|
|
○「イナズマイレブン」・37話「帝国の逆襲・前編!!」
ぶ、ぶわ、ぶわはははははは!!のっけから何だ何だ、イッタイいや何に笑ってるのかちゅーと
決まってるじゃありゃせんかかげカゲ影山の潜水空母、潜水空母ぶわははははははは!!
元々何なんだこのアニメはイッタイ。宇宙人でも迎え撃つつもりか!?あ、迎え撃ってるか。
ん?どうしたんだ息子?妙に熱心にアニメ見ているじゃないか。どんな番組だかパパに言ってごらん。
うーんとね…部員がね、部員が集まらなくて廃部寸前のサッカー部がね、渦巻き巻いて空飛んで火炎
射でペンギンが突付いて宇宙人との地球を賭けた死闘でオニギリ食って潜水空母が出てくんの。
先生!先生!タイヘンだ!ウチの息子が発達障害だ!
…なんてな話はともかく、今週もイイじゃありませんか〜!!
ドラマもコレからの仕掛けも、どうやら安心して観ていられそう?でんな!今回は脚本・演出にちょ
っとした積み残しポイントはあったかも知れないものの(鬼道がフロンティア優勝後に旧帝国メンバ
ーに連絡を取っていないはずは無い、あの二人だけは音信不通だったというエクスキューズが欲し
かった、とか、土門こそは帝国から逃げた身だから何も言わなくてもいいけど、昔の仲間の移籍を
聞いて顔色を変えるくらいの演技が欲しかった、とか)、でもあの鬼道が古巣を捨てた事に対する
責任を一人でひたすらに負おうとするシーン、泣けたじゃありませんか〜!!!
こりゃこりゃ、やっぱ先週の演出でも感じたとおり、仮に平坦な出来のエピソードが上がって来ても
決してソレだけでは済まさない、細かくパート毎に"「イナズマ」の魂"を吹き込むような製作体制が
整ってきつつあるのかなッ!?!!??!
そしてそして試合開始後もッ!対帝国戦ならあってトーゼンのツカミッ!!「止めろ佐久間ーッ!!」
静止しつつ駆け出す鬼道を尻目に、空気を切り裂きフィールドに響く、聞き覚えのある、あの指笛!
目付きが悪いぞ!!脚に噛み付くぞ真っ赤なペンギン達ッ!!
果たしてこりゃ、どんな恐ろしい威力を秘めているんでしょうか!(まぁ諸刃の剣ネタでしょーけど)
最高のヒキですな〜!♪(*^。^*)
==================================================================================================
6/22 15:30、付記。
○「赤毛のアン」・第11章「マリラ・ブローチをなくす」/第12章「アン、告白する」
本作序章の内、一番大きな事件・前後編です。アタシは本放送で観たきりで、これが2度目の視聴になり
ますが、アンの「アイスクリームぅ〜!」という悲痛な慟哭だけは、今でもハッキリと脳裏に焼き付いて
おりました。11話は観ていて「あ、このオーソドックスなカメラワークは高畑さんや富野さんじゃないな」
…と思っていたら奥田誠治氏コンテやった。しかしどうでしょ、この真綿で首を絞めるような観客の感情
誘導。楽しみでたまらない嬉しい事と、持ち上がる凶事を交互に並べて見せ、希望を与え、その希望の下
にも不安の基調を不気味に忍ばせ、やがて丁寧に希望の芽を潰してゆく。観客の目を画面から決してそら
させない極上のテクニック。「悲しい事が起こったなら悲痛なBGMでもかけて雨でも降らしときゃイイ
んだろ」と考える演出家には到底手の届かない名人の境地。
そして12話は、事件の解決編です。コレはもう小細工は、むしろ必要ありません。情緒過多なADHD
の少女が、ピクニックに行けなくなってどんな絶望を味わったか、そして誤解が解けて晴れて免罪、と
いう瞬間に、いかに天にも昇る様な心地を味わったか。それを、情熱的な画家がキャンバスに絵の具を
叩きつけるように思いをぶつけるのみです。このような「引き裂かれるような悲しみ」「はち切れそう
な歓び」を、アニメが真正面から描かなくなって、一体どれほどの年月が経った事でしょう。
脚本に高畑勲監督が共著で入っています。コンテは冨野善行監督。演出は高畑監督,御本人。
ラストでマリラがあきれながらも、その魅力に次第に引き込まれてゆくアンのつく突拍子も無い"嘘"。
そして、その妄想。「頭がどこかおかしいんだ」と、その得体の知れなさ、奇妙なパーソナリティー
をいぶかしく思いつつも、この話のラストでカスバート兄妹は「でも彼女の持つ奇妙な個性は、きっと
いつかイイ方向へ向かうに違いない」という台詞を吐きます。そういう直感を受けたのでしょう。
