とも。
アニメとは「アニメーターが描いてこそ誕生する」もの。CG時代になってもクリエイターがいなくては始まり
ません。キミたちの細くちっこい指先から産み出されたキャラが、何十万もの観客を魅了したりもする。決して
無駄なコトなどあるものか。挫けないで。ああ、二人とも愛してる。結婚してくれ!(オイオイオイオイ>(^血^;))

ハナシを戻します(笑)。ケンカの後でジブンは、わざと焚き付けてコトを荒立たせようとしているかのような
タローにウレシくなっちゃいましたわ。「ああコイツはガサツで表現が下手なだけで、コイツなりに雰囲気を
取りなそうとしてるんだ」と…。今や立派にムサニの一員。"名物男"になれるかも知れませんね、彼は。そして
深夜、ナニヤラ決意した宮森により…平岡&タローという割れ鍋に綴じ蓋凸凹コンビの誕生となります。ヒトを
使うってのも大変ですねぇ…。さらに。今回の「ケンカ」を軸に瓢箪から駒、つかみドコロのなかった「三女」終章
の脚色方針が固まってゆくホン打ち会議が描かれます。ココで「女子のケンカは女子が書くのが一番だろう」と
いうハナシの流れから、なんと!みどりにお鉢が回って来ます。こんな棚からボタモチだってある。舞茸として
は、あくまで彼女の実力を試す第一段階、といったトコなんでしょうけど…ともあれ今井みどり、順調に離陸
準備進行中!!ますます置いてかれそうなしずかの明日はどっちだ!!
(いや、彼女のゲストキャラ参入で全編の
シメ、となるんだと思いますよ、あたしゃ。「SHIROBAKO」は明るい作品なので…)そして、さらにぃぃ!!!「三女」
最終回の主人公・ありあのセリフに触発され、今度は宮森がプロデューサーへの道を決意かー!!?

ああ…。あと4本…。終わるなぁぁぁぁぁ。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
☆書くコトがあったらココに付記。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
☆書くコトがあったらココに付記。


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☆フと思い立って始めた、2000年代アニメ作品への思い出を語る御かんそシリーズ、その4。

・「ギャラクシーエンジェル」
この作品にも触れないワケには参りません。今となっては超貴重な、全編ドギツくシニカルなギャグと
SFと投げっぱなしのオチ
(笑)で彩られた豪華なコメディショウでした。
…実は最初は、コレ、気に
入らなかったんです。1,2話のツチノコ原人だの、主人公が巨大化するハナシだのは面白かったので本掲示板
上で褒めたら、その後に来た3話は愕然とするほどのつまらなさ。ソレでしばらく遠ざかってました。その内容
も…ブロッコリー側がアニメ制作陣に押し付けた原作(ゲーム)は、「トランスヴァール皇国史」だの何だのド素
人の妄想並べて「コレが"原作"だ!俺様が版権者だ!」ナドと悦に入っている、今で言う「艦これ」の田中タイプの
仕事モドキ。そのキャラ造形も代アニ卒制みたいなベタさ。また本掲示板で言う"シロアリ"系ファン層がタカッ
ていた周辺状況も警戒しました…が、ソレ、間違いでした。そんな逆境(笑)をモノともせず、「俺が全責任を取る!」
と吼えた井上敏樹氏の元で、当時ギャグがやれた演出家連…「CCさくら」の浅香守生、「進撃の巨人」の荒木哲郎、
「神のみ」の高柳滋仁、そして佐山聖子などキラ星のようなメンバーが結集&暴走した内容たるや、版権側に押し
付けられたキャラどもをオモチャにし嬲りしばき倒す盛大なギャグ血祭りと化し!ノーマッド(CV:かないみか)
という絶妙のツッコミ役も得、回を追うごとに凄惨かつモハヤ原点がアニか判らなくなる意味不明投げッぱナン
デモアリ大会まで延焼!そのくせSFとしてもナカナカの脚本、SF専門用語で言えば"因果律干渉体"…即ち「理不
尽なほどに運がイイ」主人公・ミルフィーユの特異点ぶりもネタとして大いに活用されておりました。アタシと
しては、最も気に入ったエピソードは「サインはブイヨン」であるコトは当時も今も変わらないのですが、ウォル
コットが遺伝子レベルでイジラレる話、全員仲良く崖からブラ下がる話、ちとせが縫いぐるみになる話など、今
でもクッキリと思い出せる傑作がいっぱい。小ネタでも合体ロボだのタコの寿司屋だの樹になるミントだの
コンブ様だの意味不明の悪ノリだらけ。数年という短期間の間に、ブチ切れ寸前(笑)のスタッフ諸氏のヤケクソ
ハジケぶりが花咲いた、奇跡のようなギャグ作品でした。そのスタッフ諸氏らも解散し、もう「ギャラクシーエン
ジェル」があの頃の輝きを取り戻すコトはありません(続編「る~ん」はつまりませんでした)。未見の方は、大
ホームランと超空振りが混在するシリーズなので、ソレを承知の上でご覧下さい。初期より中~後期の方が
レベル高いのがあります。
http://www.b-ch.com/ttl/index.php?ttl_c=343&mvc=2_0_133257_1_0_0"
☆例えば「艦これ」アニメ版のような糞作をとって「ドコがいけないのさ?」とか思っちゃうような救い難い
 おバカさんは↑この「G.A.」2期の1話でもご覧になってみて下さい。初見の者にも作品のヒドいノリ(笑)と
 それぞれのキャラ設計と関係式、その任務内容まで12分間の1エピソードだけで判るようになってます。
 "キャラ"を商品にする作品なら、まずこの位の仕事をしないと"プロ"とは呼べません!!!!!

・「かいけつゾロリ」
この頃は、まだこんな意欲的な企画も立っていたのでした。現代では深夜アニメの洗礼に呑まれてしまった感
のある実力派作家たち…監督・錦織博を始め望月智充、荒川眞嗣、佐藤卓哉ら錚々たるメンバーが集い「俺たち
の幼年アニメを作ろう!」なんてなカンジで始めた、新鮮かつテンポの良い幼年向きドタバタコメディアニメ。
ナニよりも…亜細亜堂の作画!画面から「あぁ楽しい楽しい、動かすのは楽しい」という声が聞こえてきそうな、
その作画!まさに"アニメーターの本懐"とも言えそうな、丸っこいモノが跳ねたり飛んだり奔放に動く、観て
いるだけでクスクス笑えて来ちゃうような作画!絵本のような止め絵芝居の多い幼年アニメで、コレは画期的
でした。アヤシゲなメカがスコポコスコポコ1コマ打ち(フルアニメーション)で動くだけでも楽しい(^血^)。
その上、物語も結構シニカル。人生の望みは「ゆうめいになること」「きれいなおよめさん」という俗物の見本の
ような主人公・怪盗ゾロリ(CV:山寺宏一)がフラレてもフラレてもオンナに言い寄る、その涙ぐましさ(笑)
実に楽しい作品でした(^o^)。狙い通り幼年層にはかなりの人気で、一時期はTVでゾロリの顔を目にしない日は
無かったほどだったんですが、世間一般に定着まではしなかった…しかし、「ミルモでポン!」ナドと同様、あの
時代にまさに幼年期まっただ中(笑)だった世代は一生忘れないだろう、「心のお友達」になったろう作品の一つ。

・「ケロロ軍曹」
イカちゃんを好きになった理由と同じく、アタシは大好きです。イカちゃんを評すコトバとして「萌えオバQ」
と斬ったヒトは優れている!と思ってますが、まさにそんなクチ。本作、イカちゃん、どちらのノリも…"あの頃"
の藤子作品やら「ど根性ガエル」やら…定番少年向けコンテンツを「侵略」というイマ風スパイスで彩り、現代に
蘇らせよう…という試みだ、と理解しております。ただ、惜しむらくは…イカちゃんもコチラも、「原作がそんな
面白くなかった」(^へ^;)という弱点を抱えていました…コレが往年の藤子作品や「ど根性ガエル」のように奔
放なアイデアに満ちた名品でしたら、日本アニメの歴史に確固たる位置を占める超ヒット作となっていたかも
知れません。当たり前じゃないですか、「イカ」(1期)は水島努監督、コチラは佐藤順一監督作品ですぜ?ただし、
本作を正当に評価するためには佐藤監督始め、「長期児童向けアニメ」を作る人々の"仕事のやり方"を知らなく
てはなりません。特に、佐藤順一氏のヤリクチは「児童だけでなくファミリー層も巻き込む」というモノなので
若年オタ層は「自分達に向けて作られたモノ」と勘違いしちゃったかも知れませんですし、その方法論も現代の
深夜1クール作品と違い、数年ブッ続けでやる長丁場になるコトが多いので(事実、コレも6年間続きましたね)、
そのためシリーズ全体は意図的に粒の揃わないモノにしてリソースを温存する…その「玉石混合」の"石"の部分
を若手作家に任せ、実戦のただ中で新人育成もやる…ソレでも素直な児童層は付いて来るモンだ、という、まさに
ランバ・ラルのような「銃弾の嵐の中を生き抜いて来たいぶし銀の古強者」の持つドクトリンでした。そんな
「お陽様の出てる間に流す長期作品の作り方」を知らなくては、児童向け作品を公正に評価するコトなど出来ま
せん。現代の1クール作に慣れちゃったヒトは、「ショボいゲリラ戦みたいなんじゃなくて全編見所に次ぐ見所
の総力戦が観たい!」なんてお門違いをするかも知れませんが、ソレこそ幼児的脊髄反射というモノでしょう。
「全編総力戦」で3年も4年も番組がもつワケ無いだろよく考えろボケ。人間にゃ"走れる限界"ッてモノがある
んだよ。"全編全力疾走"の1クール作品の密度が標準だなんて思うと、お前さんの視野はますます
狭まるばかりだぜ!
…まぁ、そんな「全力疾走」の深夜1クール作品でも、金メダル級の記録を出すもの、イン
チキなドーピングで勝とうとするもの、転んで担架で運ばれるものなどあったりして見飽きないんですがね。
そんな話はともかく…アタシの好きなキャラはクルル曹長とプルル看護長、好きな主題歌は1年目「ケロッ!と
マーチ」と5年目「なんて素敵な土曜日」です(^ω^)。後者は佐藤監督の"叫び"がこめられてる気がします(^Д^;)。

・「シスター・プリンセス」「おとぎストーリー 天使のしっぽ」
数々の面白いモノが作られている横で、このようなロクでも無い精液商法が胎動を始めたのもこの時期です。
絵も原作エロゲの絵に寄せるモノだから観られたモノじゃない下手ックソ、内容は皆様良くご存知の熟柿臭い
息を吐く中年オヤジが美少女のお面かぶってガキのチンポ咥えて1回100円、の河原乞食商売。ソレにわぁわぁ
列を成す痴呆のガキの群れ。あの頃、これらの商品でヌいていたアナタ。今どんな気持ち?今どんな気持ち?
今でも「俺は「シスプリ」が大好きだった!今でもそうです!」って胸張って言える?ねェ言える?
ねェねェ(笑)。
別に、ポルノだったらイイんです。「社会に必要な商品」だと思います。だけどソレを往来に並べ、公衆の面前で
コキ出すんじゃねぇよ。
そのチンポこすってるサマを見せ付ける連中は、「ボク変態だから仕方が無いんです~」
とか抜かしつつ、「このテの商品が流行ってくれれば俺の生き易い世の中になる」とか打算の上で動いてやがる。
まさかこんなゲテモノが大手を振って歩くようにはならないだろう、と思ってたらネタが無くなると食いフチ
に焦った企画屋が同じようなトコ狙い出しやがった。特にKADOKAWAが周辺出版社を合併し出してからがヒドい。
今や抱き枕は定番商品。崩れ出したら、止め処無く崩れる。なぜ「あずまんが」→「けいおん!」のラインで止めて
おけなかった。企業も"欲"しかなく、顧客も同様、"欲"以外何も無い。そんな両者の馴れ合いが生み出した「妖怪」
商品群の、コレが始まり。「コレさえ与えときゃオタは勝手にカネを吐き出す」と世間からバカにされてるのが、
なんで分からないかなぁ。
作品自体が面白い立派なモノで、ソレを愛するがあまり二次創作で引っ張ったりツネッたり丸めてこねたり
し出すのは、アタシは(愛情さえあれば)イイじゃないかと思うんですがね。ソレだって"表現"のうちですし…。

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大洗海楽フェスタ近し!!それと冬アニメ御かんそ2月分、継続。

 投稿者:ゆ~さく  投稿日:2015年 2月25日(水)16時53分36秒
返信・引用 編集済
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さて'15年大洗海楽フェスタの日が近づいて来ました
「ガルパン」劇場版についての公式発表ステージショウがあるそーです!!!…例え、
仮にソレが無かったとしても年2回、「ガルパン」ファン総決起の大巡礼日。駈け付けないワケには
参りません!!!
さあ、今回は何万人が集まるのかなー。今年のステージ
ショウは午前中!!11:30AMに催されるそうなので寝坊すると遅刻しますぞ!!
http://www.oarai-info.jp/girls-und-panzer/
http://www.town.oarai.lg.jp/~kankouka/asobu/info-1466-102_6.html

> 【日程】3月15日(日)9:30~20:00(小雨決行)
> 【場所】大洗マリンタワー前芝生広場
>    (オープニングセレモニー9時40分~、花火大会は19時30分~)
> 【開催内容】
> ・「ガールズ&パンツァー」トークショー
> ・カジキの解体ショー
> ・B×A×Gステージ
> ・大洗高校ブルーホークスの演奏
> ・大洗小金管バンド
> ・模擬店、物産展の開催
> ☆「ガールズ&パンツァー」トークショー 11時30分~
>  出演:渕上舞
(西住みほ役)・尾崎真実(五十鈴華役)・中上育実(秋山優花里役)

> 当日は、大洗名物カジキの解体ショーをはじめ、ステージイベントや大洗が舞台のTVアニメ
> 「ガールズ&パンツァー」に関するイベントなどさまざまな催しを予定しております。
> また、当日19時30分から花火大会を開催し、春の澄み切った夜空を彩ります。
> 皆さんお誘い合わせのうえ、是非、お越し下さい。
(←クリックで拡大します)
…とのコトです。今回の「ガルパン」ステージの開催は早い!!午前中だ!!ゼッタイ寝坊出来ませんよ!!
早朝起きるのが辛い、という遠距離参加者は、もう前日から泊まりで大洗の美味に舌鼓でも
打っちゃえ!!
ちなみに、今回は商店街通り側の特別な催しはナシで、商店街各店は出店のカタチでマリン
タワー前広場に集結…とのコトですので、そんな歩かないで済みそう。大洗に不慣れな初参加者も商店街が
ドコなのか踏み迷わずに駅前⇔マリンタワーのバス往復で済むし、その間に古参者は混雑しない商店街側
の目当ての店を攻略するもよし(オレ、まだ喫茶ブロンズさんの鉄板ナポリタンにありつけてないんだよぅ~
(TДT;))、目の前のゆっくら健康館で温泉に浸かるもよし、さんふらわあに乗り込んでアテも無く旅立つも
よし!時間がイロイロ自由になりそう!なんせ11時30分ステージショー、19時30分あんこう花火打ち上げ
だから丸一日たっぷりあちこち回れるぞ!!
大洗行くといつもアレも見たい、コレも食べたい、でヘット
ヘトになっちゃうんですよなぁ。だからコレは有難い。しかし、こうなると車移動組以外は、花火を見てると
帰りの大洗鹿島線の混雑でまた難儀するかも知れませんが…そうなったらもう当日も泊まりであんこ
う鍋でも海鮮焼きでもなめろうでも常盤牛でもトコトンまで行っちゃえ!!

また、いくら今回「商店街は企画なし」とは言っても毎度この大洗の祭りは、その2,3日前になって商店街が
ビックリ企画を発表して来たりもするので油断出来ませんね!!
何か発表があればココでもお報せしますわ。
ともあれ、劇場版制作報告が、その片鱗だけでも発表されるのは確実です!
コレは古参も、新規ファンも揃って行かにゃなるめーて!!!

他にも↓毎度様々な企業が出店し賑わう物販テント村では、ココだけの新製品も着々準備中のご様子。


ああ… ああ… この佳利奈、あやちゃんは欲しい… いや、全部欲しい…

※一つ注意。一昨年の場合はモノスゴく寒かったです。噂に名高い「ガルパン」最終話先行上映オ-ルナイト
シネコンジャック+海楽フェスタ死の行軍となった'13年は、寒かった!とにかく寒かった!翌年、あん
こう花火初のお目見えとなった昨年はソレほどでもなかったでした。行く方は、とにかく天候に注意。
温度調節出来る防寒具に雨具の準備も忘れずに!!あとほぼ間違い無く行くと食い倒れます
ので胃腸薬なんかあるとイイかもね!!あと、後悔しないよう砲弾
(資金)の補給も怠り無く!!

☆参考までに。
 去年の同時期、海楽フェスタについての投稿。↓「キルラキル」最終回御かんそナドと一緒に、あんこう花火
 観覧のレポが書かれてます。
 http://6115.teacup.com/u_saku/bbs/2696
☆ついでに↓コチラは海楽フェスタでは無いけど、つい最近…去年11月に催されたあんこう祭りの方のレポ。
 「大洗のお祭りってどんなムードなの?」と思われる方は、コレでも参考にされて下さい。
 http://6115.teacup.com/u_saku/bbs/2802
↑上記、アタシの大洗祭り報告以外にも「大洗ってどんなトコロなの?商店街のお店は何をやってるの?」と
知りたいアナタは↓こんなのでも読まれて下さい。他にも検索すればネット上にウジャウジャありますよ。
☆他の方のTogetter・↓「大洗ガルパンランド」まとめ
 http://togetter.com/li/552146

さぁて!楽しみだ!暖かく晴れてくれますように!劇場版公開いつのなるのかな~…とかは取り敢えず
考えないでおいて(笑)、今は目前のこの大洗ガルパン祭を楽しみましょう!!!

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☆2015年・冬アニメ、御かんそ…2月分継続

だいぶ、間を空けちまいました。ほぼ1週分くらい遅れましたでしょうか。この1週間休んでいたのは、実を言い
ますと…もう昨今のクダラナい「仕事以前」の商品を並べウソ・詭弁・論点のすり替えなどでガキども
をペテンに言いくるめる宣伝工作攻勢を見るのがホトホト嫌になって、しばらくアニメ
関連の情報自体
(聞くのも、アニメ自体を観るのも)から遠ざかっていたためです。ネット上の、そう
いった嘘・嘘・嘘ついでにペテンの工作文句を読んでるだけで毒が溜まる。なんでこんな悪臭フン
プンたる下痢便排水槽に付き合わにゃならんのだ。SNSもTwitterも糞だらけ蛆だらけですよ。
ああ…爽やかな、夏の日の青空のようにハレヤカな作品が観たいものです。


☆てなワケで、疲れてるトコでもありますので…。ちょうど折よく先週分御かんそで、「今週分で「ミルホTD」
 「夜ヤッター」「ロリガ」については御かんそ終了」と表明もしたこのタイミングで、しばらくはジブンの好き
 な作品…いや「こんな状況下でも御かんそ書く気が奮い立つ作品」についてのみ書いていく、と致し
 とう御座います。
 (注。怒りのあまりに御かんそ書き殴らずにいられなくなるクソ商品も含みます。"怒り"って大切だ…)

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
○「寄生獣 セイの格率」・19話
毎度毎度、「今週こそは、何か特別な事態が持ち上がったりコレといったテーマが語られなかったりしたら特に
御かんそはありません、で済まそう…」と思って観始めても、鑑賞開始からモノの5分でピ~ンと「あッ!コレは
書かなきゃ!」とキーボードを手に取らせちゃう力があります。逆らえない。その多くは原作のチカラですが…
このアニメ版制作者も、ちゃんと"やるべき仕事"をやってるんです。確信がありますまぁ、決して
「丁寧」とは言いませんが。ハリウッド映画では「ダヴィンチ・コード」の脚色より少々マシ…といったトコロで
しょうか。観てる間は充分面白いんですがね、「ダヴィンチ・コード」も。
で…。"田村玲子"というキャラで「"人間性"に近付こうとしていた怪物」を描いた後は、「"心"を持たない人間」
を出して、「人間性とは何か」という本作の主題に切り込み…そんなテーマへのアプローチをしながらも、物語の
概要は"怪物"への逆襲を試みようとする人間側公安機関の輪が、ミギー新一に対しても狭まって来る…という
緊張も同時に描いて目が離せません。ホントに上手いです、この原作…深みを味わえもすりゃ、単なる怪物侵略に
対抗する「超人になった少年」の物語としても等しく楽しめる。ああ…極秘裏の自衛隊からの出向で、"怪物"掃討
の実働部隊が出て来ました。山岸と名乗る額に傷を持つ自衛官…彼もまた、新一ともシリアルキラー浦上とも
違う、危険なニオイがします。こーゆー「数カットの芝居だけで判る凄み」をちゃんと描けているのですから、
本作は仕事してますよ。ああ…その後の芝居を観ていると…こいつ、人間を多く始末してますね。本作の自衛隊
は海外で活動する実働特殊部隊があるらしい(笑)。で…相変わらず狼にじゃれ付く仔犬のような村野の、その
顔が「楽園に見えた日常の、血にまみれた裏舞台」に気付き、歪む時…市役所を戦場にして、まるで現代の"魔女
狩り"のような掃討作戦開始。人間そっくりに化けた物体Xのような異生物が紛れ込んでるとなっちゃ、こう
するしかないでしょうなぁ。このシーンだけは、どなたか「動乱」を描かせたら一線級の演出家にお願いして、
予算をたっぷりかけて観れたらなぁ…と思いましたわ。ちゅーか、こんな「人間と"怪物"を選り分け、一匹ずつ
始末してゆく」なんてシチュエーション、ソレだけでハリウッド映画が一本撮れちゃうよ(笑)。

○「SHIROBAKO」・19話
とうとう、本作「SHIROBAKO」の最終テーマへのアプローチが始まりました
Aパート、スタジオタイタニックへ向かう制作車内での平岡と矢野の会話。
「あいつ、まだこの仕事に夢見てんだよ…俺なんか、入って1年で夢覚めたけどな」
「たまにいるよね…何十年もずっと夢が覚めてないヒト」
「いるな~…性懲りも無く」
「私、そういうヒトが好き」「俺は嫌いだな」

…コレ、ただ単純に平岡を悪者にして「夢を追い続ける宮森のケナゲさ」をバックアップするセリフ芝居では
無いですね。平岡の言っているコトも正しいんです。本作は、そんな辺りを誤魔化して美化し、「みんな、アニメ
界へおいでよ!楽しいよ!」だなんて二枚舌を使ったりしません。「アニメ界で働くなど(一般の社会人からして
みれば)馬鹿げた事だ」という真実も包み隠さず述べます。寝れない。休めない。遊べない。腱鞘炎と腰痛でただ
辛い毎日が昼夜無く続く。どんなに頑張っても「己の作品が仕上がった」というだけで、しかも「イメージ通りに
仕上がる」ことなど無い。妥協、妥協の連続。さらに例え大ヒットしても賃金は出資した製作企業が全て巻き上
げてしまう。社会からナメられてる。誰もが「そんな子供みたいな夢に浸って大人にならないからそうなる」と
嘲笑う。
今では「アニメ界を目指す」こと、イコール「社会の負け組を選択する」ことそのもの。将来の保障なんて
無い。社保すら無い。すべて己次第、身体が故障すれば人生終わり。しかも制作企業は版権を盾に取り制作の邪魔
さえして来る
(本作でいうなら夜鷹書房)。さらに業界内は実力勝負の競争社会、才能が無ければ一生貧乏。才能
があっても己の研鑽を怠ればたちまち置いてゆかれる。己の腕を磨くのは苦しい、しかもその苦しみが終わ
る事は無い、一生続く
こんな労働環境に嫌気がさし逃げ出す者多数、しかもソイツが逃げた事で空いた穴は
誰かにのし掛かる(今回のエピソードのように)。自分の仕事だって大変なのに、その上他人の仕事のケツを拭く
毎日。…どうでしょうか?ここまで聞いても、「平岡は悪いヤツだ!俺は宮森の味方だ!」と言えますでしょうか?
もし宮森の肩を持てば、「それじゃコレお願いしまーす♪」と、拷問のような仕事の山が机に詰まれますよ?彼女、
そういうトコは容赦無いですから。…では、平岡に賛成しますか?一般職に就き、クソ面白くも無い仕事をやり、
その代わり潤沢な保障と賃金と休みにあずかる?…そう、その方が利口です。アニメ界を目指すなんて大バカか、
よほど己の才能に自信がある者のすることです。しかし…。
一つ、絶対の真実があります。それは…
敢えて「負け組」の業界に挑んだ者の中から、本作監督・水島努も、そして
富野由悠季も庵野秀明も、宮崎駿も高畑勲も出崎統も現れたということ。

平岡は絶対に、絶対にソコには行き着けないということ。

モーターレースの世界に似ているかも知れません。その「境地」を知るのは、世界に何十万何百万という腕自慢
の中から選びに選ばれた数十人だけ。そのプロ中のプロだって、いつ死ぬか知れない危険の中での戦いの毎日。
どうしてそんな世界に飛び込んだのかって?そんなコト決まってるでしょ?「走るのが好きだから」
こう考えると、突然"常識の逆転"が起こります。「ひょっとして"勘違い"してたのは宮森では無く、
平岡の方だったのではないのか?」


で…倒産したスタジオ・今は廃屋となった武蔵野動画を訪れる宮森と社長。…そこは、かつての"夢の城"の残骸。
その昔、大勢の者たちが"夢造り"に取り組んでいた頃の名残が、まるで時が止まってしまったかのように今も
残されている"遺跡"…。机の上には、まだコンピュータを介さず全くの手造りでアニメを仕上げていた頃の作業
風景がそのまま化石化しています。黒模造紙とカッティングシート…透過光用マスクを切っていたのでしょう。
ああ、セロテープとセル扱い用白手袋の間に、セル上指定用のデルマもある…(赤色鉛筆みたいなヤツ)。そして
棚に並ぶ干上がったアニメカラー。宮森が「アンデスチャッキー」のセル画に瞳輝かせた直後に、動画をセルに熱
転写するトレスマシンも描かれてます。ココで、宮森が見た「かつての武蔵野動画の作業風景」の幻想…。"化石"
に染み付いたかつての人々の"思い"が彼女に伝播したのかも知れませんね。…かつて一丸となり、"良い"とさえ
思えば誰の意見も通り、その場にいた者たち全員で徹夜を共にしていた頃の人々。当時の人々の思いは"一つ"
だった、という作家の主張が、児童向けどうぶつアニメの図柄に転化されて語られます…ああ…郷里の小諸に
引っ込む、と語ったロバは、その後にムサニの外注先・小諸スタジオを開設したんですね…。思い出の中に生きる
動物たちが、かつての人々の思いと重なり…そしてふいに16mmフィルムがカラカラと途絶える。後に残るは白い
スクリーン…。ココの演出の上手さで泣けちゃったヒトは多かったコトでしょう…しかしジブンはココの場面、
別の理由で大泣きに泣いておりました。コレは果たして偶然なのか、作家が意図したモノなのかどうかは
判りませんが…ご存知でしょうか。「アンデスチャッキー」の元ネタ・「山ねずみロッキーチャック」って、妙に
寂しい終わり方をしたんですよ…
森に冬が訪れ、メインキャラたちはみーんな冬眠しちゃって…雪に覆わ
れた真っ白な雪原の中、冬眠しない野ウサギピーター(声:今は亡き永井一郎)だけが「さようならーさようならー」
とカメラに向かって手を振り…ナレーター(声:麻生美代子)の「それでは皆さん、春が来るまで、さようなら」との
別れの言葉と共に誰もいなくなる、という…。遥か昔のコトなので、実際のコトはジブンは知る由もありませんが、
ひょっとしたら…あの作品のスタッフ連は、あの時点で大きな障害に突き当たったのではないか(スタジオ解散
とか)??そして本作作家は彼らのために"その続き"を描いてやろうとしたのではないか???…とか想像して、
一人で大泣きに泣いてました。いや、何の根拠も無く、ジブンが勝手にそう思って、そんなジブンの妄想に勝手に
泣いただけのハナシなんスけどね(^。^;)。(いよいよモーロクしたな!養護施設行けば?お爺ちゃん(^へ^;))

クライマックス、そんな"過去、一丸となって頑張った人々"の姿と、現代、同様に頑張るムサニの若き面々の姿とを
ダブラせ…静かな感動を呼びますが、同時にソコハカと無い「明日の知れなさ」をも感じさせるトコロが…ホント、
上手いですねェ(溜息)。…うううう、頑張れみんな!飛び立て「第三飛行少女隊」~!!…それだけでなく、
残りの短い尺で、取材を終えた大倉の描く、例の廃墟の美術に大感動する宮森のナミダでまた感動させるし!!
もォ、なんちゅーアニメをこさえてくれるんや!コレ以上わしを泣かさんといてや~!!!

そしてEDもまた、あの「杉江3日伝説」完全再現(笑)の「アンデスチャッキー」OPでシメるし!!スゲえ!!
凄ェよ、エロはムロン萌えクスグリも無しでココまで「BDを買う気にさせる」この密度ッ!!この仕事量ッ!!
水島作品の内でも、さらに「「ガルパン」と同水準」の作品が現れましたよ!!!
遅ればせながら宣言です!!
ムロン本作、BD全巻買います!!!

"宣言"が遅れたのは様子を見計らってた…なんてのでも何でも無く、ただ単に「ガルパン」に貢ぎ過ぎて首が回ら
なくなってたからッス(^血^;)。でもこんな毎回超絶完成度の逸品シリーズを観せられちゃ躊躇なんぞ
してられッかよ~!


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
2/27、4:30AM、付記。
> ○「ユリ熊嵐」
そうだ、コレ書いとかないと。「ユリ熊」はムロン、言うまでもなく好きな作品です。しかし、6話御かんそで
> コレまでの1~5話を観直してみないと評せない事態になって来ちゃった。ガウぐすー。コレはきっと作者
> からの「ココで1話に戻って全体の細部検証と俯瞰をし直すこと」という表明なんでしょう。ああ…。富野
> 御大の「Gのレコンギスタ」も、「1話につき2,3回反復して観ろ」という造りなので、ソレでリアルタイムで
> 追うのを諦めていたトコなのに…まったく、偉いヒトの作るモンってのは「オヤツのように片手間で追う」
> コトを許してくれない。ユリダァアクぅ~♪。
…と書きました通り、現在まとめ観の元気が取り戻せるまで視聴待機中です。元気さえ取り戻せればゼッタイ
面白いコトは判り切ってますので、その時が楽しみです。

○「艦隊これくしょん」・8話
最初の内は、「観る気も起きない…なんでわざわざ汲み取り便所のマンホール開けて中を覗き込むようなマネ
しなきゃならないんだよ…」とか思ってたんですが、「見たらあまりの怒りにエネルギーもらえるかも知れない
なぁ」と思い直し、観てみました。観ましたよ…。
無味無臭意味不明バケツ大盛りの寒天流し込まれるような苦痛
コレでシリーズ構成脚本・監督演出の一本ですか…"大和"を沖合いに連れ出す、というだけのハナシ
("話"ともいえない)をBGMで必死にカバーし、その間食事風景と水着で繋いでるだけ…いかにコレ
が「何も無い」トコロからカネを生もうとしてるペテン商売か判ろうというモノ。まるでつげ
義春の「無能の人」だ
(川原で拾った石を売る男の話)。一人でひっそり、売れない石を並
べてるだけならイイんですがね…悪徳観光業がコレに乗っかろう!なんて企て「なんだかんだ
言って普通に面白い石だよー!」と呼び込んじゃうから何も判らないバカが列を成す。
精薄をカモにする生保詐欺。コレが
商法で御座い、と
騙された痴呆どもは最初の内こそ、買った者同士で「良い買い物をした
な!」「この良さが分かるのは俺たちだけだな!」とか耳を塞いで立て篭もるものの、5年も経ち他の
物に興味が移ると真実に気付き、オクに出すも売れず、ひっそりと不燃ゴミ置き場に捨てに行く
のだろう。なんという愚醜・虚妄ぶり。頼むからそんなカネと資源の無駄遣いはやめろ。
あまりにもみっとも無い。放送開始当初から「ヤバい!」と気付き離れた、慧眼を持つ二次
作家"提督"を"山本五十六"タイプとでもするなら、そんな彼らを「裏切り者!非国民!」罵り、未だ
起こらぬ奇跡を妄信し沈船にしがみ付いているサマは…まさに大戦末期日本を滅亡へ導いた軍閥
そのものではないか。何故"山本五十六"タイプ提督のように「アニメ版は敗北したが、俺たちの「艦
これ」はまだまだコレからだぜ!」と切り替えられない。俺だって「ビッグタイトルだから、それなり
のモノは仕上がるのだろう」と思って「KADOKAWAが少しでもマトモなモノを作るのなら」と評す気
でいた。その結果がコレだ。頼むからコレ以上得られぬ勝利に妄執し
その愚かさをひけらかすな。そんな"ねじれ"を作ると「艦これ」のレーベル
そのものが一緒に引きずり込まれるぞ。儲けを得るのは赤い舌を出して
お前らの金だけ持ち逃げするKADOKAWAだけ、原作ゲームさえ致命傷を
負ってしまう。もしそうなるなら、そうしてしまうのはお前らだ。

…な~んてアジッてみましたがね(^へ^;)。いやぁ、アタシ自身は今回の顛末を、二次大戦末期に
崩壊してゆく戦況に目を背けつつ破滅へ雪崩れ込んでいった継戦派のアリサマのミニマムな、
卑近といえばあまりにも卑近な再現シミュレーションみたいなモンだなぁ、と興味深く観察して
おります。ユーザーをワーッと煽っておいて、後に引かせなくする…終わってみれば焼け野原で、
前線で戦った兵士も国民
(ユーザー)総戦死、仕掛けた者だけがカネ持ってトンズラ…まさに大戦
当時の日本そのものだな~と
(笑)

内容の感想です。あおしま脚本・大嶋演出の6話などは、もォ完全に「投げて」おりましたが…(ソレが
判らないのは"シロアリ"クン、キミらだけね(笑))、今回はソレでもヘッドスタッフ回なので、辛う
じて一本筋は通っておりました。ジブンとしては「なんでKADOKAWAなんぞのシゴトなんぞ請け負う
んだよ!巨大な詐欺構造の中に組み入れられるの判ってるくせに!コレもまさに責任感を持ち故国
を背負う気概のある者から訓練に忙殺させ正常な判断力を奪う教化洗脳を施し、その"意地"と"生
命"だけを湯水のように浪費した戦時体制そのものじゃん!」と叫びたいトコロですが、ソコはやむ
を得ぬ事情などもあるのでしょう。とにかく、「ああ、コレがアニメ版「艦これ」の一応の"完成版"な
のか…」というヘッドスタッフの仕事は見せてもらいました。つまらないです。コミケの二次
創作の方が遥かに面白い
いや(笑)、"つまらない"のは内容が何も無い"原作"モドキ
の上に乗り自分は"プロ"と勘違いしたド素人原案者がアレコレ指図して来たり
もするんでしょう
、こんな企画、誰にもマシにするコトは出来ない
と思います。が…ともあれ
今回で、花田&草川監督が「艦娘」という設定をどのように解釈しておられるのかが何とか、苦労して、
精一杯歩み寄った解釈で推測出来たような気がします。3話御かんそで書いたように「鉄腕アトム」な
んですね?コレ。"疑うコトを知らないロボット"ですか。(商品内容は、あまりに雑音が多い…とゆーか
"雑音そのもの"の中に断片的に"声"が聞き取れるだけなので、ソレを繋ぎ合わせた上でのあくまで
推測ですが)。知らぬ向きに解説しておくと、手塚治虫のアトムってのは「恐怖」も「苦痛」も「悲しみ」
も感じられないロボットなので(そのくせ"悪に対する怒り"だけは旺盛だったりする)、最終回は人類
を守って躊躇無く大フレアを起こした太陽に突入します。振り向かず、恐れも無く(そのくせ親兄弟や
友達と別れる"感慨"だけはあったりする)。手塚氏は、その「余りにも純真な存在が、何も疑うこと無く
生命を投げ出す、泣かせる尊さ」を描きたかったのでしょう。しかし、ソレを描くには「アトムが生命を
投げ出して守った」、そして「彼の死を見届けて涙する」"客体"が必要です。「アトム」でいうならタマオ、
「ドラえもん」でいうならのび太、のような。そんなコトは作劇の初歩の初歩の初歩、ですよね。釈迦に
説法、百も承知で、この奇怪でつかみドコロの無い商品を作っておられるんでしょうけど…けれども
そんな彼女らを見守る"客体"も無し、状況説明も無く、アトムでもドラえもんでもイイですがそんな
同じカタチのモノがウロウロ蠢いてナニやらソレらしい意味不明のセリフ(戦況報告らしい)をウワ
ゴトのように繰り延べるだけ。こんな末期的状況下で「最終回での大逆転」を狙うなら、コレまでの馬
鹿サワギをひっくり返すような、そんな「ただ一点に集中する"泣かせ"」、ソコのみに勝負を懸けよう
とするのが通常の仕事でしょう。しかし…現在のこの惨状で、ソレ出来るんでしょうか。出来ますか?
"ドラえもん"や"アトム"が知的障害児そのもの、ヨダレを垂らしたオタお気に入りのA.I.のコワレ
たダッチワイフのような不気味な言動を反復していたんじゃ
その"死"に対し感銘を受ける、どころ
のサワギじゃないですね。あー、狂った機械がやっと溶鉱炉に墜ちてくれた、あーコワかった、ヨカッ
タネ!程度のモノです。また、3話で沈んだ誰だかさんに対して客層から余りにも苛烈な反応が返っ
て来たのを受けてか??前回ラストで炎に包まれた誰だかさんを助かったでもなく沈んだでもなく、
完全に放置してそのままハナシを続ける、このとッ散らかりぶり…あの艦娘って沈んだんですね?
ソレを"描けなかった"んですよね?詳しくは判りません。アニメ自体が何も描かない、臭わせもし
ないで小学生の空騒ぎのような漫才モドキを続けるばかりなので。「6話は良かった」なんて言ってる
客層は、コレ本当に気になってないんだろうか????マジで???うわー、ゾッと
するわ…この商品、ホントに「大衆の中から本物の痴呆を選り出す空港
ゲート」ですわ。そして、その6話のような、退行障害精神病棟のオヤツにガムシロ掛けベビースター
ラーメン(うわッ>(^へ^;))出すような、場繋ぎのエピソード…いやエピソードにすらなってない、
単なる尺埋め(各話回丸々1本が!)を踏襲しKADOKAWA系アニメ唯一の出し物…大食いやら風呂・
水着シーンでお茶を濁すばかり。ラストまでやるコトが無いから。こんなアリサマでは…たぶん企画
時には狙っていたのではないか?と推測される「何も疑うコト無く死にゆく純真な少女ら」の涙、が
ラストの「一発」として来るのだとすれば…ソコに繋げられるんですか?繋げられるんでしょうか?
結局、前回7話で炎に包まれた誰だかさんのように、「お茶を濁してアヤフヤなままやり逃げ」か、それ
ともテキトーに内容の無いタワゴトを続けた挙句、「何も描かないでオレタタEND」に持ち込むに1票。
しかし…。仮にそんな終わり方であってさえ、ニココメで「オレタタ」「オレタタだ」「これぞオレタタ!」
とかの集団儀礼で正常な判断を自己欺瞞で遮り、クルッと振り向き「オモシロかったよ!」(白目)なんて
言い出すヤカラがマジでいそうなのが、また心底ゾッとしますわ。
お分かりになっていただけますよね?アタシがKADOKAWAの商品群に激怒している理由。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
☆くそ、タグ容量が切れた。ですので「2000年代アニメ作品への思い出を語る御かんそシリーズ」はお休みです。

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2/27、16:20、付記。
なんか、キリンが緊急報告を出してます。東北南部、M7だって。当たりますかね?

 
 

「ガールズ&パンツァー・OVA/これが本当のアンツィオ戦です!!」御かんそ。(6)

 投稿者:ゆ~さく  投稿日:2015年 2月20日(金)08時19分36秒
返信・引用
  ○「ガールズ&パンツァー・OVA/これが本当のアンツィオ戦です!!」御かんそ。(6)

★決着!!!

再集結命令を聞き、本隊に駆け戻ろうとするペパロニ!それを追う八九式!!「ドゥーチェ!待って
て下さい、姐さ~んッ!!」
…山野を駆け抜け、テールスライドジャンプで崖を飛び降り、
愛する隊長の元に一刻を争い駈け付けようとする副官!
…封切り前予告PVでこのシーンを観た時は、
「いくら快速軽戦車でも崖を横滑りジャンプで飛び越える…こんな機動出来るの…!?(゚ぺ;)」と目を丸くした
モンでしたが…今になって思えばコレは「ペパ子の必死さ」に重点を打っておくための強調演出だったんです
ね…!「形勢不利の報を聞き、大将の身を按じてその身を捨てても本陣に駈け戻ろうとする副将」
という、ハラハラワクワク身が踊る劇的場面でもあります
ソレ以上に…なんて一途な、その敬愛っ!!彼女…
「アンツィオの優花里」ですわ(^▽^、)
同じ忠犬(笑)同士、優花里だって、みほが窮地に陥れば同じコトを
するでしょう。それだけでなく…お気付きでしょうか、本作の隊長と副隊長はほぼ全員が、同様の「厚い敬愛」で
固く結ばれています。ダーちゃんに対するペコちゃんの静かな憧れ
(ファンダムでは使い勝手良くオモチャに
されて(笑)ますけどね(^血^;)、今度の劇場版は再び聖グロとの対戦だそうですので、彼女らのカンケイもより
深く描かれるのではないでしょうか)、カチューシャを護ろうとするノンナ("敬愛"とゆーより"お母さん"ッて
カンジですが(笑))、そして今回と全く同様に隊長・まほの危機に、ネズミ穴に重戦車を捻り込むように駈け付
けようとしたエリカ…。戦車道で運命を共にした指揮官級履修者たちは、ほぼ例外無く熱い親愛の絆
で結ばれてるんです
唯一の例外はサンダースでしょうけど、アレは…"小物"のアリサはともかく、隊長ケイの
腹心として付き従ってるのが本編中最大の「プロ」であるナオミですので、あのチームは「大人」「精神論より合理
性ビジネスライク校風」であるコトを描いてるのだ、とでも思っておけばイイのでは。ああ、しかし…たった12本
1クールの作品で、なんでこんな途方も無い数の人物やチームの"個性"を立てられるんでしょう…。
全く、呆然
としちまう上手さですよ…なんて、そんな脇道はともかく。
←コレも脇道
今回の「アンツィオ戦」御かんそ(1)にも書いたコトですが、本作「ガールズ&パンツァー」は、愉快に笑わせ、手
に汗握る激戦を描きながらも、その根底に横たわる"精神"はスゴく"良いモノ"を描いてる
んです。ソレこそがこの、観た後に腹の底から笑え、共感し、「次もあるならまた応援するぞ!」と
晴れ晴れと作品世界を去れる
"底なしの快活さ"の源でしょう!…元気。親愛。逆境
に負けぬ懸命さ。踏まれても胸を張る誇り。そして砲火を交えて知る、互い
への尊敬…驚いたコトに、コレは本作に登場する全てのライバル校に共通してます。本来ならば
"非情な蹂躙者"的扱われ方をするはずのラスボス・黒森峰にまで及んで…。
そのような"良い
モノ"が余すところ無く描かれてるんです、本作「ガールズ&パンツァー」には
。…
ですから、惚れた者は2,3年などモノともせず語り継ぐのでしょう。大洗あんこう祭りが10万人もの
盛況となるのでしょう
戦闘がどんなに迫力だろうと、女の子がどんなに魅力的に描かれてよう(笑)と、"ウケ""売り上げ"しか眼中に無い商品は、こんな「10年、20年先まで持って行ける愛着」を与える
コトは出来ません。作り手に"人間性"に基いた"信念"があるからこそ出来るコト
です
。本作「アンツィオ戦」以外にも、思い出してみて下さい…。9話、不屈の逃走のバレー部、最終章、一体
となった生徒会とみほとの共闘、小さな身体で巨象や猛虎に挑んだウサギさんズ。そして…ラストの
姉妹の決着…!!ああ…何度観ても、何度思い出しても、その度に泣けちまうよ…。ううッ、ぐすっ…。
(ココでお気に入りの「ガルパン」主題曲を聴いて下さい。アタシは「DreamRiser」ですかね~)
しかし!!同時に本作は"コメディ作"です!!笑わせようとする際には、徹底してシニカルに扱います(^血^)!!
この落差…「爽やかさ」と「皮肉なアツカイ」の同居が何ともタマンナイッスよ!

本編に戻ります。裸の大洗側フラッグ車・38(t)に食らい付いちゃったチョビ子のP40は、ワメキながら絶賛追撃中。
威勢はイイけど「アンツィオは弱くない、いや強い!」とか「めざせ悲願のベスト4、いや優勝だー!」とか言って
るコトにココロモト無さが出て来てます(笑)。必死にアタマから「自分たちの実力の冷静な分析」を振り払って、
ノリとイキオイを最高潮に持っていこうとしてるんでしょうけど(上を見ちゃうと目指す目標のあまりの高さ
にクラクラしちゃうから(^血^;))、なんかスランプの時に必死に自分を奮い立たせようとしてるマンガ家みたい
でナミダぐましい。そんなビンボー人の空元気みたいな、いじらしくも敗色濃厚(笑)なサマを描きながらも…
フと気付けば、ああ彼女も、もう間も無く母校を去ってゆかなければならないんだな…と思い及びます。その前に
せめて卒業前に、愛する後輩たちに「いいかお前ら、貧乏だからってイジケるな!不利であってもノリとイキオイ
を絶やすな!諦めさえしなければソレで(たまには)何とかなる場合だってある!」と己を鼓舞する姿を見せて、彼女
らの、なけなしの…しかし美しき財産"アンツィオ魂"を引き継ごうとしてんのかな…なんて"親心"まで感じたり
なんかもしたりして、ちょっとホロッと来たりも。「貧乏所帯にも見せてやれるモノがある。食らい付け!」…コレ、
吹雪の中であんこう音頭を踊った、大洗の雑草魂と同じです。でもやっぱりビンボーはビンボー…ソレは機材だけ
に限らず、彼女らは西住流の無敵軍師も、天才的頭脳の生徒会長も持ちません。履修者は暴れるコトしか能の無い
アホタレばっか(笑)。バカをマトモにする薬は無いモンか(^血^;)。来年以降はペパ子とパッチョちゃんが引き継ぐ
んでしょうけど…二人とも苦労しそうですなァ。ソレでも…ソレでも、最後の最後まで…。なんて気持ちのイイ
奴らなんだろう。あの、本編7話での出オチッぷりから、よくぞココまで…最高に惚れられるキャラ
に育て上げたモンです。"愛情"でしょう。愛情が無ければ、ココまで育て切れないだろうと思います


で…!Ⅲ突とパッチョのセモヴェンテの方は!!先ほどまでの取っ組み合いではラチが明か
ないと判断したんでしょう、互いに距離を取り、猛ダッシュで肉薄し擦れ違いざまに発砲!…という荒野の決闘
みたいなコトになっちゃってる!ソレでも行進間射撃では互いに当たらない!!…熾烈なドッグファイトで食ら
い付きつつ、「蹴りの一発」を模索する二人!
「次に撃ち合った直後に側面に回り込む!!装填の速さで決まる!!」と、
大洗・西住隊長の得意技「スピンターンによる回り込み」を二者同時に狙った~!!双方同時砲撃ッ!!…
相討ちだ~ッ!!うわーッスゲえ~!
格闘戦でも、遠距離からの必殺攻撃でも決着が付か
なかった巨大ロボ戦で最後に突進、衝突、互いに組み合ったままゼロ距離で必殺技を繰り出す名場面みたいだ~!

ああ…。「古めかしい戦車よりも、やっぱモビルスーツでしょ!」…なんて言ってるアナタ、モビルスーツは実在し
ませんが、戦車は現実にあるんですぜ?憧れません(^ω^)?
巨大ロボモノをおやりのスタッフ諸氏も、「ガル
パン」は「見せるためのアイデアの宝庫」ですよ?紋切り型にミサイルやビームのくれ合いをカットバックで切り
返すだけじゃなくってさ…。なんつッてる間に、勝負は急転落下式に決着が付きます!!
ココからのお片付けは、皮肉!!まさに皮肉!!ぶわははははは(^四^;)
。獲物を崖際
に追い込んだ~!!ココで一発キメれば勝ちだ!!…と周りが見えなくなったチョビ子のP40、敵フラッグ車38(t)の
挙動に翻弄されてる!!
(みほは生徒会の操縦練度を読んでて、この危険な任務を与えたんでしょうけど…この直前
に、会長・杏が(この時点にしては)珍しく左側面クルッペから車外の様子をつぶさに監視してる描写がありますの
で、柚子ちゃんの操縦技術…という以上に、ココは彼女が指示していたのかも知れませんね。「前進ー後退ー前進ー、
ハイココで避けるー」みたいに…なんて思ったりしてます)そんなチョビ子がフと見上げてみれば…消えた
Ⅳ号が崖上に~!!「えーと…」。この「えーと」がイイですね「えーと」が!! 実に彼女らしい!
砲身仰角を取ろうにも、周囲の障害物に駆け込もうにも、既に照準は付けられてる。詰んだ

ソコへ息せき切って駈け付けるあまり、崖から転がり落ちて来る最後のセモヴェンテ!!「こらー!
ケガしたらどうするー!」と部下の身を按ずるあまり、P40で庇おうとしちゃうチョビ子!!そのセモ
ヴェンテは同様に崖上のM3が仕留めたー!!ソコへ「アンチョビ姐さ~ん!」とさらに駆け寄って
来る忠犬CV33、ケツを八九式に掘られてドンガラガッシャングワンガランと転がる石油缶みたいな
ハメに!!その余りに景気のイイ転がりぶりに、思わず心配して後退したP40に…Ⅳ号からの最
後の一撃だー!!みんな仲良く崖際の廃車置場へひとまとめ。こうして、あの
7話ラストの絵のいっちょ上がり!!なんとまァ手際のイイこと(笑)(笑)!!
ハイお疲れさんー!!見事なお手前でしたー!みんなケガ無くてよかったな!

