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○「夢色パティシエール」・5話
温泉旅館のそれはヒドい画質のアナログTVで初見したので、返って一歩引いて、女児ウケを考えながら
観る事が出来ました。本作、コンセプトはバッチシだと思います。女児が朝目覚めてTVを点けると…
・主人公のボケ芝居で笑える ・可愛いお人形みたいな、女児に「お世話したい」と思わせるペットキャラ
・美味しそうなケーキ。しかもソレを作る王子連の仕事は思いを込めた作画で説得力を出す
コレだけキチンとしたコンセプトが揃っているのですから、ターゲットの女児人気は確実に育ってゆく
事と思います。もっとも、まだ寝ているだろう家族を差っ引いた、女児オンリーの数字がどんなものかは
知りませんが…
10/5 23:00、付記。
録画を観たので、内容の御かんそです。
イイ作品です。とてもイイ作品です。女児ウケも良さそうですし、モノ造りを生業とする全ての人々…
それはアニメの現場の脚本、演出、作画、美術などのクリエイター達も含めて…に、主題歌歌詞の通り
エールを送るような作品。…今週はアタシ「キルミン」を絶賛しましたが、実はこの作品も全く負けては
いません。むしろ、もし「キルミン」がコケたり居眠りしたりすれば、たちまち本作に、遠く追い越され
てしまうでしょう。それくらいに本作の足並みは堅実で、頼もしく、弛まぬものがあります。

努力。…「どれみ♪」でもそうでしたが、結局キビシい修行を児童層にも判り易く描く際には"寝ない"と
いう描写。コレが一番なんですね。女児には徹夜の苦しさなんか判りゃしないから「アタシだって寝ない
のなんか平気だもん!」と、暗くならずにキャラの頑張りを楽しめます。大人になってから現実を知れ(笑)。
徹夜が続いて調理場で寝ちゃう、いちご。無邪気だけど、いつまでだって付き合ってくれる精霊・バニラ。
しかし「Aグループの足を引っ張りたくない」という重圧から、涙もこぼれます。この泣かせも自然。
"夢に向かって歩んでゆく姿の美しさ"。そんな物事の本質、基本的な事を真正面から囲うとする児童向け
は、いつくらいぶりの事でしょう。…更には新顔の精霊も登場。また、これからの長いシリーズにおいて
は、OPに顔を見せている大勢の級友達とのドラマなども描かれて行くんでしょう。ある時は助け合い、
また、ある時はライバルとして。夢にエール!!!アタシは本作も当然、大応援します。
予告。あ、来週は精霊4匹、勢揃いするのね。ッて、こらスプーンとフォークで戦うな!
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○「あにゃまる探偵キルミンずぅ」・5話「追跡!まろちゃんを探せ!?」
面白ェ!!!作画も美麗なら内容も豊富!!!
ほら!ほら、ほら!イイ作品、イイ児童向けだったじゃねーですかッ!
コレまでで一番面白い話だったんではないでしょーか!!?特にリコ好き、猫好きには、たッ、堪らん
話だったですばいッ!ネコの行動をつぶさにトレースした脚本、更に作画もネコの動きをキチンと研究
して。アホやってるコムスメどもの無軌道な行動など笑わせどころも潤沢、そして林の茂みで見つけた
獣道の中にキラキラ射し込む陽光、ラストで夕陽を浴びながら寝ちゃうリコと子猫、なんて詩的な絵も
美しく。さらに更に河森監督がおやりになりたいんでしょう自然保護の描写、そしてアニマリアン達の
陰謀もマヌケさとリアルさの上手い中庸点を描いて。これぞアタシの期待する「キルミン」そのものです!
ところで、
今回のCMで「マイメロ」のキッチン玩具を販売しているのがピノチオだったって事を初めて知りました…
ん?んんん!?まてよ!?ピノチオって元々服飾メーカーじゃなかったっけ!!?そ、それじゃあ、き、
期待出来ちゃったりします!?「キルミン」の着ぐるみ服飾玩具!!…とか舞い上がっちゃって、慌てて
検索してみたら「アンパンマン」や「トーマス」の商品展開で知られる玩具メーカーのピノチオアガツマと、
子供服のピノチオ岡村は別会社だって事が判明しました。なぁんだ。ちぇ。期待しちゃったじゃねーか・
(なんかもうダメですね。頭ン中まで「キルミン」にずっぽしですね(^へ^;))
そーいや別のCM…キングレコードのアレ…「ぶー太(? ネコのマスク)が外れるわよ〜!」…こんなんを
売り文句にする作品だから「かなめも」はキライなんですよなぁ…まァ「キルミン」のメインスポンサーに
なってくれたんだから絡みはしませんが…それよりも他の提携スポンサーがランドセル会社や永谷園って
だけで、玩具会社はピノチオだったりセガトイズだったり、フラフラしてんのが気にかかる…まさか…!
