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定期アニメの御かんそ。9/16分〜(2)

 投稿者:ゆ〜さく  投稿日:2009年 9月22日(火)11時15分26秒
  通報 返信・引用 編集済
  (続き。この項、長くなり過ぎたので投稿を二つに分けました)

○「エレメントハンター」・11話
今回はコレといった設定関連の収穫無しでした。でも正統派の日常回。韓国演出、ちとセンスが違う。

○「ねぎぼうずのあさたろう」・「大決闘 湖底の砦」
アヴァン、霧の中での親父と九兵衛の邂逅、く〜ッシビレるねェ。「木枯らし紋次郎」みてーだぜ!
役者は揃い踏み!いよッ待ってました誠が勝つか邪が勝つか、ここが琵琶湖際、待ったなしの大勝負
でい!とは言っても独特のおフザケもイイ味出してて泣けてくらァ。うゥ〜んヌカは恐いよなァキュ
ウリにとっては。シナビちゃうもんなァ。いい頃合いに漬かったら茶漬けでサラッといただきてーぜ!
ウドの酢味噌和えも好物だぜ。なんつってる場合じゃねぇ、この期に及んで「伸びるのーッ!?」の
ギャグも粋じゃねーかい!秘剣・桃色吐息も「じゃ手っ取り早く…」のこももも笑かすぜチキショーめ!
爆弾破裂させる事でスカッとわだかまりを忘れる、単純なんだか気風がイイんだか…いい女だねェ〜!
スゲー意欲的で、センスもいいコンテは地岡監督!サスガだぜ!いよッ、憎いよこの千両演出ッ!
米村正二氏、参りやした。ここまで物語を育てて下さるたぁ、児童向け不毛の時代に仏でござんす。

面白ぇーじゃねーかい!!! あぁ、次週最終回、俺ひょっとして泣いちゃうかも。
この↑ブキミとも言える異様なキャラデザ・早朝の幼年向き、という事で観なかった人は早まったね。
大損こいたかもだね、こりゃ。とは言ってもあっしも最初の内は「東映さんの事だからソコソコの出来
に纏めるんじゃないかな…」とかぬかしとりやしたね。面目ねえ。不徳の限りでござんす。首を洗って
出直しやす。ぴゅるぴゅるぴゅる〜ぴゅるるる ぷりんぷりんぷりん♪

○「GA 芸術科アートデザインクラス」・11話「しあわせな結末」
ほら、イイ作品でした
アヴァン、幼児どもに囲まれてマジ嬉しそーなキサラギ。…まァ萌えツカミとしても効果大ですが、本作
の根底にあるのがオタ様方へのサービスではなく「ソボクで健康的な平和」な事が確認出来る感じで嬉し
いッス。ンにしてもココで流れてる「えがいてあそぼ」幼稚園児歌唱バージョン、モノスゲー欲しいんで
すが10月28日発売(遅過ぎ!)の主題歌+サントラCDには収録されるんでしょーか。…されんだろうなァ。
サブタイ前、キサラギが落書きの猫の隣に描き込むつがいの猫からお話が始まります。美術部が作った、
素晴らしい色彩の絵本。さすが、あー部長上手い!…だなんて受け取り方も出来ますがココは一歩深めて
「アニメの美術は写真をトレスして背景を描くとかが仕事じゃないんだ。ホントはみんな、こんな素敵な
モノを描ける作家なんだ」…と表現出来る場を監督が用意したんだ、という受け取り方はいかが?同様に、
アニメ制作者…作画から演出から含めて…も皆、作家です。マンガ原作のみの仕事、オタ様方向け商品を
開発してるのが、その仕事じゃありません。さらに、あー部長のウカツな依頼で、要らん方向へ作家性を
発揮し始める男子部員ら。…コレ、本当のアニメ制作現場での監督の苦労も暗喩されているよーな感じが
しますね(笑)。さらに結局大ウケだったのは、この保村の絵と語り聞かせだったというオチ…あ〜。コレ
がオチだろうなとゆー事はあたしゃ読めましたかもです。監督様のご苦労お察しします〜(^へ^;)(笑)。
渕学環部長の上描きで今回も絵本の世界に迷い込むのはキサラギに決定!しかも自叙伝とまで言われて。
確かに、彼女のアタマん中にあるモノをそのまま描き出せば絵本にゃなるわな。