自慢の新兵器・P40は一発も有効打を放つコト無く終わっちゃったアンツィオですが、統帥チョビは…ソレでも
サバサバと、堂々と…敵校・大洗の智将を讃えにやって来ます。思えば、どの対戦校もそうでした。あくまで優雅
に、後からライバルの証しとして紅茶を送ったお嬢様や、悔し涙の中で握手したお子ちゃまなどもいましたが…
全員が、よき「戦車道魂」を備えていました。「一校くらい狡賢い、傲慢な連中がいたっていいんじゃ…」とか脊髄
反射的な疑問を持つのは、間違いでしょう。2話で蝶野教官が言っていたように「礼に始まり礼に終わる」武道の
美しさ、潔さ。それが全試合において貫かれているというコトは…コレは作家からの「主張」です。「人間は、この
ように気高く、美しくもなれるはずだ」という。コレは「本物の戦争」ではありません。しかし血と汗を流して懸命
に砲火を交えた相手だからこそ、その砲弾にこめられた知力体力を尽くした本気度合いを知り、尊敬し合える。

統帥チョビ子、みほをハグした上、頬っぺたを合わせて(バッチョというらしい)挨拶。やっぱ"ファミリー"参入
の時は血判を押した盟約書を灰皿の上で燃やしたりすんのかなぁ(^血^;)。ああ…チョビ子の呼び掛けに応じて
「お~ッ!」と感謝・尊敬・友愛の雄叫びを上げるアンツィオ総勢のカット、兵員輸送車や戦車回収車などに再び
カトキ監督の修正が入ってますねコレ…。本作はとにかくミリ描写は正確無比なので(内外のミリマニアの全面
協力を得てますからね(^ω^))、こんな1カットだけでも勉強になります。おお…荒地迷彩の幌付き牽引車、リア
エンジンで前輪車軸の上に乗る形式、フロントパネルに入ってるのはラジエータだけなんだ。CV33の特異な形
状もそうですけど、やっぱイタリアの設計思想って独特でんな。そんなワケで互いの健闘を讃え、仲良くなった
両校。戦いも真剣でしたけど、後に控えるコレ↓もまた楽しみだったんでしょうね、アンツィオの連中(^血^;)。
楽しい戦車戦の後は大宴会ですよ(笑)!!大盤振る舞いじゃ~!!!
供せられるのはパスタはムロン、魚介類のトマト煮、カッテージチーズとトマト、カルパッチョ、でっけえホール
チーズ、ガスパッチョ、肉料理、パエリアらしきモノ…ああああああイタリア料理食いたい(^ρ^)!劇場で観た
方は帰りにイタリア料理屋寄りましたよね?アタシもです(笑)!ンにしてもこんなトコにこんなカネ使ってる
からビンボーなんだよ!と言いたいトコですが、いやいやソコは国民性、国民性。人生楽しむラテン気質!なん
でも聞けば戦時下でも二次大戦前夜のエチオピア戦線などには、フィールドキッチンにパスタ、ワインなども
持って行ったそうですし(ベトナムにアイスクリーム持ち込んだ米軍とどっちが能天気なんだろ…(^血^;))、
現代戦闘糧食もミネストローネや牛などの缶詰、フルーツサラダ缶、お菓子類にコーヒー…と豪華らしいです。
おまけに「気付け薬」と称しアルコール40度のチューブ入りスピリッツまで入ってるそうで(笑)。まぁ確かに
痛み止めや消毒、着火剤として使えそうではありますが…なんか魚心あれば水心、なカンジがしますなぁ(^血^;)。
この大宴会…アンツィオの"流儀"を示す意味合いもあるんでしょうが、ひょっとしたら処世術の一環なのかも
知れませんね…こんな大ご馳走を振舞われちゃ対戦相手は彼女らのコトを絶対忘れないでしょうし、何よりも
「負けたがどうした!余裕だぜ!」とプライドを示すコトだって出来る。それでも…悩み多き統帥ちゃんは、一言
ポツリ漏らします。「この娘たちのやる気がもう少し試合に行かせるとイイんだけどなぁ…」。ハイ、ココで再び
語られました、本作「ガールズ&パンツァー」の"副テーマ"。本作は、「人を育てる物語」ですこの、(現代日本と
同じ)なかなか「心を合わせて本気で取り組んでくれない」後輩相手に、ドコのガッコも育成に苦労してました
ね。OBノーブルシスターズメンバーに手を焼いてる聖グロ("月刊戦車"道連載小説参照)、勝手なコトするヤツ
がいるサンダース、田舎ッ子集団のプラウダ、部下が自発性の無い「部品」になっちゃった黒森峰…。そんな中で
も、この勇猛なるものの享楽的・刹那的なアホども(笑)を率いる我らが統帥ちゃん(笑)が、一番苦労してそうで
す(^血^;)。…ソレでも!デキの悪い部下を愛する心も人一倍!!この辺が、彼女というキャラにナントモ暖かい
人間性を感じる所以なんでしょう。元気に前を見ます。「まァ、ソレはその内おいおい!!」と気分を変えて。なん
て楽天家、なんて人情家!!コレがアンツィオ、コレがチョビ子だ!!…やはりアンツィオは、
コレでイイのかも知れません
悲願のベスト4進出は、果たせないのかも知れない…でもチョビ子は決して
諦めてませんので、この後卒業まで…そしてOBになっても、カワイい子分どもの力になってあげるんでしょう。
ロバのように言うコト聞かない後輩相手に怒鳴ったり地団太踏んだりするんでしょう(笑)。でも…やっぱり、
コレでイイのかも知れません。だってホラ、こんなにみんな楽しそう。力いっぱい汗をかき、美味
いメシを食う笑顔と笑顔。こんな情景は、彼女らにしか作り出せないでしょう
CV33隊の不屈の根性
に「回転レシーブ!」と驚嘆したバレー部一同は「お前ら、凄いぞ!」と讃え、アンツィオ側も自分たちを掃討した
のが話の通じ易そうな熱血バカ、と知れて…次第に酒も回り(いやいやぶどうジュースだよ、(^へ^;))、肩組ん
でラインダンス踊っちゃったり…なんて光景もこの後あったかも知れませんね。若さの特質、すぐ仲良しを作っ
て記念写真を撮り合ってるウサギさん。この後メアド交換して、写メ送りあったりしたんでしょう。そして、肩
を組むみほとチョビ子。アンツィオと砲火を交えたチームは、みんなこうなります。否が応でも笑顔にさせられ
ちゃう。ソレがアンツィオ。ココへ来て、さらに本作に加わった、おバカで元気で魅力いっぱいのライバル
校チーム!!
ああ…出来れば本作は2期まで続けてもらって、こんな魅力的な対戦校が増えてゆくのを見届けた
いモノです。知波単学園は劇場で出る様子ですし、現在コミカライズではマジノ女学院なども描かれてますけど
継続が見てみたいぞ、継続高校が!!

そして…ED前のラストシーンです。今エピソードのテーマがココに集約されます!!…楽しい嬌声に包まれた
宴会場の裏では、互いに握手を交わし「また来年もやろうね」と永久の友情を誓う幼馴染同士の姿が描かれます
…しかし一方の幼馴染は、幼き頃に互いを呼び合ったその呼び掛けを断ります。(もう私は)"たかちゃん"じゃ
ないよ!」
。そう高らかに宣言、そして威風堂々、その場を去って行く"たかちゃん"…いや、幼き日の"たかちゃん"
は、もうソコにはいませんでした。そう、彼女の名は"カエサル"。終生の友を見やる瞳には、既に
幼き頃の仲良しこよしの面影はありません。ソコにあるのは、尊敬とライバル心、互いへの応援。
ソレを受けて
"ひなちゃん"もまた、幼き頃の、己の名を捨てます。「じゃ、私はカルパッチョで!!」。髪ひるがえし、意気揚々と
別れる二人。…最終話、みほと姉・まほの別れを描くシーンと同じですね。コレが「ガルパン」です。戦いの中で
はぐくまれる、各々の成長、未来へと向かう足取り。振り返らずにゆきます。前を向き、胸を張って。その瞳が
見つめるのは"未来"だけです。そう、コレが「ガルパン」なんです…!!

そんな良き"主題"も、手抜かり無く描いておいて…そしてエンディング明け、エピローグ…。
あーやっぱ飲んでたのワインだわコイツら(笑)!

どー観ても全員酔っ払ってます
(^血^)
。まるッきり新宿歌舞伎町路上に
冷凍マグロのように転がる女子大生…いやいやアレはハルシオン使ってたそうだから別か(^へ^;)…としても、
ワイン瓶抱えたまま折り重なってるヤツ、テントに潜り込む途中で力尽きたヤツ、とても親にゃ見せられない
死屍累々のアリサマで(笑)。あぁ、淑女っぽいカルパッチョちゃんも野ッぱら草枕で安らかな寝息立てちゃって
(笑)…朱に交われば赤くなる、なんてのの見本(笑)ですが、このコの場合その寝顔を見ると全く気にも留めて
ない様子!おじさんもそんな天真爛漫に大胆なコは大好きだよ~(^四^)!イイぞ~もっと飲め!このまんま
朝まで飲み明かしたれや!…まさかと思いますが、こんなほのぼのギャグに眉を顰めるよーなヒトはいません
ね?ちなみにイタリアは16歳以上から飲酒可能なんだぞ!ソレ以下の児童は一応非合法、とされてんのも「店
で買う場合」ッてだけで、親や保護者の合意の上、家庭内で飲む場合は子供だって合法なんだぞ!アンツィオは
イタリア"風"学校ってだけで実質は日本だ?知るかボケ~!アッチの世界とコッチの法律が同じだって誰が
決めたんじゃ!!アニメの中での未成年者飲酒の何が問題だッつーんじゃイイ加減にしろ!!
…な~んていう
"反逆児"水島監督の声が聞こえて来るような気がします(^四^)が、だとすればアタシも大賛成ですわ。宮崎駿
初監督作品・「未来少年コナン」で喫煙シーンがカット放映された件も実にバカバカしい理由で(ジムシィは喫煙
も飲酒もしてるのに、なんでコナンだけカットするのか?という問いに当時のNHKは「ジムシィは不良だからイイ
んだ」と答えたそうです)、アキレまくりですよ。アホか。最終戦争後の崩壊した世界に現行法を持ち込もうなん
ちゅースカタン言うのはドコのバカタレじゃ。規制する側も良く判ってない理由で軽々しく表現を規制する
な!!ナメとんのか!!!
…とまァ憤懣やるかた無い思いですが、そんなこんなウザったいシガラミなんかギャグ
作家の前では無力だモンね~とばかり、ココで本作作家はまたゼツミョーな"ボカシ"を入れます。ワイン瓶が
転がり、どーみてもヨッパライの集団なのに「"酒だ"とは明言して無いモンね!」というグレーゾーンに留め
文句の付けようを無くし、しかし「どー観ても酒だ(^血^;)」という観客との暗黙の目配せは交わす。当代一の
ギャグ作家ココにあり。しかしギャグだけでなく、どうです、この仕上がり。内容ギュウ詰め、スペクタクルも
文句ナシ!!サイコーの一篇ですよ!
この最後のお笑いで、満足しなかった観客はいないでしょう。心の底からハレヤカに、「あー面白かった!!」と、
支払った対価に見合う満足を得て、劇場を後に出来ました。笑い、挑戦、激闘、友愛。それら全てが詰まった極上
の40分でした。たった40分…されど40分。たかがアニメ、されどアニメ。この作品の前では、その内容が良かった
のかどうか喧々諤々のなじり合いをするコトも、"虚しい良かった探し"をする必要もありません。内容は、至極
単純です。しかしソレを極上のアイデアと笑えるジョーダン基調が覆い、さらにその上をスタッフ諸氏らの
血飛沫飛び散るような目を見張る仕事量が鮮やかに彩っています。こんな作品、誰がケチを付けられるモンで
すか。コレが「ガルパン」なんです。今年中には
("夏"ってハナシだけど(^血^;))、続編の劇場版も
公開されます。楽しみに待ちましょう。待てば"待っただけの甲斐がある"のが本作です


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
☆最後に一言。
そうそう、本作「アンツィオ戦」ははBDや配信で観た、ッてヒトが多いでしょうからコレは言っておかないと…。
「ソレがどんな作品なのか冷静に見極める」という意味でしたら構わなかったろう、と思うん
ですけど…しかし、今回小画面で本作に接して「「ガルパン」ってこんな面白い作品だったのか!」
と今更ながらお気に召した向きは、去年の劇場公開を観に行かなかったのは大損でしたよ!
…と一言お伝えして本稿を終わりたいと思います。ムロン劇場の大画面と腹の底から揺さぶら
れるセンシャラウンドサウンドのコトを言ってます!地方劇場なら仕方の無い無いコトだったかも知れ
ませんが、今後何らかのカタチで「ガルパン」上映に劇場空間で触れる機会があれば…コレは
絶対条件です。必ずそのシネコン最大のスクリーンで観て下さい!起動輪が大写し
になる眼前でスピンターンする戦車!!目の前で二転三転する鋼鉄の塊のクラ
ッシュ!コレらがみんな劇場の大スクリーンなら…ホンモノの戦車の実寸で味わ
えたんです!!
フツーのアニメなら、そんな大技繰り出されても、ドコとなく「あ、絵だな」と
バレちゃう程度の迫力が往々なんですが…本作の3DCGとカメラワークはハリウッド戦争映画
にも劣りません。ホントです
。観りゃ判ります。そして…ソレをさらにあたかもホンモノの"戦場
体験"かのようにショウアップしたのが「ガルパン」音響ご自慢のセンシャラウンドシステムです!!
"センサラ
ウンド"というのは、その昔の大作映画で用いられた、特殊効果専用トラック及び"音"ではなく"震動"を発生される
専用スピーカーによる地鳴りのように腹を揺さぶる音響体感システムなんですがね。コレを本作専用に用いたのが"センシャラ
ウンド"です。スゴかったですよ!特に前の方の席だと便秘が治りそうなほど(笑)、
肩こりがほぐれて健康になりそうなほどの大音圧でした(^四^)!
この音響
のためにだけ1200円払っても全く妥当だったほどです!!…現在、「ガルパン」ファンでも裕福な
ヒト達が家庭であの大迫力を再現出来ないモノか、と様々なホームシアターを構築されてるみたい
ですが…いや、サスガに劇場の大空間を地震のように揺さぶった、あのホンモノの音響には及ばない
でしょう。…ですので、劇場鑑賞未体験の方々は、今度本作が劇場にかかるような機会があれば
ゼッタイ逃すコトのありませんように!!!特に、今回の「アンツィオ戦」はメイン音響は擬似立体2.1
ch方式だったんですが、来たる劇場版は堂々5.1ch方式による本格上映だ
そうですので!!体験の機会を逃すと、後でゼッタイ後悔するコトになります!!
マジッス!新幹線と特急乗り継いででも劇場体験する価値はありますよ!


(終)

 

ニュース。

 投稿者:ゆ~さく  投稿日:2015年 2月16日(月)11時46分28秒
返信・引用 編集済
  【累計死亡者数は360万人以上、太平洋戦争時と同等】(福島民友2014年1月3日)
https://twitter.com/BiancaWhitake2/status/419274782543052800/photo/1
「政府が昨年の人口統計を発表しましたが、このデータをよく見てみると非常に興味深いことが判明しました。
震災以降に死亡者数が第二次大戦に匹敵するほど急増。厚生労働省によると平成23年から平成25年の
累計死亡者数は360万人以上
死者の伸び率は第二次世界大戦時の死亡率の伸びを上回っています。
これは驚異的なことで、今の日本は太平洋戦争時の時と同じくらいの勢いで人が亡くなっているということ
になるのです


【厚生労働省が公表、2013年日本の人口は24万4千人の記録的減少を記録した】(ロシアの声)
http://japanese.ruvr.ru/2014_01_04/126861409/
「2013年、日本ではおよそ103万1千人の子供が誕生したが、死者数は127万5000人。死者の伸びの指数は第二次
世界大戦時の死亡率の伸びを上回っている。
その結果、日本では24万4千人という記録的な人口の自然減少が
認められた」

【2014年、亡くなった人は126万9千人…人口の自然減は26万8千人で減少幅は過去最大…
戦争やってる国だって、そんなに死んでねぇよ
https://twitter.com/ST0NES/status/550631439834697731


【"国境なき記者団"発表、日本の報道自由度ランキングは世界第61位】
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150212/k10015421381000.html
"@youarescrewed
「「報道の自由」日本の順位。安倍のところがどん底」



 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
【放射能濃度50倍以上に=2号機海側の汚染地下水-福島第1】
http://www.jiji.com/jc/c?g=soc_30&k=2015011200394
(2015/01/12)
「東京電力は12日、福島第1原発2号機海側の観測用井戸で採取した地下水の放射性物質濃度が、
前回8日と比較して50倍以上に上昇したと発表した。原因は不明で、東電広報部は「13日に
再度採取して濃度を調べる」と話している。
 東電によると、地下水の放射性物質濃度が上昇した井戸は、港湾から約55メートルの距離にある。
12日に採取した地下水には1リットル当たりセシウム134が140ベクレル、セシウム137が
470ベクレル含まれていた。また、ストロンチウム90などのベータ線を出す放射性物質は1万
5000ベクレル検出された。いずれも、この井戸における濃度の最高値を更新した」

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
☆追記
2/23、0:45AM、付記。
【<福島原発>海に汚染水漏れる?放射線モニター警報】(毎日)
2月22日(日)13時0分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150222-00000016-mai-sctch
「原子力規制庁に入った連絡によると22日午前10時ごろ、福島第1原発構内の雨水などを海に流す排水路
にある二つの放射線モニターで、排水の放射線量の異常を知らせる警報が鳴った。規制庁は、基準よりも濃度が
高い汚染水が海に流れ出した可能性があると見ている。
 規制庁によると全ベータの値は、一つが1リットルあたり5000~5600ベクレル、もう一つが約56
00~7200ベクレル。通常は1リットルあたり数百ベクレル程度という。東電は、午前10時25分、すべ
ての汚染水タンク周辺から排水路への水の弁を閉めた。さらに約1時間後、海につながる排水ゲートも閉めた」

なるほど。海から約55mの距離にある観測用井戸に漏れ出してから、海に直結した排水路に到達するまで
ちょうど40日ほどかかるワケだ


☆2/25、5:00AM、付記。
さらに追加
1月末、3号基(東電ライブカメラ↓では画面右端見切れ状態)でくすぶりが見られるようです。霧の出易い季節
ですが、コレは熱源に反応して立った海霧ではないでしょう。3号基だけオカシい。スパイク臨界でしょうか?
それとも、メルトアウトで地中穿孔した燃料が、地下水辺りと何らかの反応を起こしている?
☆↓1/27(2分30秒以降)(最後に輝く不気味な球体は、カメラレンズ上の水滴ではないか?と思うんですがね…)

コレが今回の、ついに海にまで漏れ出した高濃度汚染(ベータ線源1万4000Bq!)と関係あるんでしょうかね。
いずれにせよ蓋をされて地中で何が起こっているのか外からは判らない上、東電もウソの発表を繰り返すのみ、
マスコミも報じない、じゃ今起きているコトを正確に窺い知るコトは出来ません。
でも、コレだけは言えます。東電は「地下凍土遮水壁失敗!計画中止になったよ!でも4号基廃棄プールの燃料は
片付け成功したよ!」とか「ナニかやってる」フリをカタるのみで何もやっていませんし、出来ま
せん
。リアクター自体どころか煙突基部の地上剥き出しベント配管
(25sv!近付いただけで防護服着た
人間が蚊取り線香の前の蚊のように死にます)にすら危なくて近寄れない状態が続いてます。


☆2/25、5:50AM、さらにさらに付記。
あははは、今朝のニュースでは「海に漏れ出した高濃度汚染は、2号基の屋根に溜まってた分が流れ出て雨水と
一緒に流出したモノです」だなんて苦しいイイワケやってる(^四^、)。そりゃ、「遂に地中に沈んだ燃料汚染
の封じ込めが破れて海水と直結するハメに!」
なんて事態に陥いッたら、東日本…いや太平洋中の漁業従事・
流通関係者への保障で国家パンクするでしょうしなぁ。どうなっちゃうんだか、知~らない。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
2/28、4:00AM、付記。

今度のは2月8日、TBS設置カメラから。明確に蒸気が出てますね。午後8時なら作業の煙でもない。
こりゃいよいよ「屋根の上に集積した放射性物質が雨水で~」なんてのは大嘘つき・殺人企業東電の
毎度のウソッパチ、フカシの可能性が高まりましたか?何かあったのは明白でしょう

 

2015年・冬アニメ、御かんそ。2月第2週。

 投稿者:ゆ~さく  投稿日:2015年 2月10日(火)23時56分39秒
返信・引用 編集済
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☆日記。夢の話。
2/9夜、安部政権が国民皆兵化の前段階として、男子国民全員参加のサバイバルゲームをやる、という夢を見た。
"赤紙"は電気料金滞納した時みたいな三つ折葉書(ホントに赤い文字で印刷してある)が送られて来て、返信
部分に医師の診断シールを貼る場所もあるので「あぁ、オレにゃカンケー無ぇや」といったんは思ったが、面白
そうなので参加してみる。人工芝の球場に集められ午前中はライフル抱えての突撃訓練なんかやらされ、昼食
休憩後に実戦。被弾すると電撃が走るハーネスを付けて、わぁわぁ走り回る。楽しかったけど、障害物も怪我し
ないビニールで出来てたりして「こんなんで国民皆兵とか出来るのか?オメデテーな(^へ^;)」と思っていた。
------------------------------------------------------------------------------------------------

☆2015年・冬アニメ、御かんそ。2月第2週。

○「暗殺教室」・4話
新任の殺し屋女教師(「キルミー」のソーニャちゃんを成人にしたようなの)がソレまで反目していたクラスの
ガキどもに受け入れられ、「あんたたち…判ってくれたのね!」とサブイボが立つようなアホな感動に持って
いこうとする辺りでブバッとフかされちまった(^血^;)。上手い!「妖怪ウォッチ」と同じく、近年サイコーの
"悪い子向け"作品です!…そう、児童向けですコレ、あくまで。「七つの大罪」や「ONE PIECE」と全く変わらない。
そういった視点で観て下さい。そうすれば、本作の"価値"が判って来るかも知れません、アナタにも。ジブンは
2015年版「おジャ魔女どれみ♪」(殺人アリ)みたいなセンで観てます。ハートフルですねェ。先生殺すけどな!

○「探偵歌劇ミルキィホームズTD」・6話
本作については1話からウケておりましたが、同時に「各話演出にデキる方々が入らないと…」と気にしても
おりました。今回Aパートは桜井弘明監督が救援に入られて「DI・GI・CARAT」みたいなノリ、二頭身キャラ作画も
カワイく楽しく観れましたし、内容構成も「タイムボカン」的に、毎回テンプレとなる"コーナー"を設けて進め、
前回は「一発屋」、今回は「ネット動画のカウント稼ぎ」とシニカルな各話テーマを転がしてゆく…という錦織
監督らしい手堅い造りなんですが…どうなんでしょ。アタシが「傑作ギャグ作!」と未見の方にもお奨め出来る
1期は…4話では(滑り台登って)「あはははははは空気読め?」、9話では"MH"というダイイングメッセージから
即興絵描き歌で「犯人はハムスターよ!」とか…(言葉だけで説明されるとナニやら判らんわ>(^へ^;))今でも
語り草になるような必殺一発ギャグが輝いておりました。こーゆーのはちゃんとギャグが描けるプロの作家
サマが脚本・演出に介在しないと絶対生まれません。そーゆーお方のご登場を待ち焦がれていたのですが…
どうなんでしょ?

○「夜ノヤッターマン」・5話
今回、「つまらない」と感じたヒトは多かったでしょ?どっこい、原典作を…いや、昔の「タツノコ」らしさを
知ってるモノにとっては、一番"「ヤッターマン」らしい"1作だったんですよコレ。ササヤキレポーター登場、
ナドの小ネタもそうですが、乾いたバラエティイズムで彩りながら、その実とても堅実なコトをやられてた
のが"タツノコ"です。しかし、ソレを、この2015年にそのままやるコトが"イイ"のか"悪い"のか、アタシは知
りません。本作で、スタッフ諸氏が「本当にやりたかったこと」が何なのか…ソレが現れるのはまだ、先のハナ
シみたいです。やっぱ、テーマ…"作品が観客に対して果たす「機能」"を描いて終わり、なのかなぁ?とか…?
余談。以前書きましたように、本作はその最後の瞬間まで「テイ」を堅持して欲しいです。終章、敗色濃厚に
なって小爆発が続き、火花が散るドロンボーメカ操縦席で、ドロンジョの身を心配するあまり素(ス)に戻っ
ちゃうボヤッキーを、「ドロンボーの誇りはどうしたい!」と一喝するドロンジョ、ンでいよいよ満身創痍、
各員顔面に血を流しながら「んもー!ドロンジョ様のいけず。ポチッとな」「豚モオダテリャ木ニノボ…ジジッ
…ノボ…ジジジジ(火花を散らして停止)」とかやって下さったら泣けるのではないか、と思ったりしてます。

○「ローリング☆ガールズ」・5話
はい…。やっぱり本作、本作だけの"個性"と"魅力"はあります。少なくともジブンは好きです。しかし…「ラノベ
ファンにも横丁のポチにも判る一般性」が無い…。例えば「キルラキル」は、その辺を「ベッタベタな熱血学園モノ」
テンプレと「猛烈なイキオイ」で捻じ伏せられておりましたが……本作はどうでしょう。「大江戸ロケット」も失敗
し「有頂天家族」すらも受け入れなかったこんな時代にコレをやるというのは"若さ"、若さの特権、チャレンジ
精神だとは思います。とはいえ…現在"若い層"を相手にしている本掲示板では、お勧めも出来ませんですか…。
先週書きましたように、本スタッフ様方の次回作に大期待致します。「成否に関わらず観る」とした表明を反故に
して済いません。

○「ユリ熊嵐」・6話
えー。えー。コレって、そんな(極私的な?)ハナシだったの…?
い、いや、まだ判りません。マルチミーニングの可能性だってあるし…そ、そうだ、きっとソレじゃ誰にも通じや
しない。思い過ごしでしょう。ソレにしても…。こんな回想・回想の連続でコレまで散らばってたパーツを繋ぎ
合わせて種明かしをしてゆくような親切な造りを幾原監督がされるとは…。しかしそうなると、逆に意味が判
らずに放置しておいたパーツが意味を持ち始めちゃって、コレまでの1~5話を観直してみないと評せない事態
になって来ちゃった。ガウぐすー。うん、コレはきっと作者からの「ココで1話に戻って全体の細部検証と俯瞰を
し直すこと」という表明なんでしょう。ああ…。富野御大の「Gのレコンギスタ」も、「1話につき2,3回反復して観
ろ」という造りなので、ソレでリアルタイムで追うのを諦めていたトコなのに…まったく、偉いヒトの作るモン
ってのは「オヤツのように片手間で追う」コトを許してくれない。ユリダァアクぅ~♪。でも…。ココまで「宿題」
を「ゼッタイやれ!」なんてスゴまれる作品造りになって来ると、コッチも決して見過ごしたりは出来ません。
なんたってアチラは「己の身を千に砕き、万に引き裂いて」まで、「好きを諦めないで」いてくれるのだから…。

☆ちょっと表明。先週分御かんそで「「夜ノヤッターマン」については現在当落線上」と書きましたが、今週分で
 ↑上記3作品…「ミルホTD」「夜ヤッター」「ロリガ」については御かんそ終了し、その分「ユリ熊嵐」を観直す時間
 を作るかも知れません。

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2/13、1:20AM、付記。
○「艦隊これくしょん」・6話
ナルホド。ぜーんぶ捨てちまいましたか。「艦」が「娘」だという企画のシャレ構造も、
「描けない」からやめちまったようです
(おバカな観客の諸君は、「ちゃんとやってますよ!ボーキサイト
とか酸素魚雷とか…」とか言うかも知れませんが、やってません。「セリフで言ってるだけ」です。「艦」
が「娘」だという前提で起こるはずのギャグも特異なシチュエーションも、何もありません
)。
モハヤ「艦これ」でも何でも無いです(笑)。
どこぞの宇宙戦争モノでも、ハーレムラノベでもハメ込める
「汎用パーツ」みたいな「顔ナシ」エピソードでした。ウソだと思うならどんな作品でもイイです、キャラを取ッ
替えて今回の芝居(ボーキサイトとかの語句は対象の作品に寄せて)を当てはめてご覧なさい。成り立っちゃう
から。まぁハッキリ言って、マトモな人間の口に入るシロモノではありませんでした
こーゆーのを観て「面白かった!」とか言っちゃうヒトは、もう…こんな脳に軽い電気パルス刺激を与えられる
類いのモノでありゃ、何だってイイのでしょうね。「作品が好き」なのでも何でも無い。ムロン「艦これ」
が好きなのでも無く、ただなだけ

「艦これ」は、やろうとさえすればいくらでも面白く出来る素材だと思うんですがねぇ…。その証拠に、毎度
書いてる通り二次創作では幾つも面白いモノが見られました。優れた同人創作を生み出してた
提督様方は、「俺たちがコレだけ生み出せたんだ、公式はどんな"コレ以上のモノ"を出して来て
くれるんだろう!」と期待していたコトでありましょう。しかし…結果は、何もやりません
でした。出来ませんでした。
(取り敢えずコレまでの時点で"やらなければならなかったこと"
に関しては…です。以降はどうか知りませんが…まぁ、見通しは限りなく暗いでしょうなぁ)
えー、「アニメ作品」としての結果は、以上、ザンコクなまでに出ちゃったコトですので…。以下は、ちょっと別
のハナシをします。以下の例えは「艦これ」提督のコトを指して言っているのでは無いです。お間違え無きよう。
自分の知る、良き二次創作などを生み出される"提督"の皆さんは、今回のアニメ版…この6話なども恥だ。
屈辱
だ。俺たちの好きだった「艦これ」はこんなんじゃない!!
とお思いのコトでしょうから…。そう
ではなく、今回の6話などを「フツーに面白いよ!」とか言っちゃってる(しかしドコが面白いのかは言えない)
類いの客層のコトを指して書きます。
まぁ、一般に、生物は環境が厳しくなったら生き延びるために、適応拡散してゆくのは当然なハナシなので…。
こんな盛り上がるべき収穫が無い時代に、一般の生物は口にも出来ないタデとか段ボールとか腐った柱とか
食うようになった…そんな生物がいたとしても、一概に否定は出来ません。いや、まぁ…腐った木を割ったら、
彼らのようなモノがウジャウジャひしめいてたとしたら「うわ~ッ!」と放り出して、ガソリン撒いて火ィ付け
たくなったりもしますが(笑)(ソレは仕方が無い、人間のサガです(^へ^;))彼らはソコを適度にジメジメして
暮らし心地イイなー、あったかいなー…と思って暮らしてんでしょうから、邪魔する必要も無い。アタシは悪い
大人なので、別に彼らを「糾す」必要なんて感じません。KADOKAWAのような企業に親の金を貢いで、やがて死ねば
イイと思ってます。しかし、問題なのは…彼らのような存在が「家の柱に巣くって」しまった場合です。"柱"を
食い潰されると、やがて"家"全体が傾く。アタシもアナタも棲んでいる、そんな"家"が、です。そのような事態
だけは阻止しなければなりません。今はまだ、大丈夫だと思います。良い作品…例えば今期なら「SHIROBAKO」の
ような、マトモな作品でも面白ければちゃんと買い手は付きます。(そういや「SHIROBAKO」パッケージ版1万枚
突破
、おめでとう御座いました)
しかし"彼ら"のような存在が野放図に繁殖を始めるとハナシは違います。柱が食い荒らされて"家"が潰れる。
コレは、例え話です。現実なら、家の柱を喰う蟲は、また別の家に移っていけばイイだけのハナシですが、実際は
彼らにとっても我々にとっても頼りの綱となる"家"は今ある一軒、コレっきりです。彼らに「おまいらソレ以上
増えると家が潰れるぞ。そしたらソレっきりだぞ」と知らせてやらなくてはなりません。コレまではソレを明言
するモノが(ファンサイド側には)いなかった。今は違います。ソコのアナタも、ご一緒に声を上げられませんか?
…しかしココで、そんな"声"を潰し、尻から親の金をひり出す"彼ら"のような存在の権利を独占しようとする
KADOKAWAのような企業もいるんですがね…まぁ、"彼ら"がそんな"飼育人"になつくのはトーゼンですわ。
「ボクらは迫害されている」と思い込んでる"彼ら"の頭をよしよしと撫で、「キミらはソレでイイんだよ。なにが
恥ずかしいコトがあろうものか。さぁご馳走をお食べ」と、腐った柱をいくらでもくれるんですから。この"家"
はKADOKAWAのモノじゃないんだけどね。
しかし、本来「企業者」であり、今アタシが、アナタが、大切に思ってる
この"家"を棲み家とはしていない詐欺師どもは、他人のモノだろうとお構いなしに柱を腐らせ、シロアリども
に与えるばかりです。「もっと育て、もっと増えろ、もっと太れ」と。もう既に、看過出来る範囲を超えている、と
思うんですが、どないでしょ。世間は「アニメ文化なんてどうなったって構わない」と興味も持たないか、あわよ
くば儲けの分け前にでもあずかれれば、と舌なめずりするだけですしなぁ…。今、声を上げられるのは、実際に
この"家"に棲んでいる者…アタシやアナタだけだと思うんですがね。いかがでしょうか。
とはいえ、かくいうアタシ自身も暗くジメジメした閉鎖環境は好きなクチ(笑)ですので、なんとか彼らと共存
を図れたらイイなぁ、と思わないでもないです。ソレで…例えば、以前はゼッタイ拒否していた"萌え"系統の
深夜商品群でも…例えば「ひだまり」とかイカちゃんとか「のんのんびより」「山ノススメ」とかについては賛同
して来ました。この内、「のんのん」については…作中、特に1,4,10話に「アニメ版制作者側の創意」が感じられた
ので、「あ、コレならアニメ作家の"創意"も損ねず、萌え観客に売るコトも出来る、良いカンケーが築けるんじゃ
ないかなぁ?」と思いました。「山ノススメ」もそうですね。シリーズ後半になると、企画者が「売れる。押すなら今
だ!」と思ったのか、ちと色売りがシツコくなりましたが…(^へ^;)。「ブラック・ブレット」ともなると、もう全く
文句はありません。あの作品は幼女たちを出す意味が充分過ぎるほどあった。そこいら辺の「意味性」が感じ取
れなかったので、「きんモザ」「ごちうさ」辺りはパスしております…な~んて、今のは余計なジブン語りでした。
で…。ナゼ、そーいった"萌え"モノの一部を認めておいて、今回6話を楽しんでいる者には"シロアリ"呼ばわり
するのか、一体「認めた」作品群とコレのどこがどう違って見えるのか、ですって?いやあ、簡単なコトです。
その視点で見さえすれば、白か黒か、カブトムシとゴキブリを見分けるように「認める」と「認めざる」の判別が
付くようになります。…その"ジャッジポイント"となる「視点」は…
スタッフ諸氏がハッキリと"己の仕事"として臨んでいるかいないか、です
↑上記の萌えモノ「のんのんびより」も「山ノススメ」も、作家(監督)氏は「良いモノを作ろう」と乗り気で制作に
臨んでおられました。ソレを見て「ああ、このタイトルなら"作家が企画に隷属させられる"コトも無く、その
創意と萌え客層へのセールスが両立出来るかも知れないか」と思ったんですわ。で…ソコへ行くと今回の6話…
スタッフ諸氏が完全にナゲております。ウソだと思ったらそこいらのアニメスタッフ(演出以上の役職である
コト)を捕まえて聞いてみなさい。10人が10人、「あぁ、この6話に関しては投げられましたね」と
答えると思いますよ。だって観りゃ判るじゃん。ゼンゼンやる気ねーじゃん
(笑)
鼻くそほじりながら足で書き飛ばしたよーなシゴトじゃん

ちょっとアニメを観る目のある方なら、今回のを観ていて「なんでこんなに白々しいんだ!?空虚にさえ見え
るんだが?」…とお気付きになられたでしょ?そうです、そう感じて当然なんです。そう感じられたアナタは、
全く大丈夫です。本作の"沈没"に巻き込まれないように距離を取り、二次創作の方へ逃れられて下さい。で…
なぜ今回の内容が、こんなに「空虚」に感じられるのかというと…スタッフ側の"創意"が何も加
わっていないからです。あおしまたかし氏も、演出の大嶋博之氏も経験
則でやってるだけ、鼻くそほじりながら半日で上げられるようなお仕事
ぶり。脳みその作業ゼロの内容でした。
やるコトといったら…初っ端から幼女のお風呂
シーン、セリフだけの(シチュエーションを伴わない)サムいギャグモドキ、顔のカワイさだけをアピールしよう
とするクローズアップカットバック反復。コンテ書くの楽そうだなぁ(笑)。3話で撃沈されたあの娘はこれ観て
どう思ってんだろ(笑)。で、内容は「こんなんでもやっときゃ豚喜ぶだろ」という態度ミエミエのカレー料理勝負
…提督方、どう思われます!?公式が、こんな貴方がたの二次創作にも及ばないようなモノ持ち出
して来て
うひー。IQゼロのドタバタBGMが…寒い寒い寒い。あ、でもアルミ鍋の鋳造場面での「ゾワゾワする音
です」なんてセリフだけは、あおしま氏らしさの片鱗を感じましたか。キャラのカワイさだけは出てました。が、
カワイさの中にもピリッとギャグが効いた、「苺ましまろ」CDドラマや「みつどもえ」のキレよ、今いずこ…。ああ、
今回も「もういやだ!」と投げ出そうとすると「諦めるのか?」と自戒するセリフの一群が出ましたよ。この一連の
流れ、この仕事に携わるスタッフ様方のパーソナルテーマにでもなってんですかね?イヤでイヤで投げ出した
いけど、耐え忍ばなきゃならない…とかいう。
で…その後も、判で押したような大食いやらレズやら。…うああ
ああ!カレーに得体の知れない食材入れて得体の知れないモノになってソレを食って得体の知れない顔色に
なる、なんて昭和に置き忘れて来たようなネタやるシーン、もうタイミング取りもなんもねーわ!!そのまま
やっちゃってる!!"演出"とゆー作業が無い!!
…イヤハヤ、投げとりますなぁ
(笑)(^へ^;)
。そーか、このようにして…業界内や観る目のある観客には「俺だって好きでこんな仕事や
ってるワケじゃないんだよ!仕方が無いんだよ!判ってくれよ!」という"サイン"を送っておいて、そんで味も
なんもワカラナイ"猿"の皆さんは宣伝攻勢に踊らされクソ不味いラーメン屋に列を成すバカ客同様、美味い
美味いと舌づつみ…。ナルホドね、そーゆーテで来られたんですか。ああ…"赤城"ってキャラは、この知的障害児
ばかりの艦隊の中でも、一番のバカなのね?ンで毎度おヤクソクのエロシーン、と…。この辺りで、もう観る必要
無いだろう、と判断して視聴停止、です。今回の6話を観てヨロコンでる"提督"は、こんな「艦これ」を観たかった
んですね?そーかー未プレイだけど「艦これ」って、こんな作品だったのかー(棒)。始まる前は、ジブンでさえ
「本作は勝負企画だから、成否はともかくソレなりのモノにはなるんだろう…」と思っていたのが、
まさか「ニャル子」以下になるとは思いませんでした
まあ…こうなったのも当然かも知れ
ませんね。「ニャル子」もこの商品も、"設定"があるだけで"原作"…つまり「骨格」が無いんだから。そりゃクラゲ
みたいな正体不明のブヨブヨなシロモノが仕上がりますわ。ソレが判らないのは"シロアリ"さん、
貴方がただけです。だから"シロアリ"なんです
そうと決まったトコで…ねぇ、"シロアリ"さん
がた。気付きませんか!?気付かないのですか!?!貴方がたが「艦これ」制作スタッフにさえ既に相手にさ
れていないコトに。
ココで「見る目」の無い、「己が担いだ神輿が覇権を取れさえすればソレでイイ」類いの客層
は、商品(作品)がこんな事態に陥り、やる気が失せたスタッフが創意のカケラも無い品を放り投げて寄こしたと
しても、その良し悪しに気付きさえせず…いや、例え気付いたとしてもソレ自体は問題にせず、「自分らが上げた
(与えた圧力)がスタッフを屈服させ、コチラの意に従わせたんだ!」と大はしゃぎなんでしょう、きっと。
そーゆー態度が"シロアリ"だというのだ。「俺妹」客層とちっとも変わらんではないか

…まァしかし、例え「艦こけ」(「艦これ」TVアニメ版)と言えども、卑しくもTVシリーズなんですからコレで
終われるワケがありません。ファンアイテムのOVAじゃないんだ
(笑)。
こんなんで最終回まで行ったらソレこそ
各方面から袋叩きですよ(笑)。大新聞やフジテレビまでカネ払って宣伝してもらった一大企画(笑)なんだから
(笑)(笑)。まぁ…物語上で既に一艦沈めたんですから、今回のコレはそーゆー展開になる終章まで、離れかけた
ファンを囲っておくための「緊急延命策」みたいなモノだろう、と理解しております。今回でコレだけ"駆逐艦"
(なの?知らないけど(^へ^;))幼女たちのカワイさを強調しておいたのなら、ああ、コイツら終章でみんな沈
むのかなぁ、と思いましたわ。出来るコトならみんな沈んじゃってOKデース。ああ…今回、作品の仕上がりが
こんな出来で無かったら…。そして糞を御馳走と言いくるめるような毎度のKADOKAWAの宣伝攻勢が無かったら、
そんな糞を美味しい美味しいとガツガツ食う"シロアリ"さんがたがいなかったら、アタシも…「ブラック・ブレ
ット」の時のように、そんな"いずれ消え行く"運命の少女たちを一緒に愛でるコトが出来たでしょうになぁ…。
ああ今でも愛してる、延珠(笑)。

2/13、3:50AM、付記。
○「寄生獣 セイの格率」・18話
見せ場が続きますねえ…。アヴァンから"田村玲子"の謎のセリフが来ます。「あまり、我々をイジメるな」。連載
当時、アタシにはこのセリフの意味が判りませんでした。今は、判ります。寄生生物は…ソレを差し向けた巨大
な"意志"の側に立ってみれば、確かにひ弱で、悲劇的な生物かも知れません。そして…Aパート。
コレまでビックリするほどの急ぎ足で物語を紡いで来た本作が、不意にその歩調を緩めます。
ココだけは、このシーンだけは…ジックリと描かれます。…"田村玲子"の死
思わずハッとするような、名セリフの数々。 再び、EDテーマ「IT'S RIGHT TIME」が心に沁みます。
  新一「心配するな」
                 "田村"「ありがとう」
     村野「お帰りなさい…」


役者さん方の演技も、役どころ・セリフの解釈も万全でした。…コレが「寄生獣」という作品です

作画の芝居も、的確でした。村野の前で、刑事に付き添われて任意同行する際の彼の、彼女に向けた、ごく自然な
微笑み。 脚本:米村正二氏。コンテは…。おお…。佐山聖子監督でした。ココぞ!とばかりのリリーフですねぇ。
…アニメ版のアンチは、本作のドコが気に入らないというのだろう。…やっぱりアレ"火消し"ですよねえ?
「結局"田村玲子"は何だったんだよ!その辺ウロウロして、思わせぶりなセリフ言うだけで、結局何もしなかっ
たじゃん!」…と思うアナタは、本作にはまだ10年早いですかも。10年たったら、観直してみて下さい。(感動中)

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2/14、1:15AM、付記。
○「SHIROBAKO」・18話
↑上の方にも書きましたがBD1巻売り上げ1万枚突破、おめでとう御座います!!
ジブンは当初から「本作は業界人が買うから売り上げは心配ないだろう」と思って来たんですが、こんなに
本作を判って下さるマトモな観客層がいて下さるとは、一ヤジウマの立場ながら胸を撫で下ろす思いです!
で…今回のお話。
ついに「三女」1話AR!アフレコ現場か描かれます。ジブンにとっても見知った情景ですわ(^ω^)。その昔、
40数ヶ所も取材に行きましたから…。宮森もデスクとして、調整室に座ります。段々と「アニメ制作の中心に
関わる責任者」になって来ました(^四^)!で、調整室の情景が描かれた後、カメラは録音室(いわゆる"金魚鉢")
へと…。調整室では声優所属事務所の挨拶などが描かれてますが、"金魚鉢"の中は「役者さんたちの世界」です。
ソコは暗黙のオキテ、慣習、上下関係、競い合いが支配する"実力勝負"の場。「三女」主役・ありあ役に抜擢された
新人・鈴木京子、先輩方に遠慮して室内の端っこに座ろうとしますが、古参役者に指示されて中央(モニタ正面)
席へ。コレもAR現場の慣例です。上下関係でそう決まってんではなく、舞台上では嫌でもハッキリする"主役"
"端役"の立場がアフレコ室では不明瞭なので、そうなってんではないか?と思います。あははは、メーカーPの
葛城も監督・木下も、美人さん方を前にしてアガッちゃってるみたい(笑)。ココで一つこぼれ話。音響監督氏が
いてくれる現場ならイイですが、東映は各話担当演出が直接演技指導なんかも行うんですよ。「東映は映画会社
なので、監督は役者に演技指導くらい出来ないようでは困る」から…なんだそうです。キビシーですね。そう、そ
れほど役者さんたちの扱いはデリケート。短い収録時間の間に、いかにノリをつかんでもらうか、100%の力を
出し切ってもらうか。俳優が脳内に疑問符を抱いてたりしたらいいセリフなんて録れっこない。真剣勝負です。

ああ、ありあ役・鈴木、制作側が要求するセリフのニュアンスがつかめないみたい…NGの連続で、ヌキ録りの
居残りになった様子です。まぁ、新人主役の1話では、コレは通例。代アニ卒業生の誰だかさんなんて、11時間も
かかったらしいですよ。だから恥じるコトなんて無い…とはいうモノの、本人の頭の中は混乱と焦りと自責と
不安でグチャグチャになっちゃってるコトでしょう。ココで、いつもは急ぎ足&内容ギュウ詰めの本作ですが、
この場でチャンスをつかまなければ、もう後が無い一人の声優が果敢に羽ばたく姿を尺をかけてジックリ描き
ます…。アニメの現場のように"結果"が出るまで数年かかるスパンの長い勝負と違い、彼女らには「この一瞬」
しか無いから…本当に本当の、必死の勝負だから…。「懸命」がテーマの本作としても、コレほど拾っておきたい
シチュエーションも他にないでしょう。ああ…鈴木役・金元寿子さん、上手い…(*^ω^*)。NG食らったセリフ・
「心なんてもう捨てちゃったから」は、緊張と…どこか(ウケようとしてか)カワイコぶった?ニュアンスが出て
ました。そしてベテラン音監・稲浪の神がかった手取り足取りの演技指導が入った後の、一言のセリフに込めた
真剣さ・重さ…見事に演じられておりました。うわァおいちゃん、泣けちゃったようぅ~(TДT;)!!
お判りでしょうか。コレがアニメです。この一瞬に人生を懸け、必死にマイクに食らいつく若
き瞳の輝き。声優だけじゃない、こんな数々の仕事、仕事、仕事が集積した、たった1枚の"白箱"の、
かけがい無い重さ。コレがアニメなんです。願わくば…"真のアニメファン"はコレ以降はもう、
ネットにトグロを巻く工作ペテン師どもの「なにアニメなんかに本気になっちゃってんの?」だナドと
いうはぐらかしの詭弁なんかに耳を貸すのはやめましょう。詐欺師どもにハッキリと言ってや
りましょう。「スタッフは懸命に作ってるんだ!!だからこっちも本気で観なきゃならないんだ!」と。

…なんてなトコで、Aパート終わり。
さて…Bパートは、再び忙しくも順調に進む「三女」制作風景、お馴染みのメンバーの働きぶりを描き連ねます。
平岡の弁によると、スタジオタイタニックは少人数制のスタジオだ、とのコト…ああ、ソレで「帳尻が合う」ッて
コトは…。「納期さえ守るだけの描き飛ばし」、本当の本当に切羽詰った場合の「最後・最悪の手段」として存在を
許されてるスタジオか…?野球で言えば敗戦処理投手…?いや、もしかすると「産廃業者」…?で、そんな不安の
一方で、絵麻と久乃木、イイ息抜きの漫才コンビになって来ました(笑)!フと気付けば背後に影のように寄り
添ってる臆病な猫とその飼い主みたいだ(^血^;)。猫がニャーと鳴いただけで「え?おトイレがもういっぱい?
ゴメン!掃除忘れてた!」と気付く飼い主、巷にいますモンね。その人智を超越したコミュニケーション(笑)。
新しいムサニの名物といってイイかも。

お、うら寂れたドヤ街で飲んだくれてた天才美術作家・大倉、どうやらムサニ社長と旧知の仲みたい…あははは
ココで再び社長の過去の底知れなさ(笑)が描かれましたよ。ムサニの第1作がイワク付きの「アマゾン白べこ」
だったとか…一時ムサニを退出してた過去があるとか…どうやら、その苦労のホドは並大抵ではないみたい?
大倉も社長の名を出されたら、何だかバツの悪そうな、少年みたいな顔になっちゃって(笑)。
さて。ハイ…ココでスタジオタイタニックのレイアウトが上がって来ました!!予想通りコンテ
と秒数が違う、キャラ表も見てない、挙句の果てはカットのキャラが違うナドの投げっぷり!!

トドメが、呼び出され文句を言われたタイタニック専属演出が投げてよこしたセリフ…監督・木下に向かって
「TVに見合わないコトばっかりやってると、また事故りますよ!」…そしてケンカ腰に睨みつけ、去ってゆき
ます。木下は、このコトバに言い返せません。なんたって、過去ホントにぷるんぷるんしちゃったんだから。また
木下の監督作でなくとも、コレまでさんざ監督の無理な注文に応え、要求を満たす仕事をやっても、ことごとく
売れない失敗作に終わった…そんな過去を経験しているなら、「TVアニメなんて、無駄に作画品質を上げても
ダメじゃないか。寝ないで、腱鞘炎になってまで苦労して何になるんだ」…なんて無常観に囚われても、仕方の
無いこと。制作上アニメーターに掛かる重圧は、ソレほど過酷なんですでも…。ココでタイタニック
演出・薬師丸の言うコトは、かいつまんで言えば「テキトーなトコロでなぁなぁな仕事しろよ。上なんか目指
すな。目指されると迷惑なんだよ。俺たちのなぁなぁな仕事レベルに合わせろ。みんながそうすれば、どこか
らも文句は出ない」。
そーゆーコトです。ソレもまたその通りでしょう。下手に作画レベルを上げれば、観客は
「ソレが標準」と思ってしまい、コレまでの作画レベルでは満足しなくなる。作画力の弱い者たちは生き残れず
失業する。アニメータが人間らしい生活をする余裕も無くなる。その通りだ。しかし…ソレでイイのだろうか?
みんなが"上"を目指さずに、なぁなぁな仕事で済ましていたら、ソコから"傑作"は出るのだろうか…?そんな
なぁなぁな仕事で済ましていて、スタジオタイタニックに20年、30年後の展望はあるのだろうか…?何よりも
監督・木下が、ムサニの面々が蒼空に心描いた「目を見張る空戦モノ」の夢はどうなるのか…?

おまけにこの薬師丸という男、何だか異常です。そりゃ5本も掛け持ちすりゃ追い詰められもするでしょうけど
…まるで「俺の苦労はコイツのせいだ」とでも言わんがかりの勢いで木下と宮森を睨み付け…捨て台詞を残し
去ってゆきました。ああ…。こんなんで、このスタジオとの制作は上手く行くのでしょうか…?
ハイ。上手くゆきませんでした。請け負った仕事を放り出して逃げた~ッ!!…予想さ
れていたコトではありますけど…新米デスク・宮森大ピンチ~ッ!!
しかしココで、制作
のカナメであるジブンが放り出したら何もかもが本当にオシマイになってしまう。デスクとは、アニメスタジ
オの大黒柱…。けなげに耐えよう、頑張ろうとする宮森ですが…どう考えても、上手くゆく方法が思いつけない。
思いつきっこない。ああ、ぐるぐる回る視界の中に、ロロとミムジーが出て来た…どうなるんだ?「三女」に皆が
描いた夢は?七福神の夢は?もうどうしようもないのか、宮森ぃ~ッ!…と、その時…。ムサニ制作室に入って
来た、一人の人物が…。ソレは…。そのヒトは…。ああ…。お帰りなさい~ッ!!!

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☆フと思い立って始めた、2000年代アニメ作品への思い出を語る御かんそシリーズ、その3。

○「攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX」
○「プラネテス」
この頃は、こーいった骨太な、真正面からのSF大作も作られてましたねぇ。最近はそーゆー企画、立ちません。
立っても劇場版とかが多い。劇場版じゃ…。アニメ作家としては、やはり一度は挑戦してみたい「人生の大勝負、
桧舞台」であるコトは間違い無いんでしょうけど…狭い深夜アニメ観客層の、さらに限られた層に絞られちゃ
ファン全体に訴求する広がりが得られにくいです…。やはり週一アニメでヒットを出していただきたいです。

○「あずまんが大王」
さァ来ました、深夜アニメ枠を"萌え"に染めてしまった発端の作品(^血^;)。メチャクチャ面白かったです。
ただし残念なコトに、その当時は「コレ」をやるセンスのある演出家氏がまだ少なかったですし、第一に原作の
あずまきよひこ氏ご自身が脳内に湧き出たネタを「四コマ」というフォーマットに定着させるのが苦手だった
(笑)?ような感があり、「あずま文法」に慣れた後だと「ああ、コレがやりたかったのか!」と気付かされるような
ネタでも、スタッフ様方がその「解読」に苦労されていた?みたいな印象が…。おかげで脚色陣の足並みが揃う
までにアニメ化企画が終わっちゃった…だから映像作品としての質は決して安定しなかった、という印象が
あったりもします。あの当時に、原作のノリを完全にツカマレた演出家氏はスゴいセンスをお持ちだと思う…。
ともあれ、確実に面白い作品でした(^血^)。なんといっても、大阪!あの"大阪"というキャラの底知れなさ!

○「OH!スーパーミルクチャン」
「アニメ」「アニメファンが観る作品」というより、一般層に幅広く訴求するギャグ番組。奇怪かつカワイらしい
という、素晴らしいセンス。現代でいえば、「gdgd妖精s」の石館氏や、「ガッ活!」のラレコ氏が占めているような
ジャンル…といえば判っていただけるでしょうか。そうだ、「ウゴウゴルーガ」のアニメ版、といった方がイイ
かも。ギャグの質は確実に世界レベルです。米アニメ界の「シンプソンズ」「サウスパーク」などが居並ぶ時間枠
に持っていっても、そのまま勝負出来るかも。なーんつッてな!大好きです。しかしコレも惜しいかな、この頃
ではこのハイセンスに付いて来れるアニメファンも、またこの番組のノリをイッパツで察するような一般層も
数少なく、日本TV界では残念ながら本作のスタイルは定着しなかったのでした。このバカッツラ~!

○「ジャングルはいつもハレのちグゥ」
現在「ガールズ&パンツァー」「SHIROBAKO」と快調に傑作を産み出されている水島努監督の、TVアニメ初監督作。
あのお方の全ての原点がココにあります。観なさい。TV版、二つのOVA版と3つのシリーズがありますが、この内
最も品質が高いのは2シリーズ目の「デラックス」です。とにかく観なさい。ギャグのレベルも凄まじいですが、
「グゥって一体何者なんだ?」と追っていく内に「あッ本作、ハレとグゥのお話じゃなくて、"ウェダ"という女を
描く物語だったのか!」と気付いてゆくような深みもあり。キャラクターでは、とにかくダマ婆さんがスゴい!
でもマリィも好きだし、すぐ首を吊るウイグル(夕方枠TVアニメで、本当に吊ります(笑))や、グゥに飲まれた
まま体内に住み着いてる二人も好きだ(^四^)。ナニ言ってんだか判らないですって?ですから、とにかく観な
さい。水島努を研究されようと志すヒトは、「ドクロちゃん」や「大魔法峠」辺りを観て満足してちゃダメです~。

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☆RESコーナー。
○名無しさん
>   2000年代からは少しだけずれますが「魔法のステージ ファンシーララ」についてはどう思いますか?