関連玩具が出る予定は今ンとこないのぉ…?せめて…せめてキルミンコンパクトだけは…!買いますから。
リコのやつ。
さて本編御かんそです。ちなみにアタシは思いッ切りリコ贔屓、ネコ贔屓です(笑)。
まろちゃん脱走。ウチのネコ(故猫)は、獲物は息を詰めて狙う派で「カカカ…」の攻撃音は鳴らさなかった
んですがソレにしても今回は、目覚めの瞬間の耳ピクピクとか「動物の挙動をちゃんと絵に描こう」という
意図がイロイロ盛り込まれてて好感!意欲の無い作品ではこんなトコは作画の裁量に任せて流しちゃうの
がフツーです。猫飼いの家庭ではコレだけでも感情移入出来たんではないでしょうか。
教室。マトリョーシカ弁当箱もちゃんと使ってるし(笑)。級友のコが怪訝そうにソレを見つめてるのも
イイ感じ!このコは…3話の運動シーンにも居なかったし、まだ名前は出てませんよね?ともあれ今回、
粟飯原ユカリというクラスメートが立ちました。懐かしき「どれみ♪」18話、岡田ななこちゃんにヒジョー
に近い行きがかりで。こうして「どれみ♪」同様、1年かけてゆっくりと級友一人一人のキャラも立てて
ゆくんでしょう。楽しみですね!あたしゃ頭にダンゴ二つ乗せたセミロングのコがイイです(*^o^*)。

さて探偵業創業。生垣の陰で起業理念の相談です。義によって立つヒトと、玩具を使った新しいアソビ
を思い立ってはしゃぐヒト。コードネームはそれぞれ、ぴょん、ポチ、そしてキャサリン!やっぱお前、
ケンロックホームズとお似合いだよキャサリン。しかしどーでもイイけど地べたに座り込んじゃって…
あんたら最近、随分と地面に慣れ親しんでない?…と思ったら変身をイイ事に四つ足でヒトん家の臭い
嗅ぎ回るわ小鳥に気を取られるわ犬に吼えられ御近所の軒先をドタバタ逃げ回るわ…ドブにハマんなよ。
二人が空き地から這い出し横丁を逃げてゆく姿からPAN UPしてモノレールに視点を移す、佐山聖子監督
のコンテが上手いッ!単なる場面繋ぎなだけでなく二人の姿をロングに移す事によって、そのみっとも
なさ(笑)もキワダチます。二人の視点なら胸躍る小さな小さな大冒険、転じてロングから見れば御近所
をハイカイする未知の害獣(*^血^*)、という二つのアジが立体的になって。よッ、手馴れたシェフの味!
あ〜!モノレールシーンの後、路地裏に駆け込んだリコが急停止し「前足濡れた!気持ち悪い〜!」って
言ってんの、あれエアコン室外機の排水に足突っ込んだのか!細かいですね。ともあれ、リコと同様に
排水を踏んだのだろう、まろちゃんの足跡発見。ついでコケは滑る、車はコワい、等々を学習しつつ…
ついに迎えるヤーサン面したボス猫との決戦!瞬敗!リコ、まだネコ界の掟が判ってないね。まともに
目を合わせてズカズカ近付くのは敵対意志表明行為だよ。この辺り、単なるドタバタ描写として観ても
面白いですが、ちゃんと制作側の意図はあります。この子ら、まろちゃんの足跡を辿りながら、子猫の
行動そのものを追体験しちゃってます。その意味する所は後述で。
ポチ姉ぇ参戦。まぁ子猫も可哀相だし、コイツらを野放しにするよりは同行して監督した方がマシかも、
と判断したんでしょうね、彼女は。

平行して描かれるアニマリアンズの市行政への食い込み。生活廃水で汚れた川の水呑まされてるポポタ
が可哀相。頭上の青い鳥が泣いてるけど、あれがヤツの本心だったりするんですかね?あ〜"牙組"って
最初に市庁舎を訪れた6人だけじゃなかったのね。キリンもいたんだ。
環境に関する余談。興味無い人は飛ばして下さい。現在のアタシの棲み家(港区白金)はドブ川のほとり
で…こんな川にもこの時期、スズキに追われてイナ(ボラの稚魚)の群れが上がってきます。ソレを狙い
こんな東京のド真ん中にもカルガモやシラサギが降りてきます。アタシはソレを見るたび「こんな所の魚
食うな!生体濃縮汚染で死んじまうぞ!」とは思っているんですが…。川崎市民がウカレていた多摩川の
タマちゃん、きっとアレももう生きてはいないんじゃないかな…と思ってます。
タマオの立案は、とんでもなく金がかかる。でも東京では、石原都知事のディーゼル規制法案のお陰で
目に見えて空気は綺麗になりました。企業(カネ)の味方のマスコミも、こーゆー"前に進む"行政を槍玉
に挙げるのは止めなさい。
閑話休題。しかしキリンとゾウによる市女性職員の垂らし込みは成功した様子です。このままじゃ市庁
だけでなく、神浜市全体のアイドルになっちゃう日も近いですかもね。キリンなのに。ゾウなのに(笑)。
「タマオ君は将来、総理大臣になれるかも知れないわねぇ!」と言いつつカノンをチラ見する母。やっぱ
彼女は将来の帝国のプリンセスなのね。それに対し「ふ〜ん。ま、悪くないけど…」と返すカノンに一瞬、
「えッタマオでもいいの!!?(゚四゚;)」…とか思っちゃったじゃねーですか(笑)。河川浄化案の事ですたか。
モノレールの場面での「いつか一緒に飛べるとイイね…」という台詞もそうでしたが丹下桜さん、サスガ。
猫撫で声や母に対するイヤミなど語尾に込めるニュアンスが上手い!ともあれ、通年ハロウィンみたい
に目立つこの母娘のケンを巡ったざーとらしい確執はコレからも楽しませてくれそうですねッ(*^血^*)!