メルヘンな童話を戦隊モノにしたがる男子部員・保村。それじゃ「チャチャ」や「夢クレ」の山田脚本だ!
たっぷりと美術部とGAメンバーの一人の交流に時間を割いた後、Bパート、やっとGAに話は移って。
キャンソン、マーメイド、ワトソン、コットン辺りは漫画業でも色原に使いますね。まァ大抵はペンに強く
吸水性やにじみも滑らかなミューズに落ち着くんですが。
デコにハンコ押されそうになるノダ。"返品"に"取り扱い注意"…「苺ましまろ」の美羽思い出します!
こっちゃ高1だけど、精神年齢としちゃ似たよーなモンですな(笑)。
パリのマロニエ画家を夢見ながらもシミュレーションさえも許されない庶民…おまえらデザイン科だろが!
DTPで充分だ!絵の具も紙も要らんしな!
この作品、絵柄と内容から「らきすた」辺りと比較される事もあるかも知れませんが、ゼンゼン違います。
「オタクである事を肯定してくれる免罪符」みたいな習慣性を呼ぶ添加物が入っていません。100%ピュア
ジュース。まァ飲み過ぎると虫歯にゃなるかも知れませんけど。「ひだまり」ともちょっと違って。むしろ
「スケッチブック」とかに近いかも、です。表面的なツカミではなく「作家がどう考えているか」を見ると。
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○特別付記。
その昔、映画は「楽しいだけのもの」ではありませんでした。含蓄、人生の糧、それまでの自分には
気付けなかった様々な示唆、"新しい視界"を与えてくれるものでした。勿論楽しいコメディ、スカッと
するアクションを否定するものではありませんが…いつの間にか、それは視聴率、集客力のみがその
善し悪しを測る尺度となって「楽しいもの」しか観客は受け付けなくなっていってしまいました。
主人公は絶対安全で、アトラクションのようなスリルを味わうだけのコースター・ムービー。お決まりの
終着点にご期待通りに辿り着くまでの通過儀礼。人は、その過程の目を引く演し物や特殊効果の派手さ、
珍しい演出の味付けのみを評価基準にして…こうしてハリウッドは凋落しました。もうダメでしょう。
ましてや、元々気取らない、駄菓子のような手軽な娯楽として扱われて来たアニメ作品においておや。
「東京マグニチュード8.0」を観て、語られた真実の残酷さに「どうして楽しいはずの深夜アニメで
こんな嫌な気分にさせられるんだ!"楽しいもの"を造るのがお前たちの仕事だろう!客はそれを観て
満足して金を払うんだろう!それが商業原理ってもんだろう!」…と毒づく若い連中がいます。
それが今の、若年観客層の一部の姿。産まれた時からTVが「私は貴方様の奴隷です。何なりとお申し
付け下さいませ」と平伏すのみだったから、冗長して靴を舐めろ、俺の好き嫌いが判っていないなんて
お前は下僕の資格無し、のやりたい放題。食事なんか摂るより麻薬の方がイイや、味付けは砂糖のみだ、
男を出すと劣等感に苛まれるから女だけにしろ、でもセックスは見たいから百合にしろ、ナドナド。
「M8」は、こういった人々に対する一種のテロ行為でした。しかしその構造は二重になっており、
ごく普通に生きている人にとっては全く逆の作用、涙ナミダの悲劇となって心に残ります(…その際の
構成は至極単純な物でしたが)。観る者の精神を鑑定して、ある者には毒に、ある者には薬になるように
調合された選別性を持つ薬品。それを電波に乗せて世間にばら撒いた、実に楽しい"イベント"でした。
本作を観て、このお涙頂戴に少しでも落涙できた貴方、貴方は大丈夫な人なのだと思います、自分は。
「泣かせる」のが目的じゃない。これは一種の、精神のPhテストだったのだ、と考えています。
それほどまでに深夜アビベ…エロやオタク様への免罪符配布が仕込まれている作品に限る…のファンは、
イく所までイっているのではないでしょうか。無自覚に楽しんで「いや〜百合がもっとキワドかったら
DVD買うのにね!P2Pダウンでイイや!」とか言っている貴方。貴方は、心が蝕まれていると思いますよ。

ファンの方には申し訳ありませんが私やっぱり「らきすた」は大キライです。「けいおん」も、決して
褒められた物ではありません。「気付かれないように」麻薬成分が混入されてんだもん。メトロン星人
みたいなヤリクチ(笑)だ…と私は、個人的に考えています。
あ、「大正野球娘。」や「GA」はよろしいんじゃないッしょーか?アソコまで槍玉に挙げちゃっちゃ、
世の中ツマランですし、作家は、ごく当たり前の甘口のお菓子を作っているだけですから…。栄養があ
るうかどうかは知りませんが…さて、これらの最終回、感動させて下さいますでしょうか。
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おまけ。
メトロン星人の名が出たので、久々に「ウルトラ」シリーズのスタッフリストを検索していました。
シリーズ最高峰、との呼び名も高い「ウルトラセブン」のメインシナリオライターは、その名も轟く
金城哲夫氏ですが、しかし氏の果たされた仕事をマニア同士で語る時、やはり話題に上るのは沖縄の
歴史を下敷きにしたと思しき「ノンマルトの使者」でしょう。「地球に生息する知的人種は人類だけ
ではなかった」とする着想、その海底都市を殲滅した後、キリヤマ隊長が「これで海底も人類のもの
だ!」と言い放つシーンは当時の子供に凄いショックをもたらした、と聞き及びます。
「ウルトラ」シリーズの鬱エピは、こんなモノでは収まりません。やはりウルトラ警備隊が爆散させる
友好的異星人都市・ペガッサシティ。「帰りマン」でも「怪獣使いと少年」という、救いようの無い陰々
滅々とした話がありました。その中でも金城氏と並び称される位にメッセージ性に満ちた脚本を書かれた
方がおられます。マニアの間では解説も不要、「セブン」のシリーズでは永久に無かった事になっている
12話「遊星より愛をこめて」を書いた人。被爆者ネタでっせ。「初代マン」では、実験的特攻宇宙飛行で
怪物化させられた宇宙飛行士ジャミラが復讐に戻ってくる「故郷は地球」を書いた人。その後も今度は
小林プロデューサーと組んで、日本人が滅ぼした日本の先住民族が復讐に戻って来る「アイアンキング」
を著したり…当時、裏番組の「ミラーマン」に視聴率で完敗だったけれど、救いの無い状況がますます
悪化してゆくというドラマが息をも継がせなかった「シルバー仮面」の方が圧倒的に面白かった、とアタシ
は思っています。このお方は、更に高畑勲監督と組んで日本アニメの金字塔「アルプスの少女ハイジ」にも
参加されました。
佐々木守氏。私はガキの頃から、この方の書かれた脚本などに影響を受けて育ったのだと思います。

アニメなどの脚本は、オタク様の痒い所に手が届くようなクスグリを並べ立てて、それで出資者側を儲け
させたからといってエラい、と讃えられるような物ではありません。
 
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