どうでしょう…。スタジオぴえろの魔法少女シリーズは、あの当時からの熱狂的ファンがおられますので評し
にくいですね(^血^;)。というのも、「あまり真剣に観ていなかった」というのが、正直言ったトコロでして…。
実を言いますとこの頃までは、ジブンが気に入った作品や、観る必要があった作品以外は、そんなに観ない…
という、ごくフツーのアニメ観客でした。ジブンが今のようなカタチで熱狂してアニメにのめりこむように
なったのは「ララ」の翌年('99年)に始まった「おジャ魔女どれみ♪」からです(^血^;)。この掲示板を立ち上げ
た動機も、「「どれみ♪」の感想を書きたい!」という思いからでした。ソレ以降も、けっこ観忘れてる作品、あり
ます。例えば「どれみ♪」にハマるあまり、同時期の、共に傑作だった「ボンバーマンジェッターズ」や「ゾイド」
がおろそかになってたり…。決して「アニメは全部観てる」とゆーワケじゃないです。幾度も表明してますが、
アニメ全チェック、などというキチガイじみたマネを始めたのも「俺妹」とかいう(本掲示板で言うトコロの)
"害毒"が始まったから、でして…。

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2/11、1:40AM、付記。
☆コレもRES。
掲示板閲覧者の方からの御投稿で、まだ掲載承認してない分の内では、コレも名無しさん(名無しさんばっか
りや…現在、もう"ハンドルネーム"という文化は廃れてしまったんですなぁ)からのモノで、↓以下のような
モノもあったコトを明かしておきます。

○名無しさん 2015/02/10 15:04:19
> 本編が面白くなかったらMADで面白くしよう。

というコトで、ニコだかなんだかの【 超美少女生命体 艦隊これくしょん 1話「初めまして!コンボイ
司令官」】のリンクを張っていただきました。観てみました。…。済みませんが、観ててアタマ痛くなりました
ので、コレについては掲示板掲載辞退させていただきとう存じます。
「面白くしよう」という触れ込みで御投稿いただいたからには、この作品を相当「面白い!」と思われてのコト
なんでしょうけど…ハッキリいましてコレ、「艦これ」にも「トランスフォーマー」にも興味無いヒトには全く通じません。
ジブンとしての極私的意見ですが、なんか食べ物の無い島に上陸したら、現地人の方に「このムカデとカタツ
ムリのスープを飲んでみて下さい!美味しいでしょ?美味しいでしょ?」と薦められたようなキブンです。
大変に恐縮ですが、ご辞退させていただきたく存じます。ムカデもカタツムリも興味ありませんので…。
ココで表明。最近↑「2000年代の作品群御かんそ」なんてコーナーを突発的に始めた理由なんですが、ムロン
意図があります。ソレは、現在アニメ界がどんなに貧しい時代を迎えているか、というコトを
若い方々にも思い出し、意識してもらおう、というコトでして。ハッキリ言いまして、大変に
貧しいと思います、現代は。
そんな時代に、乏しい食べ物の中からムカデとかを掘っくり返して「美味だよ!世界に通用する味だ!」「コレ
までの誰も、こんな味を発見するコトは出来なかったんじゃないかな!」とか盛り上がる「フリをする」遊びは、
申し訳無く思いますがジブンは混ざりたくないです。
でも、心配には及びません。この国の長いアニメの歴史上、こんな「衰退期」は幾度もありました。そのたびに、
閉塞した状況をひっくり返すような目の覚める新機軸作が、必ず現れたモノです。ソレを待ちましょう。

 

「ガールズ&パンツァー・OVA/これが本当のアンツィオ戦です!!」御かんそ。(5)

 投稿者:ゆ~さく  投稿日:2015年 2月 8日(日)12時58分54秒
返信・引用 編集済
  ○「ガールズ&パンツァー・OVA/これが本当のアンツィオ戦です!!」御かんそ。(5)

★佳境突入!!
ウキョ~!!盛り上がる盛り上がる!!本作で最大の危機状況BGM、「33-緊迫する戦況です!」に乗せて
樹々の間を疾走・狙撃するアンツィオ側フラッグ車P40、自軍フラッグ車38(t)の盾になり応戦するⅣ号!!

そして~!!
キタ━!!Ⅲ突×セモヴェンテ、自走砲同士の肉弾格闘戦!!
ムロン、通常の

(現実の)戦場ではこんな特異なシチュエーションは起こりません。戦車、ソレも自走砲同士が相撲を取る
必要なんてない
(笑)"戦争"ではなく"戦車道"を描く本作ならではのオモシロさ!!
通常は"待ち伏せ"が任務の突撃砲ですが、この場合は互いに目の前に飛び出して来てしまってます。さらに共
に危険な火力を持つ突撃砲同士が「フラッグ車には近寄らせない!」と取っ組み合いを始めてしまった!という
ワケで、こんな「互いに飛び立てなくなった戦闘機同士が地上を滑走しながら撃ち合う」、もしくは「建築現場で
働いてたチンピラがパワーショベルで殴り合いを始めた(笑)」みたいなユカイな光景が現出するワケです!!
なんでこんな描き方をするのかって!!?判りませんか??アナタ、数km離れた豆粒ほどの目標同士
の砲撃戦観てて面白くなるとお思いですか!?!本作の、この辺りの脚色も実は非常に巧み
んです。
また、火花を散らせて息詰る肉弾戦を描きつつも、同時に「本作は"戦争"ではなく、戦車を道具に対戦
する"武道"だから間違えないでね!」という主張も果たしてしまってます…ああ、こんな…世界のどの国
も、誰にも思い付けなかっただろうオリジナリティ溢れる"特異な魅力"を真正面から味あわせてくれ
るアニメ作品があるコトの幸福!!ジブンは本作と同じ時を生きられたコトを感謝します!!

Ⅲ突、車体を回してセモヴェンテに指向!!パッチョ車、相手の射界に入る直前のタイミングで発砲ー!!両者、
そのまま砲身を突き合わせての揉み合いに入っちゃう!!旋回砲塔が無い自走砲同士じゃ距離を
取って撃とうとケツを向けた瞬間に撃たれる!!互いの首に匕首を突き付けるべく、人間で言う
なら上になり下になりの取っ組み合いだ!!!
今回、そもそも大洗女子の隊長さんは御かんそ(2)で書いた
ように、「正体の分からないモノには近寄らない」事前計画を練っていました。しかし戦場(試合場)では、そんな
計画通りにいく試しなど殆どありません。戦記を紐解けば、イキナリの遭遇で双方パニックの乱戦突入、なんて
しょっちゅうです。そのような突発的事態に、いかに臨機応変に立ち向かうか…ソレが「人命の奪い合い」では
無く、「困難を克服する人間ドラマ」として見た"戦争モノ"の、見逃せない魅力でもあります。"戦争モノ"って
元来、面白いんです。"描くべき価値"のあるネタが鈴なりの大豊作です
しかし「戦争の現実」が知れ
渡るようになって、どこも正面切って描くのを自粛する内に、その見逃せない「良い部分」を描く機会も失われ
てしまった。まるで、キャベツに青虫が付いていたからって、気味悪がってキャベツを丸ごと捨ててしまうかの
ように…まぁ、ジブンも絶対戦争反対論者なので、余程の「発明」が成されない限り、"戦争の面白さ"を描く作品
なんて無理かなぁ…と思っていました。ソコに現れてくれたのが本作です。「人が死なない戦争」
という大発明
を引っ提げて!コレで興奮しないようでは、マトモな評者と呼べませんよ!!
本作の、
その黄金の"価値"を知って下さい!!!"戦車道"は「ガンダム」のミノフスキー粒子にも匹敵する、アニメ界の
一大発明ですよ、コレ!!
…てなコト言ってる間にも…Ⅲ突は火力も装甲もセモヴェンテより上ですが、この
近距離ではそんな性能差など無いのと同じ!双方、一発食らえばオシマイだ!アンツィオ副隊長カルパッチョ、
「相手は(前面装甲を活かして)側面をさらさないはず!」とがっぷり四つを維持し、同じく歴女チームのリーダー
・カエサルも「一発でも当てればコッチの勝ちだ!」と譲らない!Ⅲ突、発砲!!同時にセモヴェンテ、体当たりで
砲火の下に潜り込み回避!!
わずかでも装填速度が落ちた方が負ける!カエサルとカルパッチョの青春の汗が
双方車内に飛び散ります!両者、組み合ったまま同時発砲ーッ!Ⅲ突の車体重量に弾かれ
セモヴェンテ、スピン!!勢い余ってⅢ突も土俵を割りそうになり、双方、いち早く相手を射界に捉えよう
と信地旋回、と同時に発砲!!そのまま正面衝突ーッ!!スゲえ!!スゲえ!!意地のぶつかり合いだ~!!
ゲラゲラ笑って楽しむうちに、手に汗握って声援も送れる!!コレこそが
"シャレの効いた作品"です!!コレが"面白い"ッてコトです!!

一方その頃、他チームは!!
バレー部八九式、叩いても叩いてもドコからか湧き出して来る
豆戦車群に悲鳴を上げるあけびちゃん!!Ⅳ号とP40は森の中を走り抜け、進路が交錯すると同時
発砲!!一方逃げ回りつつ「あたしも撃ちたい~」「今はムリ!」とかきゃあきゃあワメイてるウサギ
さんズ!!撮影技法も本作ならではの車載カメラ長回し、戦車カメラ前への魚眼クローズアップなど
迫力ある映像が満載です!!笑いと迫力と熱血の三重奏だ~!!!Ⅲ突とセモヴェンテの激闘に
戻ると、揉み合いの内に互いに双方突き放れたか、距離を取り旋回し相手を射界に捉えると同時に
発砲、すかさず相手の側面に回り込もうとするドッグファイトになっちゃってる!!!
そしてー!!やがて激戦のさなかに勝機をつかむバレー部!!ヤラレてもヤラレてもワラワラ湧いて
来た快速軽戦車群、不死身ではなく打たれ強いだけ…車体重量が軽いので直撃でも致命傷にならず、
ひっくり返った車体
(それでも3t(^血^;))を不屈の根性で立て直し向かって来るだけ、と知れて勢い
付くアヒルさんチーム!!他のチームなら根負けしたかも知れないけど、どっこいコッチも根性勝負
なら負けない脳筋どもだ!!逆襲に転じた八九式、たちまち初の撃破白旗を揚げまくるー!!

試合場はモハヤ大混戦!!
包囲しようと散開していたアンツィオ側、各隊が各個に撃破され始め
ていると知ったチョビ子は慌てて各隊の呼び戻しと再集結を図る!!ソコが運の尽きー!!追撃を切り
上げ引き返し始めたセモヴェンテ1輌のケツを、ウサギさんズM3の固定主砲が捉えた!!「やっと撃てる!」
と張り切るあゆみちゃん、梓車長の冷静な指示の元、副砲あやちゃんと共同し初のロングレンジ射撃
を命中させるー!!ウサギさんチーム、成長の瞬間!
澤梓車長、指揮官の器を覗かせ始めた~!


一方、チョビ子のP40、ついに随伴の("護衛"とは言えませんな(^へ^;))CV33までヤラレちゃう~!!
フラッグ車丸ハダカだ~!ソコへ単騎で現れ、樹々の間隙からから砲撃して来る敵側フラッグ車・
38(t)!!「ナゼだか知らないけど向こうも丸ハダカだ!この混戦じゃ周囲がどうなってんだかワカ
ランけど、相手が38(t)なら火力も装甲もコッチが上だ!!戦況如何に関わらず、先にアレを仕留め
ちゃえば勝ちだ!!」と思わず喰い付いちゃうチョビ!!「一緒だったⅣ号はどこにいるんだろ?」とは
考えません!!ああ~ッ万事休すか~ッ!?ダメだチョビ子、姿を消したⅣ号の車長はお前
さんが警戒してたあの西住流だ!!…そんな観客の声も愛すべき熱血単純おバカさんには届きませ
ん!!「ココこそが勝機奪還のチャンス!」とばかりに追っかけちゃう!!ダメだ!ダメだよ…ああ~!
頭に血が昇ると見境無くなる彼女の性格を読んでたか、恐怖の西住流
(笑)・みほ隊長の魔の手(笑)
の中へ陥ちたか、我らが愛するチョビ子~ッ!!

はぁはぁはぁ、ぜいぜいぜい。…しかしコレ、この大混戦の中でイキナリこんな囮陽動・包囲作戦を執ったら…。
ひょっとして画面前に座っているのが「戦場は化かし合いだ、相手の心理を読み、己の術中に陥れた方が勝つ」と
知らないような観客だったとすれば…大洗側の「相手をワナにハメる小狡さ」の印象が先に立って感じられちゃ
うかも知れません。ところが、ちっともそうは感じません。コレは、「みほの得意戦法はゲリラ戦である」という
キッチリした設計の上に立ち、今回も、先に練習戦でⅢ突の不意を突くⅣ号!ナドの描写を入れてるからです。
また、先に欺瞞戦術をシカケたのもアンツィオ側。ソコで既に、「戦場とは、こーゆーモンなんですよ」という初心
者相手の説明をも果たし、同時に「わかった、"戦車道"の試合場では油断した方の負けなのね?」という観客との
「共通認識」の土台まで作ってしまってます。コレが構成ってヤツです。
観客はミリマニアばかりとは限りま
せん。むしろ、「戦争」と聞いただけで拒否するような観客にも「あッ、ヒトが死なないならミリって面白いんだ!」
と考えを改めさせるくらいに描いてやるのが作品の使命です。「いいじゃん、説明なんか省いたって、どうせその
テのファンしか観ないよ」なんて思ったら、ソレは"逃げ"です。"甘え"です。その時点でプロ失格です
またこーゆー場合、脚本の趣旨を伝えようとするあまり「絵解き的説明」に陥ってしまう演出家も多いんですが、
本作は違います。思わず我を忘れさせる、息詰まる激戦のスピード感の方をあくまで主体に据え、そんな刹那に
サラリと「バックグラウンドまで伝わる」ように描いてしまってます。尺だってOP/ED入りで40分、と定められて
る上で。しかもこの場合、「主人公・みほは単なるドジッ子お人好しさんじゃないよ!その秘めた"実力"はドコと
無くウスラ寒いモノまで感じさせるほどだよ!」という彼女のパーソナリティまでそれと無くカンジさせて…。
上手い…上手過ぎです。そんじょそこらのアニメ作家に出来るコトじゃありません。
アナタも本作「ガルパン」のファンなら、そーゆー「ナニか人知れず高度なコトをやっている」手応えは感じました
よね?だからファンやってるんですよね?…その通り、本作に、ナニか「あッこの作品は他のと違う!」と惹き付け
られ、「上手く作ってるなぁ」と感じられたアナタは、こんなアフィ宣伝に踊らされ、アッチヘフラフラ、コッチへ
ヨタヨタしてる観客の多い昨今で…優れた嗅覚と揺るがない視点をお持ちのホンモノの映像作品観
客なんですよ
。「だと思います」じゃなくて、コレは確実に、そうです。そうだ、とさせて下さい。


次回、決着。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
さて、「このままじゃ1投稿に入らない」と判断し、「OVAアンツィオ戦」決着は次回でシメ、としましたが…そう
すると次数が余ってなんか物足りない(笑)。「「ガルパン」の価値を再確認」している昨今の本掲示板ですから、
何か添え物として読み物でも書くとします。今回のお題は…そう、本作「ガルパン」のつく"嘘"について
例えば1話、及び4話冒頭…「行進間射撃は、まず当たらないと知っている」「相手戦車の射線を読んでいる」とは
いっても、キューポラの外に半身を出しているみほに聖グロ側の砲撃による巨大な岩塊が降りかかるシーン
などは誰だってヒヤッとするコトでしょう。大会規約で「競技者が戦車の外に出ている場合などの発砲は許可
されない」とあるとはいえ、砲撃手がソレを見落とした場合はどうすんだよ!死んだら誰が責任取るんだよ!
また、負けそうな側が、わざと発砲出来ないように車外に出てたら試合が続かんだろ!とか、重箱の隅をつつく
ヒトも珍しくないでしょうね。そんな、間違い探しを見つけた子供のようにキャーキャー飛び跳ねてる姿を
見ると、「ああ、本作の"真価"が呑み込めるまでは、誰もが通る道だなぁ…(^へ^)」と微笑ましくも思えますが。
そーゆーヒトは、思い出してみて下さい。貴方が重箱の隅をつつく前に、本作は面白くなかったですか?
「ヒヤッとする」描写の無い、緊張感の無い戦車戦なんて、アナタ観ててオモシロいですか?
人間は、このテの「ヒヤヒヤする」要素が無いと、ホントに息を呑んで観るコトなど出来ません。
本作はココで、どうするのかというと…絶妙かつ魅力的な"ボカシ"を入れます。"ボカシ"とは「逃げ
の手」ではありません。むしろ「作品にとって最も重要な魅力とは何か」がキッチリ判っている
作家ならではの、明晰な判断と技術です。ドシロートが何も知らずに撮ったピンボケ写真と、高度に
崩した美術や書道を一緒にして語ると、バカだと白状するようなモンですのでご注意あれ…。
作品にとって最も重要なモノとは"面白さ"です。本作は、その中心に据えた"面白
さ"を守り、活かすため、二重三重の「見えるウソ」「見えないウソ」を駆使してます。
「見えるウソ」
とは、例えば戦車道という新鮮なアイデア、学園艦という設定の、「ウッソでぇー(笑)」と手を叩いて歓迎出来る
ジョーダン、またミリマニアスタッフが渾身のコダワリを見せて描いた戦術や兵器のデティール、ミリファンを
ニヤリとさせるミリ小咄の数々、CG、肉筆、演出問わず観客を屈服させる、気迫のこもった怒涛の仕事、なんての
も含めましょう。…「ミリネタや戦術なんかは"嘘"じゃないだろう!"現実"だろう!」…とご指摘のムキも御座い
ましょうが、まァまァまァ。アニメは全部"フィクション"ですから…"フィクション"とは、とは、大雑把に言って
「ある巨大な絵空事を、まるで"本当にあったこと"かのように思わせる、小さな"嘘"や、ソレをカバーするため
に添付される"事実"の集合体」です。面白い小説や映画も同様ですが、絶妙なトコロで小さな嘘をつくからこそ
フィクションは光り輝く。アナタ、「スターウォーズ」は好きではなかったですか?要所要所で必要に応じ"楽し
いウソ"をつける作品でなければ、観客を沸かせるコトなんて出来ません。「設定さえ緻密に組めば、隙の無い
作品だ!と褒められる」なんてのはシロート考えです。ソレより前に立つのは、他の何を置いても「面白さ」です。
よくあるエセミリモノなどのように「コレが示しているのは"史実"だ!どうだ、"史実"だぞ!恐れ入ったか!」
なんて虚勢を張って見せたとして、ソレが作品を「面白く」などしない。毛ほどの役にもたちはしない。本作で
KV-2の巨大榴弾を装填してるのは、あのニーナちゃんです。アンツィオはノリとイキオイで、車重3tのCV33を
ひっくり戻します(笑)。作中の各戦車が、二次大戦当時とは違う目の覚めるような機動力を発揮するのも各校
整備班の卓越したチカラのおかげ…とはされていますが、具体的にどんなチューンをしているのかは明かされ
ません(コレについては、「二次大戦当時そのままの車輌で無きゃヤダ!」というミリオタ諸氏への配慮だろうと
思われますが(^血^)。そりゃ想像の中くらいホンモノに乗りたいよねー)。そしてその自動車部も、「どうやって
直したんだ、どうやって!」という仔細までは、「とにかく超人的なんです!」とおどけてみせて、その真相(笑)は
明かしません。ソコは"シャレ"です。言うなれば、こーゆー辺りが「見えないウソ」とでも申しましょうか?
そういった「"面白さ"の維持」のために必要なヶ所では、作家側はシャレた"ボカシ"をカマシてみせ、ニヤリと目
配せを送って来ます。観客側もニヤリと返します。ソコで作家と観客の、「幸福な共犯関係」が成立するワケです。
字に書くとすれば、↓こんな暗黙の会話が交わされてる、といったトコでしょうか。
「ニーナちゃんがKV-2の装填手、ってのはスゲエ設定ですね(^血^)」
「面白いだろ?」
「面白いです」
「イヒヒヒヒヒヒヒ」
「ニッシッシ」
このような"シャレ"をカマさないと、そもそもが「女子高生が戦車で戦う」なんておバカなシチュエーションは
実現出来っこない。重箱の隅をつつくヒトは、本作が「笑える"シャレ"の上に構築されている」という
コトを忘れているのでしょう。木を見て森を見ず、の典型例。遊園地のオバケ屋敷に入って「あッあのオバケ、
ワイヤーで吊ってるよ!ボク見えたよ!作り物だ!」とわーわーガナるガキと一緒でしょう。全部作りゴトだッ
てーの
(笑)。観客がそんなアトラクションに対し評価すべき部分は、ソコじゃない。「そのアトラクションが
何を見せようとしているか、いかに"素敵なコトを描こうとしているか"」です

こーいったコトは、「過激な」表現についても言えますね。ジブンは↑上に書いた通り戦争反対論者ですが、作品
が「シャレが判っている」人々によって作られている限り、ミリネタを志向した作品ならミリマニア諸氏には
のびのび羽根を伸ばしてそのミリオタッぷりを披露していただかなきゃオモシロくない。スポーツモノ全般や
レースモノなどもそうです。その「好きなら、ココまで描かなきゃマニアじゃないぜ!」という思いのたけをブチ
撒けてくれてこそ面白くなる。そーゆーイミでは、8話・プラウダの罠に引っ掛かりチョーシに乗る大洗隊の
「ブッ殺せー!」「やっちまえー!」なんて過激なセリフもそうです。アソコで笑わなかったヒトはいないでしょう
(^四^)。"過激さ"こそギャグの魅力。辛くないカレーなんてカレーじゃない。
ジブンには、そーゆートコで…水島監督が、アタマが固着した類いの、「面白さ」よりも先に粗探しするような
連中に向かってあッかんべーお尻ペンペンしてる姿が思い浮かびます。「"音楽"や"美術"から"ボカシ"を取り
去って"製図"にしてしまって何になる?それは"面白さ"にも、ヒトを感動させる"美しさ"にもならない」。

ジブンは、本作や「SHIROBAKO」監督の水島氏のコトを「反逆天才児」だと思ってます。思い出してみて下さい、
会長・杏が戦車道優勝を狙って立ったのも、文科省役人の高慢な態度にカチンと来たから…なんてのもありま
すね。ついでに拡大して言うなら、先週の「SHIROBAKO」17話では「ジャングル黒べえ」を暗喩するセリフが出て
来ました。本作「OVAアンツィオ戦です!」でも、宇津木ちゃんの「バターになっちゃいますよ~♪」なんてセリフ
が出ました。コレは日本でも有名だった絵本「ちびくろサンボ」からの引用であるコトは常識でしょう。共に、
大阪の差別排斥キチガイ運動家(その実は、単なる運動資金寄付詐欺師)のメシの種に槍玉に挙げられ、出版・
放送出来なくなった(自粛された)2作です。水島監督が、このような表現規制問題…"表現狩り"に対し、強い
憤りを抱いておられるのは想像に難くないだろう、と思ってます。一流のギャグマンですから。"ギャグ"こそ、
そういった物事の良し悪しカンケー無しに、「自分が不快に思ったから鬱憤晴らしに」、また単に「叩くとカネ
になる」から叩いて来るような連中とのタタカイの最前線です。全く、クダラネー時代になったモノです。
水島監督は、きっと…そんな社会流行や時代のムードの尻馬に乗り、"面白さの追求"の邪魔をしてくる類いの
連中が凄くお嫌なんだろう…と思います。ギャグマンだから、そんな憤懣もギャグに受け流し、飄々とされて
いますが…きっと胸中はかなりのストレスを溜めておられるんじゃないかなぁ、とか思っております。


(続く)
 

(無題)

 投稿者:  投稿日:2015年 2月 3日(火)21時31分33秒
返信・引用
  2000年代からは少しだけずれますが「魔法のステージ ファンシーララ」についてはどう思いますか?  

2015年・冬アニメ、御かんそ。2月第1週。

 投稿者:ゆ~さく  投稿日:2015年 2月 3日(火)16時53分29秒
返信・引用 編集済
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☆「ガルパン」関連。
さて…↓下でcat氏に情報(ご本人曰く"すてま")もご投稿いただいたコトですし、コレについて御かんそ
入れなくちゃ。
現在公開中!!「ガールズ&パンツァー」ネットラジオ・「ウサギさんチーム訓練中!」
http://www.onsen.ag/program/usagi/

オモシロかったですよ(^血^)!!ちゃんと楽しみになる"番組"になってました!!

数々のコーナーがありましたが、その内でも「協力し合お
う」といいつつ、その舌の根も乾かぬ内(笑)に秒読みで足
を引っ張り合う(笑)「ガルパン知って知って作戦」が一番
面白かったですかね。やっぱこーゆー「追い込む」コーナー
は役者さんの地が出てオモシロイ。フツオタコーナーも、
こーゆー突発的ラジオではゲンナリするような頭悪ィ系
お便りが読まれたりもするモンですが、本作はサスガの
ヒット作!「富山から大洗へ移住した」なんて報告が読ま
れたりして初見客が聞いた際の話題性も充分でした!
「ガルパン」キャラを離れた上での本人たちのキャラクタ
ーは…5人がゴチャゴチャになる傾向があった初回(笑)
とはいえ聞いてて判別し易かったのは…チームリーダー・
澤梓ちゃんのキャラを離れ意外と押しが強かった(笑)
竹内仁美嬢、ちょっと甲高い声で、舌足らずのわりにアド
リブ回りそうな山岡ゆり(宇津木ちゃん)嬢、最もマトモ
そうなカンジの…殺人ウサギの中にロス帰りの帰国子女
が混じってるような中里望(あゆみちゃん)嬢が聞き取れ
たかな?というカンジでしたが、コレは次回から2人ずつ
の当番制になれば、当人たちのキャラも次第にツカメて
来るコトでしょう。
なんにせよ、劇場版情報公開待ちの間、お楽しみが増えました!!毎回(隔週)聞きまっせ~!
でも、ジブンには…2度聞いても小松未可子さんがドコに出ておられるのか判らんかった。も一度聞いてみよう。

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☆2015年・冬アニメ、御かんそ。2月第1週

あれれ…「暗殺教室」も「ミルホTD」とか、今週は無いの?

○「夜ノヤッターマン」・4話
前回は、「いったん「シャレをやります」と表明して始めたシリーズなら、最後までその「テイ」は崩しちゃなん
ないと思います」と書きましたが…今回はどうなんでしょうか。はい…観ました。本作、現在「当落線上」にある
と思います。ジブンは、この作り方に対して決して反対はしません。むしろ好きです。「ソコまでしてテーマを
伝えたいのか…」という"手応え"は感じています。ですが、例え売れなくても「テーマを伝え」さえすれば、ソレ
で「成功」と言えるのか…?というハナシになると、ソレもまた一概には言えないと思います。本作、「シリアス
なテーマを伝えるため、大昔のギャグ作品の断片をまとい…あたかも見てくれの良くない木をクリスマスツリ
ーのように飾り立てる…ある意味"粉飾する"造りだ」、というコトは判りました。この時点で「掲げた看板」に
対して少々ナメておられるなぁ、という思いはあります。「「ヤッターマン」は何故ヒットしたのか」という意味
において。けれど、ソレでも好きです。70年前、この国が何をして来たか…現在の北朝鮮と何も変わらんじゃな
いか、というようなハナシを現在、ジックリ語るヒトはいないからです。ソレを語り継いでゆくのは我々の世代
の責務だろうと思ってます。しかし…そうすると、今度は「キラキラした"粉飾"の部分を取り去った後の"作品
の正体"に、果たしてどの位の魅力があるか」とゆーハナシになって来ます。残酷で悲しい結末を迎えるとして
も、そのセンで観客のハートをつかむ「価値ある作品」に出来得るか。決して不可能ではありません。「禁じられ
た遊び」や「ジョニーは戦場へ行った」は、いまだに数多くの人々に愛されております。されど…現代の若い客層
は、そりゃビックリするほど「映像作品を観て不快な思いをさせられる」コトに対して耐性がありません。また
コレまで「テーマだけ語って語り逃げ」の作品が、多く出回り過ぎました。今回の、この"試み"が成功するかどう
か…全ては、その「"本音"の部分」を、どれほどまでに懸命に、観る者の心を揺さぶるほどに描けるか…の勝負に
掛かっていると思います。正直、「ずいぶん辛い道を選び取られたなぁ」という感想です。

○「ローリング☆ガールズ」・4話
ぶわははは(^血^;)。ルンバを使って、どんなテロをやるのかと思ったら…コミケの真ん中で「親が泣いている
ぞ」の垂れ幕とは。ウン、ソレはちょっとやってみたいかも(笑)。ヒドいテロだ!…しかし本作、観ている人間の
99%に通じないかも知れません。現代の若い層にも通じなけりゃ、一般層にもきっと、判らなでしょう…い。
「物語」があります。ちゃんと「やっていること」もあります。ジブンは今回、2度ジ~ンとしました。しかし…。
「キルラキル」は、観ている人間の大多数に"通じ"ました。つか、見誤りようのない内容。本作は…どうでしょう。
優れている点はあります。本作のソレは、類い稀な「個性」です。しかし…その利点が逆に仇となって、獲得出来
たはずの客層を狭めてしまっている点も無視出来ません。でも…本作に携わられている若き作家様方にとって
とても良い「第一歩」だと思います。ジブンは、本作が仮に惨敗に終わったとしても、2作目を待ち焦がれます。

2/3、19:10、付記。
○「ユリ熊嵐」・5話

あー。紅羽はクマを受け入れつつあるんだ。それとも"クマ"に「成りかけ」てる?先を観ましょう。んー。コレ
って…ひょッとして「ガメラ3・邪神覚醒」みたいなハナシ(笑)?作品副題も、中コマアイキャッチも「LOVE
BULLET」ですからなぁ。…では、「撃ち抜く」のはナニ?…そう考えると…まず「透明な嵐」というキーワードに
象徴されてるモノ、というコトは疑い無いんじゃないかと思いますけど…「透明になるとクマに食われる」ッ
てのは、「ピンドラ」での「すり潰す」に相当する?ゴリゴリゴリゴリゴリゴリ。ンで…最も大きな謎は"銀子"と
"クマリア"、そして紅羽の母親との関係でしょうか。ひょっとして母親は…なんて考えてたら、おおッ!意外な
反撃を受ける銀子!これはビックリ!ショォオォォ~ック!クマショック!面白いです

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
2/5、16:25、付記。
○「神様はじめました◎」・3~4話
完全に少女マンガ(女性客層にしか喜ばれない造り)ですが、「マンガの面白さの基本」を思い出したいヒトは、
観るとイイですかも。地獄に片足突っ込んでる、半分亡者のヒトも「地上の光」を思い出したいなら。

○「艦隊これくしょん」・5話
またしても、起死回生!を狙った大宣伝攻勢が始まったみたいなので、ココで再びハッキリさせときます。
えー、二次創作をお描きになられる"提督"の皆様へ。
ジブンは原作ゲームはやっておりませんが、本タイトルの二次創作はいくつか読みました。どうだったのか
と言うと…面白かったです!"遊び心"が満載でした「ガルパンVS艦これ」なんてのも
ありまして、果たし状を叩きつけたガルパン側が浜辺に戦車並べて待っていると、岬の向こう側からカワイい
3頭身の艦娘たち(全高数百m)がおっとりしずしずと現れ、「戦車砲が届かねー!!」とかやってました(^四^)。
こんなのが「艦これ」の面白さではなかったのですか?本来、本タイトルのムーブメントは、そのような
「面白いモノ」が描ける二次創作系の方々によって支えられて来ました。ハッキリ言って、面白
かったです
。「面白い」と思って作られたのだろう二次創作は、読んだコチラも「面白い!」と思いました。

しかし今、版権者サイドに「公式」としてこのようなモノを作られて…コレまで本タイトルに「面白い創作」
を供給されて来た優秀な二次創作作家の皆様は…どうお思いなんでしょうか。「面白い」でしょうか、
このアニメ
。答えは、二次作家様がたの方が、よぉぉおぉぉ~~ッく御承知のコトと思われます。
先週予告した通り歯に衣着せず言いますが、自分でもナニ作ってんのか良く判らないスカタン
が知的障害者向けに「キミタチ、こーゆーの好きなんだろ?」とナメて作ったような内容。こんな
ヤリクチに対し、コレまで優れた笑える二次創作を供給されて来た作家様方は、どう思われるの
でしょう。「「艦これ」で遊び続けるためには仕方ないよ」と従われるのでしょうか。例え二次創作
であっても、「面白い」モノを作るのは結構苦痛を伴います。尽きぬ「愛」が無ければ、やっていら
れません。そんな積み上げて来た"愛情"を、鼻くそほじりながら蹴飛ばすようなマネをされて
受け入れられるのでしょうか。コレがKADOKAWAという企業のやるコトです
ナメてる。ナメ切ってます。ナメられてます。

しかし現在、右も左も判らずに、ただ盛り上がっているモノに乗っかろうと群がり、担ぎかけた神輿を降ろす
のが口惜しいあまりに、赤い舌をビラビラさせ詭弁の限りを尽くしゴミクズを宝石と言いくるめる、ファンを
自演した詐欺師どもの宣伝攻勢(Twitterとかが顕著ですね)に同調し、こんなプロジェクトの肩を抱き、気で
も狂ったのか「面白いよ!」と世迷言をほざく若いファン層が、未だにいるようです。そんな彼等に、
思い出させてやって下さい。"面白い"とは、こんなコトでは無い
。貴方がたが誇りとノリを携え生み出して来た"面白さ"とは、こんな
モノでは無かった、と。今ハッキリさせないと「"面白い"とはどーゆーコトか」と
いう基準が、貴方たち以下の層に通じなくなってしまう。頭を悩ませて
産み出した"面白さ"が、カネをかけた宣伝攻勢の前に平伏すようになって
しまう。ココでそんな層に同調し詐欺師どもの片棒を担げば、「"面白い"の崩壊」を招くのは、他
でもない貴方がたになってしまう。どうか
「"面白い"を作る者」の一人としての誇り
を忘れられないで下さい
。優れた二次創作を描いて来た"提督"諸氏は「自分たちの方が遥かに
面白いモノを作って来た」
という確信をお持ちのコトと思います。その通りではないでしょう
か。このKADOKAWAが企画した駄アニメなんぞより貴方がたの方が懸け離れて良いモノを産み出せます

今回、こんなドシロートがオニギリ屋で泥ダンゴを出すようなナメ切った仕事によって、「艦これ」のタイトルに大きな
傷が付きました。…ならば、どうすればよいのでしょうか?…この版権サイドの大失態は無視し、御自分らで
「本来あるべきだった「艦これ」はこうだ!」という二次創作を見せてやりゃイイと思うん
です。この、アホな版権側が"本家"だと主張する駄作なんか無視して。必ず出来ると思います。
…ジブンは部外
者なので幾分、口はばったい思いもあるのですが、傍から見てても「こんな日中の往来にブチ撒けられた
糞のような商品より、二次創作群の方が遥かに面白かった」と断言出来ます。そんな優れたモノを
産み出して来た"提督"様方が腕を見せつけてやれば「艦これ」というタイトルはまだ続くでしょう

かつてより、右も左も甘いも酸っぱいも判らず、ただ自分の乗っかったジャンルが"覇権"を取る快感のみに固執
し、敗色濃厚になると離れてゆく…そんな昆虫みたいな連中がKADOKAWAレーベルの周囲には多くおりました。
そんな層と同レベルになってしまうワケにはいかないでしょう。ジブンは、楽しい創作をして来られた二次創作
者の方々は尊敬します。才能と誇りのある人々だと思っています。KADOKAWA側は、そんな貴方がた
の「大切なもの」を人質に取るコトによって、己らの供給する拙い仕事をムリヤリ
認めさせようとしています
。どうか貴方がたの"腕"で"真の「艦これ」"を、駄作
を供給した版権側に突き付けてやって下さい。「「艦これ」は、こうだ!!"面白
い"とは、こういうコトだ!!!」と
。その時こそ、「艦これ」というタイトルは
今回の傷を乗り越え、完成されるのではないでしょうか。
全ては、アニメ化を企画したKADOKAWA側が、糞を使って糞虫をかき集める
ような方法論しか持たない企業なのが原因なんです。「艦これ」二次創作者
の方々には何の落ち度もありませんし、版権元などは逆立ちしたって届か
ないハイレベルな創作力をお持ちの人々だと思ってます


ソレでねぇ…。観てみましたよ、5話も。もうイイ加減ウンザリですけど。 …。

あー。終章ではかなり多くの艦娘が沈むのね?…コレ。
多分そうなんだろう、と見切りを付けたトコで…その予測に則って評します。制作スタッフサイドに全く「見
せる」気がありませんので、プロデューサー側の「やりたいこと」を察するのも、まるで曇りガラスを通して見るかの
ように不明瞭なのですが…まぁ、ソコは公平を期すため、敢えて「歩み寄って」評する、とします。一般の観客は
決して「歩み寄ったり」しないんですがね。我ながら甘い。で…。プロデューサー側のやりたいコトは、「もし遊び気分
で鼻歌交じりに囮にしたり沈めたりしているSLGのユニットが意識を持っていて、ソレも凄くケナゲな娘たち
だったら泣けるだろ?」というコトなんだと思います。その時点で、原作がまさしく"狂気の産物"だった「劣等
生」よりは多少マシだろう、と判断しました。しかし…そんな"前提"を伝えるコトを「放棄」してしまってる上、
シチュエーションがグダグダなので"映像作品"として観ると、ナニやってるのか全く判りません。「旗艦を決めよう」と
いう張り合いも、艦娘たちが「人間ではなく"艦"であるコト」、さらに「凄く"幼い"精神の持ち主」だという説明
が省かれているのでキミワリーです。この時点で、製作者のセンズリに近いフィルムだ、と
言えるでしょう。脚本は、模擬戦に出撃→風呂場で反省会、の連続反復になるシーンなど「あ、花田氏は仕事され
てるなぁ?」というカンジで…コレ「けいおん!」スタッフ諸氏のシゴトでしたら笑えたんじゃないか、とも思え
たのですが…演出と編集がやるべき仕事をやられてないので、寒いだけだったデース。「ファニーな艦隊ですけど
ネー」なんてセリフ…コレがマトモな作品だったら花田氏の魅力バクハツ!とゆートコなんでしょうけど、スタッフ
サイドの戸惑いを代弁するようなセリフがソコココに現れてるような体制では…やっぱりコレも犬死にデース。
ああ…戦域に行くまでの作画もクズレて来ました…。終わり近く、なけなしのリソースを集中したのだろう戦闘
シーンだけは「ココだけは!!」ってカンジに枚数使ってましたが、コレも…↑上記の作画クズレなどを見ている
と、果たしてコレ以降同様のリソースを割いていられるのかどうか…。うん…?しかし最後、ラストに向けての
伏線らしきモノも張られました。ああ…"加賀"って沈むのね?

結論。ジブンとしては1話の時点で述べていた御かんそのシメの一文を、繰り返すしかないです。
> 2015年・冬アニメ、御かんそ。1月第2週。   投稿者:ゆ~さく   投稿日:2015年 1月 8日(木)20時22分29秒
> 艦娘の一部が撃沈でもされる展開になったら…その時はファンの皆様はどう思うんだろう?
> 「俺たちの「艦これ」をこんなにされた!戦犯はアニメ版スタッフだ!」…なんてコトにならないんですかねぇ。
> くわばらくわばら。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
2/6、9:00AM、付記。
補足。この商品を観ていると胃の中の内容物を全部吐き戻しそうになるので、己の"結論"だけ書いて早々に
立ち去ろうとしました。しかしソレは良くなかったかも知れません。"総論"を書かなかった。後からですが、
少々付け加えます。今回、花田氏の仕事に珍しく同調的
(とも取れる)書き方をしたのは、この「オニギリ
屋と偽って泥ダンゴを出すような店
の経営を、氏自身はどう思っておられるのだろう?」と
いう疑問に、エクスキューズめいたモノが感じ取れたからです。ソレが「ファニーな艦隊ですけどネー」と
いうセリフです。ジブンは、ああ、このヒトは「もうこんな支離滅裂な企画は立て直しようが無い。せめて
"ファニー"で行こう」とされてるのかな?と受け取り、ようやく「人間の意志の介在」を見た
気がしました。ソレまでは「人間の意志」など微塵も感じませんでした、
この奇怪な映像には
。まぁ、「意思が感じられた」とは言っても、ソレは「オニギリ屋で泥ダンゴを
出すなんて、笑えるじゃん?どうせ客にはオニギリと泥ダンゴの区別も付かないんだからさ」というイミ
なんですがね。しかし…そうして看過をしてると、また昆虫のような連中が這い出て来る
「今回、コレまでの中ではまだマシだった」という論調から、いつの間にか「やばい面白くね?」という詭弁
に摩り替え、糞虫を寄せるために積まれた糞に群がり、垂れ流れる腐敗物の汁を啜ろうと調子付く腐敗菌
どもが蠢き出す。
テメーのコトだよやらおん。この白痴マッチポンプも大概にしろ。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
2/7、18:10、付記。
○「寄生獣 セイの格率」・17話
"怪物"が語り始めます。「自分は何処から来て、何処へ行くのか」。こう来なくちゃ面白くありません。本作は、
単に大顎で人間を生きたまま噛み砕く怪物を見てキャーとヨロコぶ類いの見世物ではありません。新一の家
に忍び込んだ"田村玲子"が、彼の幼い頃のアルバムをめくり…「愛情」という不可思議なモノの正体を探ろう
と凝視する…そんな"怪物"の肩越しに、出生当時の彼に両親がどれだけの愛情を注いでいたか、ジックリと
観客に伝えた上で…"田村"の記憶の中で、娘の身を心配しつつ喰われた、己が喰った、宿主肉体の母親の生首
を大写しにします。"心"と"死"を直接同居させる。こうだから本作は、恐ろしく、深く、面白い。グロな怪物が
刃物を振るい、人間がバラバラになるサマをキャッキャと手を叩いてヨロコぶ低級な演し物ではありません。
そして…無防備な仔犬のように、危険の只中に飛び込んで来る村野の愛情を見て、一言「羨ましい」と呟く怪物。
この時点で、この"田村"が顔を半分切り離した姿で甲高く笑いながら往来を駆け抜ける、なんて奇異な行動を
取った理由も観客は知ります。「からっぽだよぉ~ん」なんですね。続いて…探偵の手から"我が子"を奪還する
怪物。同時に、新一の身を思う村野、"怪物"を追う公安などを多重に絡め。最後に、混濁した意識の中で、探偵は
「己には赤ん坊を殺す意思があった」ことを述懐し…しかし、多分心の底からでしょう、「殺さないで良かった」
と安堵して息絶えます。公安はそんな彼の死に様に"人間として"敬意を表します。"人間性"とはなんでしょう。
本作原作者が、そんな人間と対比させるべく"怪物"を登場させた理由とは、なんでしょう。

○「SHIROBAKO」・17話
アヴァン、タローが…あくまで新人進行たちの無垢なやる気に乗った、その場のノリでですけど…「オレも
頑張る!」と宣言しました。平岡と対比させるためでしょう。そんなムサニトホホ係の彼まで含めて、痩せた
本田にスネる監督・木下やデスクの貫禄と押しが身に付いて来た宮森など…しっくりとまとまった、ムサニの
「お馴染みの面々」のムードを出しておいて、平岡を浮かせます。毎度の出版社編集のスーダラヤローぶりは、
もう「天災」とでも思っておいた方がイイでしょう。気にしてもストレス溜まるだけですし、文脈的に言って
コイツをギャフンと言わせられるようなハナシではありませんので「SHIROBAKO」は。…ンで今回は、「三女」と
いう作品の立ち上げに絡め、それぞれのキャラたちの「現状」をブワーッと描いてゆくエピソードみたいです。
全体の緩急を犠牲にするほど細かい場面を詰め込んでるため、漫然と観てると「何事も起こらない」ハナシの
ように見えてしまうかも知れませんが、良く観るとそれぞれのキャラに等分に目が行き届いている細やかな
描写であるコトが判ります。キャラ全員を愛しつつ、巻き戻しを駆使して二度、三度と観ましょう。…もう、この
愛すべき面々と顔を合わせていられる時間も残り少ないのですから…(2期が無ければ)。一見して「何事も起こ
らない日常」を描いているように見えて、シッカリ「大地震を起こす地盤にエネルギーが溜まりつつある」コト
は描かれてますねェ。この辺は現場の機微を知っていないと伝わりにくいでしょうか?ああ…そうか…コレ、
「嵐の前の、忙しいけど"順調にいってる日常"」を描いておく、いうなれば"タメ"の話か…。後から全シリーズ
観直してみれば、凄く重要になる回だと思います。その…なんだ…上手く言えないけど、後から観れば「懐かし
く」
感じるような…そんな類いの構成でしょうかね。ラスト、流し素麺なんて家庭的な(笑)イベントやって
るムサニの面々の上空を、それぞれが夢描く「三女」航空隊の雄姿が駆け抜け、その胸膨らむ思いを代弁するか
のように華々しい花火が開く…なんて演出を見るだに、なんかフキツなモノ(笑)も感じて来ちゃうほどで
(^血^;)。ああ「三女」、上手く行きますように…。今回は、やがて我々の前からは姿を消すコトになるムサニの
面々の顔を胸に刻み込むためにも、それぞれの描写を確認しておきましょう。その「演出的意図」も含めて。

宮森、ちょっと作業現場に負荷掛け過ぎじゃない?まだ制作準備段階だぞオイオイ。コレが、「甘くしておくと
現場はダレる」という彼女の舵取りで無ければよいのですが…美術の大御所・大蔵への発注ッてハナシ…この
ギュウ詰めのエピソードでわざわざ描いておくってコトは、いずれ何か機能を果たすんでしょうけど…どう
使われるんだろう?ンにしても、"廃墟"かぁ…。ソレこそスゴい技術と才能総合点が求められる仕事ですなぁ。
現実の、資料もありゃロケハンにも行ける景観だって、夕景とかアブノーマル彩色だとかで豊かなイメージが
必要なんだから…ソレが廃墟、まして未来やら異世界だったりすると…想像力で補わなけりゃならない部分が
多過ぎる。こーゆーの観てると"ロケハン"という作業工程がいかに重要か、身に迫りますわね。しかしこんな
「こーゆーのが作品制作上"難しい"とゆーコトなんですよ」なんてネタがポンポン出て来る本作。的確ですし、
勉強になりますね。さらに、ソコに音楽が加わり…。豪勢・壮大な生演奏に包まれて、自分が創造の神にになった
ようなキブンになる木下…判るぞ(^血^)。こーゆーの観てるとアニメが流し観しちゃうのがナントモ畏れ多い
"総合芸術"なんだってコトが良く判りますわね。その制作に"モチベーション"という要素がいかに重要かも。
だから、ネットでよく見るアフィ宣伝工作の逃げ文句・「アニメなんかにムキになっちゃってどうすんの?」な
んてのを見るとハラワタ煮えくり返ります。ああ…現場をよく知らない新人どもの図々しい頼り無さ(笑)が、
逆にスタッフ連の「俺がカバーしてスケジュールが回るようにしてやらなくちゃ!」という尻叩きとして機能
する、なんて描写…なんか「ガルパン」の、無能上司を演ずる会長・杏の人心操作術と似てる(^血^;)。新人原画の
久乃木、いよいよ不自由なヒトっぽい(笑)。タローとまた違ったトホホメンバーでしたか?しかし「ガルパン」
の優花里、「ウィッチクラフト」のたんぽぽといい、水島印ペットキャラのカワイいコト(^四^)。そんな彼女の
保護者になった絵麻に、ベテラン杉江が声をかける…こんなちょっとした描写も重ねておくコトで、ムサニと
いう組織の"背骨"が感じられて、実在感が増します。一方で食うや食わずのしずかは…ゆるキャラ着ぐるみの
バイト。なんか【ろこどる】みたいなコトになってる(^へ^;)。そんな彼女を励ます内輪パーティで、久々の
「どんどんドーナツ」が出ました…ああ、そうか…他の4人は既に「三女」に結集してるワケだから、コレでしずか
がゲスト声優にでも呼ばれれば、一応の再結集は果たせるワケですか…。ああ、終わって欲しくないなぁ…。

そんな彼女らの輝かしき夢に影を落とすかのように、徐々に平岡が不協和音を奏ではじめ…。ああ、どうなっ
ちゃうんだろう。あ~、新人進行・安藤は方向オンチでしたか(^血^;)。確かに比丘尼辺りの裏道は迷路みたい
だから、パニクるコトもあるかもねぇ…なんて思ってたら、あー!今度は佐藤が山梨県に(笑)!…大丈夫だよ、
進行は常に新しい場所に行かされるワケじゃないから、数々のポイントさえ覚えちゃえば。その代わり、数年
経ってすっかり東京に慣れたつもりでも、実は杉並・練馬から出たコト無かった、なんてコトになるけどね(笑)。
ああ、矢野の名前が出て来た…。でもその現状が描かれない。親父さん大丈夫なんだろうか…。で、最後はPVと
いう数分間のビデオクリップを作る工程をザーッとおさらいします。原画の演出チェック&作監チェック、動画
出し、3DCG、動画検査、背景、仕上げ(彩色)、撮影、V編、この後ダビング…この工程はアニメスタジオ現場の話で、
脚本演出などの会議・執筆工程も、アフレコ現場も含まれていません。たった数分の映像を完成させるのにさえ
こんな大勢の人々の手が入り、その各々にモチベーションが要求されます。数多くの人々の思いが詰まった、
かけがえの無い"白箱"なのだというコトが判るでしょう。ソレが判ってくれない者もいますが…。シメは、華々
しく盛り上がる「三女」劇判シンフォニックサウンドに乗せて、そんな愛すべきムサニスタッフ面々、勢揃いの
姿を見せておきます。無垢な、一途な人々の"思い"が一つのスクリーンに結集し…大空を翔る「三女」航空隊の
幻影と、華々しく花火まで上がって…。しかし不吉なコトに、撃墜されてゆく少女たちの戦闘機の姿も入れ込ま
れて…。ああ、やっぱ凄く重要なエピソードですわ、今回。劇場版なら、ココで泣けるくらいに盛り上げておく
べき場面でしょう。TVシリーズでは「あれッ最終回か!?」と思われちゃうので、やらないのでしょうけど…。
さあ…本作「SHIROBAKO」も、ついにそのクライマックスへと歩みを進めるみたいです。ソコにはどんな修羅場・
難関が待ち受けているのでしょうか…。きっとソコに辿り着いた時には、今回の…忙しいけれど順調な制作
風景が、懐かしく思えるコトでしょうよ。 ♪真っ白な想いに♪夢のかけら描いて♪動き出す未来~♪

○「妖怪ウォッチ」・55話
毎週楽しく観ておりますが、今週こそ特筆すべき面白さでした!コレでこそ、1話から「久々、現代に現れた
待望の"悪い子向け"アニメ!」と歓迎したジブンも、再びその面白さに拍手を送りたくなる一篇ざんした!
・妖怪昔話「桃太郎」
とにかくヒデー内容!過去の児童向けで、コレほどヒドい「桃太郎」があっただろうか、いや絶無だろう!と
いえるほどヒデェ(笑)。鬼ヶ島掃討作戦特殊部隊のセリフ「メコン川上陸を思い出すぜ」ッて…(^血^;)!無人
ドローンから放たれたミサイルが「鬼ー!人でなしー!」と阿鼻叫喚の鬼たちを殲滅し、寝ッころがりながら
ドローンを遠隔操作する桃太郎ッて…どーゆー児童向けじゃい!いや、実はこーゆーアブナいネタこそヒネた
ガキどもはヨロコぶモンです。小学生のシニカルなギャグセンスをナメちゃイカん。絶対判ります、ヤツら。
ラスト、ババアがお茶一服するタメがあったので、「あ、シメの文句は「めでたしめでたし」だな~」と思ったら
その通りでした(笑)。まぁ原典の「桃太郎」も鬼全滅させて「めでたしめでたし」なんだから、似たよーなモンだ。
・バレンタインデー義理チョコ作戦
もォ、妖怪ゼンッゼンカンケーねぇし(笑)(笑)。久々のフミちゃんの出番、一時クズシ過ぎた感があるので
ココからマドンナ扱いに戻して、またイジリがいのあるキャラに育てていくのもイイですね。メチャクチャ
やりながらもフミちゃんのマドンナ性、コマさんの可愛らしさも大事にしてるトコが「判っておられるなぁ」
と安心出来る脚本ざんした。
とにかく現代ニッポンの先端を走る児童向けアニメなら、このくらいやらなきゃイカんですよ!大満足♪。

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☆フと思い立って始めた、2000年代アニメ作品への思い出を語る御かんそシリーズ、その2。

○「だぁ!だぁ!だぁ!」
この頃のNHKアニメは珠玉の宝物のような作品をゴロゴロ生産していたのでした。桜井弘明監督の文句無し、
最高傑作だと思います。「楽しく笑えて、胸がぽっと温まる作品」の見本。乳児ルゥと幼女ももかのキスシーン
が…いやいや(笑)…シッターペット・ワンニャーのキャラも良かった。桜井監督はこの後、ブロッコリーの
「デ・ジ・キャラット」を担当されてから調子が悪くなられたように思います。優れた作家氏はオタ層などの
相手はせず、その時代に産まれ、育ちつつある児童層の相手をしてやって欲しい…とは思うものの、企業が
金を取れなければ制作費も出ない…ああ、こういった作品がまた観たいです。何とかなりませんかね…。