そんな羽鳥ミサさん、リコたちの動向を横目で監視中。キルミン・テクノロジーを欲しているッてのは
間違い無いと思ってるんですが、今は泳がせて興味深く観察中、てなトコでしょーか。Aパート終り。
Bパート。ケン参戦。
下水の中を走るケンの鳴き声を地上のリムがスキャン追跡する、というキルミン探偵団の捜査パターン
の一つが明かされました。普段、一般の人間達は考えもせずに汚いだけ、と思っている排水溝の中から
見上げた陽光の美しさ。コレコレ。これが普通の生活では得られない「新しい視点」を想像力の筆でもって
描き出す『アニメーションの可能性』の欠片です。その昔、普段はネズミたちの視点で物語が進行する
「ガンバの冒険」で人間が登場した時には、スローモーションで動く岩山のような恐ろしげな描かれ方が
されたモノです。人間の家へ迷い込んでしまったネズミの恐怖感が、非常に良く出ていました。…また
「とんがり帽子のメモル」では、自分たちの周囲を嗅ぎまわる少年に対し「止めて」と告げるために、身長
12cmのメモルたちが公衆電話をかけようと苦労するシーンがありました。まさに大仕事(笑)でした。
児童向けだからといって侮ってはいけません。流した仕事の児童向けなどは、安直に動物が喋り出した
り説明的で想像力のカケラも無いレイアウトを組んだりして退屈なだけ。上記↑の「ガンバ」は出崎統
監督、「メモル」の上記↑のエピソードは佐藤順一監督です。才能と想像力を備えた作家だからこそ、
こういった「ネズミから見た世界がどんな風に見えるのかガキどもに教えてやろう」という試みが成り立
つのです。アニメとは、自分の好みのキャラが描かれないからといって「誰得!?」とゴネたりキャラの
美貌比べを競ったりするための物ではありません。そう、↓このシーンも…。

いつの間にか神浜樹海のはずれ、自然界との境界線まで来てしまった(のだろう)3匹。しばし本能が
疼いて、自然の中で遊びます。リコは本能のままにバッタ追ッかけて。リムは…美味しそうな野草の
香りに酔い、どんな動物が付けたものか…獣道に出会います。童話映画のようなBGMとも相まって、
幻想的雰囲気。「おとぎの国みたい…」。そう、ここは人間の世界ではありません。何か他の生き物、
地球に生きる他の動物が暮らす居住空間です。綺麗で、居心地良くって、リムはその場に寝転びます。
人間はソレに気付きもしないでパワーショベルで破壊し、宅地に造成する裏山。そこにこんな美しい
世界がある。この道を作ったのがキツネかタヌキか知りませんが彼等にとってココは暖かく懐かしい、
心から安心出来る故郷なんでしょう。リムはそれを見つけて、彼らと同じ心を、その道に感じました。
この場面を見た時に、アタシは「この作品はホンモノになってくれるんじゃないか!?」という手応え
を感じました。「どれみ♪」の6話の時と一緒です。
なぜ、自然豊かな神浜樹海という舞台設定を作ったのか。なぜ、少なくとも初期段階では「動物との
意思疎通は難しい」という面倒な設定を施したのか。以前から推測してはおりましたが、彼女らは
「学ばなければならない」からです。その内に見る事になるんでしょう。出会う事になるんでしょう、
様々な動物たちと、その生き様を。そんな彼らが動物語で「ボクらの雑木林を壊さないで〜」だなんて
懇願してきたら何もかも興ざめです。おキマリの通過儀礼になっちゃいます。そうさせないための
会話の不通です。そのためのキルミンです。彼女らはあくまで「自分の力で接近し、学ばなくては」
なりません。
今回の筋立て「仔猫の足跡を追跡調査する事によって実体験する、迷い猫の行動」ッてのも一緒です。
仔猫の身になって、その立場になって、この2日間まろちゃんがどんな体験をしたのかをリサーチ
しました。犬に吠え掛かられ、ボス猫に追い払われ…怖かった、心細かったのでしょうか。いや、
きっと仔猫は、今回の調査行をした彼女らと同じ気持ちだったのだろうと思います。抜け道を発見
し、ネズミを追いかけ。あとちょっとでネズミは仕留められたのにね。惜しかったね(笑)。
(このままで行くと「夢パティ」の御かんそ入れるスペースがなくなりそうなので後編に分けます。)
(続く)
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