そして脚本を書いた者は、彼女がやがてルーシー・モンゴメリという作家へと育ってゆく未来の暗示を、
その会話に忍ばせたのでしょう。
「アン」を観てフと思い出しちゃうんだけど、アタシが「おジャ魔女どれみ♪」という作品に心底惚れ
込む事になった、あの運命の無印6話。その回のゲストキャラだった信ちゃん。横川信子。虚言癖と
出まかせばかり言ってる、しかし彼女の嘘は他人を楽しませる事が出来る…ッて、アレ「アン」を
下敷きにしたキャラだよねぇ?だから自分は信ちゃんが大好きになったんだ。んで「どれみ♪」にも
とことんまで惚れ込んでいったんだ。
==================================================================================================
6/23 11:00AM、付記。
○「ジュエルペット」
ケダモノ好きだし今まで判官贔屓で観て来たけど、でももうその必要も無いでしょう。「しゅご
キャラ!」の出来の悪いイミテーションの座を決め込んで、そこから一歩も動くおつもりはなさそ
うですし。本作で唯一キャラが立ったのは、主役の白ウサギだけ。主人公の少女ですら立ってない。
誰か毎週、白ウサギの出番だけを抜き出し編集して、ようつべにでも上げてくれ。それなら観る。
○「東のエデン」・10話〜11話(最終回)
破綻しました。劇場はヒマがあれば観に行くかも知れないけど…いや、観に行かないかも。どちらに
せよ客は入らないでしょう。地上波全体の出来は、というと…テーマは良く判りましたし、ツカミの
"万能携帯"の着想も面白かったですけど、全体の構成や展開がムチャクチャでワヤワヤ。最終回で重
要な部分の謎を何もかもセリフで(しかも電話での傍受、なんてカタチで)バラされるたぁ思わなんだ。
お話も"寓話"とゆーより"お伽噺"でしたし…それも行き当たりばったりで稚拙な…。1話初見の時に
「ギアス」よりは上を行くのでは、と口走ったこと、アレ謝ります。「ギアス」の方が取り敢えずは、
ずっと上だ。(それでもキライですけど「ギアス」)
この作品、何も判らない状態で始まって「走りながら」作ったんでしょう。謎で引っ張る構造はとも
かく、テロサスペンスにするのか、セレソン同士の虚虚実実の駆け引きにするのか、作品の基調…
寿司を出すのか舟盛りにするのか決まらないまま始まって、結局最後に「滝沢という男の魅力でシメ
よう!」と思い立った時には尺が無かった、という御粗末。
こんな結末でも最後まで快く見れたのは、きっと神山監督の人柄なのでは…と思います。本作、満足
な準備期間が与えられれば、きっと遥かに完成度の高い満足いく仕上がりになったに違いありません。
製作委員会上層部の連中は、作家に巨額の予算を背負わせ「成功か地獄か」の抜き差しなら無い状況
に追い込んだ上に、満足な制作期間も与えない。確かに「追い込まれ」なければ、才能のある者でも、
その超人的能力を発揮する事は出来ない。しかしその、自分は何もせずに椅子に座って追い込む側は
PDとしては何も知らない、ズブの素人なのだ。十中八九間違い無く。その昔のバブル期、日本に金
が余りきっていた頃…学研が巨額を投入してハリウッドに作らせたSF映画「クライシス2050」なん
かを思い出します。それで映画がヒットするとでも思ったのか、それとも頭がおかしいのか、映画の
クライマックスを「2001年宇宙の旅」そっくりにして下さい、と強制しちゃったアレ。かくして生ま
れた、二目と見られぬ日本の恥の大愚作。
製作委員会上部に座っている者達は、自分らがそんな業界の病原虫、エンタ業界の癌のような立場ス
レスレの位置にいる事に、気付いていないのかも知れませんね。才能のある者を見出す能力も無く、
ただレポートの数字だけに目を走らせ、そして選んだ者を今度はより良く方向へ追い込む能力も無く。
そんななんじゃないんスか?最後は作家に全責任負わせて更迭するだけなんスから。
な〜どと八つ当たりして見ても、破綻作は破綻作。
なんか、最後にいっせいにニートがトマホーク迎撃作をサーバに書き込みだすのって「ピポパ」最終回
で何の伏線も無く子供達のメールが怒涛のようにネット世界に届きだすシーンに似てる…
==================================================================================================
|
|