○「わがまま☆フェアリー ミルモでポン!」
↑上記作品と同じく、コメディ系少女マンガ珠玉の一作。現在青春を過ごしている世代は、小桜エツ子の声を
聞いて思い出すキャラはジバニャンでは無く、まずコチラでしょう。とにかく、「コレぞ"ちゃんと面白い"日常
不思議コメディの模範!」ともよぶべき作品。主人公、その憧れの彼氏、恋のライバル、それぞれの家にそれぞれ
ペアとなる個性豊かな妖精どもが居着き、人間側、妖精側のドラマが絡み合い展開してゆく複雑なドタバタが
惹き込み、そのシニカルなキャラにゲラゲラ笑えもするけれど、どんなキャラも等分に大切にしてやる細やか
な配慮は凡百の作家には真似出来ないだろうレベルです。本作を覚えている世代はごく狭い範囲に留まるだ
ろうけれど、作品とちょうどタイミングが合った世代は一生忘れない「幼い頃の記憶の中で、常に共に在った
永遠のトモダチ」といったトコロ。児童向けTVアニメの歴史上、決してハズセませんし、その後の少女マンガ
コメディ作品に与えた影響も大きいだろう、必見の一作。

○「セクシーコマンドー外伝 すごいよ!!マサルさん」
↑上記「だぁ!だぁ!だぁ!」が桜井弘明監督最高傑作だとするなら、本作は大地丙太郎監督ギャグ系の最高作だ
ろうと思います。ギャグの質としては「ギャグマンガ日和」も負けてはいませんが、深夜番組「ワンダフル」の
10分コーナーとして始まったモノの、その圧倒的パワーで親番組自体を喰ってしまいかねなかったイキオイ。
作中で「ウクレレコーナー」だの「ダンゴゴン太」だの勝手に始めちゃう、原作者に決して負けないギャグマン
シップが輝いていた無敵のお笑い。本放送当時、熱狂しながら観てました。

○「デジモンアドベンチャー」
「ポケモン」の後追い企画として始まったのに、「ポケモン」よりコアなファン層を獲得してしまった、バンダイ
×東映オリジナル作としては、まさに奇跡のような一作。東映としても勝負を懸けていたのだろう、先行映像と
して作られた20分の劇場公開作品(監督:細田守)からして驚異的な仕上がり。コレをイメージリーダーとして
展開したデジタルワールドシリーズは、3作目の「テイマーズ」では遂に「電脳生命体の哲学的死生観」まで行き
着くという深みと広がりを見せました(笑)。あの頃の東映作品ですから作画はちとクズレ気味かも知れません
が、少年少女とデジモンたちの友情は厚く、本作も「永遠の幼き日のトモダチ」になっている層は多いはず。
主題歌「Butter-fly」も、アニメ主題歌史上見逃せない名曲でした。

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「ガールズ&パンツァー・OVA/これが本当のアンツィオ戦です!!」御かんそ。(4)

 投稿者:ゆ~さく  投稿日:2015年 1月30日(金)16時17分45秒
返信・引用
  ○「ガールズ&パンツァー・OVA/これが本当のアンツィオ戦です!!」御かんそ。(4)

突然ですけど…「ガルパン」って、やってるコトが非常に「複雑」かつ「正確
無比」なんですよ。
…「えッコレが?女子高生が「楽しい戦争ごっこ」をしてるだけだろ?そりゃ端々には
兵器のスペックとか戦術とか、ミリファンをヨロコバセるアシライも出て来るけど…」とか言っちゃうヒトは、
きっと「自分でモノを作ったコトの無いタイプ」なのではないでしょうか。作画が良くて仰々しいコトをやって
ればソレで誤魔化されちゃう…そんな、大風呂敷を拡げる駄作に騙され易いタイプかと思われるのでご注意を。
御自分で「モノ作り」に挑んだコトのある方なら、本作が「いかに難しいコトに、針穴に糸を通すように挑んで
いるか」
お判りになられると思います。そーゆーヒトこそが公正に、作品の"真価"を見極められる人種なのでは…
あ、ココで余談ですが「ガルパン」以前に、「針穴に糸を通すような」なんて形容句を使って褒め称えた作品がある
のを思い出しました。「イナズマイレブン」です。あの時は「アホな悪ノリと、清々しい熱血の間を往復する絶妙な
パス回し」とか「サッカーの機微が分からない低学年児童向けに"どんなスゴいコトをやっているか"を超常現象
(笑)に翻案して描いてやる"印象派"作風」とか評しましたっけ…つまり、まぁ、言いたいのはそのようなコトです。
本作は、一つの「奇跡」を起こしました。今の時代に「楽しい戦争」を描いてみせる、というコトです
いや、実は"楽しい戦争"を描いた作品って、昔は多かったんですよ。絶対困難、実現不可能といわれた作戦を、ある
突飛な閃きにより打開する爽快な逆転劇。絶対の危機に騎兵隊が駆けつける、ジョン・ウエィンの西部劇なんか
もそうですね。耐えに耐え忍んだ挙句、悪漢をバッタバッタと斬り捨てる健さんの任侠劇なんかも。人間は元来
そんな、「大逆転に転じて勝利を収める戦争」が大好きなんです。当たり前です、本能に直結した部分ですから。
しかし近年、情報網が発達し、人々が次第に「戦争の実相」に触れる機会が増えて来ると…そんな「単純な戦争の
爽快さ」を描く作品も少なくなり、「ヒーローやロボットが活躍するファンタジー」の中でしか存在を許されなく
なって来ました。ソレはソレで歓迎すべきこと。"ファンタジー"も大いに結構です。以前ココに書きましたよう
に国と国とが平和裏に競い合うオリンピックなども実に高邁で澄んだ精神に満ちていますし、スポーツは無条
件で美しいモノです。が、しかし人間が"フィクション"に求めているのは「本当にあったこと」の"説得力"なんで
す。やはり娯楽作ともなるとハデな破壊と銃弾の雨の中を生命からがらかいくぐる"本物のスリル"を観てみたい。
砲弾が唸りをあげて飛び交い建築物が吹っ飛ぶナマの戦場を駆けるダイナミズム。"絵空事"の中ですら(ミョー
なプロパガンダ意図さえ無いのであれば)、ソレを自主規制してしまうのは馬鹿げたコト。ムロン、「娯楽作」と
「現実」を混同するのはアホなネトウヨだけでしょうが…フィクションの中だけは、そんな「思いッ切り楽しめる
壮大なアクション」を観てみたいでしょう?アナタも。しかしまた、「戦争の現実」を見ないように背を向けるの
も、作家としてどうなんでしょうか。出来れば現実的な範囲での思想がどうあろうと(ミギだろうがヒダリだろ
うが)、多くのヒトに楽しんでもらいたい。無邪気に。爽快に。我を忘れて。
そんな混迷の21世紀(笑)に、過去に血にまみれた戦場に咆哮をあげた戦車の群れを作中に引き込む上で、本作が
持ち込んだ方法論は"コメディ"でした。まさか、"コメディ"を軽んじるヒトはいませんね?コレも以前どこか
で書きましたが、作家にとって「笑い」は「泣かせ」「恐がらせ」よりも遥かに上等で難しい作業ですよ?まぁ、イイ
歳して「笑いは軽薄、シリアスの方が上等」なんて幼稚なコトを言い出すヒトも、今更いないでしょうけど…
で、本作においては、"ジョーダン基調"が、敵味方双方の戦術が絡み合うリアルな戦場体験と、地盤となる女子高
生のキャッキャウフフや素直な成長物語とをしっくり馴染ませました。そんな「相反するもの同士」を結び付けた結果、双方
のギャップ…"シャレ"の構造が立体的に際立ち、物語を二倍にも三倍にも魅力的にもした。その巧みさしかし、
いくら外野が「巧みだ、巧みだ」なんて感心しても、ソレを「本当にカタチにする」のはタイヘンです。"日常"側に引っ
張られないように、戦闘描写は徹底してリアルに、ミリオタ諸氏でさえウナラセるほどに兵器や戦術のデティー
ルを緻密に
描き込まなきゃならない。一方そんな"戦闘"側に巻き込まれないよう、日常も愉快に、快活に、誰もが
心浮き立つほどに魅力的に描いてやらなきゃならない…。このギャップが際立てば際立つほど、作品は光り輝き
ます。コレもよく使う例えですが、怪獣や超常現象が介在する物語は、日常がリアルに描けていればいるほど、超常
的存在が挿入された際の異彩も発揮される。…そーゆー作品のコトを称して"シゴトしている"作品
と呼び習わします。このシゴトは、ある1シーンにおいて作家側が主張したからといって完成される
モノではなく、作品全編、隅々まで気を配り、念入りに世界を構築し続けてこそ完遂されます。また、
その内容も「作家側がフカシているだけ」じゃダメです。観客の手元に届いた際に気に入られ、ウケ
を取らなきゃならない。ソレを1クールなら1クール、完璧に続ける。…タイヘンに過酷ですよ?コレ。お判り
になられるでしょうか。完璧に整備してこそ、作品は唸りを上げ、大出力で回り始めます。作品とは、
「不具合を極力廃し、念入りに設計されてこそ巨大な力を発揮するエンジン」です。
コレ判ってない
ヒト多い。こういった「虚構の舞台を構成する世界観」は一つ決めれば十個、十個決めれば百個が追加で必要と
なるモノです。"謎カーボン"という防御設定を施したなら、ソレはドコまで有効で、どの程度護ってくれるのか。
戦車道出場者はその防御幕に閉じこもっていなければならないのか。もしソコから顔を出すなら、ソレは周囲
からどう見られ、作品世界の常識的にどう評価される行為なのか。全て決めてやらなくてはなりませんし、そ
んな各々の描写は互いに整合性が取れ、その全てがウケを取るなり、テーマ描写に役割を果たすなり、部品と
して有効に「機能する」モノでなくてはなりません。余計な遊びのパーツを組み込んでいる無駄な余裕など無い
(あってはならない)。例えソレが"コメディ作"であったとしても、ですいや、コメディ
だからこそ甘えてはならない。甘えればたちまちグズグズになります。「強烈な集中と緻密さ」が必要なんです。
「ガルパン」のやっている途方も無い作業は、何もこういった「土台を構築する」パートだけじゃなく、他にも
「戦車戦を描くのに必要な(味方チームだけでも)30名以上のキャラを一人一人立て、印象付けてみせる」とか、
そしてスペクタクルの主題・戦車戦は誰もが驚き、我を忘れてのめり込めるほど魅力的なアイデアに満ちた
本物の娯楽活劇でなくてはならない、とか…。その"やっていること"は、実は「ベラボーに高度かつ
緻密なこと」
なんです。基調は観る者を笑わせ、愉快にさせる。ある場面では、少女らの素直な物語に、観る
者を無邪気にさせ、物語に惹き込む。そしてある場面では手に汗を握って興奮させ、我を忘れてのめり込ま
せる。
…そして、その全てのパーツのバランスを取る。…コレがどんなに
複合的で難しい作業か、その片鱗でもお判りになられるでしょうか。ヘタ
なシリアス(風)ロボット戦記モノの2本や3本束になっても太刀打ち出来ないほど
高度ですよ。マジで。激マジで。
長編同人誌(ちゃんとウケるやつ)でも、一度でも描いたコトが
あれば判ると思うんだけどなぁ。
この辺の違いが判らないのはファンの領域であってもハズカシーことです。
コレをやらなければ凡庸な、アル中譫妄患者の幻視のようなつかみ所の無い作品となり果てます。「テキトーに
幅のある設定にボカシといたから、観客側で好きなように妄想して補完してネ!」と言ってみたトコロで、観客
がそんな作家の都合の良いように受け取ってくれるなんて限らない。そう思うなら、そのヒトはプロではない。
詐欺工作員が炎上鎮火のために、「なんだかんだ言って面白いよ!」「楽しんだ者勝ちだよ」とか二枚舌の宣伝攻勢
で駆けずり回らなきゃならない、ヒジョーにみっともないハメに陥るのが関の山…おっと、コレに触れるは行き
過ぎでした。今は「ガルパン」アンツィオ戦御かんその途中でした。イイ加減にして御かんそに戻ります(^血^;)。
さぁ!お楽しみはココからだ!!

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
★暴走!!激走!!!大熱戦!!!!

ココまで、「敵校はデコイによる囮を立て、気付かれないように包囲をせばめ、コチラを殲滅するつもりだ!」
という油断のならない状況を描き、森の中での偶発遭遇戦など、"戦場"の臨場感やハラハラを醸しつつ徐々に
盛り上げて来ました。一方で、そんな狡猾さの裏に見え隠れする相手側チームのおバカさ加減で、本作特有の
「頬がほころぶユカイさ」「底抜けに明るい作品世界観」もガッチリとキープしてます。この多層的なアジワイ
こそが本作!!
まるで酸っぱさ・辛味・甘みがそれぞれ際立ちつつも手を繋いで踊ってるトムヤムクンのよう!
調和が取れた楽しい作品です(*^四^*)!…そしてェ~!いよいよ訪れますよ本作のメインディッシュが!
「それでは皆さん、健闘と幸運を祈ります!」…西住隊長の一声の元、華々しくも快活なマーチと
共に、本隊・ウサギさん・アヒルさん各個に戦闘突入~!!♪
…劇場封切り当時、ココでアタシは座席で
身悶えしてましたよ(笑)。この明るさ、元気さ、そしてスパイスとなる過激さ♪!コレが「ガルパン」だ~!!
まずは八九式と追いつ追われつのペパロニCV33隊、側道の土手を盾に後方へ回り込んで銃撃!さらに先行する
ペパ車ともう一輌、ヒラリと身を翻し逆走しながらの射撃!…なんと全速走行しつつの信地旋回(笑)という
離れ業を披露!「マジかYo!?」(゚四゚;)とのけぞるサーカスぶり(笑)で楽しませつつ、貧弱な装備を「コレで
勝つつもりなの!?」と笑われても、「バカだ」と指差されても、"不可能"を"不可能"とも思わない彼女らのひた
むきさが描かれます!!
…彼女らが本当に恥ずかしいのは、貧乏を口実にして「全力を出し切らない」コトなんで
しょう…「砲塔が無い?正面に出て逆向き走行すりゃイイんだよ!弾丸が通らない?だったら何も出来ないッ
てのかよ!?」
「与えられた装備」にブーたれもせず、「どうやって勝てというんだ」ナドとアタマ抱えたりもせず!
ただ嬉々として!「今出来る範囲」で一心不乱に!懸命に!夢中で!闘志を瞳に滾らせて!バカです…なんか
ナミダ出て来ました。バカです!!泣きたくなるほど爽やかな大バカどもです!!(TДT;)
イイぞー!!アホタレ暴走レディース豆戦車軍団!!大洗なんか蹴散らしてやれー!!!


そして、一方では…キター!!(*^血^*)八九式の晴れ舞台!!!我らのアヒルさんチーム、
4話でも9話でも、そして最終話でも素晴らしい見せ場を作ってくれましたが…同等以下の火力の相手とがっぷり
四つに組んでの砲戦は今回が初めてです!!ゆけー!我らがバレー部!コレまで目立たない端役に甘んじ
艱難辛苦を耐え忍んだ彼女らが、今こそ大活躍の花道に躍り出るとき!!
「八九式の主砲じゃどの戦車
の装甲も通らない」「毎回ただ逃げ回るだけって、虚しくならないの?」…なんてファンの間でも囁かれて来た彼女
らが、今こそその真の力を発揮します!!アンツィオの連中の持ち味が、きっと深夜の暴走(戦車で(^へ^;))で鍛
えたのだろう(笑)アクロバット曲乗り走行だとすれば、バレー部の"実力"は日々汗まみれになり鍛錬して
来たその命中精度だ!!
彼女ら…特にあけびちゃんの持つ射撃力は並大抵のモノではない、とゆーコトは「ガル
パン」ファンなら皆知っています!初戦の4話でも仕留め損なったマチルダだけで無く、ダージリンのチャーチル
にも当てていますね(目立たないので、「ガルパン」初心者の方はよく探してみて下さい)…ああッしかしッ!!
悲しいかな八九式の火力じゃどの戦車にも砲弾が通らないー!
(笑)
…というシニカルな笑いをコレまで
演じて来た彼女ら!…コレ、どうやら大戦時、陸軍力は基本的に「人間が肉弾でやる」モノとされて来た旧帝国陸軍
の悲哀を象徴してる様子です。大正時代設計の八九式の砲塔はムロン手回し式、砲塔と一緒に旋回する戦闘室も
無く乗員は砲の旋回に合わせ車内を歩いて(笑)回る仕様、その九〇式57mm戦車砲は肩に担いで(笑)照準する人力
システム(あけびちゃんの砲撃姿を良く見て下さい)、その弾速は遅く、慣れて来ると飛んでゆく砲弾が目で追えた
(笑)んだそうです。しッかーし!!そんなアナログ仕様が、常にナマミの練習をして来た彼女らの身体
能力に合っていた、という痛快な描写!!ついに歯の立つ防御力の相手を得、無類の攻撃制度を誇る
彼女らのアタックが、コートでは無く戦車戦の荒野で花開きます!!!
…こういった本作の"細部"って、
ただ漫然と観ているだけじゃ見過ごしてしまう…観れば観るほど「ナニを描いているか」が判って来てヤミツキ
になるシクミ
となっておりますので、いっちょ本気で観てやろう、という方はゼヒ登場戦車の性能や歴史なども
調べてバックヤード設定にも気を配りつつ、目を皿のようにしてご覧になって下さい。二度、三度と観る内に様々
なコトが判って来て、本作が好きで好きでタマラナくなって来ます。保証します。…「そんな細かいデティールが
あるのなら、なんでソレを初見の観客にも判るように明確に描かないの?"玄人好み"になるように出し惜しみ
してるの?」…ですって?決まってるじゃないですか。観れば判るじゃないですか。…判りませんか?この迫力の
スピード感、爽快なアクションの魅力を損なわないためにですよ!!二度三度観て楽しめるようにですよ!!

そんなココロ浮き立つような、ペーソスも含み手に汗も握る迫力の熱血戦を描きながらも、基調"コメディ"で
ある本作は笑いも忘れません!四方八方からCV33の機銃砲火を浴び「いててててててててててててててててて」
と叫ぶバレー部一同!きっと愛車の装甲を、まるで己の肌のように感じてるんでしょうねー。一方、ペパロニも
"マカロニ作戦"の失敗をチョビ子に指摘され、ようやく「おーッ賢いッスねぇ姐さーん!」と関心するコトしきり。
デコイを並べる時も「特盛りで行くぜ!」とか言ってたし、きっと「あるだけ並べときゃ余計にヤツらビビるだろ!」
と思ったんでしょうね(^へ^;)。「相手が車輌数を勘定して来るとは思わなかった」という(笑)そんなトコロに彼女
のパスタ屋のドンブリ勘定ぶりも覗けるような気もします。きっと気に入った客には採算度外視で大盛りにし続け、
後で「あれぇ?儲けが薄いけど、なんでだ?(^▽^)」…とかやってんでしょう。売り上げ伸ばしたかったらユダヤ人
を見習おうね(笑)!ああッどいつもこいつも愛すべきアホどもばかりだよコンチクショウ!!(*T▽T*)

一方、セモヴェンテ2輌に追い回されてナカナカ反撃の機会が無いウサギさんズ!行進間射撃は滅多に当たら
ない、と覚えた様子でこんな状況でも慌てたりはしませんが、サスガに2輌に撃ちまくられちゃ正対して主砲の
固定砲を活かすチャンスがありません…クネクネ林道を蛇行しつつ、右に振られたり左に振られたりしながら
弱り顔の操縦手佳利奈ちゃん、やるコトが無いのでムダ話してる主砲砲手あゆみちゃん・通信手優季ちゃんが
イイカンジ(^血^)!まさに、一つのウサギ小屋の中にゴチャッと詰まってる仔ウサギどもがわぁわぁワメキな
がら迷走してる(笑)類いの、本筋の激闘の中に息抜きで挿入されるコメディ端役の模範的役割を果たしてます!
昔のコメディ系群像戦争映画やレースモノなんかでもありましたよね、主人公らが息詰まる競り合いをやってる
最中に、「一方コチラは」ってカンジでカメラが振られると全然関係なくわぁわぁ迷走して崖から落ちたりして
るよーな連中(^ω^)。本作はそんな「娯楽映画の規範」の構造をしてるんです。しかも、そのお笑い役を演じる
のがウサギ小屋
(M3)にみっちり詰まった6人のろりっ子どもなんですから…ああああコイツらもスゲー
魅力的!!6人一マトメにして抱き締めたいッ!!
(*^血^*)
そしてー!そんな「息抜き」の連続で観客を和ませた後は、その笑いのテンポに乗せて(観客が
"心を開いた"頃合を見計らって)ドーン!!とメインディッシュのスペクタクルを
ブツケるのが映画演出技法の模範!!!大洗本隊、アンツィオ本隊と遭遇ー!!!


すれ違いざまにパッチョ、フラッグ車
(38t)を護ろうと立ちはだかる敵自走砲の側面に、見知った
パーソナルマークがあるのを発見!!
「たかちゃんだ!」…直ちに本隊を離脱、最も危険な火力を持つ自走砲
を己の自走砲で食い止める、と宣言するパッチョ!!…自走砲同士の近接対決だー!!!


(続く)
 

☆2015年・冬アニメ、御かんそ。1月第5週。

 投稿者:ゆ~さく  投稿日:2015年 1月25日(日)16時24分53秒
返信・引用 編集済
  ☆「ガルパン」関連雑記。…そして、ついでに「艦これ」のコトも。(ちょっと冒険だけど)
今日、学園艦の「大洗程度の中級艦でも全長7.6km」という設定を改めて反芻して「スゲエなぁ(^血^;)」と独り
笑っていた。ココで突然の問題。「人間の視界で見た地球の地平線(水平線)までの距離って何kmだと思う?」。
答えは、なんと4.5km!意外なほど近いでしょ?そう、それほど地球は「そんなに大きくない」のだ。地平線上に
何か目標物を見つけ、ソコまで歩いてゆくのは容易なこと。だから大昔の有視界戦闘をやっていた艦船は水平
線(地球の丸み)の向こう側に隠れてる敵艦を捕捉するために、あんなに高い艦橋塔を設けなければならなかっ
た。アレはエラソーにするために艦上にお城を建ててヨロコンでるワケではないのである。で、ソコで考えると
…「全長7.6km(大型なら10km)の巨大扁平構造物」の上に立ってる、と思ってみて欲しい。空気の済んだ日に甲板
上から見ると我々が常識的に把握している「地平線までの距離」の感覚が通じない、その先まで甲板が続いて
しまうのだ!スゲー(笑)。コレほど大きくなると、ソレが扁平な構造物なら地球の丸みに沿い切れなくなって
艦首・艦尾が空中に持ち上がり、自重でへし折れてしまう。コレを防ぐために「ガルパン」初期設定では学園艦は
巨大メガフロートを連結したブロック構造になっていて地球の丸みに沿う姿になる、というコトになっていた
…しかしどっかの大洗大使の「ちゃんと空母赤城の姿をしてなきゃヤダ!」というコダワリによって今のよう
なカタチとなった。と、コレが意外な効用をもたらし、設定を考えるタイプのマニア(「ひけらかす」タイプでは
無い)なら、全長7.6kmの水上構造物、なんてシロモノが出て来た時点で「うッそでぇー♪」と指差してゲラゲラ
笑える…「あ、この作品は"ジョーダン"の上に成り立ってるのね」という基本スタンスがイッパツで伝わるのだ。
なんたって女子高が軍の放出品の戦車を買い取って武道の授業を行う世界である。きっと田舎の街道沿いには
中古戦車ディーラーなんかもあって、万国旗がはためく駐車場に「シャーマン初期型、車検2年付、即決50万!」
なんてビラ貼られた中古品が並んでるに違いないのだ。そんなアホ臭く笑える基本構造を施した上に立って
萌えにしろ熱血にしろ大真面目に展開するのが本作である。この時点でジブンのようなSFファンですらキャッ
キャと手を叩いてヨロコび、「ソレで?ソレで?」と身を乗り出せる。だからチャーチルや八九式が快速でブッ
飛ばし、速度エネルギーも熱量もナシにする謎カーボン設定が出て来たってOK!になるのだ。ちゃんと"笑わ
せる"からこそ「安心して乗っかれる虚構」になるのである。「楽しまされる」コトが判ってるから

ジブンは、「何もやってない」くせに「コレはファンタジーだから」「考えるな、感じろ!」ナドという逃げ口上の
宣伝文句でムリヤリ押し通そうとする類いの商品が大ッキライだ。「何もやってない」だけのくせに。「艦これ」
はゲームの段階なら良かった。アレは"ジョーダン""おフザケ"の類いであり、そんな「思い付き」の上に立って
みんなが楽しめた。しかしアニメ化の段階で、そんな不確かな足元の見直しも何もナシで「そのまま」映像作品
化してしまった。…脚本・監督は「少女たちが水上スケート滑走するバカな絵」「弓から放たれた矢が艦上攻撃機
になり、ソコに妖精さんが乗ってる」などのアシライで「夢の中のような、論理を逸脱した世界観」…という作品
基調を作って観客の疑問をパスしようとしてるみたいだけど、「コレが「艦これ」のアニメ化なのか?」…と考え
ると大いに疑問が残る。初見の観客には「ワケの判らない奇怪な妄想」としか見えないし、ゲーム版"提督"たち
から見ても…彼等はプレイしながら、「いたいけな少女」と「それが象徴する鋼鉄の巨艦」の両方を心に描きつつ
感情移入していたはずで…それを、このようなカタチで映像メディア化されては「ホールケーキから切り出さ
れたショートケーキを更に小さく切り刻み、指先にちょこんと乗っかるだけの欠片にしたもの」を「ファンなら
BD買うよな?」とセマラレてるようなモンなのである。元来が"おフザケ"だったからユーザーは、その「企画
の本来の大きさ」
を全く気にせずに、膨らまし放題に妄想を膨らませられたのではなかったか。最初に「ウケ
を取らなければならなかった」
。ソコの仕事を、アニメ版はやっていない。「設定を明確にしろ」なんて言ってる
のでは無い。「最初にするべき仕事をしていない」のが問題なのだ。第一、そんな「夢のような世界」のアヤフヤな
土台の上で戦闘アクションと、ロコツな萌え売りと、「人死に」「泣かせ」を同時に展開しようとは…。切り刻んだ
"土台"に乗るキャパシティを大きく越えている。コレでは羊頭狗肉・竜頭蛇尾の見本のようなモノではないか。
すべては、己の作った作品が「なぜウケているのか」見誤った角川側プロデューサーの見当違いが大元の発端だ
ろう、と思っている。作り手自らが、人気が付くうちに自家妄想が膨らみ、「やっていないでパスしてきともの」
を「既にやり遂げたこと」のように錯視してしまったのが、こうなった原因ではないだろうか。
…全ては"虚構"を構築する上での「嘘のつき方」の問題だ。KADOKAWAは、駄作を擁護する宣伝上の
嘘のつき方だけ懸命であり、本当に"創意"が要求される作品上の嘘のつき方がスッポリ
抜け落ちている。コレでは"プロ"でも何でも無い

補足。こんなコトを書くと、若い層などは「要するに誰もが納得する、壮大でご立派な設定を考えろ、と言ってるの
ね?」…と誤解するかも知れない…違うんだってば。"ショウ"に参加するなら、舞台に上がった段階で「こんにち
は!ボク達はこういうノリで、こういうボケをやります!」と自己紹介しろ、
というハナシで。ソレをしてこそ、観客
も「うん、分かった!面白いのね?」と付き合える。ソレすらやらずに、M-1グランプリとかに出たお笑いが、出がしら
に給食時間に騒ぐ小学生みたいに意味不明にドタバタ走り回り、そんな「みっともなさ」にどんな意味があるのか
明かしもせず
(意味なんか無いんだけど)色話や泣かせ話を始めたら「もういい、帰れ!」と空き缶投げられるでしょ?
そういうコトです。

…あ、"提督"様方には全く責任も見誤りも無いです。災難でしたね。ゲーム版には、全然文句の欠片も無いです。
しかし、アニメ版には、明確に制作上の「錯綜」があるので、ソコを「無い!」と固執すると旧帝国海軍みたいに
引き返せないトコまで行っちゃいますよ、とだけ…負け戦を「勝っている!」と喧伝し続けてああなった大本営
の轍を踏むより、「なぜこうなったのか」を冷静に判断するのが優れた"提督"に求められるべき姿ではないか、
と思いますです。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
☆続けて、「ガルパン」情報。
3月発売・「FURY」のBDに「ガールズ&パンツァー」SP特典ディスクが付属!!
http://www.amazon.co.jp/dp/B00S871WHW
えー

> [ ガールズ&パンツァー 特典ブルーレイディスク ]
> ・ M4シャーマン in ガールズ&パンツァー
> 「ガールズ&パンツァー」のM4戦車とティーガーⅠ戦車の登場シーンを秋山優花里(中上育実)が解説
> ・ これが「フューリー号」のモデルになったM4A3E8戦車だ!中上育実が特別ロケを敢行
> 出演:中上育実(「ガールズ&パンツァー」秋山優花里役)、他
> 監修:浪江俊明(「FURY」日本語版監修)
> 協力:陸上自衛隊武器学校
> ・ 「ガールズ&パンツァー劇場版」SPECIAL PV
えー

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
☆2015年・冬アニメ、御かんそ。1月第5週。


○「暗殺教室」・3話
やっぱ面白い(^血^)なんで、週間少年マンガ誌の第一線ってのは、こんな豊かな才能が集まるんだろう…。
編集部が飛び切りの文芸用意してんだか、それともホントに作者が天才なのか…多分、後者なんでしょうなぁ。
タコの人間味がドンドン描かれる分(イタリアへジェラート買いに行っもお小遣いが足りなかった、の顛末に
ワロタ(^四^))、マジで殺人しかねないサイコパスヤローを登場させて「人間味」溢れるタコと対比させると
同時に、その弱点…「油断」や「生徒を大切に思う気持ち」などを露わにしてゆく趣向。敢えてターゲットの「弱点」
をひけらかすコトで観客(読者)の「何か殺すテがあるハズだ」という興味は格段に増します。さらにサイコパス
に見えた新キャラにも切実な「訴え」があった(ホントは、殺人目論むような小学生なんてのはこんなマトモな
人間じゃないでしょうがね)、という「彼なりの事情」を描き…ソコに「安心して殺しに来て下さい」と請け負う
タコを、そんな彼の「救い」としてあてがう…まさに「理想的」筋立てです。本作、「人類は衰退しました」のファン
は観て下さい。アレのブラックギャグの側面と似たようなアジ…上江州脚本+岸監督コンビのオイシいトコが
バシバシ出てます。
"児童向け基調"ですが、深夜にやってても気にならないほど面白い。♪やり切ってないから♪
やり切れない~♪

○「探偵歌劇ミルキィホームズTD」・4話
モノスゲーヨタ(笑)。"一発屋"の一発ネタ。本作、出来れば1期の頃のあのキョーレツなアホッぷりに戻っ
て欲しいトコですが、今回もネタは危なげなくヨタッてましたし…スタッフ諸氏が「は?ミルキィホームズ?
もォどーだってイイわ」とナゲてる感が、まるで場末の温泉ホテル大宴会場の一発屋歌手ドサ回り歌謡ショー
みたいなうらサビシいオモムキをカモシ出してて酒のツマミに好適(笑)。でもやっぱ各話演出にキョーリョク
な助っ人が必要でしょうか。今回も、コンテは冒頭の3カットでイキナリ脈絡無く人外魔境に連れてかれるとか
イキオイあったんですが、演出がも少しタイミング押しで来てくれてたら、もっともっと面白くなってたかも。
クラシックアーケードゲーム対決の決着んトコ、コンテの意図は「ホウキで掃き捨てるようにアッサリと「ハイ
ハイ退場、退場」ってカンジにサクッとケリを付ける」おつもりだったんでしょ?アレ。

1/27、20:12、付記。
○「夜ノヤッターマン」・3話
今回は、ちょっと今イチだったように思います。本作、1話からキッチリ「レジスタンスモノをやるんだ」という
筋は通してありますし、そのセンで観ても…若い二人がドロンボー一味と共に行く、と決める際の…「天使と
一緒に父母のトコロへ行こう!」(死を覚悟している)なんてセリフは泣かせましたし、その物語ラインだけに
絞っても充分「見せる」コトは可能だと思います…。しかしソレを現代の観客層に心地よく飲み下させるために
「シャレ」のオブラートを纏ったのですから、その"外装"を徐々に脱ぎ捨てて得意な文調の方へ気取られない
ように移行する、なんてコトはやって欲しくない。いったん「シャレをやります」と表明して始めたシリーズ
なら、最後までその「テイ」は崩しちゃなんない、と思います。ソレがこのシリーズの「芸」なワケですし、観客も
そんな「芸」をドコまで貫いてくれるのか、を興味の中心に据えて観てるのではないかと。そして、"シャレ"の
テイを纏ってはいても、そのままで相当の悲劇や残酷なシリアスにだって振れると思います。振れないなら、
そもそもやっちゃならない…例えウケなくとも、最初から純然たるレジスタンスモノの方が良かった…とも。
まぁ、シリアス慣れして無い若い観客のために、予め「ソッチ方面に行くよ」と予告してやる、予防ワクチンみた
いなアシライかも知れませんがね。「この企画」なら、そんなモノ不要…というか、イミ無いのでは。

○「ローリング☆ガールズ」・3話
4人娘の武者修行、まずは東京に行くみたい。で…。アヴァンの巨大ロボ同士の格闘戦、そのデザインをジッと
観ながら…「スカイツリーと…東京タワーだよなぁ?コレ…」とかブツブツ言いつつ観てます(^へ^;)。楽しい。
楽しいんだけど…コレは2話の時点から何だかジワジワ感じていたコトなんですが…「本作、もたないかなぁ?」
という気がして来ました。
ホントは、「失敗してもイイ!ド~ンと行こう!」という若い意欲を持つ、新鮮な作品は、無条件で応援したいん
です。主題歌をブルーハーツ「人にやさしく」とかにする時点で「判った!何をやりたいのか"受け取った"!」と
ハートにビシッとキました。「作品が目指している場所」も…コレ、例えば「キルラキル」をスタイリッシュに
したようなセンでしょ?「例えるなら」、ですが。大好きなんです。その中心に「夢」と「優しさ」を携えた強烈な
バイオレンス。しかし…。あの「キルラキル」でさえ、TRIGGER一社の力だけではどうにもならず…今石監督の元
に摩砂雪、樋口真嗣、前田真宏各監督ら、「あの頃の」メンツが再結集して何とか捻り伏せた?かのようにも見え
ます。おかげで「キルラ」は最後まで完走し終え、大絶賛の大拍手に終わったワケですが…。本作は、どうなんで
しょうか。なんか、前回の2話から…イキがイイのはコンテの時点までで、作画が既にアレな領域に入ってる気
がするんですが…。なんか「コンテの意図したコト」と、作画の足並みが揃ってない、とゆーか…。ああ…二原に
ウォンバットと、MSJの名が…(^血^;)。
「キルラ」もそうでしたが、「アニメーターの」作品です。ソコも大好きです。動かしてナンボ。絵の迫力でブッ倒
してこそ「どうじゃ!」と見せ付けられる。しかし…アチラの場合は今石監督と地獄に落ちる度量を持つ猛者の
集団がいてくれたからこそ何とかなりましたが、本作の「持久力」は、果たしていかほどのものなりや?
「夜桜四重奏」もそうでした。「WuG」もそうです。ココでハッキリ念を押しときますが、「WuG」は…脚本・コンテの
時点ではやるべきコトをそれなりやっていた作品でした。いやもォ、ハッキリ言って後半の構成が見れたモン
じゃなかった(笑)…ブッチャケ言うと「プロとは呼べない」領域までクズレた「ラブライブ!」2期と比べると月
とスッポン雲泥の差、というくらいキッチリしていました。まぁ結局、あの通り"ドンキホーテ"は息絶えたワケ
でしたが…ジブンは、そういう「若さ」と「挑戦の志」を持った作品が大好きなんです。ソレが無くなってしまえ
ば、アニメは確実に滅びます。だから、「挑戦の気概」を持った作品は無条件で応援しなければならない。…コレ、
ゼッタイです。
しかし…本作はというと、「ノリが全て」の作品ですので、昨今のギャグセンスにうとい若い客層には通じない
だろう、と思える面も多々あります。今回Bパートの泣きゲロとか…(^血^;)。連中、「「艦これ」とコレとどこが
どう違うんだよ!ワケワカラナイのはコレだって一緒だろ!」とか言うでしょうしなぁ。そう言われちゃうと
"解説"のしようが無いです。エロゲやエロラノベで思春期を過ごした層とは"センス"に絶望的な断絶がある、
と思ってます…。あああああ、なんかBパート最後のバクハツも、昔の「ヤッターマン」(今の「夜ヤッター」では
ない)みたいになっちゃった…(^д^;)。コレ以上盛大にクズレちゃったら、もう応援のしようが無くなります。
まだ3話でコレ、というのは…。「成否に関わらず応援します」とは言いましたけど…モゴモゴ…

○「ユリ熊嵐」・4話
「好き」と「キス」は相反するそうです。るる達は、「キス」を諦め「ユリ承認」を受けるコトによって「断絶の壁」
(人間とクマとの隔絶線)の向こうから人間界に来た、と…。あ~。その後、今回のるる(姫)の回想で、「コレまで
起こっていたこと」の説明が始まったカンジ?なんか、「ドラマ仕立ての謎」で引っ張った「ウテナ」「ピングド
ラム」より、「童話(寓話)」の文法で語られる本作の方が自分には合ってるカンジ。色々と思い当たるフシが…
ともあれ、こうして、るるの役どころは描かれました。「無償の愛の象徴」である弟を、幾度も裏切り、殺し続け
た罪グマ。…そこへ現れた銀子…彼女は「"好き"を諦めない。例え殺されても」というキャラだそうです。そして
るるは、贖罪のために彼女に"依存"し…。はー。彼女の持つ星型のブローチと同じモノが、紅羽の亡き母親の首
に…。で、こんなキャラの相関図に「透明な嵐」が絡むワケッスね。それぞれのキーワードの意味性を読み
解こうとするよりも、シーンごとの寓意性を気にかけた方がイイ気がして来ました。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
1/29、4:20AM、付記。
○「艦隊これくしょん」・4話
あー!隠し玉にあおしまたかし脚本、稲垣隆行監督(「ジュエルペット サンシャイン」「トータル・イクリプス」
1~2話)を連れて来たんだ!…その甲斐あってか、一番最後に取って付けたように付加された戦闘シーンと、
その後の愁嘆場は、っそれなり盛り上がりました。実はウトウトしていて、ハッと気が付いて、TV点けたらその
シーンだったので…ココだけ断片的に観たら少々ウルッと来ちゃったほどで。…コンテ・作画などのスタッフ
諸氏は懸命に頑張られてます。…なんで頑張っちゃうかなあ…まぁ、ソコは角川・DMM側の意気込みに対し「プロ
としての腕前と心意気を示してみせた」というトコなんでしょうけど…。しかし、いくら腕のイイ棟梁が見事な
腕前を披露してみせたトコロで、そもそもの施工主が発注したのが梁も柱も基礎も無いオモチャみたいな設計
の家じゃ…。もつワケ無いし、全体がミシミシ言ってるのに、ガワだけ綺麗な外観を指差して「新時代の新感覚
のモデルハウス!新聞一面に載ったしTV番組も絶賛だよー!」とか呼び込む詐欺師の宣伝に釣られて、そんな
家に詰め掛けてる連中を見ると…。「あー、家が潰れた時に一緒に死ぬわ、あいつら」と胃液がこみ上げるような
目眩と不快感を覚えるばかりで…フツー、家がミシミシいってたら「危ない!」と思うだろ?常識が無いのか?
とか思いつつ、最初から録画を観てみれば…。あ~~。あおしまたかし氏、投げておられる~(^血^;)。
「こんなモン、どないせーちゅーんじゃ!!」ッて叫びが響いてくるようですわ。稲垣監督も、「T.E」
1~2話の方の監督でなく、完全に「ジュエルペット サンシャイン」の方の監督ですね、こりゃ(^四^;)。観てて
背筋が凍るような"おぞましさ"。身動き出来ない環境に閉じ込められたスタッフ諸氏
が自家中毒起こし始めてるような…。例えて言うなら、生き物の飼い方を知らないバカガキが段
ボール箱にみっちり仔犬を詰め込んで蓋をして、日照りや雨の中放置して…異臭が漂い蝿がたか
り始めた頃の箱を開いてみたような…観ていてそんな感覚でした。誰だ、こんな酷いコト
をしたのは!
…と怒り狂いたくなる痛々しさ。こんなシロモノをTwitterとかで「面白い
よ!」とガナる煽りに乗せられ、段ボール開いて仔犬らの死骸を覗くサマをニココメではしゃいで
観てる連中がいるかと思うと、ねぇ…結局「この中に一人、妹がいる」とかのKADOKAWAラノベ企画と
何も変わりゃしませんでした。キチガイに向けて作られた商品なので、観て喜ぶのはキチガイばかり。
そんな感覚でした。
で、↑上に書いた、最後の戦闘シーンと愁嘆場は…さらわれて来て、こんな企画に押し込められた
スタッフ諸氏の、「ちゃんとした構成、キッチリした"狙い"と"土台"のあるシリーズを任される
なら、俺たちだってコレくらい出来るんだぜ!」という「意地」と「実力の主張」を断片的に
観せられたかのようで
…高揚なんてしません。するワケ無いじゃないですか。…なんか、狭い段ボールの中で
死んでいった仔犬たちの「ボクは大きくなったら盲導犬になるんだ!」「オレなんか警察犬だぜ!」…などいう夢と
希望と、事実ソレだけの実力があったのに飼い殺しにされていった無念の残滓が漂っているかのようで…。なんか、
目を背けたくなるような思いでした。とにかく今は、この「死の段ボール」から、実力も将来もある仔犬たちを早く
解き放ってやって欲しい。願うのは、そんなコトばかりです。…本作は、コレ以降は「作品」と呼ぶのをやめます。
毎度のKADOKAWA企画と同じ、理想もプロの気概も無い無能が「オレにだって出来る」と
勘違いして悪臭と感染菌を振り撒く「商品」に過ぎませんでした。
"提督"方への対応も…サスガ
に、コレを楽しんで観てるようなヤカラは、もうコッチも擁護出来ないでしょう(^血^;)。コレ以降アニメ版に
ついては…商品自体も、その周辺も、一切配慮ナシで書いていこうと思います。なんか、書く気も無くなって来た
けど。

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2/1,13:05、付記。
○「寄生獣 セイの格率」・16話
やはり本作、面白いですねぇ…溜息ついちゃいます(正確に言えば「原作が」、ですが)。物語が、この緊迫した
「静かな戦争」の局面に入ると、やはりBGMが軽過ぎる…シリーズが「日常の中に潜む異形」のパートだった時は
まだ良かったモノの、ソコを離れて人類VS怪物の「目に見えぬ戦争」に入ると違和感出まくり…なんてな弱点
はあるモノの、「この原作を忠実にアニメ化してもらえばきっと、誰もが観たコトも無いような連続SFホラー
ドラマになる!
」と信じていた通り、この、主人公の怪物との闘争、巻き込まれた探偵を通じて描かれる"人類側"の反攻の動き、そして怪物どもの思惑…それぞれが平行し綴られる闘争局面に入るとゾクッとします。
コレこそ「アニメにしか出来ない仕事の一つ」に数えられるかも知れません。やはり、世のTVドラマの製作者
はどっかしら怪物の出るホラーナドをナメてるモノで…軽薄になっちゃったり、「恐怖」や「怪物の変形などに
金をかける見世物」になって、なかなか「人物の芝居も、周囲のリアリティも本腰を入れて描かれる重々しい
ドラマ」にはなってくれなかったもんです。…ですので本作については、放映開始当初からずっと「演出や作画
に気に入らないトコがあっても、とにかく観ろ!」と勧めて来ました。実写映画との同時展開という強みもあり、
多くの視聴者が本作の…原作の持つ類い稀な物語性に気づいてくれれば、アニメにも、日本のSFドラマにとっ
ても前進になると思って、そうして来ました。
本作の持つ物語性に没入出来ない向きへ、少々解説。「人間と、その社会に潜む怪物の戦争」は単なる「状況設定」
であり、そのテーマは人喰い怪物と対比させるコトにより描かれる「人間性とは何か?」という問いです。"田村
玲子"の変化は、我が子を得る事によってソレが喰い殺した宿主の"母体"に起こった変異の影響でしょう。精神
性の変化と見ても、ホルモンバランスなどによる物と観ても構いません。しかし原作の作家は、そんな「女性と
いう存在」について語る日常人間ドラマを得意として来た方なので、そんな視点で観るのもまた良いでしょう。
しかし、少々再び(シリーズ当初に面食らったのと同様に)展開が急ぎ足になって来た…ように見えます。終劇
に向けて、ゼヒもう一踏ん張り、スキの無いエンディングにしていただければ、コレに勝る喜びはありません。

○「SHIROBAKO」・16話
さて、ムサニは緊急制作会議中。この中での宮森と、過去様々なスタジオを渡り歩いて来た新入進行・平岡との
会話に、ジブンはグッと来ました。そうか、「三女」編から挿入された彼というキャラの役割りと、ソコでは
どーゆー辺りを"争点"にしてゆくのかと思えば…「どこで"諦める"か」「どこに"陥とし所"を求めるか」とゆー
ハナシになるのか?!!
今回の悶着で、原作者に関しては「ちっとも要領を得ないダメ出しをする」…という描写
で(巷に溢れるのだろうそのテアイの原作者に対し)チクッと突っついただけで、ムロン「敵」にはしませんでし
た。結局、最後まで観てみれば…彼には彼の「大切にしているライン」があったのだ、と知れて。煎じ詰めてみれば、
この騒動が果たした役割は「無情にスケジュールをカットする」、ただソレだけ…でした。天災みたいなモンです。
どんな職場だってあるコト。工場が火事で焼けて、納期もズラセない。そーゆー場合は「人の力」で何とかするし
かない。…で、この先にムサニが抗ってゆくコトになるのだろう"敵"は、他にいました。…コレ、平岡の言うコト
も決して間違ってません。
いくつもの職場を渡り歩いて来た彼、そんな制作現場の最大公約数的な"諦めどころ"
を知っている、というキャラクターなんでしょう(多分)。どの辺で力を抜けば、クライアントも口を出さず観客
も怒り出さないか。そんな処世術の持ち主。でないと、取引先にも迷惑をかけ、現場はガダルカナルなみの惨事と
なる。アニメーターにだって人間らしい生活を送る権利はある。そして、アニメはマスプロな「工業製品」であり、
いくら納期を遅らせても良い芸術作品などではない…更に、トドメの文句。ココで「諦め」ないと、確実にぷるん
ぷるん
する。…その通りです。現状では、彼の言う事の方が理にかなっている。でも…ソレだけでイイのだろう
か!?…コレは来たかも知れませんよ!!あの「ガルパン」で2本の総集編を出しただけでなく最終章
納期を3ヶ月も遅らせてまで大傑作に仕上げたクレイ○ーボーイ・水島監督の胸中が述べられるかも
知れないですよー!!こりゃ「ガルパン」ファンも絶対観逃せませんわ、本作!!!!

ああ…なんかジ~ンと来たので、歌でも唄っちゃおう。♪真っ白な想いに♪夢の欠片を描いて♪動き出す未来♪
♪大切で大好きな♪かけがえのないものになる♪未完成な物語♪そのワンシーンを忘れない♪輝き感じたい
から♪♪(歌いながら次第にナミダ声)(T△T;)

脚本の、シーンごとの繋がり(狭い意味での"展開")がイイですねえ。スケジュールが遅れまくってるシビアな
状況をタローのコメディリリーフで中和しつつ、苦境でもムサニの屋台骨を務める宮森のイデポンぶりを描く
→そんな彼女に気圧されてイジケる監督・木下の、毎度制作の尻に敷かれるダメ亭主ぶりを描き(その憎めない
キャラと、こんな男が"船長"を務めるムサニの明日をも知れなさ(笑)をも感じさせ)→しかしそんな彼も仕事
の場ではイメージが的確に湧く"才能"を持つ→だけど常に作品を独りで背負っているんだ、己の孤独と共に→
最後に、最前線で苦境の只中にある井口の焦燥、と繋いでゆきます。その間にも「アニメ制作陣はこんなコトを
思い、狙って作業しているんだよ」という解説を入れ込みつつ…。多重に、様々なコトを同時に語る作品です。
観る者によっては、ココの監督・木下の芝居、CG・背景などそれぞれの部署でテキトーにおべんちゃらを言って
いるチョーシの良い男と映るかも知れませんが、彼の言ってるコトは事実です。アニメの製作現場はオーケス
トラに似ています。やはり演奏する曲目を「解釈」する指揮者が注目され、憧れられるモノですが、その"曲"に
よって木管が、金管が、弦楽が主役に躍り出る場合もある。奏者全員が"主役"なんです。さらに…興味深いのが
CG作監・下柳に出すリクエスト!
…一般にCG空間というのはどんな動きでも付けられるので、絵に説得力を
持たせるため、つい「実機の挙動」を参考にしちゃうモノです。しかしソレでは企業製品紹介ビデオみたいに
なって、「快感を感じる動き」にはなりません。「空力だとこうだから、こんな大袈裟な挙動は出来ない」じゃダメ
なんです。動きに"意志"が感じられないと観客は生理的快感を覚えない。(ちなみに手描きアニメーターは、
常に"生理的"に動きを付けてますので、そんなコトはありません。彼らが不得手とするのは、逆に「現実通りの
動き」です。双方が補いあってこその華) ココで「ガルパン」ファンは、作内で描かれた戦車の動きを思い出し
てみて下さい。
4話の西住ターン、6話でのファイアフライの砲撃をスピンターンでかわすⅣ号…など、どれも
迫力に満ちていましたが…8話、罠に引き込もうとおいでおいでするT-34部隊、そして9話の八九式疾走!…と
戦車が生き物のように"芝居"するようになって、格段に映像としての魅力が増したでしょ!?
ココで描いてるのは、そのようなコトなんですよ!!本作、「ガルパン」ファンにとっても絶対に
観逃せません!
「砲塔はこんなに速く回らない」「チャーチルはこんな速く走れない」じゃ「面白い映画」には
ならない。「ガルパン」が目指したのは「面白い映画」なんですよ!!
…ぜいぜいぜい。あぁ、そーいや…
↓下の「アンツィオ戦」御かんそ(3)でもジブン、「「ガルパン」の"絵造り"は、ある意味「詩的」でさえある」と
書きました。木下の言う「絵に心象を感じさせたい」というセリフも同じコトを言ってますね…。ハッ!イケナ
い、ココでこんなに字数使うつもりじゃなかった!で…Bパート。追い詰まった井口が、屋上で絵麻と繰り広げ
るあんこう踊りみたいなおバカなダンス。本作は"ドキュメンタリ"ではなく"娯楽作"なので、物語が深刻な
局面に入ると、こういったコメディ演出を挿んで陰鬱にさせません…しかし、↑見て下さい。各々のシーンの、
最も大切なキャラの顔、顔を抜き出してみれば…みんな、悩んでいます。苦しんでいます。そういった表情を、
ちゃんと観客の心のどこかに残しつつも…表面上はコメディの流れを崩しません。上手いんですよねぇ…。
この絶妙なバランス取り。ヒトがこのような"意図"をコンテの段階でシコメるようになるには、一体どれほど
修行しなきゃならないんだろう。…で、ココで小笠原が悩む井口たちを連れて行った"オアシス"…ソコでは
大リーグボール2号やドリームボールなどの野球マンガパロディ大脱線(笑)も挿入されますが、ソレは直後に
彼女…小笠原が若い頃に食らった大試練の思い出話とバランスを取るための前フリでしょう。確かに観客も
目先が変わったし、野球とカーレースが大好きな(笑)どこかの監督氏の気分転換にもなったのでは。…あ~。
とか思ったら、その後のスーダラ編集を追う渡辺ラインPたちの首都高暴走シーンでカーレースまで描かれ
ちゃった(^血^;)。…なぁ~んてやりながらも、こうして本作は…あくまで「前向き」な基調を崩さずにゆきます。
前向き、前向き。何があっても、コレでもか!と前向き。
ラスト。悩みに悩んだ井口の作画台の上で、ようやく「三女」主役キャラ・"アリア"が産声を上げます…。
アタシ、先週の感想で「ドラマの理想形としては、原作者と直談判に行く宮森の活躍とかで窮地を脱する展開
とか考えられるか」とか書いたコトを、恥ずかしく思います。そう…キャラが努力しないで、主人公補正の活躍
で全てが解決しちゃ、「困難を克服する人々の群像ドラマ」にはなりませんよねぇ…。
ラスト、本作の必殺の演出が、再び繰り返されて…。白い動画用紙の上で、ハッと「己に生命が吹き込まれた」
コトに気付くキャラクター"アリア"。産みの親に向かって敬礼します。「コレからXクールよろしくね!」


しかし…行く手には、更なる"暗礁"が待ち構えています。アニメ制作って、片道分の燃料しか積まないで夜の
暗礁地帯を手探りで進む航海に似ている…。今回の原作者との悶着は、キャラ作監・井口が試練を食らってソレ
を乗り越えるまでの物語でしたが、ムサニ全体として見てみれば…単に、チョーシ良く進んでいたスケジュー
ルをいったん頓挫させ、全てをギリギリの非常時に追い込むための制作上「第一の試練」に過ぎませんでした。
ソレはこの後に控える、新人デスク・宮森に襲い掛かる「本当の試練」に向け設えられた"お膳立て"なのでしょ
う。キャラデザのOKは取れたけど、井口には更なる重圧…既に仕上がった分の原画作監修正が待ち受けてます。
もう、残りの制作猶予時間もありません。ソコに襲い掛かるべき"試練"は…もう、伏線は張られていますね。
スタジオ・タイタニック…  うあああああやっぱりサディストだ、この物語考えてるヒト(T四T;)!

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☆1/23早朝、目が覚める直前に見た夢(ナゼか大昔のVHS録画機で深夜アニメをサーチしてる夢)の中で
 「ニャニがニャンだーニャンダーかめん」主題歌・大森玲子「夢のマント」が流れてて、「ああ、いい曲だ…」
 とジンワリ泣けたので、今日からこの御かんその端っこに、今では忘れかけてる2000年代アニメ作品
 ついてちょっと書いてゆこうか、と思い立ってみました。その1作目は…そう、「ニャンダーかめん」。

○「ニャニがニャンだーニャンダーかめん」
やなせたかし氏による「アンパンマン」の自家焼き直し作品なんだけど、未就学児童向けの「アンパンマン」と
比べ小学校中学年向け、というトコロがミソ。この年代が対象になると藤子・F作品辺りと同じで、主人公は普段
は気弱で目立たない少年、そしてドキンちゃんとかと違い、"異性"をちゃんと"異性"と意識するように作って
ある。特に敵役・ニャオン(堀内賢雄)のオンナ・おコンちゃん(内川藍維)が色っぽい(笑)。観客のガキどもに
「おコンはイイ子なのに、なんであんなニャオンに惚れてるんだろう?」と考えさせる内容になってる。当時は
ロボットモノ一辺倒だったサンライズ制作、というのも興味深い。とにかく、主題歌「夢のマント」サビの部分…
「ゼッタイそばにいるよ あきらめないでね なんでもない ほら なんでもない」…というフレーズが、
「あ、やなせさんだ」ッてカンジで…思わず泣けちまう。死ぬまで、あのお方は詩人だったんだなぁ、と思います。
「頑張れ、負けるな」じゃダメ。「何でもない、ほら、何でもない」でなければ児童の心には届かない。

○「カードキャプターさくら」
ジブンにとっては今でも勿体無くて、勿体無くて、勿体無くて、とても冷静には評せない作品。とにかくキャラ
も、作画も演出も、音楽もコレ以上無い、というほど完璧。脚本だけが…(^へ^;)。とにかく、勿体無い!ゼッタイ
勿体無い!あの設定…紛失し暴走しかねない魔法のカードを小学4年の女の子が"回収"してゆく…その過程で
回収したカードは"配下"となり、その力を使える…という物語は、上手くその"真価"を引き出せれば「ヤマト」
「ガンダム」どころじゃない、確実に日本を代表する「名作」の一つになっていたと思う。今のゲームカード慣れ
した高校生の方が、カードバトルの有効な描き方について良いアイデアを出せるんじゃないだろうか。ムロン、
展開の途中で、"もう一人のカードキャプター"…クロウカードの継承者も出さねばならなかったでしょうし、
兄貴なんか放っといて、そんな「カードの回収競争」になっていたら…どんなに面白くなったコトか。しかし…
あの当時は、「カードバトルとはどーゆー遊びか」という概念そのものが原作者を含め、日本人には馴染み薄い
モノなのでした。嗚呼…。だけど、あの時代に「コレからは"カード"が来る!」と予見出来ただけでも、原作者の
CLAMP氏には決して凡人と違う"天賦の才"があるのは確か…でしょうか?編集側の立案かも知れんけど。

○「あずきちゃん」
原作:木村千歌(「なかよし」連載)、脚本:雪室俊一によるトンデモネーNHKアニメ。アニメ化は最近「ブラック・
ブレット」を担当された小島正幸監督。とにかく、絵は「ちびまる子」に毛が生えた程度の単純なモノなのに、
「小学生の頃からオンナとはこういう生き物だ」という作家の信念(笑)がグイグイ描かれます。授業中でも
布団の中でも勇之助クン、勇之助クン、勇之助クン(笑)。ついには小学5年でキスまでしちゃうシマツ(NHKで!)
(笑)。しかしソレばかりというワケでもなく、家族、個性豊かな親友やライバルたちなど魅力的な脇役を配し、
小学5年の日常を活き活きと描いた、この頃のNHKが得たヒト知れぬ名作。NHKはこーゆーのこそ再放送すれ。

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情報(すてま)

 投稿者:cat  投稿日:2015年 1月24日(土)21時07分19秒
返信・引用
  ガールズ&パンツァーのWEbラジオ、インターネットラジオステーション音泉にて1月30日より隔週で配信。
パーソナリティはウサギさんチームご一同。
はたして丸山紗希役の小松未可子は登場するのか?!
 

「ガールズ&パンツァー・OVA/これが本当のアンツィオ戦です!!」御かんそ。(3)

 投稿者:ゆ~さく  投稿日:2015年 1月22日(木)15時35分33秒
返信・引用 編集済
  ○「ガールズ&パンツァー・OVA/これが本当のアンツィオ戦です!!」御かんそ。(3)

★開幕!!全国戦車道大会第2戦!!

スッキリ晴れて、絶好の戦車戦びより(^四^)!アンツィオの連中はジェラートとかパニーニの屋台出してま
す。コレまで観た大会の出店は地元のテキヤ(笑)みたいのが主でしたが、ビンボなアンツィオがココで稼が
ないハズは無いですわな。つーかモノは美味いし売り子はJKだし、もっと大々的に世界お国自慢B級グルメ市
みたいの併設したら戦車道全体の盛り上げにもイイと思うんだけど。あ、弱小校の試合だとみんなソッチへ
惹き付けられちゃうから自制してんのか?しかしナメたモンじゃないですよ。アンツィオは決して弱くない!
むしろ、今大会での大洗の対戦相手だと、重機甲部隊大進撃となった決勝戦はともかく、耐久追っ掛けっこに
なっちゃった第1・第3戦よりも、この第2戦は観客の見応えも相当のモノがあったんじゃないだろうか。ああ…
こんな大会があるなら毎回イカ焼きと缶ビールお供に観に行っちゃうのに~。まぁ、現実には無理でも劇場の
大画面&5.1chセンシャラウンドの大迫力で拝めるんだから、ソレは殆ど同じ喜びとゆーモンで!戦車道
大会は実在しなくても戦車道大会が観れる「ガルパン」の映画は現実にあるんだ!!なんと嬉しきコト!!

なんつってる間に、毎回恒例となった試合前の挨拶、とゆー名の挑発合戦。毎回、ココで各校の隊長や副官の
人柄が知れるのが「ガルパン」の定型パターンでしたが、チョビもまた彼女らしいトコ見せてくれます。(西住
流に気後れしてんのか)「私たちは負けない」と宣言したのを「じゃなかった勝つ!」と言い直したりして(笑)。
その後で「正々堂々勝負だ」と握手。勝気だけどお人好し、そして公正…という彼女のパーソナリティが強調さ
れますね。その手前のカメラ前に顔を出すパッチョ。カトキ監督、カンケー無い被写体が画面下手から視界に
鼻突っ込んで来るのスキね…まぁ、確かに自主映画みたいなざっくばらんさと、その頭を撫でたくなるような
キャラの活き活きしたカンジが出ますわね!(^血^)…とか思ってたら、このパッチョちゃんはカエサル探し
てたみたい。彼女の姿を見つけ、たちまち幼馴染のたかちゃん・ひなちゃんの仲に戻っちゃう二人。そんなカエ
サル…普段演じてる毅然とした"ローマ帝国将軍"のキャラを捨て、自分たちに見せたことの無い「フツーの女
のコの一面」を見せる仲間の姿に、ちょっと嫉妬の歴女組がカワイい(^ω^)。まだまだそんな歳ですよね彼女
ら…。歴代の英雄に憧れるあまり、そのキャラを演じてる中二病真っ盛り。そんな"ごっこ遊び"から一抜けた、
されたようにも見えるんでしょう。…でも、その"ごっこ遊び"は決して矮小なモンじゃない、「こんな人間に
なりたい」と彼女らが憧れ近付こうとしている、将来へ向けた己の「役作り」でもあるワケで。他の連中…まだ
まだコドモの1年生ズ、単純熱血組のバレー部と違い、常に泰然としているかのように見える歴女組ですが、
そんな彼女らの中に残る「不安定な部分」も今回、描かれます。40分のOVAでキャラ描写も抜かりありません。

たーかちゃん♪と呼ばれて真っ赤になるカエサルのカワイさを描いた後は…毎度のごとく観覧に来てるライ
バル校の面々なども描かれますが、モーリスmkⅡ軽装甲車で来てる聖グロ、ナゼかDUKW上陸用水陸両用車で
来てるサンダースとも、背後に描かれてる車輌がスゴい!「ガルパン」ファンならアクタス同人誌「アンツィオ戦スタッフ本」は
お持ちのコトでしょう、43ページを開いてみて下さい!!
…修正前の原画と、コンテを終わらせたカトキ監督
直筆による修正原画が併載されてるんですが、この修正画がスゴいッ!…修正前の原画も緻密に描かれて
て「正確な描写だなぁ。プロだなぁ」…ッてカンジなんですが、コレにカトキ氏が修正入れるとその存在感、
重量感とも桁違いになってる!!
…こんな2秒足らずのカットで、よくもまぁ…(^四^;)。しかし…ソレが
「ガルパン」なんですね。確かにコレ、この未修正原画だと何の問題も無い「あ、二次大戦の軍用車輌が出てる」
ってカンジの画面になりますけど…カトキ氏修正後だとソレを遥かに超え「うわッ戦争映画なみの臨場感!」

という"説得力"が出ます!!…コレが「ガルパン」。こんな些細なトコにも力を注ぐコトで、画面の
厚み、奥行きを増してます。そういう膨大な努力の集積が、まるで本物の戦争映画のような手応えを観客に
与えて…。まぁ、そんじょそこらのナンチャッテ戦争モノには決して真似出来ない綿密なデティールですわ。

さて試合開始!!!アンツィオ、"マカロニ作戦"展開!!!
「パンツァー・フォー!!」「アーヴァンテ!!」
両校隊長の号令が飛び、たちまち弾かれたように飛び出す戦車隊!
背後にかかってる、まるで運動会みたいな元気のイイ行進曲と共に、(劇場では)轟然と鳴り響くセンシャラ
ウンド!!
ああ…ホームシアター組んでるヒトが羨ましい!と同時に、画面ではそれぞれ立体的にサスの挙動
を付けられた重戦車・軽戦車群の競うような突進が臨場感抜群に描かれ、さらにペパロニ以下アンツィオ勢の
活きのイイ「てめェらモタモタすんじゃねェぞーッ!」「おーッ!」の叫び!ああ…オレは今「ガルパン」を観て
るんだ…お帰り、「ガルパン」!と劇場でナミダが滲んだモンですよ。こんな楽しい、誰一人傷付かない"戦争"
が現実にあったら、どんなに勇気と活力をもらえるコトだろう。…そんな"理想"に心躍らせつつも、ミッチリ
作り込まれた大迫力の映像・音響・ドラマに身を委ねられる。なんて贅沢な時間なんでしょう、
「ガルパン」を観ている時というのは
…あれ?CV33が全車、エンジンルームの上になんか積ん
でる。何だろ?…と思ったら、すぐにタネは明かされました。ハリボテか~(^血^;)!!…張り切るペパロニ、
大盤振る舞い特盛りのつもりで積んで来た全部のデコイを組み立てちゃいます。あ~あ(^四^;)。しかしコレ
まではきっと、パトカーの周囲を箱乗りで煽る族のようなマネして全員ヤラレちゃったのであろう(笑)彼女
ら(そんな過去戦歴、想像に難くありませんね(笑))からすると「囮を立てて背後から包囲」なんて作戦を思い
付いただけでも大した進歩だ(笑)。きっとマジノ戦とかでも、快速CV33部隊で煽るだけ煽って、唯一の火力で
あるセモヴェンテの前にフラッグ車を引っ張り出して来るまでに多大の犠牲を出した(笑)んでしょう、「うう
~んコレではマッチポイントまでの損失が大き過ぎる…確実に勝利を収めるにはどうしたらよい…」と必死に
考えてるチョビ子の姿などが頭をよぎります(^ω^)。そう、今回は必殺新兵器も入手出来たコトだし、そんな
彼女らの勝利に懸ける執念もハンパじゃないです!頑張れ軽戦車レディース軍団!西住流なんかに負けるな!

一方、進軍の大洗側。アヒルさんを斥候、ウサギさんを別行動に立てておいて…本隊は戦場の概要を把握する
ために、敢えて主街道を進むのを選びます。ココんトコの美しいカメラワークや美術が、また「ガルパン」なん
ですよねぇ…。↑林道の登攀にかかる本隊の描写。6話サンダース戦から、こんな「被写界深度の深い」、超望遠
で複数の戦車を一枚絵に収めるようなレイアウティングは使われてました。通常のパース空間で隊列を組ん
で動く被写体等をそのままカメラに収めるだけでは面白みの無い、大味な、漠然とした"絵"にしかなりませ
ん。コレ、カメラマニアの方なら良くお判りの撮影法だと思います。アタシもこんなの意識するようになった
のは「ガルパン」からなんですが…↑複数の車体がつづら折りの急勾配に差し掛かるサマを超望遠で1枚の視界
に収めるような撮り方をすると、こんな「ギュッと濃縮された」1枚絵が仕上がります。映画的撮影技法。人間の
目で見たそのままだと「視野が広過ぎて」面白くもなんとも無い"絵"になるんですよ。例えて言うなら、地面に
散らばる蟻を漠然と観察するのと、蟻の巣観察セットの中でゴチャゴチャ餌を運んでたり通信してたりする
蟻の生態を一視界に収めるのとの違いに似ています。後者の方が、遥かに「観ていて面白い」絵になりますよね。
ちゅーか、前者の撮り方では「何を見せたいのか」判らなくて「映画」にすらならない…言ってるコトお判りに
なっていただけます?またですね…林道に登攀して木陰に身を隠す八九式の上に覆い被さる木漏れ日がねェ、
また美しくて…。その場の臨場感、コソコソと隠密行動してる八九式の孤立感、激戦の前の静けさが同時に醸し
出されます。11話でもこんな見せ方してましたね…「ガルパン」の絵造りって、ある意味「詩的」でもあるんです
よね。「"戦場"とは、必ずしも血みどろの修羅場だけではない。激戦の合間に、ふとこんな"美しい風景"が兵士
の目に入るコトもある」…なんてミリオタ作家諸氏らの「美的センス」や「主張」が伝わって来るかのようです。
こんなレイアウトや美術…。凡百の「説明的なコンテ」しか描けない演出家に思い付けるでしょうか?こんな
凝った"視界"を構築する週一の深夜アニメなんて、滅多に観られないですよ。他の多くの凡作は、どれもこれも
シロートでも思い付けるようなレイアウトの画面を、特殊効果で飾り立てる程度しかやってませんよね…。
こんなちょっとしたトコからも、「ガルパン」って"取り組み方"がそもそも違うんですよ~~。
で。偵察に出たアヒルさん八九式とウサギさんM3リー、共に東西に走る街道沿い山側斜面に陣取ってる敵影を
確認!南北に交差する林道との十字路をも睨む、まさに"要衝"を押さえた布陣。サスガ暴走レディース軍団、
展開配置はベラボーに速い!…このまま街道へ入っていったらイイ標的です。ココから、キャラそれぞれの
反応が面白い。桃ちゃんは南側(谷側)斜面、正面からの突撃を提案。相手側の有効火力はセモヴェンテしか
無く、コチラには長打力も防御力もある…正面装甲を頼りに一気に押し潰す好機!…と思ったんでしょう。
会長・杏も無責任に「突撃イイねー♪」と同意。このヒトは既にこの辺りから、大洗チーム全員を「追い込みに」
掛かってんのね(^へ^;)?そんな"プロデューサー"の意向を受けた"監督"のみほ、そのままの街道北進を決意。
「え?」と反応する優花里の芝居が細かい。みほはP40の姿が無いコトを警戒してるようです。この辺り、ウサギ
さんチームの描写も…佳利奈ちゃんの操縦が上達しつつあるコト、彼女の車体旋回とあやちゃんの砲塔旋回が
ピッタリ同期してるコトなどを描いてて、成長ぶりが心地イイ(^血^)!しかし、どうも敵の数が勘定に合わな
い…不審に思ったみほ、偵察車に「突っついてみて」と命令。たちまち吹っ飛ぶ敵デコイ!ニセモノだー!

さあッ戦闘開始!「ガルパン」が始まりますッ(^四^)!
アヒルさんチームは山斜面を
駆け降り南側から大洗隊を包囲しようとするペパロニCV33隊を発見、追撃開始!ウサギさんチームは同じく
カルパッチョのセモヴェンテ小隊を発見、あやちゃんの不用意な攻撃で交戦に突入しちゃう!劇場でココを
観た際、カーン!と弾かれるM3の機銃弾と同時に、セモヴェンテがコチラを指向して砲撃…そんなあやちゃん
の照準器視界内のカット、まるでジブンが森の中で戦車に狙われたかのようなゾクゾク感がありましたよ!
澤車長からの報告を受けたみほは直ちに、ウサギさんズに「セモヴェンテを引き付けて、本隊への合流は全力
阻止!」との命令を発します。偵察よりも重い任務だけど、こうなったら仕方が無い。もしヤラレても彼女らが
招いた事態ですし、良い経験になるでしょう。この辺の、みほ隊長の采配のビミョーなサジ加減が本作らしい
ですね(^~^)。みほの狙い通り、ウサギさんらはココで経験を積み、戦果をあげてみせるコトとなります。彼女
の目指す「楽しい戦車道」とは、勝敗関係無く仲良しごっこをするコトじゃない。時には、辛い任務も与えないと
経験と自信が得られない。コレが本作のテーマ「全員が戦いを己のモノとする」「人を育てる物語」であると
いうコトです。いや、この戦いに勝って一同プラウダ戦では増長しちゃうんですけど(^四^;)。ともあれM3リー、
セモヴェンテ2輌と追い縋られながらの砲撃戦に!逆にCV33隊を追う八九式は快速同士の特性を活かし山岳
デッドヒートレースに突入だ~!ついさっきまでチョビ子の受け売りで頭脳戦をヒョーボーしてたペパロニ、
なんで自分らが追われる立場になってんだか良く判らないけど、そんなんどーでもイイや!とばかり得意の
暴走戦に八九式を巻き込む~!そんなこんなやりつつ…やはりみほは本隊自体を囮に使い、敵フラッグ車の
P40を引っ張り出すのを狙ってるようです!大胆不敵勇猛果敢。彼女は相手の心情を読む心理ゲリラ戦が得意
ですから、「アンツィオにはフラッグ車を見せびらかす"挑発"が有効」と判断したのでしょう。と同時に、既に
アンツィオ側はペパロニのCV33隊、パッチョちゃんのセモヴェンテ隊と、チョビ子のP40フラッグ車が分断さ
れちゃってます(^へ^;)。こりゃやっぱり、みほの方が一枚上手でしょーか?しかしチョビ子だって、イキオイ
任せの突撃で大洗側のフラッグ車38(t)を落とせる可能性は充分にあるぞ!頑張れチョビ子、負けるなアン
ツィオ暴走軍団!(^▽^)いけ~!突ッ走れ~!鋼の車体が突進し銃撃が花開く峠の追撃戦じゃア!!

ああ…こんなワクワクする戦術や息を呑むアイデア豊富なアクションがあり、仔細綿密な
ミリタリ描写があり、ソレらと本来水と油のはずのJKの友情物語やカワイさの描写があり、
ソレら全てが洒脱な"ジョーダン基調"の上に構築されている…こんな周到な作品、アナタ
他にどんなのをご存知ですか?ソレも「愉快さ」「面白さ」のためだけにココまでやる作品。
本来、ココまでやってこそ"プロの仕事"なのです。そうでなければ、お客が安心して
乗れる「作品」とは呼べないのです。
(暗にどんな作品のコトを「ダメだ」と言ってるのか、お判りになるでしょ(笑)?)


(続く)
 

イベント情報

 投稿者:h・m  投稿日:2015年 1月21日(水)21時45分23秒
返信・引用
  下北沢の劇場 トリウッドにて
『花のずんだ丸』『まかせてイルか!』の上映 及び大地丙太郎監督 のトークショー開催。

 日 時 : 2/5(木) 20:00の回上映後  舞台挨拶トークショー

http://homepage1.nifty.com/tollywood/

 

2015年・冬アニメ、御かんそ。1月第4週。

 投稿者:ゆ~さく  投稿日:2015年 1月20日(火)21時21分38秒
返信・引用 編集済
  ☆2015年・冬アニメ、御かんそ。1月第4週。

○「暗殺教室」・2話
…ああ、なんて楽しい、ハートフルな児童向けなんでしょう。…え!?…まさか未だに本作を誤解してるヒト
はいませんね?レッキとした「児童向け」ですよコレ。「ONE PIECE」や「妖怪ウォッチ」と、ドコも変わりませ
ん。少年ジャンプ連載だし。ただ、先生を殺そうとするけど
ああ…こんな元気いっぱいヤリタ
イホーダイの学園モノが現れたのは、いつぐらいぶりだろう。こーゆーのこそ夕方枠でやって欲しいんですがね。
テーマも明朗かつ教育的だし、いっそNHK夕方枠でやってもイイんじゃないだろーか。上江州脚本+岸監督
コンビ作、なんかドンドン良き方向へ向かってるような気がします。くぬどん(声:間宮くるみ)の学園解説
コーナーが始まった時には「人類は衰退しました」の続きが始まったかと思っちゃいましたわ(笑)。

○「探偵歌劇ミルキィホームズTD」・3話
先週に引き続き、バラドル堕ちしたアイドルちゃんのミジメっぷりから。ナルホド、今回の4人組はトイズを
使えるから、代わりに底辺を這いずり回る存在が必要なワケだ。ドブを這いすり回って生ゴミのイワシの骨
齧らなきゃ「ミルキィホームズ」じゃないよね!!
で…。ゲン直しの神頼みに全国パワースポット巡り、ッて…
聖地巡礼じゃん(笑)!!

鷲宮でらき☆すたダンス、大洗で戦車行進、あとマチアソビ。こーゆーのイイですね!ただ単にニブい観客に
「鷲宮だ」「大洗だ」とニココメで指摘させてソレで終わりみたいな安直な通過儀礼じゃなく、言ってるコトと
趣旨が意味不明にズレてるコトをノーツッコミでそのままやり逃げするようなボケ
。あの大爆笑だった1期
のノリが戻って来たかな?とゆー期待もそこはかとなく感じますか?「ミルホ」(1期)の笑いって、けッこ高度
だったんですよ。知ってました?…で、さんざ意味不明のヨタを並べた挙句に床に落ちた残飯をねぶり、床石
の隙間まで舌ですする浅ましくも醜い姿をさらす4人娘!やっぱ「ミルキィホームズ」はこうでなくッちゃ!

エピソード全体の仕上がりは、「酒飲んで足で書いたんじゃねェの?」と言いたくなるよーな脚本のヒドい妄言
を演出がも一つ活かせてなかったような?煮え切らなさも残ったカンジですが、演出次第によってはあの1期
のヒドさ(褒め言葉)まで返り咲いてくれるかな?という望みは絶たれて無いようにも思えます。スタッフを
見ると…ああ、脚本は雑破業氏、コンテは錦織博監督直接の御出座…。やっぱ各話演出にデキる方々が入らな
いとダメでしょーか。いや、ダメになっても一向に構わないんですが、ブシロードの企画なんざ。でも1期の頃
のノリが戻るようでしたら大拍手致します。ホントに、1期はオモシロかったです。

○「ローリング☆ガールズ」・2話
設定も作り込みもイイ意味でイーカゲンな本作(ソレだけに無手勝流なイキオイが出てるんですが)、しかし
なんか、アホなセリフ芝居が(おヤクソクながらも)軽妙で楽しい(^血^)!抹茶グリーンの正体を明かされた
場面のその場の反応「知ってた」「言っちゃ悪いのかなーと」「ボクはキライじゃ無いぞ!」とか。主人公は今更
「そういえば名前似てるかも!」とか言ってるし(笑)(中のヒトの名前は"真茶未"だそーです)。だけど、この
ショウスタイル…「キルラキル」みたいにヤケクソ怒涛のパワーで押し切らないとならない作品なので、少し
でも気を抜くと観客が「醒めて」しまうのが諸刃の剣。Bパート、抹茶グリーンと東村山ヘッドが、再びブルー
ハーツのPOPSに乗せて鎖トンファだのメリケンサックだの(笑)キョーアクなゴロ巻く下りは良かったんです
が、その他のパートにもテンポと気合が欲しいトコロですかも。エラソーなコト言ってるようですが、本作は
「その成否に関わらず応援します」と宣言しましたので、その分コチラもマジです。上手くいったら大喜びし
ます。…で、主人公らは武者修行の旅に出るみたい。各地のご当地名物自警団とか出て来るんスかね。

○「夜ノヤッターマン」・2話
面白いッス(^血^)。Aパートは過去の原典作の踏襲で哀愁を含みつつも笑わせ。そして、Bパート!!
(生身の)アイちゃんの登場で、いよいよ「物語が始まった」カンジッス。…ひょッとしてこの物語、作品の基調
を観ていると…飽きずにちゃんと付いていったその先で、スゲー泣かしてくれたりするかも…??

○「ユリ熊嵐」・3話
ユリダァ~ク~~~~♪。あー!"透明な嵐"って概念的な現象のコトじゃなくて、ハッキリした"儀式"だっ
たのか!?…いや、この"儀式"というシチュエーションがナニかを「象徴」してるだけかも知れませんが。とに
かく「排除されるべき個体を選別する過程」らしいです。排除される"条件"は、「透明でないこと」。…コレ、単に
"愛情"の物語なんだろうか?…なんか、ソレだけでは無い気がしてきた。ゴリゴリゴリゴリゴリゴリゴリ
で、委員長は紅羽により射殺、"排除の儀"を執り行ってたコは銀子とるるに喰われました、と。面白いです。

○「神様はじめました◎」・3話
録り逃がしちまいました。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
1/22、3:30AM、付記。
○「艦隊これくしょん」・3話
☆某所より転載。今期"ニコ生"各一話アンケート結果
①95.5% ⑤*0.6% 53201人 アイドルマスター シンデレラガールズ
①91.6% ⑤*0.4% 14436人 蒼穹のファフナー EXODUS
①88.9% ⑤*0.9% 19969人 ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース エジプト編
①88.8% ⑤*0.9% 22852人 幸腹グラフィティ
①88.6% ⑤*1.3% 17950人 デュラララ!!×2 承
①77.8% ⑤*1.8% 12344人 神様はじめました◎
①75.6% ⑤*2.5% 18927人 探偵歌劇 ミルキィホームズ TD
①73.4% ⑤*3.9% 10777人 美男高校地球防衛部LOVE!
①67.5% ⑤*4.0% 42656人 アルドノア・ゼロ
①64.5% ⑤*2.9% 29946人 東京喰種トーキョーグール√A
64.4% ⑤*5.0% 43565人 艦隊これくしょん -艦これ-
なんか結果は出ましたね、アニメ版「艦これ」。KADOKAWA側の詐欺師が、どんなにコメやTweetなど「数による
印象工作が可能な場」で「大人気!覇権確実!」と煽っても、数万の来場者が「観たその場で感じる」点数付け
では、厳正な結果が出ちゃうものです。この↑表上に限った場合ですが…観覧者数2位で「良かった」率
最下位、「良くなかった」率トップ
ってのは…。コレで、「モハヤ社会現象!」とか煽ろうとするんですから…
滑稽なんですよ、KADOKAWAのやろうとしてるコトは。"提督"の皆さんは、災難でした。ゲームは未プレイ
ですが、二次ネタ読んでると「イイ創意が集まってんなぁ」てのは確実に感じます。ただ、ソレを"収穫"しよ
うとした企画側がドシロートだったというだけのハナシで。アニメ版を「無かったコト」にしてし
まえば二次創作側には決して傷は付かないと思います。だって、面白かったですから。二次創作

この顛末…みんな、「心の底から夢中になれる理想の作品」を欲していたのだなぁ、というキモチは判ります。
そのために、何か「拠り所」を探して、見つけた(ゲーム版)「艦これ」の艦娘たちに大勢でネタを持ち寄り様々
な「肉付け」を施していった。コレも判ります。ちゅーか、ソレ自体はとても良い"イベント"だったのでは
ないか、
と思います。モデルグラフィックス辺りで流行ってたMS少女なんかと同じノリ。とても楽しい共同
作業。…しかし、そんな「共同作業」の"場"を提供していたのがKADOKAWAでした。「東方」みたいな「版権が二次
創作者側にあるフリー素材」じゃ利益が出ないから、KADOKAWAは「艦これ」レーベルの"決定打"ともなるべき
アニメ作品を立ち上げ、コレがどうしようもない、"骨組み"も"内容"も無いガランドウのモノだった。期待
してたユーザー層の途惑い。
←放映開始時がココ
本当ならば、KADOKAWAは自社版権にこだわるのなら、「そうして集まった二次創作集団の"創意
に溢れた才能"を
超えてみせなければならなかった(プロだから)。もしくは、
いっそのこと二次創作者たちの発明・ネタを盛り込んだ"みんなの船"を作らなければならな
かったのではないか。

ホンネを言うなら角川は、集めたアイデアをそのまま使いたかったんでしょう。ソレが例の、艦これオンリー
イベントでユーザーから総スカンを喰った「集まったネタの版権は角川側に帰属します」事件だったのでは
ないか、と思います。コレが上手くいかなかったしアニメ版はウンコだったわだしで、現在は焦り、衰えつつ
あるレーベルの勢いを取り戻そうと、ユーザーの数頼みで大宣伝工作大会をシカケて来た。←今ココ
"提督"の皆さん、KADOKAWAのシカケるコトは"泥舟"ですわ。ゲームをプレイし、二次創作を描いてる分には
とても平和、かつ優れたネタが集っていたのですから、「艦これ」は今後もソコを基盤に展開すべきだと思い
ます。無理にアニメを擁護するとKADOKAWA社員と同じく嘘に嘘を重ねるコトになり、せっかくの
レーベルに傷が付きかねませんよ。「なんだ、こんなを擁護する"提督"はアキメクラか!?」と
思われちゃう。二次創作は確実に面白いのですから"提督"の皆さんは毅然となさってて下さい。
全ては"版権元"を名乗りながら二次創作の面白さを超えられなかったKADOKAWA側の責任です。
コレで"プロ"を名乗るなら笑っちゃうよ!二次創作におんぶに抱っこで
さ!"イベント"は「優れた創作」には結実し得なかったようです
…それほど
"創作"というのはキビシいモノで。他人任せの甘ったれた態度じゃ、二次創作すら超えられない

…と、KADOKAWAという企業の体質に一しきり毒を吐いたトコロで、…3話御かんそです。
前述↑の通り、アニメ版のみの御かんそです。決して創意ある二次創作系の方を叩いてるワケではありませ
んので、お間違え無く…というワケで。観ました。…観たんですけどねえ…。ナニやってる
のか判らん。意味不明なんですよ
。カネだけはかかってるようです。が、
Aパートは"艦船"らしいキャラ付けもオザナリな少女同士でキャッキャウフフしてるだけで、ちっとも
"シャレ"にも"ジョーダン"にもなっとらんので気味が悪いです。コレが「少女
の姿」を全廃した、鋼鉄の艦船が発光信号ピカピカさせたり電探クルクル回してたりしながらキャッキャウフフ
してる絵なら笑えるんですがね。いやせめて、敵艦船をホンモノの二次大戦時米国艦にしてその
巨体に立ち向かう少女のけなげさを出すとか、敵方も少女の姿にするとかすれば、まだこの世界
の"擬人化"の意図
(なんで"少女"を"艦"にしたのか)(苦労しつつも)察するコトも出来ようと
いうモンなんですが、ココでは敵艦は"怪物"にして「魔法少女VS怪獣軍団」の構図になっちゃって
"風刺意図"も"比喩性"もなんも無くなっちゃってるので"意味不明の図柄"にしかなりません。
原作ゲームユーザーたちは、「原作ゲームをやってれば判るけど、どの艦も史実に基づいた
個性を持ってるよ!!」なんて言うかも知れませんですがねぇ…そんなモノ、おおかた「艦これ」の
ガイドブック見て知ったような範囲でしょ?そんなモノ「史実に基づいた仔細なミリネタ」ナド
とは言わんのですよ。70年前、実際の艦船に乗ってたお爺ちゃんが見て「ああ、こりゃ、"吹雪"の
コトを言っとるんじゃな?」と判るようでなけりゃ"パロディ"にもなってない、戦争を知らない
今の層が"ミリマニアの真似っこ"をしたくて「知ったフリをして遊んでる」図にしかならん
のですよ。で、肝心の戦闘描写もですねぇ…「砲雷撃戦!」とか言ってるのは口ばっかで、対空砲と、
艦載砲と、雷撃がゼンブ「魔法少女の指先から発せられるビーム」みたいで兵装の違いもヘッタ
クレも無く、円陣を組んでポンポン撃ってたり、仲間の危機に飛び込んで救う姿に全員「お~」と
口をあんぐり開けて見てたりするのみで、戦術思想も何もあったもんじゃねェんで
すよ。ホンモノのマニアなら、こんなモノ「楽しんで観れる部分」なんざ
ドコにもねェですよ!!?

…で、お話としての"寓意性"もですねぇ…。脚本は「意味不明のキャッキャウフフ」(Aパート)、演出は「魔法少女VS怪獣
のビーム戦」(Bパート)しか描けない…「"戦争"を描けるスタッフがいない企画」なので、
その分ナニをして間を持たせるのかな、と思ったら…ああ、"人死に"やるんですか
ジブンは本来、物語に打ち込むカンフル剤としての「人死に」は好きですし、認めてます。「泣かせる」「コワがら
せる」とゆーのは本来、創作の上では「笑わせる」のよりも遥かに容易で無難な作業ですが、作家を志す全員が
必ずしも一流のテクを持つワケじゃない。何も"得意技"や"作戦"が無いのだったら、せめて(多少安直であって
も)「人死に」頼りで泣かせる…ソレもまた「せめてコレだけは!」と喰い縋る、良い"奥の手"だと思ってんです
よ。しかし、コレは…。作品の"世界観"も描かず、「なんで少女たちが"艦"なのか」という"シャレ"
を作る最低限の作業さえパスして、初見の視聴者置いてけぼりのまま「こうして純真な少女は
撃沈されたのですよ…」と、突然「人死に」「泣かせ」に振る。
こんなイビツな"ショウ"は観たコト無いです
1話で描いたのは、「なんだこりゃ?」という絵にしかならない水上スケート手品ショー戦闘。
2話で描いたのは、カレーとパフェ食べて風呂に入りきゃあきゃあ言ってる美少女動物園。
…コレで、3話でイキナリ人死にに振ってどーしよー
ッてんですよ!!?中坊の書くSSじゃないんですぜ!?!

…まぁ、公正を期すために言っておくと、この脚本・監督各氏は決して「モノが描けないヒト」ではないので、
「真に純真な存在」が「何も疑うコト無く死んでゆく」場面を盛り上げる実力はお持ちでした。コレ、実は日本
現代マンガの開祖・手塚治虫氏が「鉄腕アトム」で描いていたのと同じテーマでもあります。お友達が死んだ
コトを知らぬ少女らが、帰って来たら真っ先に「おかえり」を言おう!と岬まで走ってゆくラストシーンは、
ちゃんと泣けました。…しかしコレ、「少女らは怪獣から街を護るために作られたアンドロイドたちで、何も
疑うコト無く死んでゆく」
といった設定にした方が同じコトなだけでなく、ずっと自然でスッキリした物語
になります。「少女らがナゼ"艦"なのか」も置いてきぼりの上、"艦隊戦"も何も描けとりゃ
せんのです
…まぁ、そーやって"艦娘"という設定を捨て、「何の疑いも躊躇いも無く死んでゆく少女の
純真さ」だけに特化したシリーズにした場合でも、「こんな非人道的な防衛システムを作ったのはどいつだ!?
ソイツらは少女たちを最前線で戦わせて、何をやっているんだ!?」…との疑問は必ず噴出するコトでしょう。
ソコに「ああ、こーゆー事情だったのか」と観客が納得するような「設定」やら「物語」やらヒネリ付けてやるの
が、本来"作家"がするべき最低限の作業です。本作はその"作家としての大前提"すらパスしてしまっ
てます。コレでは"断片"であって"作品"とは呼べません
…まぁ、ついでに言うと
↑この例えに則ったカタチで「艦娘たちはどういう目的で、誰に作られたんだろう」「彼女らが死んで悲しむ
者たちは、他にいないんだろうか」…みたいなトコまで考えを及ばせると、なんかそんな重要な部分の構築
が完全にパスされてしまっているコトについて、スゲー薄キミ悪くもなって来るんですがね…。まぁソレは
別のハナシですので、今回はソコまでは書きません。
まぁ、全てにおいて言えるのは、今回の、この作品については…こんな「描かなければならない
部分」を全てパスした企画を立てたKADOKAWAが悪い、の一言に尽きるでしょう。
KADOKAWAの企画ッてのは「ドシロートが当てに行ってる」
(しかも才能と無縁だからハズす)のばっか
りで「作家としての創意」も「文化に寄与するショウビズマンの気概」も無いです。そんな企画をアテガワ
れるアニメ版制作陣の哀歌。賽の河原の石積みたいに、積んでも積んでも「これだ!」という実り
が無い。悲劇ですね。悲劇、の一言です。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
1/23、16:10、付記。
○「寄生獣 セイの格率」・15話
ショパンのノクターンに乗せて、新一がこれまで殺して来た怪物どもの回想。校庭の庭木に見え隠れする、
不確かな彼の姿。「人間で無くなってしまった」彼の"心の音"が読めなくて、戸惑う村野の前に現れた彼は…
「やあ」と片手(ミギー)を挙げて、「親愛」の微笑を送ります。でも村野には通じない。…人間同士なら通じ合う
はずの、そんな簡単なボディランゲージですら、通じなくなってしまった…。そして、そんな「悲しみ」すらも
明確には感じ取れなくなってしまった彼の、ズタズタでありながらも"血"すらも流せなくなった、そんな彼の
心は…「彼女を護るため、例え自分が血みどろになろうとも、一匹でも多くの怪物を殺す」ことを誓います。

こんなシチュエーションには、クラシックのピアノ曲が最高に似合う。本作、全編こんな版権切れになったクラ
シックの名曲で綴った方が良かったんじゃないか?…とか思ってる間に、その曲のまま…怪物たちが、いかに
己らの存在を気取られないようにしつつ、人間社会の中で"食堂"を維持してゆくか論議している場面まで繋げ
て。最後に、その「いかにも人間的な」曲を奏でているのが怪物の一匹・後藤だった…というオチまでいきます。
本作、シリーズ放映開始当初は悪評ばかりでした。そんな中でも「いや、この監督はちゃんと伝えるべきコトを
伝えてる。演出のタッチは気に入らないかも知れないが、ベタな作画に不満はあるかも知れないが、そんなコト
で、この大名作を観逃すのはあまりに勿体無い!観ろ!とにかく観ろ!」と訴え続けて来たのは、こんな場面を
多くのヒトに観ていただきたかったからです。…ウソは無かったッしょ?期待は裏切られなかったでしょ?

○「SHIROBAKO」・15話
ムサニ40周年記念の入社式パーティから。立派なホテルのバンケット借りてるけど、料理はプラ容器に入った
居酒屋最安値パーティセットみたいな仕出し…(^へ^;)。いやいや、こーゆー場が楽しいのは料理が高級だから
じゃない!ムシロ料理が高級だと、飢えた業界人が奪い合いになって会話もヘッタクレもあったモンじゃあり
ません(出版社のパーティなんか皆そうです(笑))。ムサニの第1作って「アマゾン白べこ」(ジャングル黒べえ)
だったんか…(^д^;)。なんか、創立当時から苦しい思いしてそうですなぁ(「ジャングル黒べえ」が、逆差別主義
のエセ活動家のエジキにされ葬られたのはご存知ですね?)。…で、宮森の部下となった新人制作進行が二人。
移籍組経験者と、若い方は制作スタッフマニア(笑)でした(^血^;)。あ~何でも知ってるわこのコ(笑)。舞茸氏
の改名前の過去とか、「ぷるテン」の納品期日とか。しかし…二人とも、タローよりは頼りになりそう。で…ロケ
ハンシーン。作監・高橋が航空機描くのに乗り気になってます。彼も頼もしい。そして…美術監督の質問を契機
に、監督・木下の脳内には様々な"雲"のイメージが膨らんで来たようです。機体が押しのける雲、翼端のヴェイ
パー…「こういう"絵"を作りたい!」…という"創意"を持ち、ソレに伴って"イメージ"がドンドン湧いて来るの
が監督、ひいてはコンテマンです。なんせこのヒトたちがアニメの「楽譜」を書くのですから、オーケストラが
どんなに有能な演奏家揃いでも「楽譜に書いてない音」を勝手に奏くワケにはいきません。見よう見真似の「経
験則」のみで楽譜を書く作曲家は、「どこかで聞いたような曲」は書けても「思わず聞く者の心を鷲づかみにする
感動の曲」は作れません。"才能"の問題です。…監督・木下について「納期を遅らせる戦犯」「期日通りに仕上げる
のがプロだろう」と聞いたような口をきく観客もいるみたいですが、"創作"というのは人間の行いに例えれば
"分娩"に近い生理作用です。↑そういった口をきく者は「産みの苦しみ」を判ってない…出産が遅れるコトも
あれば、"逆子"で産まれて来て母子共に危険な場合だってある。どんなにCG技術が発達しても、彼のような
"才能"がいなければ「観客を感動させる」コトなど絶対に出来はしない。そーゆーコトを覚えといて下さい…。
まァしかし、この場合の彼はチョーシ良かったみたい。「三女」1話コンテ、早くも完成!…宮森とミムジー(彼女
の隠された本心)は描かれたキャラのあまりの雑さに「こんなコンテ」扱いですが、まぁ~コンテってのは「絵が
上手い」コトが条件じゃないから。むしろ、あまりにコンテの段階で「完成形の絵」を決め付け過ぎると原画から
正しい"創意"が得られない場合だってある。荒い絵でも原画家を、「うおッこのカット、俺が描きてェ!」という
気にさせるのが良いコンテ。ともあれ、無事に作画に入れそう…。このままイイコトづくめで無事離陸して欲し
いモンです、「三女」…とか思ってたら!ああ無情!…なんて展開になるのは本作ならトーゼンのコトで…。

宮森・タローだけでなく、絵麻にも原画の後輩が出来ました。このコがまた「ガルパン」で言えば優花里+丸山
ちゃんみたいな個性派!借りて来た仔犬みたいにパニクッてるかと思えば、ドコを見てんのか判んない挙動。
楽しませてくれそうです…さらに、みどりが(望み通り)潜り込めたスタジオも判明!CG作監・下柳の下請け
のスタジオカナブンだそーで。で、コレまでは宮森が崖っぷちの際に出て来る"幻覚"的な扱いを受けてたロロ
&ミムジーのコントですが、今回は彼らが積極的案内役となって、アニメ制作立ち上げ現場の実際をレポート
してゆくような趣向になっとります。こーゆーのもイイですね(^▽^)。色々なお楽しみが飛び出して来る作品
です。コレを観れば「アニメ作品一本を立ち上げるのにいかに膨大な手間が掛かるか」、制作準備期間がいかに
重要か…お判りになるでしょ?それなのに、現在の1クール1本(年間4本)体制というのは、ホントにオカシい
ですよ…なんてなハナシも置いといて。この中で、ジブンが一番オモシロかったのは…劇判打ち合わせでの、
作曲家との顔合わせでしょうか。作曲家は一般常識人ですので、アニメ業界人と初顔合わせした時には面食ら
うみたいですね(笑)。ソレは日本アニメ界の頂点とも言うべき宮崎駿氏が、ソコから先ベストパートナーと
なる久石譲氏と「風の谷のナウシカ」で初顔合わせした時もそうだった、というハナシですから…(イキナリ
王蟲のイメージ画などを見せ、巨大産業文明崩壊後の遠未来の話をブワーッと始められたそうです(^血^;))、
木下監督の痴態(笑)などは、まぁ業界の名物、の範囲でしょう。…なんてカンジで、忙しくも楽しく新作の制作
準備は着々と進んで。矢野が帰って来る!と聞いたタローの慌てぶり(笑)などで笑わせて(彼もホントに良い
コメディリリーフとなりました(^ω^))、宮森が蒼空に舞う「三女」戦闘機隊の雄姿を心に描いた、そんな胸膨ら
む希望に満ちた「順風満帆の頂点」を作っておいて…雨の中、落としに掛かります。うわー!コレこそ「連続
ドラマ」の理想的アシライ!NHK朝ドラにだってタメ張れるぜ、アニメ界の連続ドラマ・「SHIROBAKO」!!
ずぶ濡れの渡辺ラインPにより、凶報がもたらされます!!原作者との軋轢、キター!!

本作、完全オリジナル作なので、先の展開が全く読めません。宮森の努力(原作者と直談判に行くとか)で危うく
窮地を脱する展開がドラマの理想形でしょうが、このまま「三女」がおクラ入りになる展開だってやろうと思え
ばやれそう。そんな…コッチまでヒリヒリして来るような切迫感、一緒に制作に関わってるような一喜一憂の
ライブ感がタマリマせん。願わくば…この2クールだけでなく、2期まで含めた大長編にしてもらって「七福神」
サークルが実際に再結集し見事に一本「自分たちの」作品を仕上げるまでやって欲しいです。シリーズ前半から
書いてたコトですが、この愛すべき人々…宮森や絵麻や、木下やタローたちの顔が観れなくなる時が来るかと
思うと、ホントに寂しくなりそう。「今日も彼らは変わらず頑張ってんだろう、アニメを観れるのがその証拠だ」
と思うコトは出来るでしょう。しかし…「頑張る彼らの姿」を「覗ける」接点を失うのは、観客にとって辛いこと。
気の早い話ですが…どうか今から2期制作の企画を進めて下さい、プリーズ。

○「幸腹グラフティ」・3話
あー。この原作って、「ドラマ」ってモンが無いンか…(^血^;)。シャフト作品で、「ひだまり」と同じ方法論で
演出されてるんで、少なくとも「ひだまり」みたいな「描くべきモノ」はあるんだろう、と期待してたんですが…。
"テーマ"はあります。三人娘が"擬似家族"をやりながら「ご飯は皆で囲んだ方が美味しいね」というハナシ…。
しかしソレを伝えるための「物語」と「構成」が無いと、どうもジブンは観てられません…。シャフトが請け負う
くらいだから、「どっかしらナニかしら"描くべきモノ"はあるんだろう。でなきゃ請け負うまい」…と思ってた
んですが。思えば「ごちうさ」も「きんモザ」も、ジブンは観ていられませんでした。芳文社原作って、もうダメな
のか。済いません、本作はジブンの見込み違いだった?かも知れません。ジブンの"予想"はスタッフ布陣から
成否を占う「下馬評」みたいなモンですし、1話でシコマレた「物語の萌芽」から演し物の行く末を予想するコト
が出来ない日常モノは苦手…。思えば「きんモザ」も、1話の時は楽しく観てたんですよなぁ。…その時はまさか、
あんなに「描くべきコトがない」作品だとは思わなかった。
本作、シャフトの演出力なら、楽しく観せる方法はあると思うんです。例えば…今回、三人娘がやたらカメラに
向かって「料理が完成~!」とか演技してたんで、ココはもうそのセンで…「ぱにぽにだっしゅ」の一部の演出
みたいに、完全に「スタジオ収録のバラエティ」形式にしちゃって、「30分、美少女らが集っておしゃべりして、
料理作って食べる姿にカメラが寄るだけの"同居"感覚バラエティ」にしちゃったらどうか…舞台のセットも
カメラ位置も完全に「舞台」感覚で、舞台下手に設えられた玄関からきりんが「ただいまー」と入って来るトコ
から始まって、たまーにフロアADの足が見切れてたりして…とか考えてたんですが、そんな演出すると「余計
なコトするな!」とか原作ファンが怒るでしょうしなぁ。結論。芳文社原作は、もうやるだけムダかも知れませ
ん。コレでは作品が「どちらへも行かない」。「ひだまり」や「けいおん!」は、遠くなりにけり。
ただ、「きんモザ」や「ごちうさ」と違って、ジブンは本作も本作ファンも疑問視したりはしないです。

 

「ガールズ&パンツァー・OVA/これが本当のアンツィオ戦です!!」御かんそ。(2)

 投稿者:ゆ~さく  投稿日:2015年 1月17日(土)07時37分30秒
返信・引用 編集済
  ○「ガールズ&パンツァー・OVA/これが本当のアンツィオ戦です!!」御かんそ。(2)

★たかちゃんの装填練習、そして"ぴよぴよ""かるろべろーちぇ"模擬戦シーン!!

以下、カエサルが砲弾装填自主練を積んでる場面。75mm砲弾ラックをビールケースに、装填口を側溝コンクリ
ブロックにしよう、というアイデアはカトキ監督のコンテからのようです。でもその後、カトキ監督の手を離
れてからもケース一個では砲弾が収まり切らないので原画の段階で2個繋げてあったのを見て「さすが」と
思った、とかアクタス同人誌「お疲れ様でした本」座談会ページに書いてありました。コレなんですよねえ…!
♪面倒でも手抜きダメ♪そうだそうだ頑張ろう♪。各々のパートが全員、「良い作品を仕上げるために」知恵と
アイデアを盛り込み「流れ作業じゃなく全員が作品造りを"自分のモノにして"取り組んだからこそ
傑作が出来上がった」
という本作の裏事情。コレってまさに、物語中でも大洗勝利への絶対条件
だった「各々が戦いを自分のモノにする」というテーマを地でイッてますよね。
その甲斐あって大
ヒットした…まさに、作中でも強豪校を差し置いて大番狂わせの優勝を果たす物語に相応しい、誰もが笑顔
になっちゃうような結果ではありませんか…まるで蒸し風呂の中に一陣の涼風が吹き抜けたかのような爽快
な出来事だったでありますよ。総集編や放映延期を出し、ボロボロになりながら…成し遂げて下さいました。
ンで今回は、敵味方に分かれるコトになった幼馴染のたかちゃん・ひなちゃんの物語…コレは装填手同士の
戦いでもあります。カエサルは歴女のリーダー、パッチョちゃんはアンツィオ副隊長であるにも拘らず、共に
乗機の突撃砲車内では装填手やってんのね。バレーボールで言えばセッター。地味目の役職ではあるものの、
今回はそんなトコにも光を当てる筋立てになってます。ああ…。まるで脚本・鈴木貴昭氏の「まだまだまだまだ
"戦場"をネタにすれば描けるコトなんていくらでもありますよ!」という声が聞こえて来るかのようですわ。
しかしこの、歴女たちのシェアハウス、大洗のどこいらへんなんだろ。アタシはまだ見つけられてない…一般
住居だそうだからあんまり探す気もないんだけど、丸山ちゃん民宿の近くかなぁ…?とか思ってるんですが。
で、物語は…幼馴染を情報源にするのを良しとしないカエサルでしたが、エルヴィン所蔵の大量の資料により
取り敢えず相手校戦力のスペックは判りました。Ⅲ突の75mmならP40の前面装甲を、敵射程外から抜けるって!

とゆーワケで、早速模擬戦です!第1回戦・サンダース戦のM4シャーマンなんかは戦車道業界でも基本中基本
みたいな装備でしょうから(なんたって中古市場に出回ってる数が半端でないでしょう)、みほなんかはその
強さ・弱点とも身に染み付いてるコトでしょうけど、今度の相手は初めて相対する敵。しかも1回戦に勝って
来てる。さあ…ココで本作は、ソレまでの「元気な女子高生たちのスクールライフ基調」から、その下にド~ン
と横たわる「ミリマニアが精魂傾けたミリマニアのためのマニアック作品」へとクラスチェンジし
ます!!この"転換"が心地イイんですよ!!
しかも、そのドチラも…学園生活パートも試合での激戦パートも
「本気」で描かれてるためドチラかが見劣りする、なんてコトもありませんし綺麗に"地続き"になってます。
相反するモノ同士が一つの作品世界として完成されてんですよ。
この"マジック"については、
コレまでも「"日常"の吉田玲子脚本と"アクション"の水島演出の両輪あってこそ」だの、「ドジッ子少女と"鬼
神"(笑)の間を振幅する主人公の二面性が物語にも上手く影を落として」だの、「コメディ基調が抜群の"接着
剤"役を果たして」だの、さんざそのカラクリを研究して来ましたが…正直、ジブンはコレほど上手く
いっている作品を他に観たコトありませんわ
どっかしら「無理が生じてる」というか
…嘘っぽくなっちゃうモンなんですよねぇ。
さぁ模擬戦!相手側新兵器・P40をマークした大洗チーム、この時点では最大火力である75mm StuK40 L/48を
持つカバさんチーム・Ⅲ突をカウンターに当てようと計画します。待ち伏せで射程外から狙撃、という無難な
作戦。そりゃ、戦力が判らないモノに対しては君子危うきに近付かず、が正解。しかし、見通しの良い砂漠とか
ならいざしらず「山岳・荒地ステージ」と快速CV33の陽動が、ソレを許してくれますかどうか。模擬戦での仮想
敵機役はⅣ号と、(作中では自動車部の整備で)最も快速の八九式が務める、と決めて…パンツァー・フォー!
たちまち鋼鉄の巨獣が唸りを上げ、砲弾・銃弾が炸裂!!本作ならではの観応えたっぷりの戦闘。
しかし乗ってるのは女子高生でありコレは"試合"、という本作ならではの面白みが華開きます!
こーゆー「作品ごとの面白さ」、コンセプトをグイグイ押し出すのが「プロのモノ造り」だ、
とゆーコトに異論を差し挟む向きはいないでしょう。何も無いのに"やってるフリ"だけしてる
ナンチャッテ作が多過ぎますよね。
また、このアンツィオ戦…「全国大会第2戦」という作内時間がまた、
本作の"ツカミ"となったコンセプトを明確にするのに絶好の機会でして。ただ直線で追い、逃げ回っていた
第1戦サンダース戦とも違い、ある程度操縦に慣れて「戦術」が問題になって来てる第3戦プラウダ戦とも違う。
彼女ら、この時点ではまだ"シロートッぽさ"をたっぷり残してます。だから凶悪な戦闘機械とのギャップ
が映えるコト映えるコト(^血^)!
コレが1話でハートをワシヅカミにされた「仔猫の群れが殺戮マシンに
乗ってるようなおかしさ」、"本作ならでは"のアジなんですよ~!で、八九式の機銃で挑発された生徒会38(t)、
まんまと戦列を離れちゃう!(劇場鑑賞直後の「取り敢えず御かんそ」でも書きましたけど、ココで戦列を離れ
る38(t)に「えっ!?どっち行ったらイイの!?」と後続の↓M3リーが戸惑う挙動を見せてんのが実に細かい!
この細やかさこそが「ガルパン」なんですなぁ(^ω^))
そんなウサギさんチーム・M3も鈍重かつ、操縦手の桂利奈ちゃんも未だ不慣れなのでⅣ号に追い付けない!
ああ…このコが最終回で、あの全力後退しつつの巨獣ヤークトティーガーとの押し合いを見せてくれるなん
てなぁ…(T▽T)。車長の澤ちゃんも、この時点で既に的確な判断力の片鱗を見せてますが、ソレはまた後の話。
同じく、やる気だけはある歴女チームですが、本来「伏撃」が任務で車高が低いⅢ突は視界が悪く、Ⅳ号を見失
なっちゃう!ココで「早く敵影を捉えよう」と不用意に高地に登ったⅢ突、稜線の陰に隠れてたⅣ号が不意に
躍り出て来て被弾・撃破~!アタシは劇場鑑賞時、ココで「おおッ!」と声を上げちまいました!コレが主人公・
みほの得意とする敵の虚を突くゲリラ戦法!このOVA、ファンの期待を全く裏切らず期待のモノを見
せてくれるぞ!!
と、思わず劇場の座席で小躍りしたモンですわ。グ~ルグル追いかけっこしてるアヒルさん
チーム八九式と38(t)は置いといて(笑)…まぁ、八九式はともかく、生徒会カメさんチームもこの時点ではまだ
役に立ってくれそうにないですね(^血^;)。会長も「今度ねー」とか言ってるし。それよりも、みほ隊長は「今回の
勝負のカナメはカバさんチームだ」と判断した様子で、歴女チームをシゴキます。1500m離れた、米粒のような
目標に当てろ、と指示し、出来ないと「ほら、出来るよ」と命中弾を食らわせる(!)。いつになくキビシい(^血^;)。
まぁ確かに、第1戦でサンダース秘蔵のファイアフライに追い回され、1輌ずつ潰されてゆく恐怖に挫けそうに
なった彼女らに奇跡の大逆転の高揚感を味あわせた直後なのですから、ココが「鍛えドコロ」ではあるでしょう、
"ヒトを育てる物語"である本作としては…あの、最悪の試練の中で選択を迫られる第3戦・プラウダ戦
に行き着くまでに、「マトモな戦闘」が出来るようになっておかなくちゃなりません。いや~しかし躍進射撃の
方法を伝授しつつ、Ⅲ突の射線なんか一目で「当たらない」と判断しているようでキューポラの上で↑身じろぎ
一つしないみほのカッコ良さ、直撃弾のショックに泣いてる↓歴女の面々のカワイさなどキャラ描写をしな
がらも…同時に、初見の観客に「本作では直撃を喰らってもこの程度です」と作中設定を示しておきつつ、また
「当然、この場で使うのは命中しても爆発しない徹甲弾です」…なんてなミリタリ描写も同時にこなしてます。
ああ、なんて「セリフで説明などしない」情報量の多い作品なんでしょう!玄人好みですね~

そして、「伏撃」が任務なため多少地味目なⅢ突周りの描写と対照的に、今回の戦闘テーマである「大疾走」
の前フリをしてくれるのは…やはり大洗のスプリンター・アヒルさんチーム八九式!同じく大戦前期の古い
車輌にも拘らず、軽快な機動性を誇ったと聞く38(t)と、猛烈なデッドヒートを拝ませてくれます!…ただ
同じトコをグルグル回ってるだけだけど(笑)。それにしてもスゴい迫力!3Dモデリングの回り込みを
使って縦横無尽、鋼鉄の巨躯をブン回す見せ場を作ってくれます!!でもやってるコトはコドモがムキに
なって追い回しあってるだけ、というギャップ。コレが本作の楽しさよ(^血^)!!

なんてやりつつも、この後の本番での戦闘が目にも止まらぬ大混戦になるので、「本作の戦闘描写は、こんな
です。気を抜かないで観て下さいね。ビックリさせますから」…という、観客に対する前フリも打ってるんで
すね。…何もかも周到、煮詰まれて内容濃く、そのアジも美味。また、ココでキャプテンが「少しだけ頭使って、
後は根性ー!」と「このヒトたちアンツィオと同じレベルです」と判るセリフ吐いてんのが楽しい(^血^)!
…その通り、今回のバレー部・アヒルさんチームは「サイコーの同レベルのライバル」を得て、期待にたがわぬ
華々しい活躍をみせてくれます!!ああ…何もかもがいとおしい…「ガールズ&パンツァー」(*T▽T*)

1/18、3:50AM、付記。
★沙織ン家でのご飯会。および7話時点での、各チームの裏話。
模擬練習で汗をかき、疲れてお腹も空きました。ココで本作は再び"吉田脚本側"の女子高生日常ライフへと
舞い戻ります。…この"文調の転換"、「ギャップ萌え」ナドという昨日今日生み出されたような概念で説明付
くような軽々しいモノでは無いと思います。全編シリアスの本格活劇もイイですが…娯楽作品として日本人
が大スキな「人間臭いヒーローの系譜」をガッチリやってるんでしょう、本作は。思い出してもみて下さい、
少年マンガでも娯楽時代劇でも、「普段はユカイで欠点も多い人間味溢れるイイ奴だけど、いざケンカとなると
手に負えないほど滅法強えぇ!」…なんてな魅力的な主人公の面々、アナタも過去の「傑作」の中で、一度や二度
は目にしたコトがあるでしょ?アタシは例えば、昭和のマンガなら「湘南爆走族」なんか好きなんですが。関東
一円に名を轟かすカチコミ魔王・江口洋介、しかし普段は女子ばかりの手芸部部長をしていて縫いぐるみ造り
が大好きな「手芸のえっちゃん」。どーゆー設定だ(笑)。ソレほど、"人間性"というモノは薄っぺらなレッテルで
一括りに出来るようなモンじゃない。本作はそんな、「二面性を持つ人間性の魅力」をも描いているようにも
見受けられます。そんなモノは、例えば「魔王」で、かつ「落第生」なんてな「設定」で描くモンじゃありません。
で、そんな主人公・みほを囲む主役メンバー・あんこうチームの交流。思えば初の練習試合・聖グロ戦敗退の後で
チームの他の4人は「みほの脳内にある戦術ビジョンを少しでも速く実行出来るように」日が暮れるまで練習
してましたね。その甲斐あって、今回の模擬戦でのⅣ号の挙動なんかを観ていると、みほの下す命令をタイム
ラグ無しで実行出来ているように見えます。チームプレイはサマになって来ました。後は人間同士の心の交流、
でしょうか。…エンジンの火を落としたⅣ号の前で、佐織が「イタリア料理をみんなで作ろう!」と提言。ココで
優花里が、おずおずと「あのぉ…」とお伺いを立て、沙織が「もちろん!」と快諾を下します。この芝居ですけど
劇場公開当時は「優花里があんこうチームの仲間に溶け込めなかったのは出会った当初の話だろ?一緒にあん
こう踊りもやってご飯会やって、もうすっかり打ち解けたというのにこの芝居は変なんじゃ?」…という意見
を目にしたコトがあります。確かに、その視点も本作を愛するが故の疑問で、大変にケッコーなコトだとは思い
ますが…アタシは↑上に書きましたように、「人間付き合いとは"フラグが立ったから"で単純に別ステージに
移行出来るようなモンじゃない…"人間関係の発展の自然さ"を描いているのではないか、本作は…短い尺の中
で、断片的に」…と判断してました。思い返してみて下さい、↓下記「もう一度観直してみよう御かんそ」の中で
「沙織と麻子の間には過去の行き掛かり、"不和"があるのではないか?」との推論を書かせていただきました。
コレは細かい芝居を観れば観るほど、そう思えて来ます。ソレと同様、コレまでのあんこうチーム内芝居の積み
重ねで優花里が戦車オタを暴走させると沙織がヒいている描写、逆に沙織が飢えた結婚願望の狼(笑)と化すと
優花里が「うッ」と顔をしかめている描写があります(ホントです。ドコとは指摘しませんので、確かめてみて下
さい)。つまり、麻子とは別にして…この二人、最初からあんまりソリが合わなかったんじゃないか…(笑)?
…とアタシなんぞは思ってるんですが。しかしそういった個々のパーソナリティの噛み合わなさなども乗り
越えて、ココでは「本当にチーム一丸となって、みほのために団結しよう!」としている描写なのではないか?
やがて来る準決勝・決勝戦へ向け、本当にチームが、そしてⅳ号が一つの"生き物"になってゆくための…とか。

沙織の自室。なんか、新妻になってからもこんなベッドで、真っ赤でシルキーなネグリジェとか着て夫を待っ
てたりするのかなぁ…とか想像すると思わず「うッ」と後ずさりそうになっちゃうくらいのオンナ臭ですが
(^血^;)、なんか歳の取りようによってはオバサン臭くなりそうにも見えます(笑)。まぁ、そーならないように
ダンナは誠心誠意愛してやってくれ。ココは、麻子をウルサく監督する彼女のお母さんぶりを描くのがメイン
ですか。ああ、ホンモノのイタリアントマトを使ったカプレーゼ、喰いたいなぁ。なんで日本のトマトはあの味
が出ないんだろう。どうやったって水っぽくなっちゃいますもんね。で、次いで…。物語のこの時点での、後の
展開に繋がる布石描写なども。カモさんチーム参戦の理由…やっぱ1話時点でのみほと同様、会長・杏に有無を
も言わせず脅迫されたんか(^血^;)。唖然とする3人を尻目に去ってゆく杏の横顔がサディスティック。「他人
にガミガミ言うより、まず己自身を高めてごらん」という彼女の「声無き声」が聞こえるような気も致します、
ジブンには。一方、近い将来レオポンさんチームとなる自動車部は…。ああ!せっかく発掘されたPティーガー
の参戦が遅れたのって、こーゆー理由だったのか!足元にバクダン抱えてはいるモノの、大洗最強の豪腕武者。
そんな難物を満足に動かせる人材は、ムロン自動車部しかいない。一方、この時点でナカジマも内部に潜り込ん
でみたPティーガーのメカニズムに、瞳ランラン輝かせちゃってるみたい(笑)。ああ…"運命の出会い"を感じ
ますわ(^へ^)。お互いに"一目惚れ"だったのかも知れませんね、この「大洗の弁慶」と、「整備の神様」たち…。

…さて、そんな登場人物たちの日常を描いておくパートも、滞り無く済まされました。
いよいよ第63回全国戦車道大会、第2戦…大洗女子VSアンツィオ高校が開幕されます!


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☆2015年・冬アニメ、御かんそ。1月第3週。

 投稿者:ゆ~さく  投稿日:2015年 1月15日(木)02時48分11秒
返信・引用 編集済
  ☆本日1月14日、「ガールズ&パンツァー」再放送が始まりました。大阪の方はゼヒ観て下さい!!
 朝日放送 水曜 26時44分~ 5.5話と10.5話(総集編)無し、円盤版全12話放送。

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☆2015年・冬アニメ、御かんそ。1月第3週。

○「夜ノヤッターマン」・1話
脚本、ふでやすかずゆき氏。監督、「波打際のむろみさん」の吉原達矢監督。…おッ、このメンツなら大丈夫…?
と思い、観てみました。面白いッス(^血^)。まず「夜ノ」というタイトルと、今度のドロンジョは9歳の幼女、
という事前情報で観客を呼び込み(笑)、「取り敢えず観てみよう」という気にさせるのに成功。ついで「正義と
悪の逆転劇」という趣向は割とよく見かけるモノの、判り易い(ある意味、児童向けのような)実直な筋立てで
「反体制ゲリラが出来上がるまで」を描く…そのパートも気合の入った演出で飽きさせませんでした。母親が
跡形も無く消え去るカットは泣けましたし、ラスト、結成した新ドロンボー一味の雄叫び「アラホラサッサー!」
が出た時には、思わず「よッしゃ!!」と拳を握っちまいましたよそして…「本作は、一体ナニを目的に作ら
れたんだろう?ドコに着地させるつもりなんだろう?」…という"謎"で次週も観よう、という気にさせます。この
1話は成功だと思います!!…ひょっとして観客にとっては「期待」が満たされなかったかも知れ
ない
(決して幼女の萌えが観たかったワケじゃなく(^血^;)、「テーマが描かれなかった」とゆーイミ
で)「ズヴィズダー」が行き着けなかったトコまで行ってくれるかな?
…なんてな期待もいだかせます。
しかし、取り敢えずジブンは本作の基調と、描き重ねられてゆくだろう方向性が見えて来るまで、静観致しとう
御座います。つい先頃、「結城友奈」にイッパツ食らった(笑)トコでもありますし…。
「夜ヤッター」の御かんそ中ですが、ココで「結城友奈」についても少し。あの作品については「大傑作です」と認め
ました。しかし、ソレは主に、鮮やかな技術を見せていただいた構成について述べた賛辞です。アレやられたら
「傑作だ」と認めるしかねーじゃん
(笑)。
…それほど、作品の大テーマ…怪物ではなく「観客を」斬るラスト
に至るまで、まさに一部の隙も無けりゃ1秒の無駄も無い見事な構成でした。そういうお仕事ぶりに
対する"技術点"…です
(少々エラソーな物言いですが、ゴメンなさい(^血^;))。 しかし…「作品は、テーマを
伝える"機能"だけで良いのだろうか?…同じコトを言うなら、まだ「新世界より」の方が"風情"もあったし"感銘"
も受けたような…?」という思いも、無きにしも非ず(ソレでも1クールでよくぞココまで!と舌を巻きますが)。
本作「夜ヤッター」は、そんな"感銘"を与えてくれる作品になって下さるコトを、切に願います
いや、まだ(児童向け的な)語り口なので「ドコに着地させるのか」ゼンゼン判らんのですけど(笑)。

○「ローリング☆ガールズ」・1話
オリジナル作。イイカンジ!!!…このムチャクチャな設定の作品に相応しく、のっけからモノスゲー美術(笑)。
ローカルヒロインモノとか、自治体間の戦争モノとか、コレまでもチョボチョボ作られてはきましたけど…
(「魔法少女大戦」とか)、ぜーんぜん造り込まれてなくて作家の個性も世界観もノリも感じられなくてガッカリ
だったんですよなぁ。ソコに現れてくれた本作、コレはイケるんじゃないでしょうか!日本が崩壊し各自治体
がそれぞれ"国家"となりヒジョーに狭い範囲で張り合ってる未来、表向きは都市国家同士の"自警団"による
"戦争"とゆーテイになってるけど、何のコトは無い、単なるご当地系ケンカ珍走団のカチコミ(笑)。アタシは
一時所沢市民だった時期があるので、導入の東村山VS所沢にはワラタ(^o^)。東村山、東京の流刑地なんだって(笑)。
だからDQNが多いのか(笑)。なんか「ウェストサイド物語」の昔からやってる地域性剥き出しのDQN同士の抗争を
思いっきりノーテンキに、アホノリ満載でお届けしますッてカンジで楽しい(^血^)!!絵は簡素でも、極彩色の
爆発エフェクトとか殴られてぷるんぷるんする頬っぺたに枚数使うとか(笑)、「ナニ考えとんじゃ」とウレシく
なっちゃうよーな通好みの演出!「キルラキル」「Gガンダム」辺りが好きだったヒトにお奨めでしょーか。
まぼろし軒で始まるラーメンバトルも「1話からナニやッとんじゃ!(^血^;)」ってカンジ、ついで西武ゆうえん
ちに呼び出され下っ端一同捕まっちゃう展開も「アホかいな!(^四^;)」ッてなノリ。ジブンは、こーゆー野放図・
破天荒な新作は「このアニメ作品の着想が沈滞してる時期に待ってました!ッてカンジ(^四^)ざんす!
"創意"と"意欲"に満ちた若々しいモノ造り、大好き!…ですけど、それだけに「今の見せ方はちょっとムリなの
では(^へ^;)」という部分も無きにしも非ず?特に主人公さんがケンカの現場に駆けつけ、ロボが登場するまで
の「うる星やつら」ノリは、少々遊び過ぎ(笑)?…でも、そんなのも若さならではのイキオイ!…そうだ、本作を
観てて感じる、この「"若さ"と"創意"に胸がすくカンジ」は…「夜桜四重奏」辺りに近いですかも。エンディングの
ブルーハーツに至るまで「ああッ!判る、判るずぉう!」ッてカンジでした(*^四^*)!なんて…キラメくように
瑞々しい"若さ"だろう。作品の成否はまだ判りません。でもソレに関わらずジブン本作、応援します!
最近、徐々に新進気鋭の作家様方が、この深夜アニメのキツい市場に参加の名乗りをあげられてます。例えば
「ノーゲーム・ノーライフ」「ハナヤマタ」のいしづかあつこ監督なんか、「あッこのヒトは面白い作家様かも!」
とインスピレーションを感じた御一人なのですが…ソレと同様、キラキラした新しいお方が出て来た局面では
重箱の隅を突つくように粗探しをするのがファンじゃない、むしろ「新しい才能」をいち早く発見出来てこその
ファン、ですからね。ソコのトコロ間違えちゃいけません。

○「ユリ熊嵐」・2話
主人公の家、判り易い、"断絶の壁"との三叉路の上に建ってんだ。細田守監督もよくこーゆー示唆演出使われて
ましたなぁ。そこへクマ二人が急襲!ショォ~~~ック!!クマショック!!♪エエでンなぁ、こんな文学的な
退廃エロ。大好きッスわ(^血^)。で…作内の対立構造としては「"好き"というキモチ」と「クマ」。ソレに付帯して
"透明な嵐"。一方"断絶の壁"の向こう側からの声(?)は主人公に試練として「クマと交われ」と告げて。…ンで、
(「ウテナ」の頃から)お馴染みの"決闘場"で落っことされて"ユリ裁判"へと向かうワケね。…毎週やるんかコレ
(^血^;)。で、"裁判"の内容は1話と同じコトを反復…。クマは「人間を食べる」コトをしないと「透明」になって
しまう。「人間を食う」と宣誓すれば"ユリ承認"を得られる。ソレがセクシィ。シャバダドゥー♪。

あ、ゲスグマ、委員長に射殺されちゃった。こうして毎週、誰かしら死ぬのね(^血^;)。…で、その後に与えられる
"ヒント"も、タイヘンに論理的に整理されてます。主人公が持つ"デリシャスメル"は、クマにとってタイヘンな
美味。一方"透明な人間"は美味しくない。"デリシャスメル"を持つのは「排除された個体」…?("好き"を諦め
ない個体、でもある)…まだ「何を描くおつもりなのか」ゼンゼン見えて来ない…「類推する」コトしかかなわ
ないシリーズではありますが、このショウアップセンスだけでもメチャクチャ面白い(^血^)!例えどんな
テーマに行き着こうと、取り敢えず観させられちゃう強烈なパワーがあります。コレがイクニ監督作品。

○「神様はじめました◎」・2話
「かみちゅ!」の昔から、特にこんな神様界大コンベンション参加なんてシチュエーションには神界の実情を、
さも見て来たかのように語り、「幻想にリアリティを加える」描写はゼッタイ必要でした。ココでは、例え
神使でも動物霊由来の巴衛の等級は決して高くない、なんて語られて。コレ「コックリさん」なんかでもそう
でしたね。あたしゃ興味無いので調べてないのですが、お稲荷さんって神格の等級低いのかしら?ともあれ、
その昔「かみちゅ!」ファンやってたヒトにお奨め。ムロン「コックリ」「いなりこんこん」ファンも。「ノラガミ」
ファンもイケるかも?ああ、このテのネタ多過ぎて判んない。悪羅王なんてな悪役(?)も出て来ました。

○「艦隊これくしょん」・2話
なんか予想通り、本作についてはKADOKAWAが工作による猛爆をシコミ始めたようです。ニココメで、懐疑的な
コメを投稿したら削除依頼も無いのに非表示にし始めたんですってよ奥様。…まぁ、KADOKAWAみたいな"理念
の無い"企業
がドワンゴを吸収したのなら、こーなるコトは最初から判っていたコトざますがねぇ。
(某所から転載)
ムロン、ニコばかりでなく2chもTwitterも"工作"猛爆の嵐。まるで真実を封殺しようとする詐欺師の軍団です。
とゆーワケで、本作に付いても今週からは歯に衣着せぬ物言いで御かんそ書きたいと思います。コレの原作
(ゲーム)は未プレイなんですが、「俺妹」みたいな毒物じゃないようですし、シャレにはなってるようですし、
プレイして楽しんでるユーザー諸氏には批判されるべき落ち度は何もないので、尊重する書き方にしようと
思ってたんですがね…。しかし、こんなアカラサマな手段で市場操作をシカケて来るようならコチラも遠慮
するコトはありません。まぁ、ニコは既にこんなヤな雰囲気になりつつあるケハイを察してか、ユーザー連中
が離れつつあるみたいですがねえ。思えば「劣等生」の時もこうでした。ジブンも、最初の内は「全くの架空設定
だけど、この"魔法"システムの概念だけはよく作りこんだと思う」とか冷静に評してたのに、こんなファンを
ファンとも思わない「与えた餌に文句言う豚は物量で押し潰せ!」みたいなヤリクチでかかって来られたので
遠慮しなくなったんですよねぇ。…まぁ、「劣等生」はそんなイキガカリ如何に関わらず、内容は箸にも棒にも
かからないアレだったワケですが。「オニイサマサスガー」の一言で済んじゃう作品になっちゃいましたね(笑)。
ところで…
この1週間でネットで見かけたヒドい煽り文句で、「艦これ1話放送以来、"提督"を名乗っただけでバカにさ
れる」
なんてのがありました。コレはいくらなんでもヒドい、「艦これ」はソコまで悪くないだろう…とは思う
んですけど…作品(特にゲーム)は悪くなくても、コレ、一部にフと思い当たっちゃうフシもあるんですよね。
KADOKAWAのネット工作のヤリクチは、ラノベ市場やSNSなどの狭い範囲で、とにかく嘘、嘘、嘘の情報を発して
「みんな夢中だよ!このスージが証拠だ!まだ乗っていないのはキミだけだよ!この社会現象に乗り遅れたら
センスがニブいと思われちゃうよ!」なんてな文句でターゲット層を囲い込み、「閉鎖社会内で嘘の"常識"」を
作り出そうとするモノです。この狭い「お祭り広場」の中で酔わされてる間はイイのですが、コレを「世界は変わ
ったんだ!モハヤ「俺妹」は社会の常識になったんだ!僕たちがその"改革"の最先端だ!」なんて信じ込んだ
まま街に繰り出し、お祭り気分の続きでチンポ丸出し踊りをすると逮捕される(笑)、みたいなモノで…。だから
「KADOKAWAラノベ読者は新興宗教商法の被害者だ」と言ってたんです。考えても見て下さい。「実の兄に抱かれた
くてロリエロゲーをやり込み兄の気を惹こうとするオタク妹(美少女)」なんてな内容が「社会的に認知された」
と思い込み、街に出て道行くヒトの袖を引き「コレ、今や社会現象になってんですよ!」と「俺妹」を勧める信者。
なんてみっともない。なんてみっともない…あの「俺妹」サワギ以来、ジブンはあの企業のヤリクチを金輪際
信用してません。少なくとも「艦これ」は人気だから、あんなみっともないテグチは使わずに正々堂々「ショウの
中身」で勝負してくれるコトを望みますよ…なんて願ってたら、また始めやがったコレでは、もうナニをか
いわんや。開いた口が塞がりません。KADOKAWA商品は何であれ、擁護の必要は一切無いでしょう、と思い知らさ
れました。「艦これ」は、せっかく「真っ向から勝負出来るかも知れない」、シャレの効いた商品企画だと思ったの
に(プレイしてはいませんがね)…。こんな「ショウビズマンの誇り」の欠片も無いさもしいヤリクチで自社商品
の価値を貶めてるんじゃホント、せっかく楽しんでる"提督"の皆さんはイイ面の皮ですよ。どーにかならない
んでしょうか。"提督"の皆さん、KADOKAWAになんか一言言ってやってくれませんかね?
でも本作に付いては説得力を失うと何にもならないので、努めて冷静に書こうと思います。あくまで「アニメ
版に限った意見」です。ゲームの方はプレイしてないので、何にも意見はありません。つか、書きようも無い。

で、2話の感想。
…初見の者にとっては、1話でも同じコトを書きましたけど…「奇妙な」作品です。それも
悪い意味で。ハッキリ「面白い!」と感じられる部分が無い。1話御かんそでは「「うぽって」と同
程度」という表現を
(悪い意味で)使いましたけど、「少女」が「戦闘艦」である、という「"シャレ"
の構造」が全く描かれてません
。なんか…観ててハズカシーです。コレもまた先週書き
ましたように、「"正体"が何も無い」企画をムリヤリ映像作品にするには「夢の中のような世界」に
するしか無いだろう、コレは仕方が無いかも…とは思ったのですが…ソレにしても作品内の
世界観すら描けてません
。1話で灯火管制下にあるみたいな薄暗い貧乏な兵舎が描かれた
ので「ああ、そーゆー戦時下の舞台設定なのかな」と思ったら大盛りパフェとかカレーライスとか
食い出すし。二度言いますが…なんか、観ててハズカシーです。「ビビッドレッド・オペレーション」を観た
時のような「中身の無さ」
(もしくは、「あるように見せ掛けている」)感があります。そして、やるコトが無い
ので脚本家の前作・アイドルモノのオタククスグリ
("ギャグ"では無い。"ギャグ以前")やったりして…。「戦争
モノらしさ」も、授業中に酸素魚雷のハナシを「触れる程度に」出すくらいで…。「艦これ」の同人誌は少々読み
ましたが、コレ同人誌の方が遥かに面白いです
あのですね…「少女」が「戦艦」である、という"シャレ"がこの企画のウリなんでしょ?でしたら、なんでその
"シャレ"の部分を描かないんでしょうか?
ホントにボーキサイト喰ってたり、重油飲んでたり、そーゆー「本作
らしい"ネタ"」の部分を描けなきゃ同人誌以下じゃないですか。「兵器の擬人化」なんて戦前マンガが既に
やってるコトで。60年前の「ロボット三等兵」「タンクタンクロー」の方が、ずっと「やるべきこと」やってたんじゃないで
しょうか!?唯一描かれた「ソレっぽい」描写は「風呂と入浴剤が整備ドック」って言う程度ですか…?でも…
ソレも、面白くはないですね…"やらなければならないシゴト"してないんです

一応、終章に向けての「テーマ描写」に関わって来る「布石」のセリフなどはソコココに配置されているみたいで
すけど…ソレ以前に「作品の面白さ」「ツカミのシカケ」が全てスッ飛ばされてスッカスカなので、
ソコまで観るのも苦痛になりそうです。

コレ、ゲーム版が好きなヒトは固執しないで、さっさと別メディアの展開に乗り換えた方が身のタメでしょう。
アニメ版は「無かったコト」にした方がよろしいのでは無いかと…?固執して食い下がってたり
すると、せっかく面白い
(らしい?)ゲーム版の方まで一緒に沈んじゃいますかもよ?
ああ、冷静に
書くつもりだったのに…。「こんなモノを売ろうとしてんのか!!?」と思うと、腹が立って腹が立って、冷静で
いられんかったッス。ちょっと落ち着いたトコで…せめて、数少ない良かった点も挙げておきます。主人公の
"素直さ"は出ていたと思います。「ビビットレッド」より少しマシな程度?でも…まぁ、ソレが「最終テーマ」に
結び付いて来るんでしょうけど…ソレが"提督"様方のお気に召すものになるのかというと…ナントモ、危なっ
かしい予感がする?気もするんですがねぇ、アタイは。1話御かんそでも書いた通り、「戦犯はアニメスタッフ
だ!」なんてサワギが起きないかと、気が気でないですよ、あたしゃ。
あと、BGMは良かったです。例え本作が沈んでも、サントラだけは個別に買ってもイイくらい。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
1/16、7:15AM、付記。
○「寄生獣 セイの格率」・14話
さて、コチラは「漫然と観てたら判別付き難くても、"やるべきシゴト"をやっているアニメ化作品」の代表格、
今週は…ついに村野、新一の「人間らしくなさ」に言及。次いで宇田+ジョー再登場…などを経て、喫茶店での
"田村玲子"と探偵のシーン、なんかBGMとか実相寺昭雄演出っぽい(^o^)。ココで…漫然と見てると観飛ばし
ちゃうかも知れませんが、探偵と相対してる美女…その瞳の奥にあるモノは…とか考えると、思わずゾゾ~ッ
としてしまうのが本作なんです。更に、ミギーと同様に「感情」を手に入れてゆく"田村玲子"の描写。しかし…
カニや昆虫みたいに「本能だけで動いてるモノ」だった時はまだ良かった。今、"心の動き"が芽生えたコトで、
鏡を見つつケタケタ笑うオバケ。コッチの方がよっぽどコワい!ホラ、判って下さいますでしょ?アタシが
「新世界より」御かんその時に書いてた「一番怖いのは近隣異種知性体だ」ッて感想。"心"が
あるのに、恐ろしく異質なモノ、ソレが最も恐ろしい。
人間が怪獣よりも、幽霊やゾンビ…そして"狂人"を怖が
るのは「元は人間だったのに完全に"異物"になってしまったモノだから」です。そーゆートコをも描いてます、
本作は。さらに…新一の身の悲劇性を(探偵説得のための切り札として)使うミギー、(人間社会に紛れ込むため
の)「社交儀礼」まで身に付けつつある"田村玲子"、と物語は進みます。一体、彼らに"心"はあるのか?あるとす
るなら、ソレはどんなカタチ?…イイですねェ…。コレでこそ"恐怖"モノですよ。ヒチコックやキングとも同じ
土俵で論じられると思います。こーゆーの観てると…最近KADOKAWAが流行らそうとしてるモノがいかに下ら
ないか身に染みて来ません?
で…。探偵の奥さんも、奇妙に鋭い"勘"を持ってました。女の前では、男のするコト
なんて全てお見通し…そーゆー辺りの描写も本作原作者氏の持つアジです。ココで「探偵死亡フラグ立ったー」
なんて言って観てるのは、まだちょっと浅く…「この人たちにもコレまでの人生があったんだなぁ」「探偵が死
んだら、この奥さん娘抱えて苦労するなぁ」…とか気を回すのが、本作の持つ"恐怖"を骨まで味わうコツです。
ホラーとかSFとかの"異物"要素は、ソレが挿入される「日常」の風景が良く描けてれば描けてるほど引き立つ。
本多猪四郎監督の初期「ゴジラ」映画のファンが、平成「ゴジラ」の多くに懐疑的、かつ平成「ガメラ」に固執するの
もソコでして…なんてハナシをしてる場合じゃない。"田宮玲子"、新一に直接コンタクト!大学校舎屋上での
"会談"は、互いの「現状確認」程度の内容に終わりましたが…ソレでも充分でした。大学講義の「利己的遺伝子」の
話と、母親を喰い殺された主人公の凄まじい怒りとが見事に対比されて。"心"ってなんだろう?"人間性"って
なんだろう?…というテーマが堂々と掲げられます。激昂のあまり「捕食種から逃れ都市に逃げ込んだ脆弱な
生き物」(ネルフ・冬月氏・談)たちを怒鳴りつけ駆け抜ける主人公。
「人間ども!!お前ら、今何がどうなっているのか判っているのか!!何が進んでいるのか知っているのか!!」。
「デビルマン」のようでもあり、ベトナム帰還兵の物語でもあるようです。しかし…アタシはやっぱ「進撃の巨人」
(押しも押されぬ衝撃的大傑作ですけど)より、個人的好みとしてはコチラの方が好きですかも。あくまでアニ
メ版スタッフ様方のお仕事ぶりではなく、描かれてる内容として。コチラには「感情の迸り」もあれば、「思索」も
あります。アニメ版の仕事のクオリティとしては、アチラの方が遥かに上なんですが。

○「SHIROBAKO」・14話
アヴァン、岩浪稲浪音監のセリフ、「"持ってる"」。ああ…製作・企画サイドでもやっぱ、こんなスラング使うん
ですねぇ。半分冗談めかしたコトバでも、もし「シリーズが長期化する可能性」が見込まれるなら、現場もその
ように対応していかなきゃならないからタイヘンだ。で…そんな"ギョーカイっぽい"やり取りで現場の空気
を出しておいて、今回のお話は新作「三女」のキャスティグ。オーディションではキンチョーし切ってるコ、勘
違いして金朋の劣化コピーしてるようなコ…と、歯に衣着せず落第者も描いて…ソコで「発注側が求める声」
に偶然スッポリとハマるしずかの幸運を、OP1カット目の朝日に象徴させます…やっと長いトンネルを抜けた
か、しずか…?続けて、監督も狙ってた美術さんから新作参加の快諾を受けて…。アニメの現場ッてのは、まさ
に今や「能力のある才能」の奪い合い戦国時代、完全な売り手市場。どこのスタジオも…いやスタジオ内部の班
ごとですら、良いスタッフの独占を競い合ってる時代です。この結果によって破綻しちゃう作品、逆に"エース"
級才能が牽引役となって好循環が生まれる作品もあるのだから、依頼する方も真剣。そしてェ~。…ココで…
待ってました!!"クレイ○ーボーイ"との字
(アザナ)を持つ作家様ならではの業界ブッチャケ!うひょ~!
「じょしらく」以来ですわ、こんなスカッと来るシャウト!シビレる~!"ショウビズマン魂"
も持たず、作品成否など制作会社に丸投げ
で自社の利益になる"商品"を営業力だけで押して来る出資企業の
プロデューサー連!…まぁ、ドコも「作品が成功した時に、自社展開に有利なように今の内に旨味を引き込んで
おきたい」…つまり、イイ意味では「彼らもまた作品を"こうしたい"という「夢」がある」とも言えるワケですけど、
大元の作品そのものがコケちゃ元も子もない、という前提なんかそっちのけ。責任は制作スタジオに丸投げ
「製作委員会制度のもたらす害毒」についてはココでも度々書いて来ましたが…こんなコト「叫べる」作家は業界
広しといえど、昨今このお方だけ!ソコにシビレるアコガレるゥ!
(10年前のねらーかよ(^へ^;))

そしてココでも(役の上とはいえ)稲浪音監の揺ぎ無きプロの一声が麻のように縺れた折衝を斬る!
ウヒョーカッコイイー!!
…餅は餅屋。"良い作品"を作れるのは"プロ"しかいません。断言しときますが、トー
シロが欲目だけで組んだ企画がマグレ当たりの歴史的大ヒット、なんて絶対に無い
。もし少し
でもヒットしたら、ソレはそんなおっ被せられた荷物を背負って苦労したスタッフが、必ずどこかにいるんです。
サスガ"アニメファンの必携書"とでも言うべき本作、そーゆートコを逃げずボカさず描いてくれます!
…稲浪音監の「(役者の)経験不足が不安なら、私たちが育てればいいんですよ」の一言が、またシビレますねえ。
大昔からアニメの現場は、代々木アニメーションなんてインチキ企業が突っ込んで来た卒業生…まさに「"棒"の
見本」のような彼女らを引き受ける"育ての母"役をやったりもして来ました。"産みの親"は何もやってくれない
ので。"プロ"という呼称は「責任を引き受ける人々」というコトです。そしてそんな「責任」が無い
部署には真に"面白い作品"はゼッタイに作れません。
なんて言ってる間にも、ますますヒートアップする
ドタバタ喜劇!「全部ヌキ(抜き録り)にしちゃえばアリですかね」(ンなムチャな(^へ^;))「下手だったとして
もレギュラー5人に混ざればどうせ分りゃしないよ!」「ヒトがせっかく外見だけ観て選んでるのに!」「この際
男でもイイでしょ!裏声でやってもらえば!」…モハヤ収拾付かん(^血^;)。筒井康隆のブラック小説みたい(笑)。
そんな中、頑として突っぱねる葛城メーカーPの毅然とした態度、優柔不断ながらも"才能"を持つ監督のインス
ピレーションが示されますが…ああ。しかし…。しずか、なんて運の無いコなんだキミは。代わりに"プロの"集団・
ムサニが目を付けたのは、まだデビューさえしてない段階のみどり。設定制作要員として「三女」スタッフ入り
です。美沙も、どうやら首尾良く「三女」下請けのCGスタジオに潜り込めたみたい…?そんな、再結集しつつある
「七福神」サークルの中で、独り立ち遅れるしずか…。スーダラな大人たちの理想無き張り合いが、夢膨らませる
若き才能の羽ばたきを阻みます。しずかの曇り度合いは、作画に悩んでた絵麻のソレとは比較にならないでしょ
う。なんたって、絵麻は「成長段階」での伸び悩み。しずかは、まだスタートラインにすら立てていない…。頑張れ、
しずか。いつか必ず陽は昇る。あああ、宮森に「監督はしずかの声にピンと来てたよ」と耳打ちしてやりたいぃぃ。
そんな一声優の卵の苦悩とは無関係に、進む「三女」制作準備。…しかしムサニの処理能力では、シリーズ中2本
はグロス出ししなきゃなんないようです。新規参入の進行クンが紹介してくれたのは「スタジオタイタニック」
…ッて、なんか名前からしてヤバそうな取引先…。うああああぁぁまた新たな火種かぁぁぁ。頑張れ宮森。
負けるなムサニ。…さぁココで、主題歌「COLORFUL BOX」を聞きましょう。うう…。なんかまたナミダが止まらん…。
負けるな。負けるな。負けるな。

○「幸腹グラフィティ」・2話
「ひだまりスケッチ」でもありましたね、皆でトマトを栽培して食べるハナシ。その部分を拡大したような作品。
絵はリアル寄りでも、イントロパートのアパート外観、ソコでの生活描写の断片的一コマ、そのポートレート…
などで紡いでゆく導入のやり方は、まさに「ひだまり」。足のみの歩きのカットなんか地面とズレたってコダワ
リ無くリピートにしちゃったり、ふいにドアップを入れて場面転換したりする「マンガのコマ割り的」「記号的」
カット運びも同様。この演出技法がなければ「ひだまり」は退屈で観てらんなかったでしょう。その延長線上に
ある作品なコトは間違いなく…でも多少、扇情的ですかね(笑)。官能に悶えるオンナどもの痴態(笑)と、その唇
に咥えられてのたうつ食物の卑猥さ。まぁ、20世紀の作品なら「ミスター味っ子」の「うーまーいーぞー」がコレ
になったと思えばイイわけだ。同じ芳文社系でも"シャレ"になってる分、「桜Trick」みたいのをヤラレるよりは
イイです、ジブンは。やり過ぎるとザートラシーのでバランスが問題になりますけど…。今は「ひだまり」初期と
同じく、その最もバランスのイイ落ち着きドコロを探ってる、ってな段階なんでしょう。

予告で流れてる「作る~♪食べる~♪作る~♪食べる~♪ドゥビドゥバー♪」をヘッドフォンでエンドレスで
聴いてたら、もしかして危険ドラッグ並みにトリップ出来るかも知れないのでニコユーザーは作っておくれ。
あと、その後の提供クレジットで流れる「お腹が~ぽかぽか~♪おいしーいっねっ♪」も、深夜に独身男が聞い
てると思うとけっこ病的で(笑)オモシロい。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄

☆以下、ココに付記。

 

「ガールズ&パンツァー/これが本当のアンツィオ戦です!」御かんそ!!(1)

 投稿者:ゆ~さく  投稿日:2015年 1月13日(火)05時30分27秒
返信・引用 編集済
  さて、ではこの連休を使って…昨年末から予告してた「ガールズ&パンツァー/これが本当のアンツィオ戦です!」、
合計4万6千枚を売り上げたゴールド・ディスクの御かんそを入れますよ!!
ああ…それにしても「ガルパン」はイイですわ
思い返せばホントにこの2年間、色々なコトがありました。
あの、イイ歳してワクワクしつつ向かった12話先行公開水戸シネコンジャックオールナイト。TV放映より2日
だけ早く12話を観た後は…興奮して、仮眠のためにとっておいた駅前ビジホから「12話期待してイイぞ!」
とネットに書き込んだっけなぁ。そしてその日の、初の大洗。海楽フェスタ、寒かったなぁ(笑)。焼きたてのあん
こう焼き、美味かったなぁ。あの頃はまだ、大洗「ガルパン」ランドもキャラPOPを店頭に並べた「町中かくれんぼ」
が始まったばかりでした…ソレが今や、金網屋さんは鋼板製自走2/3Ⅳ号(及びCV33)作るわ喫茶店は「ガルパン」
鉄板ナポリタン出すわ商店街でキャラお誕生日会はやるわ「ガルパン」レンタサイクルに「ガルパン」タクシー
に…(笑)、そんな大洗町のあんこう祭りには10万人以上が押しかけるわ、あんこう花火は上がるわ(笑)。そんな
サワギになる以前、'13年夏に催された「さんふらわあを学園艦にして北海道で90式に乗ろう!」ツアーは、まさ
に夢のような旅となりました。74式砲塔の上で西住立ちを見せてくれた渕上さん、凛々しかったなぁ。そして
その1年後の夏に公開されたのが、↓以下に御かんそ書く劇場公開OVA・「アンツィオ戦」です。公開前まであった
脚本:鈴木貴昭氏にカトキハジメ監督コンテでテイスト変わっちゃわないのか!?…といった危惧は跡形も無く
ブッ飛んだっけなぁ。信じられないような怒涛の40分でした。…思えば、あの'12年秋以来、アタシの人生「ガル
パン」漬けでした。でも、更に"夢"は続きます。今年の"夏"には、これぞ頂点!!とも言うべき大イベント!!
劇場版公開が待ち受けています!!
いつまでが'15年"夏"なのかな~(^へ^;)…という定型疑問は、既に
「ガルパン」ファンの間の挨拶になった(笑)みたいなトコがありますけど、本作のファンは本放映中から「待た
される」コトは既に慣れっこになってますし(珍しい公開形態のシリーズですわ、ホント(笑)(^へ^;))、何より
再び、みほに!!優花里に!!沙織に会長にウサギさんズにダーちゃんペコちゃんに!!逢える!!という事実ッ!!
既に決定時事項の事実!!ソレが決まっているのなら、その時期がいつになろうと問題では無いで
しょう!!「"再会"は約束されている」という幸福の方が遥かに心の中で占める比重は
大きいのですよ!!

…さて、では、そんな"心の幸福"を噛み締めつつも…今は、コレまでの「ガルパン」を反芻しつつ、来るべき「その
日」をナゴヤカに待つと致しましょう。何よりも本作は、「何度繰り返しても美味しい。観るたびに新しい
発見がある」
作品であるコトが有難いですわね。コーヒー淹れて、干し芋でもつまみながらゆったりと。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
○「ガールズ&パンツァー・OVA/これが本当のアンツィオ戦です!!

★アヴァン、"スペインっぽい坂"で"合体変形教会"
(笑)を背にして演説するチョビ子の場面から。
 こんな2分程度のアヴァンですら情報量がギュウ詰めです!「ガルパン」を観ても心が奮い立たないタイプ
 のヒトってのは、この「セリフで説明せず、画面描写と芝居で描く」モノスゴい情報量を追い切れてないじゃ
 ないかなぁ~とか思ってますわ。本作のような「内容の濃い」作品は、そういう「映像作品(映画)を楽しむ目」
 をも養ってくれますよ、きっと!楽しみつつ観ながら情報摂取速度を上げよう(笑)!

まず、本作の準主役となるアンツィオ校のキャラ付け。「ラテン気質≒気のイイ珍走団」ッてのはよく思い付い
たなぁ(^四^;)!本作はキャラがウジャウジャ出る群像劇なので、グループごと、校ごとに色分けしてキャラ
を立たせてる、ッてのはご承知の通り(「咲-saki-」にも似た手法ですね)。聖グロのノーブルシスターズを始め、
開けっぴろげだのシベリア送りだの鋼の規律だの(笑)。その中でも、ラテン系の「陽気で気さくだけどちょっと
DQN(笑)」って気質(日本で言えば大阪(の一部)や博多に相通じるトコありますかね?)が、こんな「憎めなくて
大らかでイッパツで好きになれる連中」にまで料理されるとは!しかも40分の短編映画の中で!主人公
のキャラでさえ描き切るのに3本も4本も消費してる深夜枠アニメの現状を見ると、舌を巻いちゃいますよ。

背後に流れてる"フニクリフニクラ"が、またイイ味出してて(^血^)。「明日のナージャ」の時にこの掲示板上で
教えてもらったコトなんですけど、コレ、125年前に当時も活動中のベスビオ火山(!)に施設された登山鉄道の
CMソングなんですってね。♪そこは地獄の釜の中♪覗こう覗こう♪なんて歌いながら、ポンペイを滅亡させた
大火山にピクニック気分で登る登山電車…予想通り施設50年後の噴火で壊滅したそーですが(笑)。何とも愉快
かつ勇壮に流れるこの「アンツィオのテーマ」。コレ、水島監督がこんな元歌の歴史を知ってて彼女らのテーマ
曲に割り振ったのは間違いないでしょう(^血^)。「バカだなぁ。スキップしながら地獄の釜の淵で遊んでるなぁ
(笑)。でも陽気だなぁ。人生楽しんでるなぁ♪」…と、こんなイメージからも、この「世にも憎めないアホども」
のキャラ性がバックアップされてるのが判ります。さらには、ソレをストレートに出してみせる芝居とセリフ!
「なんだとぉー!」「戦車でカチコミ行きましょう!」「なんだぁー」「あービックリした」「いいかお前ら、根も
葉もない噂に惑わされるな!」(いや、言ってるのお前さんだし(^血^;))「そうだった!」「心配するな。いや
ちょっとしろ!?何のために三度のおやつを二度にして…」「それは秘密兵器を買うためだ!」「おおーっ♪」
ああ、ああああ、バカだ(笑)(^血^;)。落語かよ(笑)!しかし、カワイい!メッチャ可愛い!アホ揃いでもみんな
ソレなりに(大洗と同じく)母校を愛してて、カチコミに際してはソレなり(バレー部とかと同じく)根性みせて
そんなアホどもをマトメる指揮官は「どうやったらもうちょっと頭使ってくれるんだ」と苦労してて(笑)、でも
やっぱお祭り好きな血は同じ穴のムジナで、しかし最終的にはそんな仲間が大好き!という愚直な素直さ!
こんな憎めない、しかし作品の「快活さ」も損なわないアホなキャラでツカミを入れ、「「ガルパン」ってどんな
作品なんだろ!?」と思いつつ劇場に入って来た初見観客にも本作の、楽しく心浮き立つようなノリを伝え、
肩の力を抜かせてから、物語は始まります!!この方法論、まさに劇場版「クレヨンしんちゃん」などを
やられて来た監督ならではの"一般性"ではありませんか!!「一般客も笑って楽しめる」ような
常識と芸人魂を併せ持つ作家が、舵を切ってくれる本作!!大船に乗ったつもりで楽しめますよ!

しかししかし、ファンアートでは寒空でオデン屋台牽いてた「出落ちのイワシ缶(半額)さん」が、よもやこんな
真正面から愛されるキャラになって再登場して来ようとはなぁ…!威風堂々!大胆可憐!輝いてます!
そう、今こそが彼女の、彼女らの花道!!OVA「アンツィオ戦」、開幕です!!!

しッかし、マジノ学院って…まだP40を導入してない、有効火力がセモヴェンテ2輌だけの状態のアンツィオに
どうやって負けたんだ(笑)。マジノ防衛線にだけ執心して、ドイツ電撃戦に抜けられ占領されちゃった史実も
そうですけど、「月刊戦車道」2号にも「防衛型思想らしい」意味内容が書いてありました。ナルホド、そこにアン
ツィオ流のノリと勢いが上手くハマッて奇跡の一勝をもぎ取れたワケかー。「ガルパン」って各国お国柄のパロ
になってる部分も大きいから、楽しみながら二次大戦当時の諸国の雰囲気なんかも勉強出来るのがまたイイで
すわね!あ、そーいや今、才谷屋氏がネットコミックで「マジノ戦」描かれてる最中なんでしたっけ。ソッチも
見てみなくちゃ!
ホラ、たった2分のアヴァンだけで↑こんなに書いちゃった(笑)。始まりはまだまだまだまだコレからですよ!

★大洗女子、第2戦作戦会議と、優花里のアンツィオ潜入偵察
敵を知り己を知らば、百戦危うからず。今回は直接会長に進言し(この直前の出来事を描いたCDドラマで彼女
がナニか考えてる描写がありましたね)、正式に大洗諜報部(笑)の密偵としてサンクスコンビニ艦に潜り込む
優花里。もはや慣れたモンです(笑)。甲板上で潜伏中も、「火を焚くわけにはいかない…これは決死の極秘任務
でありますから!」とか言ってサバイバルマニュアルで覚えた知識を駆使し、この日のために買い揃えた断熱
シートに携帯糧食などをウレシゲに拡げ「大洗の命運はこの任務の成否に懸かっているといっても過言では
ない!」とかブツブツ独りで楽しんでるんだろうなぁ(笑)。「お馴染みのシチュエーション」が数限りなくある
本作、なんかドコを切っても同人パロ漫画が16Pくらい描けちゃいそうなのがまたウレシいですね(^血^)!

で、アンツィオ艦上陸。お祭りじゃ~~~!!!なんか、楽しい(^血^;)!「観光映画」にもなってますね、本作!
なんたってローマ帝国の昔から「ご馳走を喰っちゃトイレに吐き戻し、また喰ってた」と聞く食い倒れの国!
当時の世界征服を成し遂げるほど勇猛果敢だけど、戦場を離れれば女と酒とおフロとご馳走が大好きだった
享楽の園!そのお国柄を受け継ぐ女生徒らも威勢良く売り子の声を張り上げて!リラが殆ど紙切れと化した
二次大戦前夜・世界恐慌時のしみったれた世相なんか飛んでけ!と(別にこの物語のこの時代は恐慌でも何で
もないよ(^血^;))美味しいモノと美少女が花盛り!この世の楽園かココは!人生楽しんでるな~♪
トスカーナうどんとか東ローマ帝国名物ケバブとか混沌としてるでありますが(^血^;)。しかし…思えば彼女
ら、アンツィオ生徒の「凶暴でアホで強情だけど、義理人情に厚く、仲間のためなら命懸け」って気質…ラストの
頬ずりするハグのし方とか見ても…彼女ら、やっぱ直接のモデルとなった民族性はシチリア系なんでしょう
かね!?
(笑)しッかし、ココんトコのBGM、大好き!アタシは出展はよく知らないんですが(聞けば、水島監督
は「古い映画を題材にした」とか言われてましたね、確か)、恐慌時代のコメディ映画のようでもあり、うら寂れ
たサーカスの呼び込み曲のようでもあり…滑稽でユカイな中にも不安定な恐慌時代に空中ブランコをしてる
ような危なっかしさがあって…なんかキョーレツに懐かしい!まさにアンツィオという連中に持って
来いの曲ですわ!
特にコロッセオでチョビ子登場から盛り上がる下りは珍妙なバカサーカスのパレー
ドがやって来た!ッてカンジでサイコー
(笑)!!
ペパ子登場。出会いがしらに頼んでもいないのに(手製パスタを褒められたので気を良くして)極秘の新投入
戦力をベラベラ喋り出すお人好しぶり、ば、バカだ(^д^;)「チョー秘密なんだけど」じゃねッつーんだよ!
さらになけなしの積立金はたいて買った新戦力がウレシくて、砲塔の上に仁王立ちで見せびらかし、足元に
他校のスパイがいようとお構いなしに(優花里以外にも幾人かゼッタイ混じって増すよね(笑)アレ)有頂天で
盛り上がるお人好しさんの総大将!「ドゥーチェ!ドゥーチェ!」と絶賛のシュプレヒコールの中にオモシロ
がってる優花里
の声が混じってるのなど知りもしない!あああば、バカだ、大バカだ!ウレシーッ>(*^四^*)
あああああ、今度の相手校はこう来たか!!!淑女ぶってるけど吹雪の中で紅茶飲みつつ意味不明の格言披露し
てるヒト、豪快にバケツポップコーン抱える絵に描いたようなヤンキー娘のヒト、、粛清を乱発する恐怖政治
幼女とそのお守りのヒト…と、こんな濃いメンツを描いて来て、今度はどんな魅力でキャラ立たせるんだろ
う…と思ってたら、
こう来ましたか(^四^;)!!無邪気・天真爛漫なバカ(笑)。こりゃ7話ラストで
あっけなくヤラレた例の姿にも繋げ易いとゆーモンですよ!!

しかし…気づけば…↓下に再録した「「ガルパン」をも一度観直してみよう御かんそ」で書いた「ジブンは本作
「ヒトを育てる物語」だと解釈してます」
って描写、ココでも活きてますよ。チョビ子は、配下の連中…気が
イイし一生懸命やるけど、ココぞ!というトコで頭が回らない(笑)部下たちを、「どう育てたらイイもんか」
苦慮してます。口をすっぱくして言うけど、覚えてくんない。ピンチに陥れば自分を愛してくれるあまり目的
を忘れて駆け寄って来ちゃう(笑)。まるで忠実なアホわんこ。地団太踏んで「そうじゃないだろ!」と戒めるん
だけど、肝心のトコで彼女も「火を焚け、湯を沸かせ!」とパーティを始めちゃう(笑)。根っから陽気なラテン
気質がお祭りを求める、ッてトコもあるんでしょうけど(ソコは大洗の指導者である会長・杏も同様ですね)、
彼女がついつい部下にアマくなっちゃうのは…他でもない、彼女らの喜ぶ顔を見てるのが
楽しいから
だろう、。
そうに違いない、とアタシなんぞは思ってるんですが、どうでしょう。部下たち
が「可愛くて可愛くてタマラナい」彼女の内面が滲み出ているからこそ、観てる方もアンツィオの
楽しい仲間たち
(笑)に惚れられる
。「気のイイ、陽気なアホどもが野放図に、縦横無尽に暴れまくる姿」
を描いただけでも観客は喜び、彼女らのコトを好きになってくれるでしょう。しかし…ソコで、本作は
もう一押しします。彼女らが、どんなに厚い忠義と愛情で連帯したチームであるか。ソコまで

(40分間で)描くからこそ、観客は「スゴく良いモノを観た」手応えを受け彼女らに惚れ、
満足もしてくれるんです。本作「ガルパン」が、そのように「物語の筋を追うだけでは文章化出来
ない"心"を描いていること」に気づかなければ、この愛すべき物語がBD1~6巻計30万枚+
OVA4万6千枚
も売れた
(ホントです)理由を検証したコトにはなりません。「誰も過去、出来な
かった世界最高水準の戦車戦をアイデアたっぷりに描いた爽快感」「ミリファンをもウナラセる作り
込み」を成し遂げたから、だけじゃないんですよ。ナニかスゴく良いモノを描いている…
そんな"シコマレたバックヤード"があるからこそ観客は心から満足し、惚れてくれるんです。
ソレに気付かないようでは「ガルパン」は評せません。評したコトになりませんよ!!

           
…たぶん、このチョーシじゃアンツィオは、決して強豪校の仲間入りを果たすコトはこの先も出来ないのかも
知れません(笑)。彼女らは、↓下の「観直してみよう御かんそ」で書いた、みほたちが大洗学園を生き残らせる
ために成し遂げなければならなかった「楽しい戦車道」「生命を削るような戦い」の両立、ソレを果たして
ません。こんなチョーシでプラウダ・黒森峰などの強豪校の一角に食い込めるようなモンじゃない、"ノリと
イキオイ"…即ち「幸運頼み」
だけでトップを走れるほど甘くはない、という「非常にシビアな戦車道の現実」
をも本作は描いています。だからこそおちゃらけた単純な萌えモノとは違う、手応えを感じるんですがね…。
しかし…この校に限っては、ソレでも…今のままでも良いのかも知れません。だって…心の底
から楽しそうじゃないですか。彼女らは、既に、主人公・みほの目指した
「楽しい戦車道」は達成しているんですよ
"結果"を出せないから強豪校に相手に
されない
(笑)だけで。…そんな学校があったッてイイ。本作「アンツィオ戦」は、そんな「彼女らの
持つテーマ」を描いています。貧乏だけど、バカだけど(笑)、でも決して無価値じゃない
むしろ他校には真似出来ないスバラシいモノを持っている。
…ところで、本作に登場する各々の学校
は二次大戦時のヨーロッパ各国がモデルになっている、とは今更解説の必要も無い、誰しもが感じているコト
でしょうけど…二次大戦ではメチャクチャ弱かった(笑)と聞く(ミリ門外漢のアタシでも、その位は聞いて
います(^へ^;))イタリア。そんな国(ムロン事情はあったんでしょうけど)も尊重し、そのパーソナリティを
愛し、観た誰しもが好きになれるように描いてあげています。そんな公正さと尊重心を忘れず、
各国に敬意を払い「手を差し伸べる心で」描いている
からこそ、本作は世界に配信
されても(戦争を題材にした作品にも関わらず)ミギヒダリ関係無く誰からも歓迎され、各国に熱心なファン
を根付かせているのでしょう。最近は大洗の聖地巡礼にも台湾、カナダ、USAなど各国からのお客さんが訪れ
ている、とは町民の方のTwitterナドを見ても書かれてますね。
そして…この"夏"に待ち構える劇場版では、知波単高校…ついに我が"日本"が…二次大戦中ではどんな
アリサマだったのか、も含めて「ガルパン」世界に描かれる、とは本作のファンなら耳に入ってない者はいない
でしょう。一体、どんな描かれ方をするんでしょう。楽しみですね(^ω^)。なんか既に、鈴木氏脚本のCDドラマ
などでは「履修生の練度は抜群なのに、指揮官が猪突猛進突撃させちゃうんでみんなヤラレちゃう。勿体無い」
とか優花里に言われてます(笑)。ああ、その登場が楽しみです、知波単高校、西隊長。早く"夏"になれ~~。

さて、こうして「アンツィオはバカだ、アホだ」「きっと常勝校にはなれない」とか、見ようによってはヒドいコト
ばかり書いて来ましたけど…(^血^;)、ムロン彼女らは決して弱くも、無気力でもありま
せん!むしろ正反対!!そのやる気と高度な戦闘レベル、不屈の闘志は大
洗も圧倒するほどです!!なんたって本作のキャッチコピーは「アンツィオは弱く
ない!」ですから!!!
ただアタマが足りないだけ果たして、どんな戦いを拝ませてくれるんで
しょうか!!


☆さ~~て、今日の夕飯は鶏肉をニンニクとオリーブ油でいためて、ヒヨコ豆とトマト煮にしよ~っと。

(続く)
 

2015年・冬アニメ、御かんそ。1月第2週。

 投稿者:ゆ~さく  投稿日:2015年 1月 8日(木)20時22分29秒
返信・引用 編集済
  新年「ガルパン」特集は、まだ続いてます、本掲示板。お次は、
予告してたOVA「アンツィオ」の御かんそに行きますので!!!

とはいえ、もう既に話題作を含め新春新番組が幾つも始まってしまってますので、ソレに
ついてもナニか書いておかないと「現状」を評せなくなっちゃう。「ガルパン」関連の投稿に
織り交ぜる形で、ちょろっと御かんそマトメて投稿しておきます。

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2015年・冬アニメ、御かんそ。1月第2週。

○「探偵歌劇ミルキィホームズTD」・1~2話
森脇監督らはやって下さらないみたいだからどーなるかと思いましたけど、面白い(^ω^)相変わらず
ブシロード・木谷氏の「アイドルモノがウケてるからアイドルの新キャラ出そう」なんてな行き当たりバッ
タリの方針は…あの「ギャラクシーエンジェル」の千歳やらショタコンビやら要らんキャラが増えていった
当時と少しも変わらずタハハ…ってカンジですが、でもスタッフサイドの、どーでもイイ横道ネタを貪欲に
(笑)拾い食いしまくる(笑)姿勢、ソレを3頭身のカワイいキャラのヨゴレギャグで描いてゆく手法は大傑作・
1期の頃に戻ったかのようでナイスざます!脚本も「芸能事務所なんてアイドルを利用するコトしか考えて
ないからな!(諸説あります)」ナド、暴れホーダイ(^四^)!イイぞ~!「ミルキィホームズ」はこうでなきゃ
ね!毎週観ます。

○「神様はじめました◎」・1話
おキツネ様モノも、コレだけ重なると「コックリさん」とかと混ざっちゃってナカナカ前作の設定が思い
出せ
なかったりもしますが…(いっそのコトいっそのコト入れ替わり立ち代り毎期交代で続編やり続けるッて
のはどないだ(^血^))、前期は「いくらTRIGGER作品だからって、大地監督ほどもあろうお方が萌えモノの
各話演出ッてのはどうなのよ…」とシボんでたコトもあり、やはり堂々の監督作、しかもお得意のトラッド
な少女マンガを暴力的(笑)なギャグ演出でやる、とゆースタイルが再び拝める新番組始動は大歓迎、大感激
です!主人公の奈々生は相変わらずかーいーし(それでも全くイヤミにな無いんですよね、大地監督作なら)、
低予算でか(?)、止め絵芝居が多かった前作と引き比べて今回はOPから動かしまくり!!やれメデタイ。
お神酒で祝杯じゃ。
ヒトによっては「なんてワガママな主人公だ。こんなんじゃ萌えられねェ」と思う向きもいるでしょうけど、
コレ"少女マンガ"ですから。"萌えモノ"じゃないですからまた、主人公奈々生がワガママなのは
「このコはまだまだコドモだよ」という示唆であり、1期はソコから僅かながらに成長してゆくのがテーマに
なってました。「俺たちにどんなサービスをしてくれるのかな」なんて不純な観方をするのが間違い。観るヒト
は「地獄先生ぬ~べ~」辺りでも観るつもりで接して下さい。児童(少女)向けです。さて、2期で彼女は、どんな
冒険をするんでしょうか。取り敢えず、神様の一員として出雲にお呼ばれするみたいです。なんか「かみちゅ!」
の再来みたいで懐かしいなぁ(^ω^)。

○「艦隊これくしょん」・1話
アタシはゲーム版はやりませんし、興味も無いです。ただ単純に「アニメ作品としての仕上がり」を見るだけ。
「妖怪ウォッチ」辺りと同じでしょーか。アレもゲーム版の方は全く知らずに、アニメ版だけを「面白い!」と
評しました。(あくまで「児童向けとして」です。ソコの20過ぎてもなお「児童向けを子供目線で観れない」
あんちゃん、あんたの御意見は聞いてないですよー) 何でも、聞けばアレ、「妖怪ウォッチ」ゲーム版の方は
ソレほど傑作というワケでも無いんですって?どっちかッてっとヤリタイホーダイのアニメ版のイキオイ
に引っ張られて人気に火が付いた要素が強い、とか何とか?…それじゃあ日野さんは、アニメ版スタッフに
売り上げの5%だか10%だかは支払わなくっちゃねえ。…なんてな皮肉はおいといて…「艦これ」のハナシ。
ちなみにゲーム版の方は艦娘や提督(プレイヤー)の属する組織も、艦娘たちの縮尺も、敵組織の詳細も
なーんにも決まってない作品だ、と聞きます。ソレはソレで全く問題無いと思うんです。「ゲーム」ですから。
「ジョーダン」みたいな企画でも、プレイしてて楽しく「シャレ」が効いてれば問題無い。…しかし「映像作品」
となるとハナシが違います。ソレ一本で完結し、"物語"としても何か独自の"満足"が得られるようにしな
きゃならない…丸々一本、新作を作るのと同じです。しかも原作ゲームのプレイヤ層にも「うん、ボクたちが
夢に描いていた通りの「艦これ」だ!」…と首を縦に振らせなきゃなんない。…コレ、「一本丸々ゼロから作る」
のより遥かに困難な制作ですよ。まだ鑑賞前の印象ですが、どーなっちゃうんでしょう。そもそも、こういう
「物語の無い作品」をムリヤリアニメにしちゃおう、ってかなりムチャな(^血^;)企画ッてのは、往々にして
「元々"物語"としては成り立ってないモノ」だから、「ニャル子」みたいな、ハズカシくて目を背けたくなる
よーなモンが仕上がっちゃうモンで。当たり前ですわ、企画…そもそもの着想に「骨組み」が無いんだから。
「正体」が何も無いんだから。そりゃクラゲみたいなフニャフニャした屁のような、ヨタ飛ばしてるだけの
映像作品が仕上がりますよ。まぁ、ソレ言っちゃうと、イカちゃんとかも(企画としては)かなり近いトコに
いるんですが…。ソレにしても、まったく「物語としての骨子」が無い作品を"映像作品"(映画)に仕上げろ、
と丸投げされちゃうアニメ版制作者の方はたまったモンじゃない、イイ面の皮ですわ…なんてな、本作とは
カンケー無い業界の一般論的ボヤキでした、今のは。本作について、じゃないです。観てみなきゃ結論なんて
出るワケ無い。てなワケで…「艦隊これくしょん」1話、観てみました。 …。 ナルホド…。こうされたんですか。
映像は大迫力ですが…なんか、内容的には「うぽって」に近いですかも
あの作品は、原作の持つ"ジョーダン"基調にムリヤリ"萌え"をおっかぶせたコトで本来「銃」であるはずの
娘っこどもがイキナリ生身になって担任教師にセマり出しちゃう…なんて「ショウ」としてナントモ糞切れ
の悪い、煮え切らない作品になってましたけどもなぁ…。コチラの方も同様に企画自体がムチャ(笑)ですの
で、「ストライクウィッチーズ」のように「特殊な才能を持ち兵装を身に付けた生身の少女」にするワケにも
いかないし、戦闘に応じて巨大化する「機械の身体」にするワケにもいかない…「魔法」的な、どっちつかずの、
いわば「夢みたいな話」にして、発進シーンのワンダバとかで絵的に盛り上げるしかない…「艦これ」外伝…と
ゆーか「私たちが受け止めた「艦これ」は、こんな世界です」という、「艦これ」メディアミックスの一派生形態
とゆーカンジにするしかないんでしょうね。こうなりますわ。
いや、作品としては別に悪くないです。頑張られてます。でも、コレが初見のヒトにはどう目に写ったでしょう
か。「初見観客の一代表」として、アタシのインプレッションを書きます。
戦闘描写は、ミリタリモノでも何でもないですね、コレ。なんか怪獣相手に暴れてる魔法少女モノみたい…。
少なくとも現段階では全く怒るような仕上がりでも内容でもないですけど…艦上攻撃機などの3DCGはオレ
ンジさんが頑張っておられますが、コンテが…。正直に書いちゃいますけど、「怪獣」VS「魔法少女」のような
「対峙」の構図に終始して、「ガルパン」ナドのように「画面を観ているだけでその場の戦術と、ソレに沿って
各機が今ドコにいて、どのように動いているかまで伝わる」ような…戦場のダイナミズムを感じさせてくれ
る類いの演出じゃなかったです。「怪獣映画っぽい」「ミリタリモノじゃない」としたのは、そーゆートコから。
演出者が捉えている「視界」が「敵味方、それぞれのキャラの芝居」になってて、「戦場で勝利を目指す戦術行動
を俯瞰的に捉える」トコまでは意識外なんですね…。いや、↑上にも書きました通り、この企画では「あくまで
ボクらの考えた「艦これ」」になるのはトーゼンのコトですし、「百人いれば百通りの「艦これ」が出来上がって
しまう」のは当たり前だと思います、この企画じゃ。その「このスタッフ様方の「艦これ」」、という枠の中で観た
限りは、(現時点では)悪くないと思います。懸命に作られてますし。しかし…コレを観て一番ガッカリしたの
は、「ミリタリモノ」として原作ゲームを楽しみつつ、艦娘たちが被弾して脱げてゆく(^へ^;)場面では、同時
に着弾で吹っ飛ぶ兵装や兵士たちや、傷付いて軋み、悲鳴をあげる艦体などの姿をダイナミックに心に描く…
とか、Aパート冒頭の、入隊して来て友達と出会う主人公の場面とかは入港・接舷して僚艦と舷側をくっつけて
「お友達が出来た♪」と和んでる鋼鉄の巨艦の姿を想像してニヤケる(笑)とか、ある意味「同時多層的な」遊び
方をしていた」層なのではないか?…とか思うんですけど、どーなんでしょうかそのヘン。そーゆー「「艦これ」
ならでは」の楽しみ方を切り捨てちゃったのは、原作ゲームファンの皆様としてはいかがでしょうか?ソレは、
ファン諸氏に聞いてみないと判らないです。アタシは未プレイなので…「初見インプレッション」の結論です。
正直言いまして、ジブンは「コレと「蒼き鋼のアルペジオ」、観るならばどっち?」と聞かれたら…「アルペジオ」
を選ぶのではないか、と思います。アチラには「ナルホド」というSF設定もあったし、なにより艦船の変形ギミ
ックがカッコ良かった。"少女"の姿をした"戦艦"、という設定もキチンと説得力のあるモノが設えられてま
した。ソコいくとコチラは…放った矢が航空部隊になっちゃうし…水上スケート手品ショー(笑)?いや、別に
悪くないですゼンゼン。原作ゲームと切り離して「派生作品」として観れば「シャレ」にはなってると思います。
かといって…「映像作品(映画)」として観ると…なんとも「奇妙な」一作、といった印象でしょうか。
まだ、あくまで1話での感想です。サスガにコレだけ準備期間をかけたんですし、花田十輝氏もナニかしら
御自分の世界を展開してこられるのではないか?という期待もあるんですが…どうも…「ラブライブ」二期
の、あの迷走ぶり(笑)を思い出しちゃうと…ズルズルと総崩れになりそうな?可能性も?…無きにしも非ず?
まぁ…かなりムチャな企画(笑)ではありますけど、花田氏はアタシ自身もファンですし、草川啓造監督は、
コレまでも優れた作品を仕上げられてこられた方ですので、優れた作品になってもらえるのならば拍手致し
ます。ソレは、約束。しかし…。
まだまだ未知数な部分が多過ぎです。この時点で成否を占うコトは出来ません。出来るヒトがいるなら
会ってみたい。特に、作品の文調を観ていると…なんか「シリアスにも振れる」構造にしてあるように見受け
られますので、艦娘の一部が撃沈でもされる展開になったら…その時はファンの皆様はどう思うんだろう?
「俺たちの「艦これ」をこんなにされた!戦犯はアニメ版スタッフだ!」…なんてコトにならないんですかねぇ。
くわばらくわばら。

○「新妹魔王の契約者」・1話
くだらねぇ。観てらんねえ。また10代の包茎チンポまさぐり出しやがった。「艦これ」みた
いな作品で、少しはマトモなショウビズを目指すのかと思ったら、相変わらずコチラの方のラインも意地
汚く
手放さないKADOKAWAという組織の理念の無さが生ゴミのように臭って来ます。臭くて臭くて、
観ていて呼吸も出来ない。

妹がDQNキャラにカラマレるシーンの「ねぇ一人?俺らと遊ばな~い?」「あたしに触れたら百回殺すわよ!」
「じゃあ殺してもらおうか」だなんてセンスの欠片も無いセリフの行進。知障が書いた原作なんでしょ
うか。読者も知的障害だろうから、ちょーどイイわけだ。知障が1回300円で知障のチンポまさぐっ
てる図。ソレをTV番組にして、全国どころか世界に配信しようとする大企業。キチガイですわ!!!
供給側も受け手も。
…と思わず胃液がこみ上げるような導入にヘキエキしてたトコロ…ああ、異界モノの
物語にも手を伸ばすワケだ。興味ねぇ。「カンピオーネ」辺りと、そんな変わらんだろ。1話観ただけで充分。最後
まで観る必要も無い。ファイル消去。

1/9、17:55、付記。
○「寄生獣 セイの格率」・13話
アヴァン、村野が新一の袖をそっ…と掴む芝居だけで、幾重ものニュアンスが伝わって来ます。
さらに本編、"人間性"を喪失した彼に対する、村野の目の芝居。上手い…ホント、「芝居付け」が
ちゃんとしてます。そして、そんなデリケートな二人の心理描写と同時に、背後に忍び寄るパラ
サイトの目。面白いですねえ。多次元かつ異質な魅力の混在。…こーゆーのが、ちゃんとした大人
も観れるドラマ番組、とゆーモンでしょう。チンポまさぐられて喜ぶガキのオヤツとは違う。
「自分のドコが変わってしまったのか」、己では実感出来ない主人公が論証的に「失ってしまった
モノ」を模索してゆく心の過程も、なんか先天的全盲者が「色のある世界」を心に思い描くのにも
似て物悲しく…そして…。「なんでこんなギュウ詰めの構成になったんだ?(゚ぺ;)」…と驚いた
シリーズ冒頭と違い、この重大な…「人喰い怪物の侵攻劇」ではない、「人間の心のドラマ」として
重要な局面では、尺もたっぷり取ってつぶさに見せます。「怪物に身体を乗っ取られてしまい、ソレ
を言えない」なんてよくある悲劇ではなく、もう一段踏み込んで…人間らしい「空気を読む」「暗黙
に会話する」心の動きが無くなってしまった主人公と、彼の変化が理解出来ない彼女。切ない…。
「人間性って何だろう?」と問いかける"心のドラマ"をも内包した怪物襲来ホラー。ね…?当初か
ら言ってた通り、本作は日本マンガ界の歴史に刻まれるべき作品ッしょ?アニメ版はBGMとかが
昭和テイスト過ぎて、なんかNHK少年ドラマみたいに見える…という弱点もありますけど、コレも
以前に指摘した通り「意図的」なモンでしょうしなあ。タイヘンに楽しんでます。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
1/9、17:55、付記。
○「SHIROBAKO」・13話
「楽しんでる」といったら、コッチも!!冒頭からムサニ制作班の新年の挨拶から始まると、「ああ!またこの
空間に戻って来れた!(^四^)」…とウレシくなっちゃいます。…本作が終わる時は、こりゃ寂しく感じるで
しょうなぁ。なんて思ってたら「第三飛行少女隊」、受注決定!!…制作準備期間9ヶ月って、あまり喜ん
でもいられなそうですけど…なんて思ってたら、宮森の前にさらに大きな試練が!本田に続きやはり
矢野も退職か…
かどうかまでは判りませんけど抱いていた危惧の通り、宮森デスクに就任~!
「この作品が取れたらなぁ」なんて言ってた重要なタイトルなのに、入社1年の新人デスク…。しかも3DCGが
乱れ飛ぶ重い作品だろうに…。この物語を考えてるヒト、サディストだ(笑)。誰とは言いませんけど(^血^;)。
そんなドクロちゃんなみ(笑)のサディズムが圧し掛かるのは、「ガルパン」では実作業を請け負う制作スタッ
フ方に対してのみでしたが…(ソコはやはり「けいおん!」の吉田脚本だから、なんてなトコなんでしょうかね?)
本作は作内のキャラにまで重圧が押し寄せます。うわ~…。全国のファンの諸君、コレがアニメの制作現場だ!
一本一本、大切に観よう!…で。着々と(?)「三女」の制作準備が始まります。キャラデは作監補・井口に決定!
原画・CGは「えくそだすっ」から移行した頼りになるスタッフがいますが、宮森は空戦のコト何も知らずに、
アマチュアの後輩に基礎知識提供頼る始末。ううう不安だ(^血^;)。…しかしこうして考えてみると、プロデュ
ーサーや監督・設定考証は元より作監・CG監督まで無類の戦車好きが集まった「ガルパン」って、ホント奇跡の
ような巡り合わせの下で生まれたんですなぁ…。あ~!!「三女」の出版社側代表を務める編集者、タローを
そのまま大きくしたようなスーダラ野郎だ!!
こんなヤツでも製作委員会に名を連ねるのかあ…。ホント、
アニメ制作者たちがどんなに苦労してるか描かれた上でだと、マジでヤになりますなぁ、こんな、口先三寸
だけで何もやらない連中が「版権所有者」という理由だけで、心血を注いだアニメの売り上げ全てをかっぱい
でゆくの。…なんてなハナシより、以前に「三女」原作者は「アニメ化はジブリにお願いしたい」と言い出すよう
なタイプでしたよね?…あああ出版社側が独断で進めちゃってるのか、企画。ううう…またしてもトラブルの
火種が…。い、胃が痛い(笑)。そして次回は…今回で「三女」オーディションに参加を命じられたしずかの描写が
あるみたい。新OPでもみどりがベテラン脚本家・舞茸からダメ出しされてる絵がありましたし、意外と「七福神」
五人衆の再結集、早いですかね?だったらドーナツで乾杯じゃ~。

○「幸腹グラフィティ」・1話
アヴァンから、日常モノとしてはコレ以上ないほど頑張って作画されとります。芳文社原作、脚本:岡田麻里、
シャフト作品。最近マンガ界で流行りつつある(「甘々と稲妻」とか)料理モノ。萌えファンにも受け入れられ
そうなほど可愛いキャラ、しかしトンガッた「シャフトらしさ」は懸命の作画で出してゆく方針?美味い料理
を食べると紅潮し髪がしどけなく乱れて事後(笑)みたいになる主人公が「なんだなんだ(^血^;)」ってカンジ
でワラタ。でも萌え向けというワケでもなく、男女どちらも観れそうな範囲に留めておくバランス感覚はサスガ。
観ていて「キモチ悪く」はならないんですよね。でも観るモノによっては百合エロパロも描き易そーかも。

「何も考えず、ポーッと観られる作品」。でも演出力は確かで、ラストなんかイイ雰囲気出てました。芳文社原作
作なので「うさぎドロップ」みたいな見応えのあるホームドラマにはならない…どっちかッてっと「ひだまり
スケッチ」系のほのぼの日常に終始する作品だろう、と予想しますけど…マジメに作られてますので、楽しく
は観られそーです。去年の作品で言えば「ハナヤマタ」とか【ろこどる】辺りを観てたヒト向け?「何も考えず
気軽に観れる作品」なら、こーゆーのを観ましょう。

○「銃皇無尽のファフニール」・1話
アヴァン、怪物やメカ描画のCGスタッフ班はメッチャ頑張っておられます。"巨大生物"の動きもナカナカ…。
しかし、いざ本編が始まってみると…キャラデザは同人誌の域、何の工夫も無く類型的駄作を繰り返す美少女
動物園を「人類防衛」設定で粉飾しようとする、「IS」系統の最も低俗な類型ラノベ。コレじゃアヴァン
詐欺だ
(笑)。しかもその後の、類型的な美少女司令官が出て来て「どの程度の知識があるか確認しておこう」
とか主人公に舞台設定をベラベラベラベラ説明させちゃうシーンでもうウンザリ。典型的バカちゃん層
向け愚作。バカに売れるからといって、なんでこんなシロモノのアニメ化企画ばっかり立つ
んだ!!?
その後もまた、美少女動物園の飼育キャラ紹介と同時に、アホな「質疑応答」のカタチで設定解説を
ベラベラベラベラベラベラベラベラ…ダークマターとかどっかで聞いて来たコトバを中坊のシッタカレベル
で安直に用いる姿勢は「IS」で「言ってるだけ」の使われ方をした"量子変換"よりヒデエ。コンビニの惣菜を
盗んで来て、ソレを己の店のラーメンの具に使っちゃうような下劣さ
その間にハダカ見られただ
の押し倒されただのキャーキャーと…。この時点で視聴終了、録画ファイル消去。しかしそんなコトより、本作
にはもっと驚いたコトがありまして…。え~ッ!!?コレも草川啓造監督作品(総監督)なの~ッ!?!…こ、
こりゃアカん。「艦これ」みたいなタイヘンな作品やってる最中に、総監督とはいえ同シーズンにもう1作手がけ
られるなんて…。少なくとも、本作は「新人監督養成枠」確定ですね、コレは。ソレより「艦これ」の方も、この分だ
とあんまり華々しい完成度にはならないんじゃないか?…という予感がムクムクと…。まだどうなるか判りませ
んけど。取り敢えず、本作は観る必要は金輪際無いです。コレじゃラノベ商売が十代からも見放されるワケだ。

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
1/9、21:15、付記。
☆実は、まさか松も取れない内からアニメ新番組なんか流しゃしないだろう、と思い油断してて録り逃した
 新番組が少々あります。友人に指摘され、ファイルをもらったので遅ればせながら観てみました。まだ、コレ
 でも取りこぼしてるモノが多々あると思います。サスガに、もう追い切れません。毎期言ってますけどこの
 狂気の沙汰の放映本数が悪い、すべて悪い。

○「ユリ熊嵐」・1話
幾原邦彦監督作と聞き、チェックしなきゃ…と思ってたんですが、まさかコイツが正月新番組の先陣を切る
とは思ってなくて録り逃した~!今更ながらに観れました。ファイルをくれた友人が言うには「開始10秒
でノリが判る作品」
とのコトだけど…ああ、確かに(^血^;)。アニメにあんま明るくないヒトは「ナニ!?
幾原邦彦が「桜Trick」作るの!!?」…とか思われたかも知れませんけど、ソレだけなわきゃ無いでしょ
幾原監督オリジナル作なんだから!
美術設定は…なんか廓(遊郭)にも似た学園設定がイイ。あ、本作
も螺旋階段なのね(^~^;)。なんか毎度の"死"の符丁も忍ばされてるみたい?そんで、人類を脅かす在"熊"
から、主役が護ろうとしてんのは「好きというキモチ」。「"透明な嵐"は、綺麗で優しいモノから壊す」…と。
あああ、「断絶の壁」の向こうではまた裁判やるんだ(笑)。クマ裁判(笑)。「透明でいる」のか、「ヒトを喰う」
のか…。ああああ、「ユリ承認」で人間化する二匹のクマのカットはまるでプリキュアだあ(笑)。あああああ
"デュエル"や"生存戦略"の代わりに今回は百合シーンなのかあ(笑)。あ、ある種の比喩表現化と持ったら、
クマはホントに(劇中でも)ヒト喰うんだ。ショォ~~ック!!クマショック!!お、オモシロい~(笑)!!

「ウテナ」にしろ「ピングドラム」にしろ、どことなくスタイリッシュなストイックさを残してた幾原世界が、
こんな退廃的でキッチュな絵を使うとは!コレはオモシロイ。…1話の時点で提示されたナゾと
しては…"クマ"は「罪と判っていても」ヒトを喰う…でも「"好き"を壊す者は許さない」のね?そんで、主人
公は"クマ裁判""クマ承認"の後に、クマ二人と「手を取り合った」のね…?
現状では、御かんそ書くかどうかまでは判りません。「Gのレコンギスタ」ですら、未だ手を付けられてない
状態ですし…「大物」に取り掛かれるのかどうか未知数です。。でも、間違いなくコレ今期始
まった新番組の中で一番面白そう?


○「冴えない彼女の育てかた」・1話
ノイタミナ枠でも、ついにこんなのやるのね…と思ってたら、わ~!コレ「うさぎドロップ」の亀井幹太監督
作品じゃん!そりゃ観てみなくちゃ…「うさぎドロップ」、良かったんですよねぇ。…後にドロドロの関係に
なる高校生編はスッパリと捨て、あくまで純粋に父と娘の愛情物語に絞った、あのショウビジネスマンと
して"信念"のある描き方。磐石の安定感がありました。本作はどうなんでしょ…と思い、観てみました。
う~ん…。典型的なKADOKAWA×アニプレラインのハーレムラノベアニメだ…。亀井監督は「動画机の上の紙を
相手にする」のでは無く、ちゃんと「TVの前の観客を相手に出来る」おヒトなので、アヴァンから冗談めかした
客イジリや、見せるべきものは見せてるのに、気合の入った作画芝居でちっとも下劣にならない演出を施して
キモチ悪くならない、美しい見せ方をされてはいるんですが…その後の筋立ては…やはりハーレムラノベだ。
発情美少女動物園の品評会みたいに「どのコにツバ付ける?」とキャラを飾り窓(売春ショウウインドウ)に
並べてみせる定型ラノベぶり、いかにも「童貞が書いた作品です」というリアリティの無い男女付き合い。この
テのセンならば…ジブンは…物語設定はともかく、描写にリアリティのあった「あの夏で待ってる」「変ゼミ」、
最近では「デンキ街」(原作に限る)辺りの方が好きですわ。う~ん…。作画も非常に気合入って、ノイタミナ枠
に相応しい「画面の品格」は辛うじて維持されてると思いますけど…コレを、そこらへんの凡スタッフによる
粗い作画の画面に脳内変換してみれば…。ダメだ。観れねェや。ノイタミナ枠が、亀井監督がこんなの作られる
とはなぁ。ラストには亀井監督からの「ちゃんと感動させますヨ」という、一種のアピールめいた盛り上げ演出
も来てましたが…「泣く」だけなら、「天使のしっぽ」みたいな愚作でも観るヒトによっては泣けたろうしなぁ。
済いません、アタシはパスです。「作画が良ければ、演出が良ければ騙されてくれるんだろ?」なんて足りない
アタマで観客をナメてるKADOKAWA・アニプレの社員連中は業界から出てけ。亀井監督は、早く終わらせちゃて
下さい。だから、何度も何度も何度も言ってますように、KADOKAWAと付き合ったら騙されるだけですよ~…

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○「暗殺教室」・1話
上江州脚本・岸監督作。毎シーズン、何かしらやられてます。働かれますねえ。で、今回は…「ダンガンロンパ」
に続く殺人教室モノみたい?どんなんでしょ…。観てみました。 …。 お、面白い!!!

最後までメモを取るキーボードも打てずに、一気に観ちゃいました。面白い、オモシロい!

この不条理な設定、「不可能」を絵に描いたような目的。ジブンは観ながら藤子・F異色SF作品集収録の短編
「ヒョンヒョロ」とかを思い出してました。あまりにも技術レベルが違い過ぎて、指一本振れられない異種
知性体。見た目の愉快さと裏腹に、ナニが本心なのか計り知れず…そして「地球全土」を人質に取る。…似て
ます。そして、異常、奇妙、過激、不穏な物語をギャグ交じりでやってのけちゃう「ショウ」としての完成度!
「ヒトに笑顔で胸を張れる暗殺をしましょう!」。 は~い先生。
「この異常な先生は僕らのコトを正面から見てくれた」。うッうッ泣かせるなぁ。まるで現代版「金八先生」
じぇねーの。隙を狙って殺すけどな!!!
「僕は思った。この先生なら、殺意さえも受け止めてくれるって」。あははは、こんな不条理の中で「信頼」「愛」
をも語っちゃう奇を衒った、しかしだからこそ少年層に素直に訴求するマンガイズム。さすが少年
ジャンプ連載作品!!
「ハレンチ学園」やら「北斗の拳」やら、昔から親の世代が目を顰めるような
破壊的かつ奇矯な作品群こそ、ストレートに読者少年の胸に響いて来たモノです。KADOKAWAラノベも、少年
のチンポまさぐって小遣いせびるような卑しい商売で無く…こんな奇妙で魅力的なネタでセマッてくれ
れば怒らずに済むのになぁ。まぁ、KADOKAWAごときニセモノ出版社が少年ジャンプに敵うワケも無いですか。
こーゆー作品こそ、22時台に放送して親世代の目をヒソマセて欲しいなぁ(笑)。
「桜Trick」とかを放映するんじゃなくってさ。少年たちがまだ起きてる22時台にさ。
最後まで観て、なんか1話だけで…黒板に描かれた少年たちの落書きで綴るED映像に泣けて来ちゃったよ…。
現代が、いかに酷薄で嘘まみれでコスい、夢も希望も無い時代だろうと、ソコに生まれ付いてしまった少年
たちは、その"今"を生きるしかないんですよなぁ。どんな題材でもイイから、そんな少年たちが、「元気にな
れる」ような作品を放送して欲しい。…先生を殺せ!!!ヒャッハー!!!(笑)

 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
 

「今、再び「ガルパン」を観直してみよう!!」御かんそ。(再録)(7)

 投稿者:ゆ~さく  投稿日:2015年 1月 6日(火)02時54分13秒
返信・引用 編集済
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★明けましておめでとう御座います。「ガルパン」年越し、最後です。

「今年の夏以降、OVA「アンツィオ戦です!」、そして「FURY」で「初めて「ガルパン」観てみた」という層が増えてる
のは感じている、しかし、その初めて観て感動した思いをぶつけ語り合ったりする受け皿が無い…
見れば、彼らは古参ファンにとっては既に語り尽くされた感のある疑問の数々を未だ抱えたままで
いるように見受けられる…「このままではイケナい!!」と思った」という理由で始めた放映終了後、
一昨年('13)の夏に書いた「今、再び「ガルパン」を観直してみよう!」御かんその再録、続けます。

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「今、再び「ガルパン」を観直してみよう!!」御かんそ。(2) 投稿日:2013年 9月 1日(日)02時46分11秒

○12話。最終回。
決戦もタケナワですが、とにかく今回はマトメですので…この「再度観直してみよう感想」ではすっと追って
来た「人の心」が感想の中心になります。戦車バトルのオモシロさについては12話が放映された今年3月時点
(注:'15年1月現在、この掲示板を現画面から15画面分ほど遡った過去)にありますので、興味がおありなら
ソッチ読まれて下さい。水戸先行上映で観て来た上、TV放映でも感動しまくったアタシの狂乱して身も世も
無い痴態(笑)が拝めてオモシロですかも(^四^;)。で…最終回の本編はタイヘンなコトになってます!!!
マウス強襲!!
転覆したB1bis車内、井澤詩織さんの「残念ですー」「無念ですー」というリズムに乗った
合いの手が何ともイイですねぇ(^o^)。ホント、モノの1秒でツカミをやっちゃうんだから上手い…。ンで、
圧倒的戦力差を誇るエリカに対し、お姉ちゃんは「フラッグ車を潰さなければ意味は無い」と牽制。この辺
から…彼女には、その短い発令の中で黒森峰部隊全員に『何か教えたがっているコトがあるのではないか』
という視点で観てみて下さい。
…そう、彼女はこの機会に乗じて履修者全員の「意識の転換」を図っているか
のように見受けられるフシがある、とアタシなんぞは思うのですよ。ココで彼女が勝ち誇るエリカに対し
「言いたいこと」があるとするなら…強いて言えば「この戦局におけるお前の目的は何だ?その目的のために、
お前は何を遂行する?」…なんてコトバになるんじゃないでしょうかね。
一方、公衆便所みたいな倉庫裏に隠れるモノの、すぐに丸裸にされ逃げ出す大洗戦車隊(笑)!この辺りで
既に「まぁ~大ピンチだけど、肩の力抜いて楽しんでね!アニメですから!」…という監督の"アピール"
(行間の意)がシコマレてます。コレが上手いんですよねぇ…。シリアスの途中に、ソレと気付かない程度
のギャグ調転換が混入され、いつの間にか「ギャグ的展開を迎え入れる観客側の心の準備」も整えられちゃう。
その確固たる誘導力…。"誰もが笑って活力が湧く底抜けに楽しい活劇"。ソレ
が本作なんですよ
さぁ!みほの即興作戦が始動!緊急の場なので作戦名は付けられませんけど、
敢えて付けるとすれば「親亀の上に子亀作戦」?本隊から加速・離脱したヘッツァー、カチューシャなど観客
主観からの視点切り替え無しでそのまま直進して突ッ込むッ!上手いッ!"ツクリゴト"で無い、実際に観戦
してるかのような臨場感が生まれます。やってくれました生徒会ッ!押し潰されつつもヘッツァーの構造が
ドコまで耐えられるか、砕け散る構造材の雨の中で冷静に見極めてる杏↓に惚れ直すぜ!

さらにマウスの上に乗っかる八九式~!!水戸での先行上映ではココで場内大爆笑でした!監督のやり
たかった「ガルパン」はコレだったんですね!!"ギャグ"は滅法強い。どんな身構えた観客が相手でも笑わせ
ちゃえば勝ちです!さりとて押し潰されそうなヘッツァー、ピンチ!「あと少しだけ耐えてくれよ!」と
土手に駆け登るⅣ号の雄姿!なども見せ、適度なスペクタクルも交えて「激戦」のイメージは一歩も崩しま
せん。ギャグとアクションの偏り無い融合なんて、劇場映画でもそんなにお目に掛かれない境地ですよ!
「ガルパン」に賞でも贈らない限り、日本映画界の面目丸潰れなんじゃないでしょーか。アニメナメんな!
マウス撃破~!…この間、マウスの砲塔を旋回させる囮になってたうさぎ隊がいつの間にか
高台に登り、黒森峰本隊の接近を警告する斥候をやってる周到さもイイですね…このM3が高台から偵察し
てる↓絵、あの4話で逃げ出して隊長Ⅳ号の戦いぶりを木に登って眺めてたあの絵と対比されてるんスね…。
なんかコレだけでオジサン泣けて来ちゃうよ!!!(^へ^;)
          
ヘッツァーはココで擱坐。後のメンバーに希望を託し脱落。残る各員の任務は挑発・陽動・そして敵戦力
の分散だ!
Pティーガー以外は、敵砲弾を喰らえば木っ端微塵。その前に任務を終える…一か八かギリギリ
の最終作戦・名付けて"フラフラ作戦"決行~!!市街戦突入!黒森峰本隊が追い付いて来た!うひゃー!
来るわ来るわゾロゾロ来るわ!ココで電柱の影に隠れてた(意味無いよ(^へ^;))M3リーが別行動を取ってる
のにも、角を曲がった先でⅣ号だけが隊列から離脱してるのにも多くの敵車は気付きません…コレ、11話
では360度死角ナシでヘッツァーの接近もお見通しだったまほ隊長としては、少し不自然に感じませんか?

「フラッグ車だけを追え」と、意味明瞭なれど具体的で無い指示しか出しませんもんね。例えるなら、まるで
部下達に「マスを埋めるだけで解ける練習問題でなく、出題の意図を理解して自分で解法を編み出さなければ
解けない応用問題を出している」ようにも見えるんですが…(××隊ドコドコの角を曲がれ!×○隊は逆方向
から包囲!とか、手取り足取り教えない)。3月先行上映・放映当時、アタシは↓以下のように書いてました。
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○「ガールズ&パンツァー」12話「あとには退けない戦いです!」御かんそ 投稿日:2013年 3月27日(水)21時42分
…ひょっとして、姉は妹の考えを読み、1対1になりたがっている…?「フラッグ車だけを追え!」と型通りの
指示を出すだけで具体的な包囲行動の指揮は取りませんもんね。こーゆー場合に副隊長以下、各車の裁量に
任せるコトで隊員の力量を推し量りも出来、失敗したならソレを経験として翌年に向け部下を育てられも
する…。「新人の実地教育」として、充分にアリですね。決勝戦ですけどね(笑)。沙織は事細かに攪乱行動を
指示してるのに、姉・まほは各車各員の裁量に任せるだけ。コレは…。最初から"優勝"になど興味は無いん
じゃないでしょうかね、彼女は。コレは"戦争"では無い。「どーしても勝たねば祖国が失われる」というワケ
では無い。しかし、この物量で1輌を押し潰しちゃ、どんな名将だって一溜りも無い。アチラはたった一発
命中すれば終わる。それでは、妹の蓄えた実力、決意のほどが読み取れない…。彼女の指揮は、"西住まほ"
という人間を黙して語る重要な示唆だったように思えます。
-------------------------------------------------------------------------------------------------
潮時だと思いますので、ココで一気に書いちゃいます。長く引っ張って来たテーマ、「まほの本心」
アタシには、この2話に跨って彼女の命令には…"裏の意図"があるように見受けられると思います。彼女の
指揮はもくもくの時もヘッツアー伏撃の時も「頭に血を昇らせて隊列を乱すな」、ソレが主でした。その結果、
無敗の黒森峰が見せたテイタラク。コレは一体、ナニが意図なのでしょうか…?いや、意図は知れています。
実家を飛び出した先でナゼか戦車道を始めた妹の意図とその覚悟の程を知るためです。ソレは「実戦の場」で
無ければつかみ取れません。口ではどーとでも言える。しかし「大洗を潰せ!」との母の厳命には逆らえない
し、部下に対する示しもつかない。彼女は、ひょっとしてこんなシガラミが邪魔なのではないで
しょうか…?
しかし自分は妹のように何もかも放り出すワケにはいかない。
何とか、この二律背反する
"難題"を両立させるテは無いモノか…その結果、彼女は一計を案じたのではないか、とジブンは思ってます。
まほが前回から繰り返し執拗に「挑発に乗って隊列を乱すな!」「フラッグ車だけを狙え!」と命じて来たのに
市街戦に入るとチョロチョロと裏をかく仔ネズミどもに翻弄され重駆逐戦車を始め食われてっちゃう黒森峰。
指示を受けるまでは、隊長の後ろをゾロゾロ付いてッちゃうシマツ。もし「まほがいくら統率を命じても隊列
バラバラ、大洗にまんまとしてやられた」という描写なのだとしたら…部下達はともかく、まほが余りにも
おマヌケな気がするんですけど…。ジブンはこの全シリーズ再鑑賞感想を書く内、会長・杏と同じく…まほ
にも"裏心"(行動の二重意図)があるのではないか、という感触を受けました。外見上は忠実に任務をこなし
ているように見え、部下達に自省の機会を与え、妹の"本気"を見届けるために1対1の場へシケ込むためには、
一体どんな行動を取ればよいのか?…以下、「黒森峰という組織」に対する推測を始めとする、アタシの解釈
です。長文ご容赦。
昨年の敗退を喫するまでは9年間も常勝を守って来たというのは、一見すれば完璧に強いようにも見えます
が…西住流の指示に則り、大戦当時の最強車輌を揃えた物量戦ですからねえ。流派の「絶対に強い完成された
戦術」を宣伝する表看板としては実に有効なんでしょうが…以外と内部は組織化・マニュアル化が進み不測の
事態に対応し切れない動脈硬化に陥っていた?とも想像出来ます。連覇街道最初の頃は鍛え上げられたツワ
モノも多かったんでしょうけど…「こうすれば絶対に負けない」というマニュアルが完成して、ソレに後から
乗っかって来た層は…?大洗の新人勧誘に集まった連中の惨状(笑)を見ても、本作で描かれる一般の女高生
は決して精神鍛錬教育を受けて来たワケではない、現代ニッポンと同じく蝶々か金魚みたいにヒラヒラした
連中であるコトが知れます。コレは大洗に限った"世代性"ではないでしょう。まぁ歴女やバレー部みたいに
意外とハマッちゃう連中もいたように、他チームにもナオミ・ノンナなど泣く子も黙るエース級はいますが、
ソレ以外の一般生徒は…いざ内情が知れてみればヒトの良い(^o^)フツーの女子高生ばかりだった、なんて
描写も確実に施されてます。プラウダも、「全車(大洗を)包囲!」との命令に「フラッグ車もッスか~?」とか
寝ボケたコト言ったり、サボッてて「いげね」なんて慌てる乗員もいたりしました(後にニーナちゃんも含め、
全員純朴な田舎娘だ、と知れるのですが)。黒森峰も然り。この時代に「自分は自分の道を究める」と決意した
"プロ"級の者以外は、どこも新人は似たり寄ったり…コレは物語根幹を成す「一般の国民性」だと思ってます。
では、そんなイマドキの連中(笑)(そんな言葉が出ちゃオヤジとしても詰んだな(^血^;))相手に「絶対常勝」
ナドというプロジェクト至上命題を果たさなきゃいけない、となったらどうすればイイのでしょう?…答え
は一つです。コンビニ店員みたいに「何も考えなくてイイ。コレだけ確実にこなせればよい」というマニュア
ルを施し、基礎訓練を積んで命令に即応出来る「擬似ロボット化」を進め、各々の適性に合わせ射撃・操縦など
特化した任務だけ鍛え上げ、綿密な指示系統を整え各員を"部品"にする。そして指示を下す"頭脳"を担う者
だけ熟達した"指導者"として育て上げればよい…そんな方法しか無いでしょう。「黒森峰はマニュアルが崩れ
突発的事態になると対処出来ない」とは、前回11話でケイも言ってましたよね。大洗と同じく黒森峰も
苦しいんですよ,きっと
そんな黒森峰に、絶対に戦力が乏しい大洗が挑むとなったら…ソレこそ各車・
各員がそれぞれ独自で判断・行動出来るようになって必死の思いで頑張るしか活路は無い。会長・杏が「この
点だけは!」
と、各々の"自覚"…「全員がこの戦いを"自分の戦い"にすること」を促すのに勝負を懸けていた
理由…"二つの組織"が「対比」されてるのは明白です。この解釈で正解だと思うんですけど、どうでしょうか。
ココでちょっと話題は逸れますが、黒森峰が↑上記のような体制を取っていたのだとすれば…母・しほとして
最大の課題・「これだけは!」と最優先に考えていた「黒森峰常勝・絶対の条件」とは…「それぞれの代での"指導
者"の養成」、コレに他ならないでしょう。みほが悲鳴を上げるほどに厳しく鍛えられ、「一般門下生は"部品"
と思え。"犠牲"は付き物。切り捨てろ」という教育を施されて来た(8話)…のも判るというモノです。中世の
世襲制君主支配そのものですが…(^血^;)。しかし、そう考えればどんなに母が、みほを手放したくなかった
かも窺えるとゆーモノです。家元の娘が脱落し、門下生から次代の指導者を選ばなければならなくなったと
なれば、お家の面目丸潰れ。ソレどころか、さらにその娘…"落伍脱退者"に負ける、なんて事態ともなれば…
まさにコケンに関わります。よって絶対に負けるワケには行かない。本作物語の根幹を成す大きなプロット
テーマ…今一度繰り返します。ソレは"「ヒトを育てる」とは?"とゆーコトなんじゃないでしょうか
ともあれ、このセンに則ればもう、この「黒森峰の弱点」は明らかですよね。この組織、隊長が「指揮しない」
だけでバラバラに瓦解します。各々の判断で何も出来ません。「付いて来い!」と命令されれば「あ、付いて
ゆけばイイんだな」と判断し無敵の重戦車群を揃えてゾロゾロ付いて行っちゃう。決して独自の判断で
「包囲して挟撃しよう」などとは思い立ちません。そんなコトすれば指揮系統が乱れる

実は隊長・まほも…みほと同じく、実はこんな黒森峰の現状に疑問を抱いていたのではないでしょうか?
そうは思えませんか?"鉄の戒律"軍団として常勝をキープしても、結局育つのは操縦や射撃に特化したスペ
シャリストばかりで「指揮出来る者」が出て来ない。まるで…○さんを欠いた後の○○リを見るようではあり
ませんか?(近藤監督は他界されちゃったし…)まぁ…ジ○○に限らす手塚治虫・吉田竜夫・円谷栄二、およそ
"天才"と名の付く者の残した組織からはソレを凌ぐ者は現れない、というのが世の常ですが…"指導者"一点
にぶら下がった組織は長持ちしません。その"一点"が去っただけで崩壊する。母・しほとしては、ソレもまた
一門の名を永代受け継がせるために望ましい体制なんでしょう。彼女が狙っていたのは、いわば西住流一門
による「指揮権の独占」なんじゃないでしょうか?…しかし、そうして履修者を使い捨て、犠牲にし、
学校や流派の名前だけ存続させて何になる?"師範"が履修生に関わっていられるのはたった3年間しか無い。
その短期間で、出来るだけ「伝えられる事を伝える」のが"西住流"を名乗る師範の義務なのではないだろうか?
…と、ソコまで姉妹が思ってたのかまでは知りませんが…少なくとも「常勝のために作った体制」が己の首を
絞めているコトだけは確かでしょう。みほが去った今、自分がヘマをして重傷を負ったらどうなる?たちまち
黒森峰帝国は崩壊する。そうなる前に、我が校の生徒らに「"指導者"…自分がいない場合はどうなるか」という
コトを考えさせておきたい。ジブンのアタマで自発的に「戦いを"己のもの"として」戦って欲しい。…結局、
生徒会長・杏の考えるコトも、黒森峰隊長・まほの思いも、同じようなトコロだったのでは
ないか!?
…というのが今回「ガールズ&パンツァー」という作品を観直した上での、アタシの感想です。
「"自発的な姿勢"なんて要らないさ。黙っていても鉄壁の装備と、隊長が勝利へと導いてくれる。黒森峰に
入った時点で"勝ち組"だったのさ!」なんてウソブいてる連中に「自省させる」には、どうすればよいのか。
簡単なコトです。「命令しなければ」イイ。そして負けさせた上で、「自分らがコレまで"無敗"を誇って来た
体制」の欠陥を、「自分らに足りないモノは何か」を考えさせればイイ。露骨な挑発に屈して軽戦車に翻弄され
たり市街地迷路でゲリラ戦に倒れるなら、ソレは部下達の精神修養が足りない結果。ソコで表向きは職務に
忠実に任務を果たしているかに見せ掛け、そして妹の意図したフラッグ車VSフラッグ車一騎打ちの場所に意
図して誘い込まれた。姉妹・阿吽の呼吸。後で「なぜ全体指揮を放棄した!」と詰め寄られても「国内優勝など
いつでも出来ます。真に重要なのは数年後の世界大会で戦果を上げる事。自分が必要最低限の指示を出して
いた事は、通信記録を見てもらえば分かります。実際の戦場では懇切丁寧に指示を与えている暇など無い。
一言の命令でその意図を察し、自発的に動いてくれないようでは困る」とかなんとか、どうにでも理由は付
けられます。"組織"の中で服務違反しないようギリギリの範囲で、妹が「彼女なりの道をつかんだ」事を示す
機会を作ってやった。いかに、みほに才能があろうと重戦車群による物量で押し切られたら一たまりも無い。
まほはココで妹の"実力"を推し量り、また披露するための"ステージ"をこしらえてやり、その邪魔をする
「隊長の責任」や「部下への示し」等の一切の足枷を"排除"してしまいたかったのではないでしょうか…合法的
手段によって。そのように考えます。ひょっとしたらお姉ちゃんは、かねてから「こういう機会」を待ち望ん
でいたのかも知れません。みほの活躍によって…元はといえば会長・杏の独善的なワガママによって(笑)、
全てが「変わり始め」ました。そして、皆が「己の人生を自分で切り拓く姿勢」を手にしました。
コレは、そういう物語なのではないか?
…と思っているのですが、いかがでしょう…。
このように
観客に様々な思いを巡らせるから、面白い。だから、いいトシした大人が興奮し、感動の涙をも流せる…。
どうでしょうか、この考え。
かくしてコレまで頼り切り、その上に胡坐をかいていた"指揮"を失った最強の重戦車隊が、
必死になったうさぎ隊M3、最弱のはずのあひる隊八九式に翻弄される結果となります!!
丸山ちゃんが喋った(笑)!エレファント・ヤークトティーガー撃破~!


そして…ッ!コレまで戦場を駆けて駆けて駆けずり回って来た八九式も、まだ走りますッ!窮地に追いや
られても腐らない、挫けない。見えているのは、目の前の乗り越えるべき"逆境"だけ。どんな壁だって
越えてみせる。どんな苦難だって打ち勝ってみせる。ああ~ッ!!しかしそんなアヒル隊
もやられた~ッ!!
そして西住姉妹を守るべく、決闘場の門番のように立ちはだかった
Pティーガーも仁王立ち往生~ッ!な、泣かせる!涙が止まらなねェぜコンチクショウ!

ココいらの細かい戦闘描写に関しては、しつこいようですが過去画面の12話本放映感想に書いてますんで、
ソチラをどうぞ…。特にウサギさん隊の頑張り、姉妹決闘の場となった舞台の考証とⅣ号VSティーガーⅠの
戦法については、事細かに書いてますんで。今回観直し感想のテーマは「人の心」ですんで、あしからず…。
さて…仲間達がヤラレてる間に、建物中庭にシケ込んだ妹のⅣ号と姉のティーガーⅠ。姉が、黙して語る声
が聞こえます…。"ステージ"はこしらえてやった。しかし、ココから先は違う。ココで甘やかしても何にも
ならない。いずれ戦車道大会の荒波に揉まれ、消えてゆくしか道は無い。もしお前にこの修羅場を乗り切る
"実力"と"覚悟"が無いのなら、今ココで私が引導をくれてやる。それが姉としての最後の優しさだ。戦車道
を捨て、野に咲く一輪の花となれ。…さあ、かかって来い!みほ!!…
血肉を分けた姉妹、最後の対決開始~ッ!!!


決着の時…全てを見届けて来たⅣ号あんこうマークは…泣いてま
した。ただ、泣いていました
そして…全てを成し終えた後の生徒会三役は…。嫌がる
転校生をムリヤリ戦いに引っ張り込んだにも関らず、皆のために絶大な働きを示してくれた彼女。そんな
"英雄"に桃ちゃん号泣…まるで子供のように。全てが終わった今…背負って来た重荷から開放されたんで
しょう。そして…会長・杏です。思えば、この彼女の"意地"から、全ては始りました。そんな彼女に残され
「最後の"本心"」とは、一体なんでしょうか…。鋼鉄の意志の女。こうと決めたら、どんな感情も押し
殺しイモ食って屁だってこいてみせる。指揮官の中の指揮官…だから、コレまでどんな激戦を勝ち抜いた
時も、そのポーズは崩さぬまま「良くやったぞ!」としか褒めませんでした。ムロン、その先に最大最悪の
強豪が待ち受けているので、履修生徒の手綱を緩めるワケに行かなかったから、なんでしょうけど…全て
から開放された、今こそ彼女が隠して来た最後の"心の内"を開く時です。
功績者…みほの前で高らかに
宣言します。「私達の学校…護れたよ」!そして後は…ただ感極まり飛び付き、抱擁するだけ。
一方、彼女の腕の中でみほが放った「こちらこそ有難う御座います…!!」という言葉。それは、いつ抜け出
られるか知れない"心の迷路"からの脱出口を示してくれた"プロデューサー"役である会長・杏への感謝の
証しであり、同時に「私は"迷路"から脱しました」という、自己実現の達成表明でもあったのでしょう。

…この表情を良く見て下さい。「我が校を守ってくれて、有難う」という感謝の心…だけじゃないでしょう?
アタシは、この杏の表情は…まるで難関…"成長のための儀式"をくぐり抜けた我が子を抱き締める母親
のような"母性"が感じられます。
本作は小学生物語のような「みんな仲良し、無償の友情」など描きません。
まずは目指すべき目標があり、そのための「他者への要求」もあります。「共に空へと駆け登る」ために…。
しかし、その目標を達成した暁には…秘めた"本心"が描かれます。コレまで会長・杏はみほを覚醒させる
"キー"の役割だ、と書いて来ました。4話「や~ら~れ~た~!」のセリフ、ドコと無くザートラシーと
思ったでしょう?アソコから始まりコレまでずっと杏は、みほの"覚醒"を促して来たんですよ…自分らが
犠牲になるコトで…とは、この感想シリーズを通してずっと書いて来たコトです。
ココでちょっと、本放映(9話)当時に書いた↓アタシの御かんそを再録します。
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今週のアニメ御かんそ。12/11~ (1) 投稿者:ゆ~さく  投稿日:2012年12月10日(月)17時06分
(会長について)
シリーズ冒頭で「この偉そうなヤツ嫌い!」とか、この期に及んでも「なんで会長は今(9話時点)になって実力
出してんだよ!出来るなら最初からやれよ!」…だなんて言ってるヒトは、アタシが思うに自力で働いたコト
の無いタイプなんでしょう。「なんで仕事の話になるんだよ!」ですって?働いてみりゃ判る。また、「なんで
コレまで自分は何もせずに初心者に突っ走らせて窮地に追い込んでたんだよ!8話でも全員が調子に乗るのを
野放しにして!ソコは監督責任があるだろ!」ですって?8話鍋シーンの後で、ちゃんと明言してるじゃない
ですか。「事実を知って萎縮するより、のびのび試合してもらいたいからさ」と。コレ、相手はみほに限った
コトでは無いですよ。「ただ楽しく、思いのままにやれば良い」と言ってるんじゃないです、会長は。彼女の
狙いはヒヨッ子どもに自主的にやる気を出してもらうコト。
最初からヘッドがガムシャラに働いていては
若い連中は「うえ~…アレやらなきゃダメなのかオレら…」と嫌気が差してしまう。戦車道を辞めてしまうかも
知れない。また、「あのヒトに任せときゃイイだろ」と頼り切ってしまうかも知れない。それじゃダメなんだ。
全員が自ら全力を出さなきゃダメなんだ。それは、経験者のみほですら含めて。会長が、自分で手を下せば
それなりの戦果は上がる。だが、ソレじゃダメなんだ。それが「人を使う」ということ。育兵・用兵術。それが
会長・杏の「真の才能」です
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以上、↑コレがアタシが今回の感想シリーズを通し「杏は戦車道に集ったメンバーを育てているのだ
として来た考え方の発端です。作内世界の"一般の女子高生"は、現代日本と全く変わらずダレてて、ヒトの
善い連中。それを…例え模擬戦とはいえ砲弾乱れ飛ぶ只中で活躍させるほど精神的に鍛錬し結束させるには
どうすればよいのか…という過程をある程度マジメにやった作品が本作です。「ゼロから出発の物語」
だと書いて来たッしょ?ソレは…主人公・みほに対しても同等です。「もうイヤだ!」と逃げて、問題の根本
へのアプローチを避けて来た人材の才能を見抜き、時には脅し、時には歩み寄って否応無く立ち向かわせた。
杏は、みほをも"育てた"んですよ。彼女は大洗隊全員の母親です
野球に例えてみれば判り易い。その昔の巨人のように("V9"なんて時代もありましたね…)他チームの主力を
トレードで奪って飼い殺しにし、分厚い選手層で押し潰すクソ詰まらない野球をしてるチーム(この例えで
言うとナベツネ=しほさん?(^血^;))から「もうイヤだ!」と逃げて来た選手。辿り着いたセミプロで「本当の
野球の楽しさ」を思い出し、ウレシがっているトコロに…そのチームがプロに昇格し、リーグ戦に挑むコトに
なっちゃった。戸惑う選手に、監督が寄って来て告げます。「アンタ、このままでイイのかい?ワシと一緒に
古巣に挑戦してみィへんか?勝てればオモロイで~」(なんで関西弁?(^血^;))。しかも負けたらチーム解散。
こうして、ポンコツ寄せ集めのセミプロ軍団でプロリーグに挑戦してゆく…まさに物語原案は「キャプテン」
だ、という本作に相応しい例えッしょ?杏は"監督"です。ですから実際に表立ってエースや四番を務めたり
はしません。しかし、チームみんなの"母親"でした。彼女は今、新しい我が子…"みほ"
を産んだのです
 で…。後は麻子×そど子を筆頭に、大洗隊の様子が書かれますが…。
9話感想で「れまそどコンビについては少々書きたいコトがありますので…10話か最終話の感想でやります」
と宣言しましたので、ココでちょっと。ナニヤラ設定上、冷泉麻子さんの誕生日でもあるみたいですし。

過去、れまそどが絡んでるカットの絵をズラリ並べてみて下さい。ソレだけでナニかが伝わって来ると思い
ません?…要するに"麻子はそど子に甘えてる"んですね?コレ…亡き母の面影を求めて
ヒントは、お婆もああいった性格ですし、「(麻子は)ケンカをしたまま永遠の別れを迎えてしまって後悔し
てる」という「冷泉家の血脈」設定にあります。麻子もあの通り、些細なコトでムッとして臍を曲げ、言い出し
たら聞かない意地っ張りぶりですし、母もきっとガミガミ言う性分だったに違い無い…コレは遺伝だ(^血^)!
とは、誰しも思うコトではありましょう。きっと冷泉母も日頃から寄ると触るとガミガミ言い、麻子もまた
ムッとしたヒネた態度で返す…そんな生活だったんじゃないでしょうか、冷泉家は。ソレがある日突然断た
れた。…きっと麻子は…ウレシいんじゃないでしょうか、そど子にガミガミ言われるのが。しかし、彼女の
「規則遵守こそ人間の証明!最低条件!」という信条にはいささかムッとするトコロもあり、わざと逆らって
イジッている。そうしている内に…「なんか、懐かしい。昔、毎日こうしていた気がする…こんな怒鳴り声と
ソレに対して逆らってみせる意地の張り合い」という郷愁が麻子の胸に湧き上がり、それで毎日怒らせてる
のかも知れません(笑)。そど子にとってはメーワクなハナシ(^o^;)ですが…麻子が「そど子~そど子ぉ~♪」
と彼女に絡みつく姿には、「理不尽なコトばかり押し付けるイケスカ無いヤツ!」という鬱憤晴らしと、「母
ちゃん御免よ、御免よ」という甘えとがない交ぜになってるような感触がします、アタシには…こう考える
と、彼女の怯えた仔犬のようにお婆にピッタリくっ付いて離れようとしない姿にも頷けますし、3話感想で
独自解釈(妄想)と但し書きを付けながらも語った「麻子は、夜に寝るとコワい夢を見るのではないか?連夜、
両親が死ぬ、あの日の夢を見るのではないか?」…という仮説も、ナニヤラ信憑味を帯びて来る感触がする
んですが、どうでしょう。真実は知れませんが、吉田脚本は往々にして、こーいったシカケを仕込んで来ま
す。「そんなにキャラが好きなら、"キャラの気持ち"をよーく推し量ってみてね!"隠しテーマ"が出て来る
から!」…と。ソコから、作品の"新たな深み"も味わえます。単なる「決着までの一本道」では無い枝道・隠し
ドアなどのシカケ。RPG早解き挑戦もイイですけど、「誰も知らないよーなトコに隠しドアがあって、重要な
情報をゲット出来た!」というヨロコビこそRPGの真髄ですよね。その度に作品への愛着が深まってゆきます。
ラスボス目指して突っ走るのみで素通りしちゃ勿体無い!ゼヒ妄想を逞しくして観返してみてはどうでしょう。
で…。最後はこの物語全ての総決算・西住家母娘3人の描写でシメとなりますココに関しては、
感極まって書いた本放映時の御かんそがワリと良く書けたと今でも思っていますので、敢えてココは当時の
感想から再録、とさせていただきたく存じます。
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○「ガールズ&パンツァー」・12話御かんそ(5) 投稿者:ゆ~さく 投稿日:2013年4月1日(月)18時03分

          …姉は、大きな夕陽を背にして待っていました。

姉は、見守り続けて来ました。まだ"固い蕾"だった妹が、開花するのを。その花は、どんな色なんだろう。
この戦いで固かった蕾をほころばせたのは、多くの仲間と同様…主人公もまた、例外ではありませんでした。
それぞれ色も形も、香りも違う花々。母・しほは、西住流という花の"品種"を守ろうとする余りに、危うく
この新しい"蕾"を、剪定してしまう所でした。…しかし、姉は見守って来ました。待ち続けて来ました。
そして、この日…姉は目の前で、その"蕾"が花開く瞬間を見届けました。「お前の"花"は、そんな色か…」。
それは彼女や、姉妹の母親のそれとは、全く違った色・形・香りをした花でした。とても美しい花でした。
姉は妹の健闘を讃え、手を差し伸べます。夕陽の中での、姉妹の握手。生まれてから長い時を共に過ごし
て来た、血を分けた肉親。しかし…。…………今、"巣立ち"の時がやって来ました。
「…みほらしい戦いだったな。…西住流とはまるで違うが…」「そうかな…」「そうだよ」

短いやり取り。姉の、最後の、妹の"違い"を肯定する言葉に、力がこもります。「そうだよ」。お前は"違う"。
しかしお前は、その"違い"が決して私達に劣る物ではないと、たった先程、証明して見せたんだよ。見事に
"証し"を立ててみせたんだよ。もう臆することは無い。決して臆することは無い。胸を張ってゆきなさい。
今、お前の"違い"を、私は誇りに思う────。
妹の背後で、仲間が呼んでいます。今や彼女の"帰る場所"は、あちら側…。"旅立ち"の時が来ました。
音も無く、少女の"門出"を祝福する鐘の音が、自分には聞こえた気がしました。
「じゃあ、行くね…」。姉を見つめる妹の、少しだけ寂しげな、その瞳。
しかし、今、道は別れた。自分だけの道だ。胸を張ってゆこう。力強く行こう。

最後に、去ってゆく少女は振り返り…「お姉ちゃん!」「ん…」 そして明るく、元気に告げ
ます。「やっと見つけたよ、私の戦車道!!」 「…ん!!」
ライバル達が、一斉に祝福します。新しい流派、
手ごわい強敵の誕生を、心の底から祝福します


そして最後の…母・しほの拍手で、この物語は終わってゆきます。…遠く、丘の上からその様子を眺めていた
母は…。自分の元から去りつつある娘の姿を目で追い…。一息、深く、静かに溜め息をつき…幼い日からの、
娘の成長を偲びつつ…"自分のもの"であった頃の娘に母もまた、別れを告げます。祝福の拍手を捧げながら。
…どこまでも駆けてゆけ。立ち止まらず、駆け昇れ。高く、高く。空の果てまでも。いずれ私を超えてゆけ。

 〓〓〓〓 「ガールズ&パンツァー」・完 〓〓〓〓

「ガールズ&パンツァー」とは、こんな物語でした。水島監督が、最終回脚本を渡した吉田玲子氏に向かって
「これは、こういう話だったんですね…」と呟いた、その物語は…こういったモノでした。「少女の巣立ち」。
振り返らずに行きます。前を見つめて行きます。彼女の前途は、今こそ開かれました。未来は始まったばかり
です。
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大洗駅前に集合している大洗全車輌。ちゃんと臨海鹿島線の貨車から降ろして来たスロープがありますね。
で、隊長・みほは…普段の姿の彼女に戻っている様子で、会長に振られたシメの言葉にも迷ってしまって…。
気の効いた一言が出て来ません。結局、この我らが主人公は最後まで「"二面性"を持つキャラクター」
でした。猛々しい獅子の資質と、そして縫いぐるみとマカロンと友とのご飯会が大好きな、心優しき少女。
ジブンは、このエピローグを観て…なんだか昔読んだ絵本の「優しいライオン」のようだ、と思ってました。
最後の決闘場面、広場で互いの周囲を巡り、急所を狙う姉獅子、妹獅子の姿は…まさしく
「獅子の巣立ちの儀式」そのものではありませんか
そして主人公だけではなく…その周囲の動物たちも…元から強いカバやレオポンだけでは
無く…ウサギもアヒルもその他も…彼女の牽引で「自分の身を守るために戦う」すべを知り
ました。ウサギは猛獣の肛門(笑)を突く戦法を覚え、そして咄嗟に「身を翻す」というやり方
で勝った。結局"無力な動物"が最後まで残り、それぞれ…本来なら絶対に勝ち目の無い猛獣
に勝ったワケです。きっと構成の吉田氏は、この最終ラウンドの敵が"ティーガー""パンター"
などといったアニマルシリーズ車輌だという事を聞き…それで各々のチーム名に"ウサギ"
"アヒル"などといった「無力な動物たち」をあしらったのではないでしょうか?ジブンには
そのようにも思えます…単に「コレは戦争じゃないんだよー」とアピールしてみせる、鋼鉄の
兵器をそんな名で呼んじゃうユカイな小ネタではなかった。ちゃんと意味があった。もし
真実なら…上手い。舌を巻いてます。こんな"寓話的"な色合いで、本作は終わってゆきます…

"猛々しいライオン"の群れと、円満に袂を分かった"優しいライオン"は…元の、ドジでユカイな「森の動物達
の人気者」の姿に戻りました。みんな、そんな「優しい王者」が好きです。ライオンの方も…偉ぶったり傲慢を
押し付けることも無く、そんな仲間達が大好きです。しかし一たび危機が訪れたなら、その頼もしき力を存分
に発揮してくれる。そんな"優しい王者"が好きだから、この森の動物達も一致団結して危機を乗り越える事が
出来た…そういう"童話"のような寓意性。この大傑作に、相応しいんじゃないでしょうか…。もう、この固く
結ばれた団結が損なわれることは決して無いでしょう。最後に隊長は、言葉に詰まって、ただ一言叫びます。
「パンツァー・フォー!!」「おー!!」

戦いを通じて少女は"自立"しました。"猛る獅子"と"優しい獅子"の競争は、まだこれからも
続くでしょう。"優しい獅子"は森の動物ら…カメ・カバ・アヒル・ウサギらと共に生きてゆく
道を選び取りました。そういう"寓話"です。「泣き虫ライオンは"弱虫"だったのでは無い。
自分に備わる牙の使い方が判らなかっただけだ」という示唆。「わたしは"優しい
ライオン"であろう。」"自分を肯定する道の発見"

少女は結局「自分を"獅子の子"だ」と認める事で…己を縛っていた頸木を解き、一人前の…
そして"優しい"雌ライオンとして巣立っていったのでした。…なんという優しく、そして
勇気に満ちた物語でしょうか。今、観客の一人として…この物語に出会えた歓びを本当に、
本当に、心の底から噛み締めています。


(終わり)

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「今、再び「ガルパン」を観直してみよう!!」御かんそ。(再録)(6)

 投稿者:ゆ~さく  投稿日:2015年 1月 4日(日)22時31分1秒
返信・引用
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★明けましておめでとう御座います。「ガルパン」年越しの続きです。

「今年の夏以降、OVA「アンツィオ戦です!」、そして「FURY」で「初めて「ガルパン」観てみた」という層が増えてる
のは感じている、しかし、その初めて観て感動した思いをぶつけ語り合ったりする受け皿が無い…
見れば、彼らは古参ファンにとっては既に語り尽くされた感のある疑問の数々を未だ抱えたままで
いるように見受けられる…「このままではイケナい!!」と思った」という理由で始めた放映終了後、
一昨年('13)の夏に書いた「今、再び「ガルパン」を観直してみよう!」御かんその再録、続けます。

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「今、再び「ガルパン」を観直してみよう!!」御かんそ。(6) 投稿日:2013年 8月28日(水)00時05分48秒

○10話。
その場にいる全員が固唾を飲んで見守る中、122mm榴弾の爆煙の中から、ヨレヨレになって現れる八九式…。
バレー部の、全ての瞬間に渡って全力を振り絞るド根性が輝かしき勝利を収めた瞬間です。つくづく9~10話
の間で3ヶ月の休止期間が来なくて良かった(^血^;)(逆にその意味で、スタッフ陣はココにはゼッタイ辿り着
いておかなければならなかったんでしょうけど)。大歓喜の大洗側と、幼児(?)らしくべそかくカチューシャ。
それでも試合後には祝福に現れ、神妙に(笑)握手します。きっと肩車して大洗側に向かう間に、ノンナとの
間に「隊長としての威厳を示して下さいね。北部方面郡知事も観ておられます。一昨年みたいに、地面を転げ
回って駄々こねるのは…」「分かってるわよ!(赤面)」…みたいなやり取りでもあったんでしょう(^血^)。でも、
戦術・戦略的には知将のカチューシャ。「あなたたち、ひょっとして…」と、敵チームに秘められた才能の芽を
見出しもします。「能力のあるもの」に対しては礼を尽くす様子。「強いもの」が好きなんですね、このコは。
そして…物語の重要な句読点として…桃ちゃんがみほの力に敬意を表し腰を折って黙礼しました大洗に
残っていた、ただ一人みほの力に懐疑的だった者も、こうして彼女を認め…最後の決戦に向け、ついに大洗
隊は"一枚岩"へと結束します。そして、そんな一部始終を見ていた西住母娘は…

母・しほの言葉通り、勝因は「プラウダが油断していたから」というのは、少なからずあるでしょう。ソレは、
みほ本人の言う「包囲網(本隊正面)突破の時に総攻撃されていたら負けてた」というセリフで補強されてます。
「窮鼠猫を噛む戦法は相手がナメてるからこそ効果を発揮するモノ。猫がネズミが飛び掛って来るのを想定
してたら効果は無い。偶然の勝利」と言いたいのでしょう、母は。「あんなモノは邪道!」と突ッぱねる態度に、
西住流を女手一つで守って来た…「絶対に隙を見せてはならない。常に完璧でなければ、いつどこで足元を
すくわれるか分からない」というハリネズミのように逆立った防衛意識すら感じ取れます。「戦果こそ全て」
の流派で、「マニュアルに無い突飛な行動で相手を翻弄する」存在など、邪魔な"異物"でしか無いでしょう。
統率と物量こそが正義。…本作のセリフは、ほんの段取りに思える見過ごしがちな一言でも…全編を通して
観れば立派に物語に寄与する機能があり、本人の心中も推し量れる含みがあるコトがお解かりいただけるで
しょうか。「断片的セリフ」こそ吉田脚本の妙。いずれにせよ、まほはココで妹の中の"可能性"に目を付け始
めてます。みほが、その実力を単なる幸運で無いと証明してみせるにはどうすればよいのでしょうか。「大洗
女子撃滅」の厳命が下されました。姉もハッキリとソレを誓います。残るはただ一戦、富士裾野の決勝戦です。

さて、大洗側の方は…。「決勝戦対戦相手は黒森峰だ!」との会長訓示に思わずビッと姿勢を正すみほ。「私は
迷いません」と態度で示します。もう、この二人の間に意志の行き違いは無くなって来ました…で、3度目の
発掘埋蔵戦車を含めた戦力増強と乗員補填。相手側(お姉ちゃん)がどんな部隊構成を組んで来るかも良く判っ
てますが…それだけに戦力差は絶望的。みほに要請され、乏しい予算の中でドロナワ的に追加戦力を探します。
ココでみほが「Ⅳ号にはシュルツェンを取り付けよう」なんてその場凌ぎの強化計画にもスゴくウレシそうに
してるのは…それほど補給が欲しかったんでしょうね。その甲斐あってレストア完了したPティーガーは畑を
耕し!装甲がヤスリで削れた(司馬遼太郎:談)コトで有名な三式戦車に乗り込むはコントローラーの操縦だけ
は習熟したネトゲ隊!大戦末期みたいなアリサマに思わずタハハ…と苦笑するみほですが、頼もしい味方も
現れます。待ってました!大洗が誇る"整備の神"・自動車部!彼女らがいてくれれば、きっと試合中に砲身が
折れたってシャフトが外れたって直してくれるぞ(多分)!38(t)の軽快な機動力そのままに75mm砲を搭載した
ヘッツァーもお目見え!攻撃力はケタ違いだし不整地走破性は38(t)のままだ!砲弾が当たったら一発で抜か
れる特攻兵器だけど!ソレもバクチ打ち・杏始め生徒会には相応しい(^四^)!…なんてトコへ「お婆快癒!」の
報を持って来た麻子により、お話は各々の家庭描写へと。井口さん、「皆によろしくって…」の語尾に微かな
喜びと感謝の気持ちを込めるのが上手い。続いては、華の活け花作品展へ。イイんだかどーなんだか判らん
珍妙な作品(笑)を前にして、母・百合の感想。4話では「あなたの花は可憐で清楚。五十鈴流そのものよ…」と
言っていた彼女が一転して「(華の活ける花は)まとまってはいたけれど個性と新しさに欠ける花でした」と掌
返します。コレが"ホンネ"なんでしょうね…娘の活ける花が平凡だった時は「これから良さを伸ばしていけば
よい」と思っていた…しかし、いざ我が子が独自の道を歩みだした今では、彼女に対して一表現者として論評
します。どちらも"愛情"ですね。ただ、寂しそうではあります…娘が己の道を継いでくれるのが夢だった…。
でもいざその才能が開花してみれば、己とゼンゼン違う色と形だった。「私とは違う…」というセリフに重みが
こもります。それでも母は、娘を愛し祝福する。この構造、言うまでも無く…最終回での西住母娘の関係への
前フリです。多少コジレてしまった西住家人間関係の根っこを解説する役割。まァしかしソコはギャグ作家・
水島監督作品。褒める母の目が焦点が合ってなくて、自分には計り知れない娘のナナメ上ぶりにボーゼンと
してるように見えるのは↓気のせいでしょうか(^血^;)。"諦観"のあまりに幾分老いた?ようにも見えます。

そして…その後は、決勝戦に向け決起集会。「絶対に負けられない」状況の再確認と共に会長・杏は、みほに
全員の前で決意表明をしろ、と命じ…みほは素直に…「黒森峰は私の元母校で…私は、自分の姉と戦います」
と誓います。心配げな沙織・優花里・華と…そしてその場に集まった全員に、静かな波紋が拡がっていって…
導かれるままにノリとイキオイでやって来たコレまでのモノとは違う…今度の戦いは、誰かの人生を懸けた
本当の、本物の戦いなんだ…と、全員が了解したようです。本作は「ジョーダン基調」のシャレで進められて
来ました。しかし、ココからは違います…観客を本当に満足させるための、大マジな一大決戦。こういった
「物語基調の転換」をも本作は、しっとりと、素直に、ありのままに語ってみせます。大仰なケレン味や悲劇
性で誤魔化すのではなく。設えられた設定のナゾで引っ張った末、最後はオザナリに逃げるのでもなく…。
「素直」なんです。「率直」なんです。ソレだけに最終章は何の衒いも無く、盛り上がり放題に盛り上がります。
誰も彼もが必死になります。だから画面のコチラ側も斜な態度を捨て、心の底から応援出来ます。誰しもが
「素直」になれる、ド真ん中一点突破の青春娯楽活劇です。今の時代に、こんな「貴重な」正々堂々とした物語
が他にあるでしょうか。だから子供からイイ歳の大人まで、誰もが目を細めて夢中になれます。オタクの顎
の下をクスグる生腐れオヤツでは無い一般性があるんですよ、本作には
…。 そして、Bパート!
今では「ガルパン」ファンの儀式食となった、カツによる願掛けシーン。本作中には様々、美味そうな料理が
出されましたが、やっぱりこのカツづくしが、最も「ガルパン」を思い起こされるんじゃないでしょうか?
クックファン・常盤さん出演!もぐもぐみぽりん、縞パンツみたいなカツサンド(本放映時のみ)と、見所も
いっぱい(笑)!あんこうチームは、仲良くごはん会。沙織が挑むアマチュア無線通信教育の手伝いを麻子が
していた、というのもさり気無くイイ話ですね。二人の仲がソレだけ復調した(「沙織と麻子」参照)…という
より、沙織がそうやってごく自然に麻子をフツーの仲間付合いに引き込んでいた、という描写ではないか?
と思います。ソレでこそ沙織だ!ええ子や…。みほが「今が楽しいから。みんなのコトが大好きだから…」と
コクるシーンも、何の工夫も無くそのままやったんじゃ浮いたりしそうなモンですが、ちっともそんなコト
は無く良いムード。瞬間映される、「コレまでの彼女」を暗示するかのような傷だらけで倒れたボコグマと…
そしてその横ににコレクションされたボコグマの群れが"独りきり"だった頃の彼女の心理を代弁しています。
「お友達が増えたよー♪」とか言いつつ買い集めていたのでしょう…。今は、そんなコトはありません。この
「手に入れたもの」を守るため…彼女は"戦場"へと向かいます。
バレー部は練習しながらカツサンド。歴女はベンチで語り合いつつカツ丼弁当。自動車部はPティーガーに
最後のチューンを施しながらカツカレーテイクアウト。ネトゲ隊は月を見上げながら、「明日は活躍出来る
かな…」と胸膨らませつつ串カツ。風紀委員は自分達の仕事も平行しながらカツバーガー。ウサギさんズは
「戦略大作戦」に感動しつつハムカツパン。それぞれ、他に仕事や傾ける情熱がありながら…また、それぞれ
のフトコロ事情に合わせて食事内容も様々ながら、全員が明日の激戦に備えています。プラウダ戦を超える
大激戦になるだろうコトは、全員が察しています。夜が更けます…大嵐の前の、静かな夜が過ぎてゆきます。
そして…舞台は富士裾野・戦車道の聖地へ!!!次々試合前の激励に訪れる聖グロ・サン
ダース・プラウダ。みほは、不思議な魅力を持っている…とダーちゃんも言ってますが、コレは彼女の"変身"
設定(二面性)と不可分だろう…と思います。ぽけーと立ってていかにも頼りなげなのに、いざ前に立ってみ
ると何か得体の知れないパワーを感じる。試合に臨めば鬼神の如き(笑)働きを見せる。その内側から「何が
飛び出して来るか判らない」魅力
のようなモノを感じてるんでしょう。そんな彼女の持つ"可能性"に期待し
てか、「黒森峰に負けるな!」とエールを送る、コレまでの対戦者たち。やはりけっこ反感を買ってるみたい
です、黒森峰のやり方。エリカは試合前の挨拶でも挑発にかかりますが、まぁ、彼女は判り易いですね。
「あんなだらしないヤツに親の七光りで副隊長を任せていた今までがおかしかったのよ!隊長の傍に相応し
いのはこの私よ!」とかいうライバル心剥き出し(^o^;)。ともあれ、役者が揃いました。決勝戦、開幕…

そこへ、あのⅢ号の事故で溺れた赤星さんも駆けつけて来ました。元気に息をしていて、みほにお礼を述べ
て…。赤星小梅。そんな名前が彼女にはあります。髪は天パで優花里似、顔は華にちょっと似てる。彼女を
愛する家族も、友達もいます。ひょっとしたら、そんな存在が空気のように消え去っていたかも知れない…。
みほの中に「自分の目指す戦車道は、決して間違いじゃない!」という志が、再び燃え上がったみたいです。
「私は、やめないよ」。そんな言葉が、口を突いて出ます。「私は、もう逃げない。これからは堂々と主張して
ゆく…試合の中で」。彼女は己の心の中に育っていた誓いを、この試合で出し切る決心を固めたのでしょう。
そんな彼女の背中を、優花里だけが見つめていました。「ホラ、西住殿、自分が言った通りじゃないですか…
西住殿は、何も悩む事なんて無かったんですよ。いつも正しかったんですよ。…逃げてしまわない限りは」。
優花里だけがただ一人、見つめて頷いていました。…そして…試合開始…!!!
拠点へ移動中の進路を読まれてた!森林を突っ切って襲い来る電撃
戦法!!
三式被弾、擱坐~!!!早くも1輌失った大洗!!どう戦う、みほ!!

          
…ココで本放映の際は放映中断、3ヶ月待つコトとなりました(10.5話もありましたが)。物語のキリのイイ
部分でもあるし、「ど、どうなるんだ!?」…という引きも充分でタイミングとしては最適でしたが、続きを
待つ身としては気も狂わんばかりでしたなぁ(笑)。しかしソレでも発狂せずに(笑)済んだのは、待つ者全員
「ココで時間をかければ、それだけイイモノが必ず観られる!いや、絶対にスゲーモノを見せてくれる
に決まってる!」
…という"確信"があったからでしょう。…その"確信"とは、一体ドコから来たんでしょう
ね?…ソレはやはり、1話からこの10話まで途切れるコト無く続いた「内容の完成度」と、画面から押し寄せる
途方も無い「制作者側の"本気"」だと思われます。たまーに現れる開始早々から面白く、終盤までちっとも
飽きさせない映画やドラマは、クライマックスだって期待を裏切らないモンですよね?…本作はその通りに、
あの11・12話を拝ませて下さいました
本作については、真剣に観てなかった層には1~2話切りした者
も多かったようですが…その「真価」を見誤らなかったメインの観客層からは薄キミワリーほど、
この放送順延についての批判や非難は出ませんでした。みんな、何か
しら「手応え」をキャッチしていたんでしょう
「このスタッフ様方なら、ゼッタイに
裏切らないでいてくれる!」との、確信を得ていたのでしょう。その期待通り、3ヵ月後には週一アニメと
してのレベルを遥かにイツダツした、あの凄まじい終章が拝めるコトとなります…。

○11話。最終決戦。
怪物戦車群をズラリ揃えた黒森峰の猛攻により、まず三式が倒れました。これから先、次々味方車輌がヤラレ
てゆきます。その度にみほは、何よりも先に乗員の安否を気に掛けてます。この三式の時も、カモさんB1bis
にも、12話になりますがウサギさんチームにも…。コレ、アタシ本放映時には「"戦車道"は"戦争"じゃない
とアピールするため繰り返し"ケガしただけでも大変"という"設定説明"を入れてるんだろう。そうでないと
タチマチ誤解するヒトがいるから」…と思ってたんですが…ムロンその意図もあるでしょうけど、コレだけ
執拗に入るトコを見ると…別の意味合いもありそう。やはり…8話感想で書いた、「みほは黒森峰時代に大勢
ケガを負う仲間の姿を見て来ているのだろう」という予想、当たっているんじゃないでしょうか…?彼女の
「黒森峰なんてもうイヤだ!」という強烈な動機と、加えて母・しほの「戦車道に犠牲は付き物(一兵卒の犠牲
に心奪われるようでは指揮など出来ない)」というセリフとを合わせて考えれば、この母娘の"争点"は明らか
です。母・しほは"戦争原理"そのもので動いてますから、兵は"消耗品"として考えるのが当然。そのように
使われ、犠牲を承知で囮に出され、集中砲火の中心に突撃させられた隊などもトーゼンいたでしょう。赤星
さんのⅢ号転落も母からは「無視しろ」と告げられ、"謎カーボンの防御力の限界"も度々描かれてます。武道
に怪我は付き物。野球にもサッカーにも、その危険はあります。が…事故に遭った生徒が松葉杖の痛々しい
姿で現れ、みほに別れを告げて転校していった…なんて過去があるとするなら…「戦車道って何なんだろう?
"ヒトを傷付ける"こと?そして勝つこと?ソレだけなの?」…と、彼女の中で疑念が膨らんで行ったとしても
不思議ではありません。「ガルパン」という作品は、キャラの断片的セリフや言動から「深くまで読み解け」と
要求して来ます。だからです、何度観直しても飽きないのは。そして…主人公・みほは度重なる戦いで、一つ
のハッキリした彼女の考えを模索し、"戦車道の目指すべき新しい姿"を示してゆきます…。激戦のただ中で。
そうした"テーマ・バックボーンを潜ませつつも、作品のスタイルは…一進一退の手に汗握る攻防と、底抜け
に明るいコメディ基調で思い切り楽しませ、最後には飛びきり愉快な読後感と感動を残してゆきます。凡庸
な作家氏の仕事だったら、↑このような"主人公の背負った重荷"を描く場合には「ソレだけ」を描いちゃって、
観客に暗く湿った感触を与えて「感情移入出来るだろ?ジンと来るだろ?」とコレ見よがしに押し付け、その
実ちっとも面白くない、なんて場合が度々あるモノです。本作はソレら凡作と対極にあるモノでしょう。
…そんな本作の価値あるスタンスを示す意味でも、続々と愉快な作戦・アイデアが披露されます!
さぁ、「もくもく作戦」「パラリラ作戦」の開始です!!
↓必死になってるゴモ代がカワイい~♪(^o^)。

ミリネタ完全門外漢のアタシとしても、観ていて新たな発見がイロイロです。張られた煙幕の中にエリカが
ムヤミに機銃撃ってる描写、本放映時は「単なる焦りと悔し紛れの表現だろ?」程度に思ってたんですが、主砲
同軸機銃ってのはその名のとーり戦車砲と同軸で設えられてるから、視界の無い時に「手探りで」近隣にいる
目標を察知するのにも使われたんですってね。夜戦とかで撃って、カン!と火花が散ればソコに敵がいるから
同時に砲を撃てば当たる、と。夜戦で使ったら敵よりもマズルフラッシュで「はーい標的ですよー」と教えて
るようなモンでしょうけど…まさに相手側も視界が遮られてる、こーゆー場合こそ有効なワケだ。知ってな
くてもオモシロく、知ってれば知ってるほど深みにハマる、ソレが「ガルパン」です!もくもくの中でいつの
間にかPティーガーへの牽引ワイヤーが張られていたコトに関しては、1番くじC賞CDで鈴木氏が(優花里が)
面白おかしく解説されてましたね。通信手と装填手が外へ出て、訓練通りに迅速に行動した…とか言われて
ましたが…とゆーコトは、まさにエリカが機銃撃ち込んでる間に多くの者が車外へ出ていたワケだ。危ねぇ
なぁ戦車道ッて(^血^;)。まぁ、みほのコトだから緩い起伏を越えた窪地なんかで作業したのはトーゼンで
しょうし、まほが「無駄弾を撃つな。弾薬数にも限りがる」と牽制してたのは、頭に血が昇った部下の誤射に
より死亡事故とかが起こらないようにという意図なんかもあったと思われます…そう、ココから先はそんな
まほのセリフに逐一注目です。何故ならソレが本作に残された最後の謎…「まほの本心」を読み
解く重要なヒントになってると思うからです、その挙動が
決して「甘やかし、手心を加えてやって
いる」ワケではない。彼女の目的は、決して「大洗を勝たせる」コトではない。また部下に示しも付かないので、
その攻撃命令は容赦が無いです。しかし…この2話にまたがって彼女の命令には"裏の意図"があるように
感じられるんですが…気のせいでしょうか?
考え過ぎでしょうか?
とにかく、彼女の一挙一動を観て
いってみましょう。…で、ココでカメさんチームヘッツァーは遊撃牽制に別行動してるコトが描かれます!
待ってました"履帯切り生徒会長"・ANZU the RIPPER!!たちまち2輌を行動不能にして退散!75mm砲弾を重そ
うに扱う桃ちゃんに対し「かーしまー当たったぞー♪」とからかう杏。雰囲気も円熟の境地!ああ…このコン
ビネーション、まだOVAや劇場版で観られるんだ!と思うと、天にも昇る気分ですよ!チョロチョロ足回り
を狙う小癪なチビに対して反撃の重戦車。この砲撃を一発でも食らえば装甲厚8mmのヘッツアーなど粉微塵
でしょう。ソコへ再び、まほ隊長の牽制。小物相手にムキになる部下を戒めているようでもあり、「あんな
小物はいつでも倒せる」というタテマエで、たった1輌の遊撃隊を見逃してやり、大洗側の出方を窺っている
ようにも見えるのですが…?覚えておいて下さい。まほの指揮はもくもくの時もヘッツアー伏撃の時も「頭に
血を登らせて隊列を乱すな」、ソレが主です。
コレが後でどんな意味を表すのか…?最後の最後まで観逃せ
ません。おおーッと!山頂と麓の間での総力砲撃戦開幕!

ココで2輌削って、みほは「18対7…」と言ってますがソレは全体総数のコトで、隠し球のマウス(及びⅢ号)は
この場にいませんし、カメさん隊も伏撃で2輌一時行動不能にしてる…けっこ削ってます、大洗隊。ソレでも
車輌数はまだ2倍、戦力比は途方も無いですが(^o^;)。さらに…山頂という有利な位置は占めたものの、相手
は正面装甲厚250mmのヤークトティーガーという盾を前面に立てジリジリと肉薄ッ!コチラは山頂から撃ち
降ろせる、という有利な陣形でも、相手は3km先から撃ち込める弾道曲射砲撃で上空から弾が降って来ます
から、128mm榴弾を食らえば直撃でなくても大破しかねません。ソレを狙っての絨毯砲撃。ピンチです~!
みほ隊長、相手の陣形を乱すため独立遊撃隊に支援要請!待ってました、生徒会カメさんチームのおちょ
くり作戦開始!!
ああ~!つい先ほど履帯切ったヤークトに更に小便引っ掛け、そして敵陣をチョロチョロ
駆け回る仔ネスミ・ヘッツァーのカワイいコト!こうなるとモハヤ無敵を誇る重戦車軍団ではありません、
食事中に足元をネズミに駆け回られた女子高生と一緒(笑)。そうなんですよ、コレを忘れちゃイケマ
セン!無敵の機甲部隊を駆る黒森峰といえど、その履修者たちは、ただのフツーの女子高生
なんですよ!!
…とはいえ装甲が紙クラスのヘッツアーでコレやるとは…大胆不敵!いや…考えてみれば、
最終話のマウス撃退などもそうですが…コレ、みほは生徒会に意図的にキツい任務を割り振ってません!?
どーも、そのようにしか見えないんですけどジブンには(^血^;)。以前に「みほと杏は"暗黙の会話"を重ね
ている?」と書きましたが…実際、この時点でのこの二人の間には命令を伝え合っただけでその意図を察し、
更にはその裏にシコマレた互いへの突っつき合いとか"声無き会話"も交わしてるのではないか?…なんて、
想像を拡げたりしてアタシなんぞは楽しんでるんですが…。字にすると↓こんなカンジ。
「確かに私は、プラウダ戦まで"死に物狂いのホンキ"は出していませんでした。そんな私の尻を叩くために
会長があんこう踊りを命令したのは分かってます。でも…会長もプラウダまで何もやりませんでしたよね?」
「いやァ~ソレは…ホラ、マズいじゃん、ほらさ、アタシが先頭を切っちゃうとさ。イロイロとあんのよ~」
「それも分かってます。みんなが会長を頼りにして寄り掛かったり、目標の遠さに気後れしたりしたらマズ
いですもんね。でも今回は会長も本気で挑んでくれますよね?私と生死を共にしてくれますね?」
「うッけたまわりぃ~!」
「イロイロとキビシい仕事が待っていると思います。でも、生徒会の皆さんにしか出来ない任務です。
会長の腕を信頼してのコトですから、恨みっこなしですよ」
「あ、ああ、ドンと来いだよ!(うッひゃァ、どんなコトやらされるんだろ…)∫(^へ^;)∫」
作戦会議の際、こんなニュアンスで伝え合う心の会話があったのではないか…なんて想像すればするほど
楽しいじゃありませんか~(^四^)!その結果、生徒会のヘッツァーは単身で敵主力部隊に突っ込まされ、
マウスの下敷きにされ…(^四^;)。わはははははは(笑)!コレって、やっぱ絶対、みほの"意趣返し"の
ニュアンスありますよね!?ありますよ!(笑)…でも作戦は見事、的を得ました!

駆け去るネズミを追わんと、一斉に横を向き腹を見せちゃう重戦車隊!ソコを狙って大洗主力砲列一斉砲撃!
ラング1輌撃破!ネズミを追ってたら「食堂で走るな!」と横からおっかない生活指導担任が現れたも同様の
混乱ぶり(笑)。よく観るとヘッツアーがいったん右側に退場した後、大洗の砲撃に向き直ろうとした黒森峰
の鼻先に再びヘッツアーが右側から駆け込んで攪乱しています。ソコをすかさず、最も重装甲のPティーガー
を盾に使って斜面を駆け降りる大洗隊!見事、相手側の意表を突いて1輌の損失も無く脱出成功!すかさず
後を追うエリカのティーガーⅡ!とにかく1秒たりとも画面から目を離せません!コレが"3ヶ月"という制作
猶予期間を得たこのチームと、監督の実力です…。「全ての作品に制作期間の余裕があれば傑作が頻出する」
というワケでもありませんが、「傑作が現れようとする芽を、制作期間と予算の逼迫がみすみす潰している」
のは確かです。ソコんトコを良く考えて下さいね、製作委員会企業のドシロートさん方は。で。ココでまた、
ダーちゃんの解説により黒森峰と大洗の体制の違いを比較します。逃げる大洗本隊を、ティーガーⅡの88mm
L71砲の射程に捉えるエリカ車!と、ソコで独軍重戦車の泣き所、足回りに不調が来て行動不能!この直前に
Pティーガー電力系を走りながら調整している自動車部が描かれているのは、明らかな対比でしょう。貧しい
大洗は、限られた不調の車輌を常に整備しつつ使って来たから、いざという時の故障も慣れっこの人馬一体。
転じて黒森峰やサンダースは大部隊を率いているので、常に最も信頼性の高い車輌を実戦投入出来る…でも
ソレは「試合中の突発事態に対処出来る」というコトでは無い。しかも今回の編成は、元々プラウダを叩き潰す
ための超重車輌軍団(ダーちゃん談)。走り回らされれば、足元に無理が回ってトーゼン。今回の限られた尺
の内では描かれなかったトコでも各車の不調や整備による脱落は頻出していたのかも知れませんね。しかし
監督は、そんな「相手側の燃料不足や整備不良により勝利した」なんて「バルジ大作戦」みたいな糞切れの悪い
展開にはなさいません。敢えて正々堂々、正面から渡り合う終章となります。ホント、なんて爽快な作品…。
なんて観客が感嘆している間に、この11話で…最も重要なキャラ描写が来ます渡河作戦決行。その
意図はもう語るまでも無いですね。平地で大口径弾の袋叩きに遭うより、大洗唯一の勝機を得られる市街
ゲリラ戦へと持ち込むため。そろそろと水中に身を沈める大洗隊…。ところが!M3エンジンが水を被って
エンスト!泣く桂利奈ちゃん!もっと泣け~(^o^)。そんなにチョーク開けたらもっとエンジンカブッちゃ
うよ。と、ココで…。そうです、「みほ流戦車道」のお披露目です思えば、コレこそが母の守る西住
流との"争点"でした。「戦車道は"戦争"ではない」。絶対無敵を誇る西住流の強さをアピールするための場
でもない。「人を育てず、使い捨てにする戦車道」を掲げる者は、"師範"としてどうなのか。何か、違う道が
あるはずだ。ソレが判らなかった…ココに来るまで。だから、逃げていた。でも…今は判る。主張する事が
出来る。しかし背後には黒森峰が迫っているので、イチかバチかの賭けになる。ちょっと躊躇。しかし…
そんな背中を、仲間が押してくれた。コレだ。コレが欲しくて、黒森峰から逃げて来たんだ。でももう逃げ
る必要も無い。堂々と胸を張り、仲間を救いに行く隊長の姿。コレは"戦争"じゃない

こんな行動を黒森峰側陣営の中、ただ一人でやっていたら…装甲外へ出ている選手がいるコトを見落とされ
た誤射により死んでも文句は言えない。少なくとも黒森峰タイプの統率され、組織化された団体においては、
単に要らんコトをする邪魔な異分子に過ぎない。しかし…そんな一人の姿に感動したメンバー全員が全力を
出し切ってくれたら?その者を守り、自分達も協力して窮地を乗り切るために、各々が一つの目標のために
団結したら?…"命令系統"ではない。"心と心の団結"なのだ「私この試合、絶対に
勝ちたい!」「無論、負ける気は無い!」「その通りです!」「勿論だよ!」…全員が会長・杏の、そしてみほの…
いや全員の大洗学園を存続するためにまとまりました。この"主張"を周囲に納得させるためには、ソレこそ
「勝ってみせる」しかない
しかしソレは「強要され、自身の夢や思いとは無関係に働かされ設えられた
"勝利"」ではない。己の"夢"を得るためだ。"間違っている"と示すためだ。しかし、強大な相手を倒してみ
せなければ、誰からも鼻で笑われる妄想に過ぎない。もう、負けられない。オールオアナッシング。全てが
彼女を中心に回り始めました。元来は、「学園を失いたくない」と一少女が勝手に始めた"勝負"でした。…が、
今はソレが別の少女のモノとなり…彼女は己自身の"夢"を語り出しました。その願いに、残る全員が賛同。
"夢"と"願い"が波及してゆきます。別の目的のために参加した者も、何となく気分で乗って来た者も、全員。
ココに、新しい一つの"流派"が誕生しました一斉に、周囲でソレを見つめる者たち
の反応が描かれます。こーゆートコの表情に「本人の偽らざる内面」が描かれますので、決して見逃さないで
下さい。必死に(無言で)応援するペコちゃんと「ソレがみほさんね…」と目を伏せ微笑むダーちゃん。やはり
この二人、大洗が好きですね。「負けた…」と顔を歪めるアリサ、ニヤリと愉快そうなケイ。黒森峰と同じく
部下を駒として扱って来たカチューシャ、ノンナに本心を指摘されプンむくれ。コレまで娘の身を案じてば
かりだった秋山父、滂沱のナミダ。そして…ココが重要。母・しほが娘の中に"何か"を発見した様子で凝視
しています。
ココから母は、「みほの主張は分かった。後はソレがドコまで本物か見届ける」モードに入るの
でしょう。転じてまほは表情を変えず、「この隙に…」と背後に忍び寄るヘッツァーに対し冷静に撃破指示を
出します。いや~クールだ。ソレと比べ「うッひゃア~ムリかぁ~」と退散する会長・杏、ピンポンダッシュ
みたいでカワイい(*^血^*)!黒森峰は、一応大洗全車輌が渡河終了するまで待ってやるみたいです。一応
の紳士協定的対応?いや、コレはサスガに大会規約にあるんでしょう。「車外に出ている者がいる場合など、
明らかな危険があると認められる場合の砲撃は許可されない」。ソレが無ければ死人の山が出来ますモンね。
予告通り、対岸に全車が上がると同時に砲撃が来ますが…間一髪、森に逃げ込む大洗。その橋の袂でヘッツ
アーと合流、Pティーガーが石橋を叩き落し…ホントに、見所いっぱいで息もつかせません。ああ、こんな
ウキウキする興奮を、早く再び味わいたい!…いやなに、あと1年でOVA、その後は劇場版だって控えてる!
な~んて言ってる間に、首尾良く市街地へ逃げ込めました。コレで勝機がつかめるか!我らの大洗戦車隊!

はい,マウス登場です!!この時の衝撃を、アタシは本放映時↓こんな風に書いてました。
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○「ガールズ&パンツァー」・11話御かんそ。(2) 投稿者:ゆ~さく 投稿日:2013年 3月20日(水)22時11分
さあ、現れました。ずしずしと地響きを立てて御登場~(^o^)。KV-2が"怪物"だとすれば、その姿は"魔王"。
およそ人類が戦争を始めてこの方、常に望まれ続けて来た敵陣を一掃する超兵器の一つ。ナチスドイツの夢
見た決戦兵器、ロンドンを空爆したV-1やV-2と合わせ、首都ベルリン防衛のため構想されていた鉄壁の巨兵。
優花里が身をワナワナと震わせます。畏怖と、驚きと、奇跡を見るような興奮とで。その名は"マウス"…。
「退却して下さいーッ!!」。大洗女子隊長の、悲痛な叫び
巨人が…高みから睥睨するかのように悠々と主砲俯角を取り、その鉄槌を撃ち下ろして来ます…
至近着弾の衝撃波だけで吹っ飛ばされるヘッツアー!恐怖に声を震わせる風紀委員長、闇雲に砲撃するも…
蚊が刺した程の効果も無く、一撃で木の葉のように舞い散らされるルノーB1!園みどり子、享年17歳。(死ん
でない死んでない>(^血^;)) あーッ!ココでⅢ突もヤラレちゃうかぁー!うわ、コレは痛い!!
さらば、コレまで数々の戦績をモノにして来た歴女隊。僕達は君達のコトを、君達のコトを決して忘れない!
(死んでねえッつーの>(^血^;)) しかし、ホント痛い!コレで少なくとも一矢報いられる火力はPティーガー
の88㎜と、Ⅳ号・ヘッツァーの75㎜だけか…!
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その上、襲い繰る黒森峰大戦車部隊。…全く、よくもまァこんな「こんな絶対の危機を設えておいて、一体
どうやって勝つんだよ!万に一つも勝ち目などねェじゃん!」…としか思えないピンチでヒキにしておいて…
最終回で、見事にソレをひっくり返してみせたモノです。こんな芸当が出来るスタッフは、
現代アニメ界においては数える程しかいないでしょう。ソレも残虐でシリアスな盛り上げ
で客を黙らせるのではなくトコトン楽しませつつ、上等なアイデアで笑わせながら、です。
…ホント、娯楽作で「ガルパン」の先を行くモノが現れるのはどれほど先になるんでしょう

あぁ、「パンツァーリート」が心に染みる…。

次週・最終回感想は、「まほの"本心"」というテーマを中心に書きます。母が大洗女子撃滅の厳命を下し
ました。まほも、ハッキリとソレを誓いました。本家に対する忠誠と、身内に対する示し、さらに「妹に
対する気持ち」
の板ばさみ。結果、彼女が取った"手段"とは…。「ガールズ&パンツァー」、最終回です。

(続く)

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